JP4082630B2 - 流体遮断弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガスメータ等のガス機器や水道配管機器や空調機器等に使用される流体遮断弁に関する。詳細には、リードシャフトを筒状体に挿入してリードシャフトの雄ねじ部と筒状体の雌ねじ部とを螺合させ、これらリードシャフトと筒状体とをモータやソレノイド等の電動アクチュエータにより相対的に螺進させて、弁体を開閉動作させる流体遮断弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の流体遮断弁には、次の2つのタイプがある。
(A)リードシャフトが電動アクチュエータ側、筒状体が弁体側に設けられ、電動アクチュエータによりリードシャフトが回転されて筒状体が弁体と一体に移動されるタイプ(たとえば、特開平5−71655号公報参照)。
【0003】
(B)また、上記とは逆に、リードシャフトが弁体側、筒状体が電動アクチュエータ側に設けられ、電動アクチュエータにより筒状体が回転されてリードシャフトが弁体と一体に移動されるタイプ(たとえば、特開平6−185657号公報参照)。
【0004】
図3は、上記(A)のタイプの従来のガスメータ用双方向遮断弁を示す。この遮断弁は、ガス流路1の途中の流入側1aと流出側1bとが直角に交わるところに設けられ、弁室2内の円盤状の弁体3を、弁室2の外側からモータやソレノイド等の電動アクチュエータ5にて往復動させて、流出側1bに設けられた弁座6の弁口7を開閉する。電動アクチュエータ5の正逆回転を弁体3の往復動に変換するために、電動アクチュエータ5にて回転されるリードシャフト8を、弁体3の中央に突設された筒状体9に挿入してリードシャフト8の雄ねじ部8aと筒状体9の雌ねじ部9aとを螺合させてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、リードシャフト8の雄ねじ部8a、およびそれと筒状体9の雌ねじ部9aとの螺合部分が、遮断時でも流路内(弁室2内)で剥き出しになるため、螺合部分に異物が入り込んで動作不良を起こす問題があった。このようなことは、上記特開平5−71655号公報に開示の遮断弁のみならず、特開平6−185657号公報に開示の遮断弁でも同様であった。
【0006】
この発明の目的は、リードシャフトの雄ねじ部、およびそれと筒状体の雌ねじ部との螺合部分が、流路内で常に剥き出しにならないようにして、異物の侵入による動作不良を簡単に防止できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、流路途中に弁室を設けてその弁室中で、リードシャフトを筒状体に挿入してリードシャフトの雄ねじ部と筒状体の雌ねじ部とを螺合させ、これらリードシャフトと筒状体とを電動アクチュエータにより相対的に螺進させて、弁体を開閉動作させる流体遮断弁において、
前記リードシャフトを前記弁室内で軸受けしている軸受部材に、その軸受部分から筒状体の開口端部までを前記リードシャフトの雄ねじ部とともに内包して異物侵入を防止する保護部材が一体に設けられており、
前記筒状体が、前記リードシャフトの雄ねじ部と前記筒状体の雌ねじ部との螺合部分よりも延出する延出部を有し、その延出部の開口端部が前記保護部材に内包されているとともに、
前記筒状体は、外周面を前記保護部材の内周面に摺接させると同時に、内周面をリードシャフトに摺接させながら、前記弁体と一体に往復動する
ことを特徴とする。
【0009】
筒状体9が、リードシャフト8の雄ねじ部8aと筒状体9の雌ねじ部9aとの螺合部分よりも延出する延出部9bを有し、その延出部9bの開口端部が保護部材11に内包される構造とすれば、二重に保護できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。
【0011】
図1に、この発明による流体遮断弁の一実施形態を示す。この遮断弁は、ガス流路1の途中の流入側1aと流出側1bとが直角に交わるところに設けられ、弁室2内の円盤状の弁体3を、弁室2の外側からモータやソレノイド等の電動アクチュエータ5にて往復動させて、流出側1bに設けられた弁座6の弁口7を開閉する。電動アクチュエータ5の正逆回転を弁体3の往復動に変換するために、電動アクチュエータ5にて回転されるリードシャフト8を、弁体3の中央に突設された筒状体9に挿入してリードシャフト8の雄ねじ部8aと筒状体9の雌ねじ部9aとを螺合させてある。このような構造については図3の従来例と同じであるが、図1の実施形態では次の構造が追加されている。
【0012】
