JPH0488270A - 流路切替バルブ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流路切替バルブ装置、特に自動車の排気路の途
中に設けられるバイパス路の切替に適する流路切替バル
ブ装置に関する。

〔従来の技術〕

第１図は、実開昭５８−６６０１７号公報等の公知の排
気浄化装置を具備する自動車の排気路を示すものであり
、１はエンジン、２は排気路、３は排気路２の途中に設
けられた排気浄化装置、４は排気浄化装置３をバイパス
するバイパス路、５は排気路２の後部に設けられたサイ
レンサから構成されている。

そして、排気路２とバイパス路４との分岐部には、流路
切替弁６が夫々設は九でいて、排気浄化装置３の状況に
応じて排気流路を切替えるように構成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、流路切替弁６の取付は誤差や排気路２やバイ
パス路４の弁座部の製作誤差等の原因により切替弁の弁
体と弁座部との中心が合致せず、流路切替弁６の排気路
２とバイパス路４の夫々の弁座部への着座時の十分なシ
ール性を保持できず、排気の洩れ量が多くなる恐れがあ
った。

本発明は、上記従来の不具合を解決するために発明した
ものであり、流路切替バルブの取付は誤差や二流路の夫
々の弁座部の製作誤差等の要因に左右されることなく、
いずれの流路の弁座部への着座時にも十分なシール性を
保持する信頼性のある流路切替バルブ装置を提供するこ
とを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、本発明の流路切替バルブ装
置は、二流路の分岐部に揺動自在に枢着した流路切替バ
ルブのアーム先端部に軸孔を設け、該軸孔に遊嵌する弁
軸の両端部に、前記二流路の夫々の弁座部に着座する弁
体を固着したことを特徴とするものである。

〔作用〕

前記構成を有する本発明の流路切替バルブ装置の作用は
、次の通りである。

即ち、前記軸孔と前記弁軸との間で自動調芯作用が得ら
れるから、流路切替バルブの取付は誤差や各流路の弁座
部の製作誤差等に影響されることなく、前記各弁体は夫
々の前記弁座部に対して確実に着座するため、十分なシ
ール性が得られ流体洩れが防止される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

なお、第１図の従来例と同一部品、装置については、同
一符号を符すものとする。第２図及び第４図は、本発明
の第一実施例としての自動車の排気路の要部を示すもの
で、排気路２とバイパス３との分岐部７にアーム８が揺
動自在に枢着されている。アーム８の基端部は後述する
アクチエエータ９と連動する中間アーム１０によって回
動される回動軸１１にねじ１２によって固着されている
。アーム８の先端部には、軸孔８ａが形成されていて、
その軸孔８ａには、少なくとも両端近傍にねじ部１３を
形成した弁軸１４が予め設定された間隙をもって遊嵌さ
れている。

上記の両ねじ部１３には、外側面周縁部１５ａ、１６ａ
をテーパ面は球面化した弁体１５．１６がボルト１７に
より夫々固着されてる。上述の如くして、流路切替バル
ブ１８が構成されている。

なお、本実施例では、軸孔１２に遊嵌された弁軸本体１
４ａの両側面に、各弁軸部１４ｂをねじ結合させて一体
化しているが、弁軸本体１４ａと各弁軸部１４ｂとは、
予め一体成形のものでも良い。

また、排気路２及びバイパス路４の入口部内周面には、
テーパ面又は球面化された着座面を有する弁座部１９．
２０が夫々設けられてる。

一方、回転軸の軸端１１ａには、レバー２１．２２及び
中間アーム１０を介してアクチエエータの作動ロッド９
ａに連結されている。

そして、排気路２のばね支持２ａとレバー２２との間に
は、切替バルブ１８をバイパス路４の弁座部２０に着座
するように付勢するばね２３が取付けられてる。

排気浄化装置３内部の未燃成分の燃焼処理を行う際に、
アクチエエータ９を作動すると、そのロッド９ａが引き
戻され、中間アーム１０を介してばね２３に抗してレバ
ー２２．２１が回動し、回動軸１１を第２図、第３図に
おいて反時計方向に回動させるため、流路切替バルブ１
８は第２図の実線のバイパス路４の閉じ位置より、２点
鎖線の排気路２の閉じ位置１８ａに切り替えられるよう
になっている。

