JP3351695B2 - 内燃機関のブレーキシステム - Google Patents

内燃機関のブレーキシステム

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JP3351695B2 JP31760796A JP31760796A JP3351695B2 JP 3351695 B2 JP3351695 B2 JP 3351695B2 JP 31760796 A JP31760796 A JP 31760796A JP 31760796 A JP31760796 A JP 31760796A JP 3351695 B2 JP3351695 B2 JP 3351695B2
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーモード、又
はブレーキ即ち圧縮ブレーキモードの両モードで内燃機
関を選択的に動作させるバルブ制御システムに関する。
より詳細には、本発明は内燃機関のサイズ及び重量を最
小にすることのできる単純で有効な圧縮ブレーキシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】大型トラックを動かすこと等の多くの内
燃機関の使用に対して、内燃機関をブレーキモードで動
作させることが望ましい。このアプローチは、燃料の流
れをカットし、圧縮行程の終了近くで各シリンダの排気
バルブを開放することによって内燃機関を圧縮機に切り
換えることを含む。
【0003】ブレーキ効果を達成する初期の技術はカミ
ンス(Cummins )社の米国特許番号第3,220,39
2号で開示されており、この技術では、排気バルブ上に
位置されるスレーブ油圧ピストンが、排気バルブと協働
するエンジンピストンの圧縮行程の終了近くで排気バル
ブを開放する。内燃機関をブレーキモードにおくには、
3ウェイ(三方)ソレノイドが作動されて、加圧された
潤滑オイルが制御バルブを通って流れ、マスタピストン
とスレーブピストンの間に油圧リンクが形成される。マ
スタピストンがエンジンの圧縮行程とタイミングを合わ
せて周期的にエンジンエレメント(例えばフュエルイン
ジェクタ動作メカニズム)により内方向に変位される
と、油圧力を介してスレーブピストンが作動され、排気
バルブが開放される。
【0004】元は上記’392特許で開示された圧縮ブ
レーキシステムは、制御バルブにおける改善(リーディ
ー(Reedy )他の米国特許第5,386,809号及び
メイストリック(Meistrick )の米国特許第4,99
6,957号を参照のこと)とピストン作動アセンブリ
における向上(ボステルマン(Bostelman )の米国特許
第4,475,500号を参照のこと)を含めて、多く
の面で進化された。従来技術で見受けられる典型的な現
代の圧縮ブレーキシステムが図8に示される。排気バル
ブは通常、内燃機関のパワーモード中に排気ロッカレバ
ーにより動作される。内燃機関をブレーキモードで動作
させるには、制御バルブがチェックバルブを用いてブレ
ーキシステムを高圧回路と低圧回路に分けることにより
高圧の流体が低圧供給回路に逆流することが防止され、
これにより高圧回路に油圧リンクが形成される。制御バ
ルブの上流に配置される3ウェイソレノイドバルブは低
圧流体の制御バルブへの流れを制御し、ブレーキモード
の開始及び終了を制御する。
【0005】従来の圧縮ブレーキシステムには種々の問
題が見られた。まず、3ウェイソレノイドバルブの作動
とブレーキモードの開始との間に不必要に長い固有の時
間遅延が存在することである。この時間遅延は部分的
に、ソレノイドバルブが制御バルブから離れて配置され
るため、流体の流路とレスポンス時間が所望よりも長く
なる。また、マスタピストンとスレーブピストンとの
間、即ち高圧回路における不必要に長い流体の流路は、
不具合なことに圧縮される流体の量とレスポンス時間を