リードシャフト8を弁室2内で軸受けしている軸受部材10に、その軸受部分から筒状体9の開口端部までを内包する保護部材11が一体に突設されている。この保護部材11は、筒状体9と同心円状の円筒形となっており、電動アクチュエータ5によりリードシャフト8が正逆回転すると、筒状体9は、保護部材11の内周面に摺接しながら弁体3と一体に往復動するようになっている。
【0013】
このような構造によると、リードシャフト8の雄ねじ部8a、およびそれと筒状体9の雌ねじ部9aとの螺合部分は、保護部材11により保護されて流路内で常に剥き出しにならないので、異物の侵入が防止される。
【0014】
図2は、この発明の変形例で、弁体3に突設された筒状体9が、リードシャフト8の雄ねじ部8aと筒状体9の雌ねじ部9との螺合部分よりも延出する延出部9bを有し、その延出部9bの開口端部までが、リードシャフト8とともに保護部材11に内包されている。
【0015】
このような構造によると、電動アクチュエータ5によりリードシャフト8が正逆回転すると、筒状体9が、その外周面を保護部材11の内周面に摺接させると同時に、内周面をリードシャフト8に摺接させながら弁体3と一体に往復動するので、リードシャフト8の雄ねじ部8a、およびそれと筒状体9の雌ねじ部9aとの螺合部分を二重に保護できる。
【0016】
なお、図1および図2の例は、リードシャフト8が電動アクチュエータ5側、筒状体9が弁体3側に設けられ、電動アクチュエータ5によりリードシャフト8が回転されて筒状体9が弁体3と一体に移動されるタイプの場合であるが、この発明は、リードシャフト8が弁体3側、筒状体9が電動アクチュエータ5側に設けられ、電動アクチュエータ5により筒状体9が回転されてリードシャフト8が弁体3と一体に移動されるタイプの流体遮断弁に対しても同様に適用できる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし3に記載の発明によれば、筒状体の開口端部をリードシャフトの雄ねじ部とともに保護部材で内包して、リードシャフトの雄ねじ部、およびそれと筒状体の雌ねじ部との螺合部分が常に流路内で剥き出しにならないようにしたので、これらの部分への異物の侵入による動作不良を簡単に防止できる。
【0018】
また、保護部材をリードシャフトの軸受部材と一体に設けたので、部品点数の増加無しに、保護できる。
【0019】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、筒状体が、リードシャフトの雄ねじ部と筒状体の雌ねじ部との螺合部分よりも延出する延出部を有し、その延出部の開口端部が保護部材に内包される構造としたので、リードシャフトの雄ねじ部、およびそれと筒状体の雌ねじ部との螺合部分を二重に保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す流体遮断面の部分断面図である。
【図2】この発明の変形例を示す流体遮断面の部分断面図である。
【図3】従来例を示す流体遮断面の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ガス流路
1a ガス流路の流入側
1b ガス流路の流出側
2 弁室
3 弁体
5 電動アクチュエータ
6 弁座
7 弁口
8 リードシャフト
8a リードシャフトの雄ねじ部
9 筒状体
9a 筒状体の雌ねじ部
9b 筒状体の延出部
10 軸受部材
11 保護部材
Claims (1)
- 流路途中に弁室を設けてその弁室中で、リードシャフトを筒状体に挿入してリードシャフトの雄ねじ部と筒状体の雌ねじ部とを螺合させ、電動アクチュエータ側に設けられるリードシャフトと、弁体側に設けられる筒状体とを電動アクチュエータにより相対的に螺進させて、弁体を開閉動作させる流体遮断弁において、
前記リードシャフトを前記弁室内で軸受けしている軸受部材に、その軸受部分から筒状体の開口端部までを前記リードシャフトの雄ねじ部とともに内包して異物侵入を防止する保護部材が一体に設けられており、
前記筒状体が、前記リードシャフトの雄ねじ部と前記筒状体の雌ねじ部との螺合部分よりも延出する延出部を有し、その延出部の開口端部が前記保護部材に内包されているとともに、
前記筒状体は、外周面を前記保護部材の内周面に摺接させると同時に、内周面をリードシャフトに摺接させながら、前記弁体と一体に往復動する
ことを特徴とする、流体遮断弁。
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- 1997-12-11 JP JP36203497A patent/JP4082630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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