JP2602171Y2 - 第3ブレーキの配管装置 - Google Patents

第3ブレーキの配管装置

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JP2602171Y2
JP2602171Y2 JP1993051197U JP5119793U JP2602171Y2 JP 2602171 Y2 JP2602171 Y2 JP 2602171Y2 JP 1993051197 U JP1993051197 U JP 1993051197U JP 5119793 U JP5119793 U JP 5119793U JP 2602171 Y2 JP2602171 Y2 JP 2602171Y2
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JP
Japan
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brake
hydraulic cylinder
circuit
oil
hydraulic
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JP1993051197U
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JPH0722048U (ja
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和哲 乗藤
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UD Trucks Corp
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、偏芯ロッカシャフトま
たは偏芯ブッシュを油圧シリンダで作動してロッカアー
ムの回転中心を変え、排気バルブを圧縮工程の終り部分
で少し開ける形式の第3ブレーキの配管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両を減速させたり停止させたりするブ
レーキ装置は、例えば、ホイルに設けた回転体を制動
し、主ブレーキとして常用される第1ブレーキと、排気
管にシャッタを設けてエンジンの排気行程のロスを利用
して減速する等補助として使用される第2ブレーキと、
その他のブレーキ装置である第3ブレーキとに分類され
る。
【0003】そして、かかる第3ブレーキの一つである
排気バルブまたは第3バルブを圧縮行程の終りで少し開
けてその絞り損失を増大させる第3ブレーキ装置におい
て、ブレーキ装置を作動する油圧シリンダにオイルを供
給排出するソレノイドバルブで第3ブレーキを制御する
技術は知られている。また、実開平3−27844号公
報にも同様な技術が開示されている。
【0004】しかし、ブレーキ装置を作動する油圧シリ
ンダにエンジンの油圧回路から圧油を3方切換のソレノ
イドバルブを介して供給する場合に、ソレノイドバルブ
のドレン位置が油圧シリンダのオイル供給口より低い位
置に設けられていると、油圧シリンダ内を摺動するピス
トンとシリンダ間には隙間があって完全な気密には構成
されていないので、油圧シリンダとソレノイドバルブ間
のオイルは徐々にドレンされてしまう。特に長期間第3
ブレーキを使用しないとその間に油圧シリンダとソレノ
イドバルブ間はドレンされ、エンジンを再始動してもブ
レーキスイッチをONするまでこの間にはオイルが供給
されないので、第3ブレーキを作動させた時にオイルが
充満するまでブレーキが作動せず、タイムラグが出ると
いう問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案
は、油圧回路内のオイルがドレンして、第3ブレーキの
作動スイッチを入れてからブレーキが作動するまでにタ
イムラグが生じるようなことが防止できる第3ブレーキ
の配管装置を提供することを目的としている。
【0006】本考案によれば、偏芯ロッカシャフトまた
は偏芯ブッシュ(6)を油圧シリンダ(12)で作動し
てロッカアーム(4)の回転中心を変え、排気バルブ
(11)を圧縮工程の終り部分で少し開ける形式の第3
ブレーキの配管装置において、ブッシュ(6)に固着さ
れたアーム(6a)がシリンダヘッド(1)に固定され
て油圧シリンダ(12)のピストンロッド(13)のピ
ン(14)に係合しており、その油圧シリンダ(12)
のオイル出入口(19)に接続されたオイル回路(1
5)は3方切換ソレノイドバルブ(16)を介してエン
ジンからの油圧回路(17)とドレン回路(18)とに
切換えられ、そのドレン回路(18)の開口部 (18
a)は油圧シリンダ(12)のオイル出入口(19)よ
り高い位置に設けられている。
【0007】
【作用】上記のように構成された第3ブレーキの配管装
置によれば、第3ブレーキスイッチのONにより、3方
切換ソレノイドバルブがエンジンからの油圧回路を油圧
シリンダに連通し、油圧シリンダのピストンロッドがピ
ンを介して偏芯ブッシュに固着されたアームを回動す
る。したがって、ロッカーアームの回転中心が変わり、
排気バルブは圧縮工程の終り部分で少し開いたままとな
って圧縮仕事をし、第3ブレーキが作動する。第3ブレ
ーキスイッチをOFFにすると3方切換ソレノイドバル