増大する。さらに従来の圧縮ブレーキシステムでは、ブ
レーキシステムは頭上で嵌合するボルトオンアクセサリ
である。かかるシステムでは、ブレーキシステムを搭載
するための空間を提供するために、シリンダヘッドとバ
ルブカバーとの間にスペーサが配置され、バルブカバー
がスペーサにボルト締めされる。この構成は不必要な高
さ、重量及びコストを内燃機関に付加する。上記問題の
多くは結果的に、ブレーキシステムを内燃機関自体のパ
ーツとしてではなく内燃機関に対する付属品として見る
ことになる。
【0006】1つの可能な解決法は、ブレーキシステム
の構成要素を他の内燃機関の構成要素と一体化すること
である。圧縮ブレーキシステムの部分を一体化する1つ
の試みは、ジョンソンの米国特許第3,367,312
号に見られる。この特許は、プランジャ又はスレーブピ
ストンがシリンダ中に配置されるロッカアームを備える
エンジンブレーキシステムを開示し、このシステムでは
シリンダはロッカアームの一端において一体形成され、
プランジャが油圧力により外部の位置にロックされるこ
とによりブレーキシステムが動作される。ジョンソンの
特許はまた、プランジャをシリンダから外方向に付勢し
て排気バルブと連続的に接触させるスプリングを示し、
これにより、カム作動されるロッカレバーがパワーモー
ドとブレーキモードの両モードで排気バルブを動作させ
ることができる。さらに制御バルブは、ロッカアームシ
リンダへの加圧流体の流れを制御して、ブレーキ動作と
通常のパワー動作との間で選択的にスイッチできるよう
に使用される。しかしながら、制御バルブユニットはロ
ッカアームアセンブリから離間配置されるので、流体輸
送通路が不必要に長くなると共にレスポンス時間もより
長くなる。これにより、ブレーキシステムが作動できる
前に不必要に多量のオイルを圧縮しなければならないこ
とにもなり、結果的に圧縮ブレーキのタイミングに対す
る制御が弱くなる。さらに、制御バルブはエンジンにお
ける所定セットのシリンダへの流れを制御するように使
用されるので、個々のエンジンシリンダ又は異なるグル
ープの内燃機関シリンダを選択的にブレーキモードで動
作させることができない。さらにまた、制御バルブはド
ライバによる作動の必要なマニュアル動作回転タイプバ
ルブであるので、信頼性がなく非効率的なブレーキ動作
となる。回転タイプのバルブはまた、回転バルブ部材と
その関連する円筒形ボアとの間に望ましくない流体の漏
出を生じる。ジョンソンのブレーキシステムはまた、通
常のパワー動作及びブレーキ動作中にロッカアームを動
かす単一カムローブ及びロッカアームアセンブリに依存
する。しかしながらこの構成は、関連する通常のカムプ
ロファイルにより決定される通常のバルブ動作から独立
した排気バルブ動作を提供するシステムの能力を制限す
ることになり、不利である。
【0007】ハビランド(Haviland)の米国特許第3,
332,405号は、ブレーキモード中に排気バルブを
動作させるロッカアームに形成されるキャビティに、油
圧リンクを形成できる制御バルブユニットが取り付けら
れる圧縮ブレーキシステムを開示する。通常のパワー動
作とブレーキ動作に対して別々のカムローブが使用され
る。しかしながら、通常モード及びブレーキモードの両
モード中の排気バルブの作動に単一のロッカアームが使
用されるので、ブレーキカムローブプロファイルのデザ
イン及びブレーキシステムの動作が、エンジンの通常動
作中に排気バルブを動作させるのに使用されるカムロー
ブのデザインに少なくとも部分的に依存する、又はその
デザインに影響される可能性がある。さらに、ハビラン
ドの特許は、単一のソレノイドを使用してシリンダの全
てに対して圧縮ブレーキを制御するため、どのような時
にも圧縮ブレーキのためにシリンダを全て使用するか又
は全て使用しないかのどちらかとなり、従って圧縮ブレ
ーキパワーが1レベルとなる。このような制限により、
