JPH0316930Y2 - - Google Patents

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JPH0316930Y2
JPH0316930Y2 JP3257786U JP3257786U JPH0316930Y2 JP H0316930 Y2 JPH0316930 Y2 JP H0316930Y2 JP 3257786 U JP3257786 U JP 3257786U JP 3257786 U JP3257786 U JP 3257786U JP H0316930 Y2 JPH0316930 Y2 JP H0316930Y2
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water
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、衛生機器のうち洗面台または化粧
台を利用して着衣のまま洗髪できるようにした給
湯システムに関するものである。
(従来の技術) 従来、洗髪用のシヤワーヘツドを備えた湯水混
合水栓として実開昭59−1778号公報の第1図ロ及
び第4図(本願図面の第5図イ,ロ)のものがあ
る。
上記第5図イ,ロに就いて簡単に説明すると、
混合栓31は、湯流路32及び水流路33に通じ
る下部弁室34,34aと混合室35とを有し、
湯を供給する場合は、弁孔36、室37及び通孔
38を経て通じ、水を供給する場合は、弁孔36
a、流路39を経て混合室35に連通しており、
それぞれの弁孔36,36aは、前記混合栓31
に設けた横孔40に挿入して湯流路41及び水流
路42を有する切換コツク43の操作により、湯
水の温度を調整自在に介在させ、ハンドル44の
操作により、湯水の流量の調整を行ない、前記混
合室35と通じている吐出路45には一端をシヤ
ワーヘツド46と接続したシヤワーホース47の
他端を接続したものである。
上記のものにあつては、混合水の温度調節及び
流量調節を混合栓内部で行なうために、混合栓の
内部構造の複雑さにより成形が極めて困難である
うえ、仕上げ、組立てその他の加工を著しく面倒
にし、大量生産に適していなかつた。また湯のみ
を連続的に供給する場合又は湯のみの供給時に一
旦止水していると、混合室の湯が次第に過熱して
混合栓の表面に達して危険性を高めたり、給水室
の水をも加熱させるので次に水を出そうとすると
突然熱湯が飛び出すことがあつて極めて危険であ
つた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は、湯と水を
適温に混合する混合弁体を、分岐水栓と湯沸器と
を結ぶ配管の途中に設けることにより、分岐水栓
に湯を通さないようにすることである。
(問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術的手段は、水のみを2方向へ供給する分岐水栓
は、別個に設けた混合弁体と押上式の湯沸器とに
分岐給水する弁室を有し、この弁室に、水入口及
び複数の水出口を両面に貫通させたセラミツクス
製の固定板弁と、該固定板弁側にのみ開口する分
岐室を凹設した同じくセラミツクス製の可動板弁
とを摺り合せ状に向き合せて内装し、該可動板弁
の作動により、給水管を介して給水源と通じる水
入口より流入した水を2つの水出口へ分岐して供
給し、一方の水出口より流出した水は給水管を介
して押上式の湯沸器に圧入され、その内圧で熱湯
を給湯管へ供給し、該給湯管と通じる混合弁体へ
給湯し、この湯と他方の水出口より給水管を介し
て混合弁体に供給された水とを該混合弁体の混合
室で適温に混合し、この混合水をシヤワーホース
を介してシヤワーヘツドへ安定的に供給するよう
にしたものである。
(作用) 本考案は、分岐水栓の弁室に設けた固定板弁と
摺接する可動板弁の開弁方向への作動により、水
を2つの流路に分岐して供給し、一方の流路は押
上式の湯沸器と接続して熱湯を供給し、この熱湯
を混合弁体に通じる他方の流路から直接流入する
水とを混合弁体の混合室で適温に混合してシヤワ
ーヘツドへ供給するものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
この考案の実施例は、第1図乃至第3図に示す
ように分岐水栓Aは、弁室11に後記の可動板弁
