JPH07248071A - ミキシングバルブ - Google Patents

ミキシングバルブ

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JPH07248071A
JPH07248071A JP6067944A JP6794494A JPH07248071A JP H07248071 A JPH07248071 A JP H07248071A JP 6067944 A JP6067944 A JP 6067944A JP 6794494 A JP6794494 A JP 6794494A JP H07248071 A JPH07248071 A JP H07248071A
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Akira Nishioka
明 西岡
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SANEI SUISEN SEISAKUSHO KK
SanEi Faucet Manufacturing Co Ltd
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SANEI SUISEN SEISAKUSHO KK
SanEi Faucet Manufacturing Co Ltd
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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性がよくコンパクトでコスト安なミキシ
ングバルブを提供する。 【構成】 湯供給管3と水道管6から供給される湯と水
を、混合水、水、湯に切り替えて供給するための単一の
切替栓棒31を胴本体1a内に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば太陽熱温水器を利
用したソーラーシステムに用いられるミキシングバルブ
に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のソーラーシステムでは、太陽熱温
水器から導入した湯水を混合栓で温調して、台所や風呂
場で使用することができ、大幅な省エネを図ることがで
きる。このような混合栓では、いわゆるツーバルブ形式
のものが採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ツーバルブ
形式では、2つのハンドルを操作しなければならず、取
扱い操作が煩瑣であるという難点があった。
【0004】そして、2つのバルブを備えているため
に、嵩高くて、広いスペースを要するというレイアウト
上の難点もあり、また、コスト高でもあった。
【0005】また、その混合栓には、さらなる省エネを
図るために、温度調整手段が設けられていることも望ま
れる。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
操作性がよくコンパクトでコスト安なミキシングバルブ
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、湯供給管と接続される湯取入口と、水道管と接続さ
れる水取入口と、前記湯取入口に設けられる湯室と、前
記水取入口に設けられる水室と、その湯室および水室に
サーモカートリッジを介して連通される混合水流路と、
そのサーモカートリッジに接続された温調部材と、前記
湯室と連通する湯流路と、前記水室と連通する水流路
と、前記混合水流路、湯流路および水流路に、切替栓棒
を介して連通する混合水もしくは水吐出用の吐出口およ
び湯吐出用の蛇口と、その切替栓棒と接続された切替ハ
ンドルとを本体に具備してなることを特徴としている。
【0008】
【作用】温調部材で混合水の温度設定をおこなった後、
切替ハンドルを操作することにより、所定温度の混合水
または水を吐出口から、あるいは湯を蛇口からそれぞれ
吐出させることができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明のミキシングバルブの実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4はミ
キシングバルブ1の構成を示し、図4にて、符号2は湯
室で、例えば図外の太陽熱温水器から導出される湯供給
管3(図5参照)に接続される湯取入口4(図2参照)
の内側に設けられている。5は水道管6(図5参照)と
接続される水取入口7(図2参照)の内側に設けられた
水室、8は湯室2と連通する湯流路、9は水室5と連通
する水流路、10はサーモカートリッジ11を介して湯
室2および水室5と連通する混合水流路、12はそのサ
ーモカートリッジ11に接続された温調部材である。
【0010】上述のサーモカートリッジ11は外筒13
の内部に摺動自在な弁体14を収納してなり、一方の胴
本体1a内に着脱自在に嵌装され、その外筒13には、
湯室2と水室5にそれぞれ臨むように、湯口13aと水
口13bが開設される一方、混合水流路10に臨んで混
合水出口13cが開設されている。
【0011】その弁体14は、戻しばね15によって図
示左方向に付勢され、その先端部が、胴本体1aに螺合
された回動自在な温調部材12と接続されており、その
温調部材12の回動操作によって、弁体14の位置がそ
の軸方向に可変調整され、湯水の混合比率を適宜に調整
できるようになっている。すなわち、図示の位置から右
方向に弁体14を移動させると、湯の割合が増し、左方
向に移動させると水の割合が増す。なお、後述するよう
に、このミキシングバルブ1にボイラー16(図5参
照)を接続する場合には、混合水の温度を35℃±5℃
に設定するのが好ましい。
【0012】上述の温調部材12は、その頭部に螺子溝
12aが刻設され、その内部にスプリング17で図示右
方向に付勢される芯受18を有し、その芯受18が接続
板19を介して弁体14の頭部と接続されている。な
お、図4中、符号20はOリング21を介して胴本体1
aに螺合される抜け止めキャップである。