圧縮ブレーキシステムの動作にはほとんど自由がない。
さらにこの特許は、制御バルブへの流体の流れを制御す
るソレノイドバルブユニットを示しているが、このユニ
ットは制御バルブユニット及びロッカレバーとは別に収
容されるので、結果的に内燃機関に余分なスペースを設
けることが必要となり、内燃機関のサイズと重量が増大
する。さらに、ハビランドの開示する制御バルブと従来
の制御バルブは一般に、1つ以上のスプリングを使用し
て制御バルブエレメントを付勢する。しかしながら、か
かるスプリングは往復運動を繰り返して過度のストレス
を受け、スプリングを損傷して重大な信頼問題を生じ、
結果的に制御バルブ及び圧縮ブレーキシステムの故障を
引き起こす。
【0008】ケネビル(Quenneville )の米国特許第
4,251,051号は、流体供給部と通じる入口と、
断続的な流体の供給を必要とするそれぞれの負荷装置及
びドレイン通路と通じる1つ以上の出口通路とを有する
ソレノイドアセンブリを開示する。入口と各出口との間
にそれぞれのボールバルブが配置され、スプリングはド
レイン通路の開放中に供給部と出口通路の間の流体の流
れを遮断するように付勢される。アーマチュア及びピン
がボールバルブを動かすように作動され、供給部を出口
に連結してドレイン通路を閉鎖する。しかしながら、作
動位置に位置されるバルブアセンブリが出口通路に流体
を流す際に、このアセンブリは出口通路から供給通路へ
の流体の逆流を防止しないので、圧縮ブレーキシステム
の動作中に制御バルブにより要求されるように異なる加
圧回路同士の間に油圧リンクを形成することができな
い。
【0009】レイバー(Leiber)の米国特許第3,92
1,666号は、第1及び第2閉鎖部材と、これらの部
材の間に配置されて各流体通路を流れる流体の流れをブ
ロックする各閉鎖位置へとこれら部材を付勢するスプリ
ングとを含むソレノイド動作バルブアセンブリを開示す
る。ソレノイドデバイスは、それが動作されない時には
第1接続部と第2接続部との間を流体が流れ、第3接続
部が第2閉鎖部材により閉鎖されるようにバルブを動作
させる。ソレノイドがわずかに作動されると、第1閉鎖
部材が第1接続部と第2接続部の間の連通を遮断し、第
2閉鎖部材は第3接続部を閉鎖したままである。ソレノ
イドがより作動されることにより、第2閉鎖部材が開放
され、第2接続部と第3接続部との間に流体の流路を形
成する。しかしながら、バルブがより作動されて流体が
供給部と負荷装置との間を流れている間には、第2閉鎖
部材は負荷装置からの逆流を遮断するように動作できな
い。結果的に、このバルブは、流体を逆方向即ち油圧回
路から供給部へと流出させることなく流体を油圧回路に
流入させる統合的なチェックバルブを備えていない。従
って、ブレーキシステムにおいてこのバルブアセンブリ
を使用して、排気バルブとカムローブとの間に高圧の油
圧リンクを形成し、このリンクを形成する高圧回路の断
続的な充填を行うことができない。さらに、ソレノイド
をわずかに作動させて上述のように所望の流れパターン
を達成する中間段階は、圧縮ブレーキシステムにおける
望ましい流れ特徴に矛盾する。
【0010】ダール(Dahl)の米国特許第2,944,
565号、バート(Burt)の米国特許第4,460,0
15号、及びマニニック(Maninic )の米国特許第4,
844,119号は、流体の流れを制御するための他の
3ウェイ構造を開示する。しかしながら、これらのバル
ブもハビランド、ケネビル、レイバーの特許に関して上
述した同様の欠点及び問題を含む。
【0011】排気バルブの開放及び閉鎖のタイミング
は、圧縮ブレーキシステムの効率と効果を決定する際の
重要な役割をはたす。多くの従来のブレーキシステムは
既存のエンジンの構成要素に依存して、圧縮ブレーキ中
の排気バルブの開閉のタイミングを決定する。例えば、
メイストリック(Meistrick )の米国特許第4,59
