JPS62167983A - シングルレバ−式切換弁付デイスク形混合栓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シングルレバー式の、切換弁を付設したディ
スク形混合栓に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

周知のごと（、公衆浴場等において希望する温度に調整
された湯水を、切換弁で蛇口か、あるいはシャワーヘッ
ドかのいずれか一方へ供給したり、湯水の供給を蛇口お
よびシャワーヘッドのいずれへも同時に止める、という
切換弁付混合栓は知られている。

しかしながら、かかる切換弁付混合栓では、湯水の温度
調節や吐出量の調節と、切換操作とは、それぞれ別に設
けたハンドルで行われている。

一方、湯水混合栓において、セラＥ　７りからなる、固
定ディスクと可動ディスクの２枚のディスクからなり、
該可動ディスクにシングルレバーを係合して操作するこ
とにより、開閉栓や、湯水の温度および吐出量の調整を
行うものが知られている（例えば、特公昭６０−４６３
０３号公報、または実開昭６０−８６６７５号公報）、
かかるシンクルレバ一式混合栓は、シングルレバーでも
って、吐出量を調節するとともに、その温度も希望する
ものに操作でき、しかも、吐出量を増減しても、希望温
度はそのままとなる便利さを存しているので、重宝がら
れ普及されている。

しかしなから、かかる混合栓ではシャワー等の切換弁は
別に設けられたレバーないしハンドルで行うので、２本
のハンドル式となって不便であった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明は、かかる不便さ番解消しようと着目して
創作されたもので、シングルレバー式のディスク形湯水
混合栓に、シャワー等の切換弁を付設し、該切換弁の操
作も前記シングルレバーで操作しようとするものである
。

以下、本発明の構成を、添付図面に示す実施例により詳
細に説明する。

第１図および第２図において、鋳物で成形された混合栓
本体１内にプラスチック製の有底円筒状カートリッジ本
体２を内蔵し、該混合栓本体１を１体３で螺着し固定し
ている。該混合栓本体１の底部には、側方より水道管お
よび温水器からの導管がそれぞれ連通されている６図示
では、水道管に連通ずる連通孔４のみを図示し、温水器
よりの連通孔は図上型なるので省略している。また、混
合栓本体１の底部には、シャワーヘッド（固定式ンヤワ
ーでもよい）５へ連通するシャワー吐出孔６と、蛇ロア
へ連通する蛇口吐出孔８を開設している。

次に、前記有底円筒状カートリッジ本体２の底部には、
前記混合栓本体ｌの水道管用達通孔４、温水器用達通孔
、シャワー吐出孔６および蛇口吐出孔８にそれぞれ連通
するよう、水および湯連通孔４ａ、および２Ｉ１１の吐
出孔５ａ、８ａを開設し、これら孔４ａ、５ａ、８ａに
それぞれリングパツキン９を嵌合・固着している。

突出されている、これらリングパツキン９．９・・・に
載Ｗ・嵌合する固定ディスク１０は、該カートリッジ本
体２内に固定されている。該固定ディスクＩＯは、前記
カートリッジ本体２の内径と略同−の円板状に形成され
、第４図（イ）にも示すように、固定ディスク用孔とし
て、ハの字位置に開設された湯導入孔１１および水導入
孔１２、中央にンヤワー用排出口１３および、円弧状の
蛇口用排出口Ｌ４をそれぞれ開口している。

該固定ディスク１０上で密接摺９Ｊ＋する可動ディスク
１５は、第４図（ロ）にも示すように、該固定ディスク
ＩＯの径より小径の円板状に形成され、前記ｔ＆導入孔
１１および前記水導入孔１２の両者が同時に連通する、
可動ディスク用温度調節孔として、湯水連通孔１６、可
動ディスク用吐出孔として、前記シャワー用排出口Ｉ３
と連通するンヤワー用連通孔１７、および前記蛇口用排
出口１４と連通ずる蛇口用達通孔１８をそれぞれ開口し
ている。

該可動ディスク１５上で密接摺動する切換ディスク１９
は、第４図（ハ）にも示すように、その長径の円弧部が
可動ディスク１５の径より小径の略小判形に形成され、
その下面側に混合室としての凹室ｚＯを形成し、該凹室
２０の中央に孤島状に閉塞部２１を突設している。該凹
室２０は前記湯水連通孔１６、シャワー用達通孔１７お
よび蛇口用達通孔１Ｂの各開口部に合致可能に凹設され
ている。

なお、前記固定ディスクｌＯ１可！ｉ１１ディスク１５
および切換ディスク１９はそれぞれセラミックで成形さ
れている。

前記切換ディスク１９上には、その上面にラック２２を
刻設したう、り体２３を接着剤で固着している。該ラッ
ク２２には扇形歯車２４が噛合している、該扇形歯車２
４は歯車支点ビン２５でもって、中Ｍ２６より吊下され
た舌片２７に枢支されている。該中蓋２６は前記カート
リッジ本体２に着説かつ回動自在に嵌合２８されている
。該中蓋２６とラック体２２との間で、制御用摺動体と
しての摺動筒２９が摺動自在に挟持されている。

