JPH08193666A - 開閉弁のシール構造 - Google Patents

開閉弁のシール構造

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JPH08193666A
JPH08193666A JP544895A JP544895A JPH08193666A JP H08193666 A JPH08193666 A JP H08193666A JP 544895 A JP544895 A JP 544895A JP 544895 A JP544895 A JP 544895A JP H08193666 A JPH08193666 A JP H08193666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
ball valve
ball
spherical
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP544895A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ogino
真二 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Original Assignee
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Maezawa Kyuso Industries Co Ltd filed Critical Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Priority to JP544895A priority Critical patent/JPH08193666A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボール弁と弁座との間のシールを確実にしシ
ール性の向上を図ると共に簡便,安価に実施出来、かつ
操作性の向上が図れる開閉弁のシール構造を提供する。 【構成】 弁本体6内に収納されるボール弁5の球面部
13に弁座3,4の段付部2のコーナ部11,12を当
接させる。コーナ部11,12の円周線と球面部13と
の2箇所の接触によりボール弁5は確実にシールされ
る。また、弁座3,4に段付部2を形成することは容易
であり、安価に実施出来、かつボール弁5と弁座3,4
との接触面積が小さいため開閉トルクの低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管等の管路内に配
設される開閉弁のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】開閉弁としては各種の構造のものが従来
より採用されているが開閉部にボール弁を設ける開閉弁
が比較的多く使用されている。図3はそのボール弁5a
を有する従来の開閉弁におけるシール構造を示すもので
ある。ボール弁5aは球面体からなり、弁本体6a内に
収納され一部図略のハンドルのステム16aにより回動
される。ボール弁5aには弁通路14aが形成され、上
流側の流入通路9aと下流側の流出通路10aとを連通
する。また、ボール弁5aを図の位置より90°回動す
ることにより流入通路9aと流出通路10aは遮断され
る。流入通路9aおよび流出通路10a側には弁座1
9,20が設けられ弁本体6a側に嵌装される。図示の
ように、弁座19,20にはボール弁5aの球面部13
aに接触する球面状のシール面21が形成される。すな
わち、ボール弁5aの球面部13aと弁座19,20の
シール面21との密接係合により流入通路9aから流出
通路10aへの又は逆方向からの流通媒体(水)の洩れ
が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したボール弁
5aまわりのシール構造により前記のように水等の洩れ
が防止されているが、次のような問題点がある。ボール
弁5aの球面部13aを真円状に加工することは従来技
術においては比較的容易であるが、弁座19,20のシ
ール面21をボール弁5aの球面部13aと全く同一の
球面に形成することは一般に難しく多くの作業時間を要
すると共に、高精度のシール面21を形成することが難
しくシール性が低下する問題点がある。また、ボール弁
5aとシール面21との接触面積が広いため開閉弁の開
閉トルクが大となり操作性が悪い。この問題点を解決す
る手段としては各種のものが考えられるが加工性やコス
ト面から極力簡便で、安価なものが望まれる。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、ボール弁まわりのシール性が向上すると共
に、簡便,安価に実施出来、かつ開閉トルクが小さく操
作性が向上し得る開閉弁のシール構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、流出入管を上下流側に連結する弁本体
と、該弁本体に回動自在に支持され上下流側を選択的に
連通する弁通路を有する球形状のボール弁と、前記弁本
体の上下流側に嵌装され前記ボール弁の球面部に接触す
る当接部を有する弁座等を有する開閉弁のシール構造で
あって、前記弁座の前記当接部が段状に形成され、その
段付部の少なくとも2箇所のコーナ部が前記ボール弁の
球面部に接触するようにした開閉弁のシール構造を構成
するものである。
【0006】
【作用】弁座のボール弁と当接する部位に段付部を形成
し、少なくともその2箇所のコーナ部がボール弁の球面
部と接触するようにする。各コーナ部と球面部とは線接
触状態となり、確実に当接係合する。また、線接触部位
が少なくとも2箇所あるため、ボール弁と弁座とのシー
ル性が確保される。また、使用時においては、従来技術
のように面同志のなじみよりも線接触によるなじみ度合
いがより確実に、かつ早期に行われるため、使用時にお
いて更にシール性を向上することが可能になる。また、
弁座に段付部を形成することは簡単であり、加工コスト
を低減し得る。更にボール弁と弁座との接触面積が小さ
いため開閉トルクが小さく操作性の向上が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例のシール構造を用いた開閉弁の全
体構造を示す軸断面図、図2は図1のボール弁および弁
座まわりの詳細構造を示す部分拡大断面図である。
【0008】まず、図1により開閉弁1の全体構造を説
明する。胴7およびアダプタ8よりなる弁本体6内には
ボール弁5が収納される。胴7の流入通路9を形成する
部位には図略の流入管が連結され、アダプタ8の流出通
路10を形成する部位には図略の流出管がそれぞれ連結
される。一方、弁本体6側の胴7およびアダプタ8には