2,319号は、通常圧縮行程の終了近くで動作される
カムローブ及びプッシュロッド等のフュエルインジェク
タ作動メカニズムを使用する。しかしながら、他の内燃
機関の構成要素の作動に使用される他のアクチュエータ
と既存のカムローブに依存するため、排気バルブの動作
のタイミングの可能な範囲が制限され、これによりブレ
ーキシステムの最適化が妨げられる。シクラー(Sickle
r )の米国特許第4,572,114号とメイストリッ
ク他の米国特許第4,898,206号は前掲の’31
9特許で示されるシステムと同じ不具合を有する同様の
圧縮ブレーキシステムを開示する。
【0012】ゴバート(Gobert)他の米国特許第5,1
46,890号は、ブレーキモード中に専用のカムロー
ブにより排気バルブを動作させる圧縮ブレーキ方法及び
デバイスを開示する。しかし、このカムローブはブレー
キモード中にだけ使用される専用の排気バルブを動作す
る。この結果、この設計は、付加的な排気バルブアセン
ブリと、付加的な排気ポート及び排気バルブアクセス通
路を備えるようにシリンダヘッドを再設計することとに
関連するコストにより、不必要に高価になる。また、こ
の設計はシリンダヘッドに排気バルブを配置することに
おいて装備上の考慮事項を付加するので望ましくない。
【0013】従って、関連する内燃機関のサイズ及び重
量を最小化できると共に圧縮ブレーキシステムの最適な
動作を保証する、単純且つコンパクトでしかも効果的な
ブレーキシステムが必要である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の不具合を克服し、内燃機関のサイズ及び重量を最
小化できる、圧縮機に内燃機関を切り換える専用の内燃
機関ブレーキシステムを提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、内燃機関のサイズ及
び重量を減少するように一体化された構成要素を有する
専用の内燃機関圧縮ブレーキシステムを提供することで
ある。
【0016】本発明のさらなる目的は、最適なブレーキ
動作を可能とするように排気バルブの動作に対してのみ
専用に設けられるブレーキコンポーネントを含む内燃機
関圧縮ブレーキシステムを提供することである。
【0017】本発明の別の目的は、内燃機関のサイズを
減少するように各ブレーキモードロッカレバーと一体形
成される、ブレーキ流体回路における流体(例えば水、
油等の液体)の流れを制御するためのブレーキ流体バル
ブを含む専用の内燃機関ブレーキシステムを提供するこ
とである。
【0018】本発明のさらなる目的は、圧縮ブレーキシ
ステムの作動と圧縮ブレーキの実際の開始との間の時間
遅延を最小化することにより圧縮ブレーキの効率を最大
にする専用の内燃機関圧縮ブレーキシステムを提供する
ことである。
【0019】本発明のまた別の目的は、ブレーキ回路に
おける圧縮流体の量を最少化することにより圧縮ブレー
キシステムが作動される時間と圧縮ブレーキの開始時間
との間の遅延時間を最小化する専用の内燃機関圧縮ブレ
ーキシステムを提供することである。
【0020】本発明のさらに別の目的は、ブレーキシス
テムの高圧回路と低圧回路における通路の長さを最小に
し、ブレーキシステムの制御バルブと3ウェイバルブを
接続する通路の必要をなくし、ブレーキシステムのブレ
ーキ流体バルブとアクチュエータピストンとの間の通路
の長さを最小にする専用の内燃機関圧縮ブレーキシステ
ムを提供することである。
【0021】本発明の目的は、内燃機関の他の構成要素
に依存しないブレーキシステムの設計とその動作の制御
における最大の自由を可能にし、圧縮ブレーキの効率を
最大にする専用の内燃機関圧縮ブレーキシステムを提供
することである。
【0022】本発明のさらなる目的は、ブレーキモード
において個々のエンジンシリンダ又は異なるグループの
エンジンシリンダが独立的に及び選択的に動作され、複