【0013】ちなみに、この温調部材12に、設定温度
の目盛を付し、かつハンドルを取り付けることによっ
て、所望の混合水温度を容易に得られるようにすること
もできる。
【0014】前述した湯取入口4に設けられる湯室2、
および水取入口7に設けられる水室5(図3参照)に
は、ストレーナ付逆止弁22が設けられている。このス
トレーナ付逆止弁22は、本体23の一端に固定された
U形網24と、スプリング25によって図示左方向に付
勢されるパッキン受26と本体23の他端に固定された
Oリング付のキャップ27とを備え、そのキャップ27
が他方の胴本体1bに着脱自在に螺合されて取り付けら
れ、常時は、図示の位置で、そのパッキン受26に巻装
されたOリング28によって弁口が閉じられて、湯流路
8および水流路9からの逆流を防止している。
【0015】そして、湯取入口4または水取入口7から
湯または水が供給されると、スプリング25の付勢力に
抗してパッキン受26が図示右方向に移動され、U形網
24を介して湯または水がろ過された後、湯流路8また
は水流路9に供給される。なお、図3中、符号26aは
パッキン受26に固定された案内羽根である。
【0016】上述の各流路8,9,10の切り替えは、
図1に示される切替栓棒31によっておこなわれ、その
切替栓棒31は円筒状に形成され、蛇口32と同軸状に
胴本体1b内に回動自在に設けられており、その上端に
は切替ハンドル33が取り付けられている。
【0017】切替栓棒31には、各流路8,9,10に
対応するレベルにそれぞれ位相を異ならせた開口a,
b,cが開設され、開口aと開口bとの間には、Oリン
グ付きのキャップ34が内嵌され、かつ開口bと開口c
との中間部位には、吐出口35に対応する開口dが開設
されている。
【0018】そして、この切替栓棒31に臨む各流路
8,9,10には、シートパッキン37,…が嵌装さ
れ、胴本体1bに螺合されたOリング付きのキャップ3
8,…との間に介装されたスプリング39,…によって
その各シートパッキン37,…が切替栓棒31の外周面
に対接付勢されている。
【0019】なお、一方の胴本体1aと他方の胴本体1
bとは、取付ビスs,sによって一体化され(図2参
照)、製作の容易化が図られている。
【0020】このような構成により、図示の状態では混
合水流路10が吐出口35に連通しており、切替ハンド
ル33(図3参照)を90度反時計まわりに回動させる
と、開口bが水流路9と対応して吐出口35と連通し、
切替ハンドル33を90度時計まわりに回動させると、
開口aが湯流路8と対応し蛇口32と連通するようにな
っている。
【0021】従って、この切替ハンドル33の操作をお
こなうだけで、蛇口32からは湯を、また、吐出口35
からは混合水または水を、それぞれ選択して吐出させる
ことができ、きわめて操作性が良好となっている。
【0022】また、単一の切替栓棒31によって3つの
流路8,9,10からの流体を2方向に適宜切り替える
ことが可能となり、部品点数が少なくなり、コンパクト
化が実現され、かつコスト安をも実現することができ
る。そして、サーモカートリッジ11の内蔵によって、
適宜温調できることの利点も大きい。
【0023】ちなみに、図5はソーラーシステムの接続
配管の一例を示し、符号41はミキシングバルブ1の蛇
口32と接続された給湯配管、42はボイラー16の吐
出口35と接続された混合水配管、43は両配管41,
42と合流接続された蛇口配管である。
【0024】このような構成により、夏場等において太
陽熱温水器から充分高温の給湯を得られるときには、ミ
キシングバルブ1からそのまま給湯配管41に熱い湯を
供給すればよく、また、特に、ボイラー16で沸騰させ
た湯を供給する場合には、一旦、ミキシングバルブ1で
35℃程度に温調した混合水をボイラー16に供給し、
能率よく加温して省エネ効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のミキシン
グバルブによれば、単一の切替ハンドルに接続された切
替栓棒によって、湯供給管および水道管から供給される
湯と水を、それぞれ混合水、水、湯に選択して、供給す
ることができるので、きわめて操作性がよく、かつ部品
点数が削減されるため、コンパクトに形成でき、施工性
よく取り付けられ、かつ省スペースが実現されるととも
に、コスト安に提供することができる。なお、サーモカ
ートリッジの内蔵によって混合水の温調が容易となり、
ボイラー使用時には、適切な温度の混合水を供給できる
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミキシングバルブの一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同部分断面平面図である。
【図4】同図3のX−X線矢視断面図である。
【図5】同ソーラーシステムの接続配管の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…ミキシングバルブ、2…湯室、3…湯供給管、4…
湯取入口、5…水室、6…水道管、7…水取入口、8…
湯流路、9…水流路、10…混合水流路、11…サーモ
カートリッジ、12…温調部材、31…切替栓棒、32
…蛇口、33…切替ハンドル、35…吐出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯供給管と接続される湯取入口と、水道
    管と接続される水取入口と、前記湯取入口に設けられる
    湯室と、前記水取入口に設けられる水室と、その湯室お
    よび水室にサーモカートリッジを介して連通される混合
    水流路と、そのサーモカートリッジに接続された温調部
    材と、前記湯室と連通する湯流路と、前記水室と連通す
    る水流路と、前記混合水流路、湯流路および水流路に、
    切替栓棒を介して連通する混合水もしくは水吐出用の吐
    出口および湯吐出用の蛇口と、その切替栓棒と接続され
    た切替ハンドルとを本体に具備してなることを特徴とす
    るミキシングバルブ。
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