該摺動筒２９の上方は厚肉部３１とな９ており、下方は
足３０が延設されている。なお、該足３０は円筒でも、
対置する２本の足でもよい、該足３０で前記摺動ディス
ク１５を連動連結するため抱持している。したがって、
摺動筒２９の内部空間で前記切換ディスク１９およびラ
ック体２３を回動および往復動可能にしている。

該（Ｈ動部２９の厚肉部３１の長孔３９の一部内端には
８部３２が形成され、該８部３２に前記扇形歯車２４の
一端３３が当接し、該一端３３に続くウェブには傾斜当
接面３４を形成している。一方、該８部３２に続く長孔
３９の内面には凹部３５を形成している。

前記扇形歯車２４にはレバー３６が延設され、該レバー
３６は、前記蓋体３の開口部３７、中蓋２６の開口部３
８および厚肉部３１の長孔３９を貫通している。該レバ
ー３６に把持部４０が連設している。これら開口部３７
．３８、および長孔３９の大きさは、レバー３６の回動
および往復動に支障ない大きさに開口しているが、特に
長孔３９は、該摺動筒２９の舌片２７が当接しない大き
さに成形するとともに、扇形歯車２４のウェブの側面が
摺動するよう形成している。

本実施例は、以上のように構成されているので、湯水混
合栓の上水・吐出量の調整および温度調整、更にはシャ
ワーへラド５または蛇ロアへの切換の操作について述べ
る。

〔止　水〕

止水は、第３図（イ）図示のように、レバー３６を図中
左へ倒す、すなわち、レバー３６で両軍支点ビン２５を
支点として扇形歯車２４を図中反時計方向に回転させる
。その結果、ラック２２および切換ディスク１９が図中
右方へ直線状に摺動し、摺動筒２９の内壁に当接し、次
いで、摺動筒２９とともに、カートリッジ本体２の内壁
に当接して停止する。その位置が止水の位置である。す
なわち、摺動筒２９と一体に摺動していた可動ディスク
１５が固定ディスクＩＯの湯導入孔１１および水導入孔
１２を閉塞し、止水状態となる。なお、かかる止水快感
においては、扇形山車２４の他方の傾斜当接面３４が中
蓋２６の下平面に当接し、レバー３６がいわゆるロック
された状態となる。

〔蛇口の開栓〕 蛇ロアの開栓は、第２図示のように、レバー３６を図中
垂直の状態にする。すなわち、前記止水におけるレバー
３６がロックされた状態から、レバー３６を垂直状態に
起こすと、扇形歯車２４が図中時計方向に回転し、う７
り２２と噛合いながら、該扇形歯車２４の傾斜当接面３
４が８部３２を押すので、ラック２２および切換ディス
ク１９は摺動筒２９に対し相対移動をすることなく、ラ
ック２２および切換ディスク１９は摺動筒２９と一体と
なって図中右方へ摺動する。そして、摺動筒２９がカー
トリ、ジ本体２の内壁に当接する。この位置が蛇ロアの
開栓となる（第１図参照）、すなわち、固定ディスク１
０の湯導入孔１１および水導入孔１２は可動ディスク１
５の湯水連通孔１６と連通し、湯水連通孔１６は切換デ
ィスク１９の凹室２０と連通し、そして、湯水はンヤワ
ー用達通几１７を閉塞している閉塞部２１を迂回して、
可動ディスク１５の蛇口用達通孔１８を通り、固定ディ
スクｌＯの蛇口用排出口１４へ連通する。

（シャワーヘッドの開栓〕 シャワーヘッド５の開栓は、前記蛇ロアの開栓状態から
、第３図（ロ）に図示するように、レバー３６を図中右
へ更に倒す、すなわち、扇形歯車２４を図中時計方向に
回転させる。その結果、摺動筒２９はカートリッジ本体
２の内壁に当接していることから、ラック２２および切
換ディスク１９が図中左方に直線状に摺動し、摺動筒２
９の内壁に当接する。この位置がシャワーヘッド５の開
栓となる。すなわち、切換ディスク１９の閉塞部２１で
シャワー用達通孔１７を開栓するとともに、切換ディス
ク１９の周囲を形成する内部によって、可動ディスク】
５の蛇口用達通孔１８を閉栓する。

〔温度関節〕

レバー３６を、第１図示のｂ方向、すなわち、添付各図
面の紙面に直角方向に回動させると、中Ｍ２Ｇが回動す
るとともに、扇形歯車２４のウェブの側面で長孔３９の
内面を押圧し、摺動ｆｆ１２９を回動する。したがって
、可動ディスク１５が固定ディスク１０上を密接しなが
ら回動する。なお、この回動の際、ラック体２３および
切換ディスク１９は一体となって回動するので、切換デ
ィスクＩ９と可動ディスク１５との位置関係は変わらな
い、その結果、湯水連通孔１６に対する湯導入孔１１お
よび水導入孔１２との開口面積が増減し、湯水の温度を
調節する。