数レベルの圧縮ブレーキパワーを可能にする専用の内燃
機関圧縮ブレーキシステムを提供することである。
【0023】本発明の別の目的は、エンジンサイクルに
おける種々のポイントで圧縮ブレーキを選択的に実行
し、エンジンにおける機械的負荷を増大することなく圧
縮の効果を最大にする専用の内燃機関圧縮ブレーキシス
テムを提供することである。
【0024】本発明はさらに、エンジンのパワーモード
動作のタイミングから完全に独立するようにブレーキモ
ード動作のタイミングを制御する専用の内燃機関圧縮ブ
レーキシステムを提供することを目的とする。
【0025】本発明はまた、内燃機関のパワーモード動
作に必要な排気バルブの変位量に関係なく圧縮ブレーキ
動作中に排気バルブの変位量を制御できる専用の内燃機
関圧縮ブレーキシステムを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】これらの目的、及び以下
の説明において明らかになるであろう他の目的を達成す
るために、周期的な連続的圧縮及び膨張行程のためにシ
リンダ内に往復運動するように取り付けられる少なくと
も1つのエンジンピストンと、内燃機関がパワーモード
で動作される時にこのエンジンピストンの膨張行程の終
了近くで開放するように動作し、内燃機関がブレーキモ
ードで動作される時にエンジンピストンの圧縮行程に対
する可変的なタイミングで開放するように動作する排気
バルブと、を有する内燃機関の専用圧縮ブレーキシステ
ムが提供される。このブレーキシステムは、内燃機関が
パワーモードで動作される時に排気バルブを往復運動さ
せるパワーモードロッカレバーと第1カムローブとを含
む第1排気バルブアクチュエータアセンブリを備える。
ブレーキシステムは、内燃機関がブレーキモードで動作
される際に排気バルブを往復運動させるブレーキモード
ロッカレバーと第2カムローブとを有する第2排気バル
ブアクチュエータアセンブリを含む。第2排気バルブア
クチュエータアセンブリは、ブレーキモードロッカレバ
ーに形成されるブレーキ流体回路と、ブレーキモードロ
ッカレバー上に取り付けられるブレーキ流体バルブを含
む。ブレーキ流体回路は、低圧流体をブレーキ流体バル
ブに輸送する低圧回路と、低圧回路から低圧流体を受け
取る高圧回路とを含む。ブレーキ流体バルブは、ブレー
キ流体回路の低圧回路と高圧回路の間のブレーキ流体
(例えば水、油等の液体)を制御する。ブレーキモード
ロッカレバーは、第2カムローブに隣接配置される第1
の端と排気バルブに隣接配置される第2の端とを有す
る。高圧回路はブレーキモードロッカレバーの第1の端
に形成されるキャビティを含み、第2排気バルブアクチ
ュエータアセンブリは、キャビティにスライド可能に取
り付けられるアクチュエータピストンと、キャビティに
おける中心ボア内に取り付けられるコイルスプリングと
を含み、このスプリングはアクチュエータピストンをキ
ャビティの中へと付勢して、内燃機関のパワーモード動
作中にアクチュエータピストンと排気バルブとの間に離
間距離を生成する。ブレーキ流体バルブは3ウェイソレ
ノイドバルブを含み得る。この3ウェイソレノイドバル
ブは、内燃機関のパワーモードに対応する第1の位置を
有し、この第1の位置では、低圧回路から高圧回路への
流体の流れが遮断されると共に高圧回路がドレイン回路
に接続される。さらに3ウェイソレノイドバルブは内燃
機関のブレーキモードに対応する第2の位置を含み、こ
の第2の位置では低圧流体が低圧回路から高圧回路へと
流れることができる。ブレーキ流体バルブはまた、高圧
回路から低圧回路への流体の流れを阻止する第1チェッ
クバルブを含み得る。さらにブレーキ流体バルブは、3
ウェイソレノイド制御バルブがその第1の位置にある時
に高圧回路からドレイン回路への流体の流れを許可し、
3ウェイソレノイド制御バルブがその第2の位置にある
時に高圧回路からドレイン回路への流体の流れを阻止す