ブは油圧シリンダとドレン回路とを連通し、油圧シリン
ダ内の圧力が下がって偏芯ブッシュは元に戻り、排気バ
ルブあるい、通常の作動となる。そして、ドレン回路は
油圧シリンダのオイル出入口より高い位置に開口してい
るので回路内のオイルは流出してしまうことがなく常時
保持され、次のブレーキ作動時には、油圧シリンダはタ
イムラグなく作動し、応答性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0009】図1において、シリンダヘッド1にはカム
ブッシュ2を介してカムシャフト3のジャーナル部3a
が回転自在に設けられている。
【0010】また、ロッカアーム4は、偏芯ブッシュ6
を介してロッカシャフト5揺動自在に取付けられ、その
ロッカアーム4の一端はピン7に軸支されたローラ8が
カム3に当接し、他端はアジャストボルト9およびブリ
ッジ10を介して排気弁11(図示の例では2弁)のス
テムに当接している。
【0011】そして、偏芯ブッシュ6に固着されたアー
ム6aはシリンダヘッド1に固着された油圧シリンダ1
2のピストンロッド13のピン14に係合している。
【0012】その油圧シリンダ12の上端部に設けられ
たオイルの出入口19にはオイル回路15の一端が椄続
され、そのオイル回路15の他端は、その他端をエンジ
ンからの油圧回路17とドレン回路18とに切換える3
方切換ソレノイドバルブ16に接続されている。
【0013】そして、そのドレン回路18の開口部18
aは油圧シリンダ12のオイル出入口19より高くなる
よう取付けられている。
【0014】また、ッシリンダヘッド1にはロッカカバ
ー19が取付けられている。
【0015】したがって、ソレノイドバルブ16を操作
してエンジンの油圧回路17から圧油を送れば、ドレン
回路18の開口18aは高い位置にあり、ソレノイドバ
ルブ16と油圧シリンダ12との間の油圧回路15には
オイルが充満しているので、直ちにピストンロッド13
がアーム6aを介して偏芯ブッシュ6を回動してロッカ
アーム4の回転中心を変えて第3ブレーキを作動するこ
とができる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので以下の効果を奏する。 (a) 長期間使用しなくてもドレン回路内のオイルが
流出することがなく保持され、作動スイッチを入れてか
らブレーキが作動するまでにタイムラグが生じるような
ことが防止できる。 (b) 油圧シリンダあるいはその周辺機器を高度な油
密構造、例えばOリングの採用等をしなくてもオイルが
保持でき、また、偏芯ロッカシャフト方式では油圧作動
はブレーキスイッチON/OFF時のみであるので油圧
系を簡単な構造とすることができる。 (c) また、第3ブレーキとして排気弁を作動させ、
第3弁を用いていないので部品点数が少なく、重量・コ
ストの点で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す第3ブレーキの配管装
置を示す全体構成図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 3…カムシャフト 4…ロッカアーム 5…ロッカシャフト 6…返信ブッシュ 8…ローラ 11…排気バルブ 12…油圧シリンダ 15、17、18…油圧回路 16…ソレノイドバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−252113(JP,A) 実開 昭62−88807(JP,U) 実開 平4−107421(JP,U) 実開 昭61−76103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 13/04 F01L 13/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏芯ロッカシャフトまたは偏芯ブッシュ
    (6)を油圧シリンダ(12)で作動してロッカアーム
    (4)の回転中心を変え、排気バルブ(11)を圧縮工
    程の終り部分で少し開ける形式の第3ブレーキの配管装
    置において、ブッシュ(6)に固着されたアーム(6
    a)がシリンダヘッド(1)に固定されて油圧シリンダ
    (12)のピストンロッド(13)のピン(14)に係
    合しており、その油圧シリンダ(12)のオイル出入口
    (19)に接続されたオイル回路(15)は3方切換ソ
    レノイドバルブ(16)を介してエンジンからの油圧回
    路(17)とドレン回路(18)とに切換えられ、その
    ドレン回路(18)の開口部(18a)は油圧シリンダ
    (12)のオイル出入口(19)より高い位置に設けら
    れていることを特徴とする第3ブレーキの配管装置。
JP1993051197U 1993-09-21 1993-09-21 第3ブレーキの配管装置 Expired - Lifetime JP2602171Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0722048U JPH0722048U (ja) 1995-04-21
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