なお、本実施例では、摺動筒２９がいかなる位置に摺動
しても、固定ディスクｌＯに開設した湯導入孔１１、水
導入孔１２、シャワー用排出口１３および蛇口用排出口
１４の開口を摺動筒２９が常に、覆っているが、本発明
はこれに限らず、摺動筒２９の径を小径として、かつ、
切換ディスク１９の閉室部２１を省略して、シャワー用
排出口１３、または蛇口用排出口１４のいずれか一方を
、（ｆｌｌえば、第５図に示す切欠４３を形成した切欠
ディスクｌＯ°を使用して、摺動筒２９よりはみ出た位
置に開口し、カートリッジ本体２と摺動筒２９との間の
空間を混合室に使用して、該混合室から例えば、蛇口用
排出口１４へ連通させてもよい、この場合は、該混合室
および蛇口用排出口１４が大きくとれるので、大量の湯
水が放出できる。また、この場合、かかる混合室のシー
ル対策の一つとして、第６図示のような構造にしてもよ
い、すなわち、第６図に示すように、前記歯車支点ビン
２５を拡径したシール用歯車支点ピン２５°とじ、前記
中Ｍ２６の開口部３８をｔｉｉｉ径した、円弧４２を有
するシール用開口部３８°とするとともに、レバー３６
の揺動を許容する傾斜拡径部４４を形成し、該シール用
歯車支点ピン２５°　と該シール用開口部３８゛に枢支
しくしたがって、前記舌片２７は必要でない）、該シー
ル用歯車支点ピン２５゜とシール用開口部３８゛と密接
揺動させ、混合室のシールとしてもよい。

また、本実施例では、切換ディスク１９を摺動させるた
め、レバー３６の先端に扇形歯車２４を設けているが、
本発明はこれに限らず、切換ディスク上に嵌合孔を形成
し、該嵌合孔にレバーの棒状先端を嵌合して、切換ディ
スクを摺動させるタイプの混合栓（例えば、前記公報参
照）でもよく、かかる混合栓では、レバーに設けた揺動
用ス）７パーを適宜設計して、本実施例の摺動筒を往復
動させるようにすればよい。

なお、また、本実施例は、固定ディスク１０を円板体で
構成しているが、本発明はこれに限らず、リングパツキ
ン９をセラミック製として延長し、これに可動ディスク
１５を直接摺動させてもよい。

以上要するに本発明は、特許請求の範囲に記載された構
成を採択したので、以下の効果を奏する。

〔発明の効果〕

１本のレバーで混合栓の止水、２個の吐出口への切換お
よび吐出舒・温度関節を行うので、きわめて至便である
とともに、切換弁をもディスクで形成し、可動ディスク
上を密接摺動させるので、コンパクトとなり、かつ、部
品点数も少な（、安価にできる０例えば、この種のディ
スク形混合栓に別途作られた切換弁を付設したものに比
べ、２割のコスト低減ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の全体側面図、第２図は要部拡
大断面図、第３図（イ）は止水状態の断面図、同（ロ）
は蛇口吐出状態の断面図、第４図は各ディスクの平面図
、第５図は別の実施例の固定ディスクの斜視図、第６図
は別の実施例のレバー近傍断面図を示す。 ２・・・カートリッジ本体、４ａ・・・湯連通孔、５ａ
、８ａ・・・吐出孔、１０・・・固定ディスク、１１・
・・湯導入孔、１２・・・水導入孔、１３・・・シャワ
ー用排出口、１４・・・蛇口用排出口、１５・・・可動
ディスク、Ｉ６・・・湯水連通孔、１７・・・シャワー
用連通孔、１８・・・蛇口用連通孔、Ｉ９・・・切換デ
ィスク、２０・・・凹室、２２・・・ラック、２４・・
・扇形歯車、２９・・・摺１ｉＪＪ筒、３６・・・レバ
ー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 底部に水連通孔、湯連通孔および２個の吐出孔をもつ有
   底円筒状カートリッジ本体と、 該カートリッジ本体内に固定された、これら孔とそれぞ
   れ連通する固定ディスク用孔および／または切欠を設け
   たセラミック製固定ディスクと、該固定ディスク上で密
   接摺動する、前記水および湯用連通孔と連通して温度調
   節する可動ディスク用温度調節孔および２個の前記吐出
   孔の少なくとも１個に連通する可動ディスク用吐出孔を
   設け、温度等調節および開閉栓をするセラミック製可動
   ディスクと、 該可動ディスク上で密接摺動する、少なくとも、前記可
   動ディスク用温度調節孔と前記可動ディスク用吐出孔と
   を連通させる凹室を形成したセラミック製切換ディスク
   と、 該切換ディスクの上方で往復動および回動し、かつ、該
   可動ディスクと連動連結した制御用摺動体と、 該切換ディスクおよび該摺動体と係合してこれらを往復
   動および回動させる、揺動および回動可能のシングルレ
   バーと、 からなり、該レバーを操作することにより混合栓の止水
   、２個の吐出孔の切換、吐出量および温度調節を行うこ
   とを特徴とするシングルレバー式切換弁付ディスク形混
   合栓。