る第2チェックバルブを含み得る。ブレーキ流体バルブ
は、第1チェックバルブと第2チェックバルブとの間に
配置される圧縮スプリングを含み、この圧縮スプリング
は、3ウェイソレノイドバルブがその第2の位置にある
時に第1チェックバルブを付勢して高圧回路からドレイ
ン回路への流体の流れを阻止する。ブレーキ流体バルブ
は、エンジンピストンの圧縮行程中に排気バルブを開放
し始め、エンジンピストンが上死点に到達する前に排気
バルブがシリンダ中へのその最大変位を遂げるように動
作する。
【0027】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、エンジンがブ
レーキモードにある場合に内燃機関を圧縮機として動作
させる本発明の専用圧縮ブレーキシステムが示される。
特に、図1はパワーモード排気バルブアクチュエータア
センブリのパワーモードロッカレバー100を開示し、
このパワーモードロッカレバーはエンジンが通常のパワ
ーモードで動作する際に排気バルブ102を往復移動す
るように変位させる。パワーモードでは、パワーモード
ロッカレバー100は、エンジンシリンダーから燃焼ガ
スを排気するために例えばエンジンの四つのサイクル動
作のうちの排気サイクル中に排気バルブをエンジンシリ
ンダー(図示せず)内に変位させる。ブレーキモードで
エンジンを動作させる必要が生じると、ブレーキモード
排気バルブアクチュエータアセンブリ104は圧縮ブレ
ーキを制御する。ブレーキモード排気バルブアクチュエ
ータアセンブリ104はブレーキモードロッカレバー1
06及び各エンジンシリンダーに対して関連するブレー
キモードカムローブ108を含む。ブレーキモードロッ
カレバー106及びブレーキモードカムローブ108は
共に動作してエンジンがブレーキモードで動作する際に
排気バルブ102を変位させる。ブレーキモード排気バ
ルブアクチュエータアセンブリ104は、ロッカレバー
106内に形成されたブレーキ流体回路110、ブレー
キモードロッカレバー106に取り付けられたアクチュ
エータピストン120及びブレーキ流体バルブ116を
含み、ブレーキモードにおいてアセンブリ104を選択
的に変位させるようにブレーキ流体回路を介してブレー
キ流体のフローを制御する。
【0028】ブレーキ回路110は高圧回路112、低
圧回路114及びドレイン回路119を含む。高圧回路
112及び低圧回路114はブレーキモードロッカレバ
ー106に穴をあけて経路を形成しプラグ113、11
5を使用して高圧回路及び低圧回路をそれぞれシールす
ることによって形成される。ブレーキ流体バルブ116
はブレーキモードロッカレバー106に形成されたロッ
カレバーボア107に取り付けられる。或いは、プラグ
113の代わりに、ブレーキ流体バルブ116はボア1
07内で採寸且つ方向が定められバルブ116のボディ
が高圧回路112を形成するドリルのオープンエンドを
液封してもよい。ブレーキ流体バルブ116は動作して
高圧回路112、低圧回路114及びドレイン回路11
9間のブレーキ流体のフローを制御する。ブレーキ流体
バルブ116はエンジン制御モジュール(図示せず)に
よって制御され、該エンジン制御モジュールは配線11
7を介してブレーキ流体バルブ116に信号を出力す
る。また、ドレイン回路119はブレーキ流体バルブ1
16に一体的に形成された経路によって形成されること
に注目されたい。
【0029】アクチュエータピストン120はブレーキ
モードロッカレバー106の一端部に形成されたアクチ
ュエータピストンボア118にスライド可能に取り付け
られる。アクチュエータピストンボディ121を有する
アクチュエータピストン120は、ブレーキモードロッ
カレバー106と排気バルブ102との間に存在する距
離、即ちラッシ122を制御するように動作する。アク
チュエータピストン120はねじ又はボルト124によ