次に排気浄化装置３内の未燃成分の燃焼処理が終了し、
アクチエエータ９がその作動を解除されると、アクチエ
エータ内に内蔵された戻しばね（図示せず）及びばね２
３の作用力により、流路切替バルブ１８は第２図の実線
の位置、即ち、バイパス路４の閉じ位置に切り替えられ
排気路２が再び開設されるようになっている。

上述のように構成され、作動する流路切替バルブ装置に
おいて流路切替バルブ１８の両弁体１５．１６を固着し
た弁軸１４はアーム８の軸孔８ａに対して予め設定され
た間隙をもって遊嵌されてるため、流路切替バルブ１８
の取付は誤差や排気路２の弁座部１９やバイパス路４の
弁座部２０の製作誤差等があっても、前記軸孔８ａと弁
軸１４との間で自動調心作用が行われ、流路切替バルブ
１８の両弁体１５．１６は夫々の１９．２０に対して確
実に着座するため、十分なシール性が得られ、ガス洩れ
が防止される。

第５図は本発明の第二実施例を示す要部拡大図であり、
排気路２及びバイパス路４に設けられる弁座部２９．４
０を夫々２段階（２９ａ、２９ｂ、４０ａ、４０ｂ）に
形成するとともに、それらの座部２９ａ、２９ｂ、４０
ａ、４０ｂに着座する弁体も二重構造、即ち排気路２側
には弁体１６．２６を設け、バイパス路４側には弁体１
５．２５を設け、二重シール構造となして、シール性の
向上を図ったほかは、前記第−実施例とはゾ同様の構成
を有するものである。さらに、図示はしないが、弁体１
５．１６の背面側とアーム８との間に、夫々コイルばね
を配設して、弁体１５．１６の着座時の衝撃力を緩和さ
せ、弁座１９．２０の摩擦を低減するとともに、シール
性の向上を図るようにしても良い。

いずれにしても、二流路の分岐部に回動自在に枢着しだ
流路切替バルブの軸先端部に軸孔を設け、該軸孔に遊嵌
する弁軸の両端部に、前記二流路の夫々の弁座部に着座
する弁体を固着する構成を有し、自動調芯作用を有する
ものであれば、前記実施例に限定されないことは当然で
ある。

〔発明の効果〕

本発明の流路切替バルブ装置は、二流路の分岐部に揺動
自在に枢着した流路切替バルブのアーム先端部に軸孔を
設け、該軸孔に遊嵌する弁軸の両端部に、前記二流路の
夫々の弁座部に着座する弁体を固着したことを特徴とす
るので、前記軸孔と前記弁軸との間で自動調芯作用が得
られるから、流路切替バルブの取付は誤差や各流路の弁
座部の製作誤差等に影響されることなく、前記各弁体は
夫々の前記弁座部に対して確実に着座するため、十分な
シール性が得られ、信頼性のある流路切替バルブ装置が
得られる。

なお、上記実施例は、流路切替バルブを自動車の排気路
とそのバイパス路の分岐部に装着する例について記述し
たが、流体通路であれば、この実施例に限定されるもの
ではないことは当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例としての自動車の排気等を示す概略図、
第２図は本発明の第一実施例を示す要部拡大断面図、第
３図は同実施例における要部側面図、第４図は同実施例
における要部斜視図、第５図は本発明の第二実施例を示
す要部拡大断面図である。 ２・・・排気路、３・・・排気浄化装置、４・・・バイ
パス路７・・・分岐部、８・・・アーム、８ａ・・・軸
孔９・・・アクチエエータ、１１・・・回動軸、１４・
・・弁軸１５．１６・・・弁体、１８・・・流路切替バ
ルブ１９．２０・・・弁座部 特許出願人　　　自動車部品工業株式会社第１図 第３図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二流路の分岐部に揺動自在に枢着した流路切替バルブの
   アーム先端部に軸孔を設け、該軸孔に遊嵌する弁軸の両
   端部に、前記二流路の夫々の弁座部に着座する弁体を固
   着したことを特徴とする流路切替バルブ装置。