1及び固定板弁2を有して洗面台又は化粧台Eの
天板Cに取付けられており、前記弁室11は給水
管19を経て給水源に通じ、同じく給水管19a
を介して押上式の湯沸器Dの下部内と通じ、同じ
く給水管19bを経て混合弁体25に通じてお
り、該混合弁体25は、遮壁17をもつて内部を
湯入口5及び水入口6aとに区分し、前記遮壁1
7の上方(図に於いて)には、混合室8に通じる
と共に、逆止弁20aをもつて開閉される弁座口
16を有し、前記混合室8は、シヤワーホース2
3を経て前記天板Cに金具26を介して引出し、
引込み自在のシヤワーヘツド22に混合水又は湯
と水を別個に供給できるように配置し、前記可動
板弁1は、第4図イに示すようにセラミツクスに
より円盤形に形成されており、底面中央部には後
述する固定板弁2の止水面7側にのみ開口し、ほ
ぼ前方後円墳形を呈した分岐室3を凹設する。別
に設けた固定板弁2は、第4図ロに示すように同
じくセラミツクス成型による円盤形で、前記可動
板弁1よりひとまわり径が大きく該可動板弁1と
摺り合せ状に向き合つて重ね合されるように対応
しており、前記固定板弁2の上面と可動板弁1の
底面は水密を確保できる程度に研摩仕上げされて
いる。この固定板弁2の止水面7の同一円孤線上
には前記分岐室3と常時連通するように両面に貫
通させた水出口4及び同4aを設け、この水出口
4及び同4aによつて包囲するようにした前記止
水面7の中心部には水入口6を同じく固定板弁2
の両面に貫通して設け、この水入口6は前記給水
管19を経て給水源に連通しており、前記水出口
4は給水管19aを経て前記湯沸器Dに給水する
と共に前記水出口4aは、前記給水管19bを経
て前記混合弁体25にそれぞれ分岐して給水でき
るように連通している。
前記水出口4,4aの外形線9,9aは、前記
分岐室3の出口側口縁10とほぼ同一の曲線上に
あつて、該出口側口縁10が第4図ニの位置では
水出口4,4aはほぼ等分に対応し、同量の水を
分岐するように配置して弁機構Bを構成し、該弁
機構Bは、第1図及び第2図に示す分岐水栓Aの
弁室11に組み込む際には先に固定板弁2を弁室
11に固定したのち、可動板弁1を固定板弁2の
上に重ね合せて介在させ、その可動板弁1は、上
面周縁のホゾ孔12(第4図イ参照)に結合させ
た軸筐13及び該軸筐13に支承した作動軸14
に連結しているレバーハンドル15の操作によ
り、第4図ハの弁閉塞の位置から、ニの水出口
4,4aへ同率の割合での湯と水を放出し、又は
ホの水出口4aのみ全量放出或はヘの水出口4の
みへ全量放出できるように連繋している。前記給
水管19の途中には給湯、給水中に突然断水した
場合に、給水管19及び前記分岐水栓A内の水が
給水源へ逆流しないように阻止するための逆止弁
20を有した逆止弁ユニツト21を介在させて給
湯システムFを構成する。
いま、上記給湯システムFを使用してシヤワー
ヘツド22へ混合水を供給するにはレバーハンド
ル15を第2図に示す矢印P方向へ操作すると、
固定板弁2と可動板弁1との位置関係は第4図ニ
に示すように、可動板弁1の分岐室3が固定板弁
2の水出口4,4aと同一の割合で連通して給水
管19a,19bへ同量の水を供給し、給水管1
9aを通過する水は第3図に示すように押上式の
湯沸器Dの下部内へ圧入されることにより、湯沸
器Dの上部内の熱湯を給湯管24から混合弁体2
5へ供給され、他方の給水管19bを経て直接に
導入された水とが混合室8で混合して適温の混合
水を作りながら、この混合水をシヤワーホース2
3を介してシヤワーヘツド22へ連続的に供給す
る。
次に、シヤワーヘツド22へ水のみを供給する
場合は、レバーハンドル15を上記混合水供給状
態のまま右方向へ回転操作すると、固定板弁2と
可動板弁1との位置関係は、第4図ホに示すよう
に可動板弁1の分岐室3が固定板弁2の水出口4
aのみと連通するので、水のみが混合弁体25へ
供給されシヤワーヘツド22から放出される。
次にレバーハンドル15を同じく混合水供給状
態のままで左方向へ回転操作することによつて固
定板弁2と可動板弁1の位置関係は第4図ヘに示
すように、可動板弁1の分岐室3は固定板弁2の
水出口4にのみ連通して湯沸器D内へ押上式に水
を供給するので、湯沸器Dと連通するシヤワーヘ
ツド22から熱湯のみの供給を連続して行なう。
(考案の効果) この考案は、上記のように構成したので、以下