弁座3および弁座4がそれぞれ嵌装される。なお、後に
詳説するが弁座3および弁座4には段付部2が形成され
る。
【0009】ボール弁5は球面部13を有する球面体か
らなり、その一方向には弁通路14が貫通形成され、弁
通路14と直交する方向は閉止される。従って、ボール
弁5が図1に示す位置にある場合には弁通路14を介し
て流入通路9と流出通路10は連通し、ボール弁5が図
示の位置から90°回動した状態では流入通路9と流出
通路10との流通は遮断される。ボール弁5にはステム
16が連結し、ステム16の先端側にはハンドル17が
座付きビス15により固定される。なお、ステム16は
弁本体6に回動自在に支持され、かつ軸線方向の移動を
キャップ18等により拘束される。
【0010】図2に示すように、弁座3,4には段付部
2が形成される。この段付部2により弁座3,4にはコ
ーナ部11,12が形成される。なお、コーナ部11,
12は円周線から形成される。一方、ボール弁5の球面
部13は、ボール弁5が弁本体6内の所定の位置に収納
された状態でコーナ部11,12に接触する。すなわ
ち、ボール弁5はその球面部13をコーナ部11,12
に線接触された状態で弁座3,4に保持される。
【0011】前記したように、コーナ部11,12は円
周線からなり、ボール弁5の球面部13に密接係合す
る。コーナ部11,12のいずれか1つが球面部13に
密接しているだけでもボール弁5のシール性を保持され
る。しかしながら、コーナ部11,12の双方が球面部
13に密接することにより、より確実なシールが行われ
る。従来の面接触と異なり本実施例で線接触となるた
め、シール性を確実に向上することが出来ると共に開閉
トルクの低減が図れる。また、線接触のため使用時にお
けるなじみ率も従来のものより高く、かつなじみも早期
に行われる。
【0012】以上の説明において弁座3,4の段付部2
を1段としたがそれに限定するものではない。また、弁
座3,4の材質を特に限定していないが、ボール弁5に
なじみ易い材質が望ましい。また、本実施例は図1に示
す開閉弁について説明したが、その他の構造のボール弁
付の開閉弁にも適用される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が上げ
られる。 1)従来の面接触と異なりボール弁の球面部と弁座のコ
ーナ部との線接触によりシールする構造を採用すること
によりシールの確実化が図れる。 2)コーナ部とボール弁の球面部とのなじみが早く、使
用時におけるシール性が更に向上する。 3)弁座の接触面を球面状に加工仕上げするものに比較
して弁座に段付部を形成してコーナ部を設けることは極
めて簡単に行われ、かつコーナ部の円周線も真円に形成
することが容易に出来、加工とコストの低減が図れる。 4)ボール弁と弁座との接触面積が小さいため弁開閉時
の開閉トルクの低減が図れる。これにより操作性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す軸断面図。
【図2】本実施例のシール構造を説明するための部分拡
大軸断面図。
【図3】従来の開閉弁のシール構造を示す部分軸断面
図。
【符号の説明】
1 開閉弁 2 段付部 3 弁座 4 弁座 5 ボール弁 6 弁本体 7 胴 8 アダプタ 9 流入通路 10 流出通路 11 コーナ部 12 コーナ部 13 球面部 14 弁通路 15 座付きビス 16 ステム 17 ハンドル 18 キャップ 19 弁座 20 弁座 21 シール面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流出入管を上下流側に連結する弁本体
    と、該弁本体に回動自在に支持され上下流側を選択的に
    連通する弁通路を有する球形状のボール弁と、前記弁本
    体の上下流側に嵌装され前記ボール弁の球面部に接触す
    る当接部を有する弁座等を有する開閉弁のシール構造で
    あって、前記弁座の前記当接部が段状に形成され、その
    段付部の少なくとも2箇所のコーナ部が前記ボール弁の
    球面部に接触することを特徴とする開閉弁のシール構
    造。
JP544895A 1995-01-18 1995-01-18 開閉弁のシール構造 Pending JPH08193666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP544895A JPH08193666A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 開閉弁のシール構造

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JP544895A JPH08193666A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 開閉弁のシール構造

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JPH08193666A true JPH08193666A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11611502

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JP544895A Pending JPH08193666A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 開閉弁のシール構造

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JP (1) JPH08193666A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232780A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Fuji Koki Corp 切換弁
JP2011075079A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd ボールバルブ

Cited By (2)

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JP2004232780A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Fuji Koki Corp 切換弁
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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02