の利点を有する。
(1) 分岐水栓の弁室に内装した弁機構に、給水源
から流入する水を2つの流路に分岐し、一方の
水を別に設けた混合弁体へ供給しこの水と、他
方に分岐した水を湯沸器に供給し、その圧力に
より予じめ加熱されている熱湯を混合弁体の混
合室へ送り、該混合室内で前記水と混合して適
温の混合水を作るようにしたので、湯のみの供
給が長引くことがあつても分岐水栓又は給水管
内の水を加熱することがなく極めて安全であ
る。
(2) 混合弁体は、内部を遮壁によつて湯入口と水
入口とに分離して圧力に劣る湯側の湯入口を圧
力に勝る水が圧迫しないようにしたので、簡略
な内部構造にもかかわらず温度調節を確実にし
て熱効率のよい給湯を行なうと共に、着衣のま
ま簡単に洗髪でき極めて便利である。
(3) 従来の湯水混合水栓は、熱湯の連続供給時又
は熱湯の供給を一旦停止した時に、熱湯の温度
が異常に高くなり、その熱が混合水栓の表面に
伝わつたり給水源と通じている給水管内の水を
加熱させてやけどをする恐れがあつたものと異
なり、本願考案の分岐水栓は、内部に熱湯を通
さないので、分岐水栓を加熱することがなく、
熱湯供給中に分岐水栓に触れてもやけどをする
恐れが全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案簡易給湯システムの一部破断し
た配管一部の説明図、第2図は、第1図に於ける
Y−Y線の縦断面図、第3図は、本案簡易給湯シ
ステムの全体的配管並びに主要器具の配置関係の
説明図、第4図イは、可動板弁の拡大底面斜視
図、ロは固定板弁の拡大平面斜視図、ハ乃至ヘ
は、弁開放要領の説明図、第5図イ,ロは従来技
術の説明図である。 主要部分の符号の説明、1……可動板弁、2…
…固定板弁、3……分岐室、4,4a…水出口、
5……湯入口、6,6a……水入口、8……混合
室、11……弁室、15……レバーハンドル、1
6……弁座口、17……遮壁、19a,19b…
…給水管、22……シヤワーヘツド、23……シ
ヤワーホース、24……給湯管、25……混合弁
体、A……分岐水栓、D……湯沸器、F……給湯
システム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水入口6及び複数の水出口4,4aを両面に貫
    通させたセラミツクス製の固定板弁2と、該固定
    板弁2側にのみ開口する分岐室3を凹設した可動
    板弁1とを摺り合せ状に向い合せて内装した分岐
    水栓Aと、上記分岐水栓Aの弁室11と通じる給
    水管19bの延長端を水入口6aに接続し、湯入
    口5に湯沸器Dの給湯管24の延長端を接続する
    一方、前記水入口6aと湯入口5及び混合室8と
    を弁座口16をもつて連通し、該弁座口16を通
    過する湯と水の異なる流体圧を弁座口16の上流
    側に設けた遮壁17によつて制御自在に対応させ
    ると共に、前記混合室8とシヤワーヘツド22と
    をシヤワーホース23を介して接続した混合弁体
    25と、前記分岐水栓Aの分岐室3と一端で通じ
    ている給水管19aの延長端を底部に接続すると
    共に上部に、前記混合弁体25の湯入口5に通じ
    る給湯管24を接続した湯沸器Dとにより給湯シ
    ステムFを構成し、レバーハンドル15による開
    弁の操作により可動板弁1の分岐室3と固定板弁
    2の水出口4,4aとを連通させて同量の水を湯
    沸器Dと混合弁体25とに分岐供給し、分岐室3
    と水出口4とを連通させると前記湯沸器Dのみに
    給水してシヤワーヘツド22へ湯のみを供給し、
    分岐3と水出口4aとを連通させるシヤワーヘツ
    ド22へ水のみを供給することを特徴とする簡易
    給湯システム。
JP3257786U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH0316930Y2 (ja)

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JPH0748145Y2 (ja) * 1989-09-09 1995-11-08 松下電工株式会社 洗面化粧台

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