ってブレーキモードロッカレバー106に接続し、該ね
じ又はボルトはブレーキモードロッカレバー106に形
成されたねじ穴126を介して延出してロックナット1
25に係合する。更にブレーキモードロッカレバー10
6はエンジンオーバーヘッド(図示せず)に固定される
ブレーキモードロッカレバーシャフト128を含み、ブ
レーキモードロッカレバー106はブレーキモードカム
ローブ108のリフトプロファイルに応じて該ブレーキ
モードロッカレバーシャフトの上でピボット動作する。
円筒形ブッシュ127の形態の軸受はシャフト128の
周りに配置され、ロッカレバー106に固定して接続さ
れるためシャフト128のスムースなピボット回転が可
能になる。図1はブレーキモードカムローブ108の任
意のリフトプロファイルを示し、代わりに特定のアプリ
ケーションに必要なリフトプロファイルも使用され得る
ことに注目されたい。また、ブレーキモードロッカレバ
ー106はローラ109も含み、該ローラはブレーキモ
ードロッカレバー106のボア118に対向する端部に
形成された開口に配置されるローラピン111に取り付
けられる。ローラ109はカムローブ108の外面に接
触し、ブレーキモードカムローブ108の回転に伴って
回転する。
【0030】低圧回路114は中心供給ボア129、レ
バーシャフト128に形成された半径方向供給経路13
0及びロッカレバー106に形成された送り経路132
を含む。経路132は半径方向供給経路130と協働し
て低圧流体を中央ボア129からブレーキ流体バルブ1
16に供給する。また、低圧回路114は潤滑送出経路
123を含み、ブレーキ流体を潤滑の目的でラジアル経
路130からローラピン111に送出する。
【0031】図2を参照するとブレーキ流体バルブ11
6が更に詳細に述べられる。このブレーキ流体バルブは
"Solenoid Valve for Compression-Type Engine Retar
der"と題された1994年7月14日に出願された米国
同時係属出願番号第275,118号の論題であり、こ
の内容は参照として本明細書中に援用される。一般的
に、示されるブレーキ流体バルブ116はコンパクト且
つ三方ソレノイドバルブと制御バルブが一体化したバル
ブであり、ブレーキモードの開始と終了を選択的に制御
する一方、高圧回路112の高圧リンクを迅速且つ有効
に形成し必要に応じて高圧回路112を十分に充填す
る。ブレーキ流体バルブ116はハウジング200、ソ
レノイドコイル202及びハウジング200に形成され
たボア領域206に配置されるアーマチュアディスク2
10を含むアーマチュア203を含む。アーマチュア2
03の周りに配置されるのはアーマチュアばね208で
あり、このばねはアーマチュアディスク210に当接し
て該アーマチュアディスクが図2に示されるようにソレ
ノイドコイル202から離れて下方に移動するように該
アーマチュアディスク210を付勢する。ドレインチェ
ックバルブ212はアーマチュア203の下のバルブキ
ャビティ211に配置され、該バルブキャビティはハウ
ジング200に螺合するバルブボディ214に形成され
る。ドレインチェックバルブ212はバルブステム20
4を含み、該バルブステムはアーマチュアディスク21
0とは別に形成されるか又は該ディスクと一体的に形成
され得る。ドレインチェックバルブ212の下に位置す
るのはインレットチェックバルブ216であり、両バル
ブ212と216の間には圧縮ばね218が位置され、
該圧縮ばねはこれらのチェックバルブが互いから離れる
ように付勢するために配置される。バルブボディ214
はドレインチェックバルブ212による当接でシールす
るために配置される環状ドレインバルブシート213及
びインレットチェックバルブ216による当接でシール
するために配置される環状インレットバルブシート21
5を含む。また、ブレーキ流体バルブ116は経路22
0、222、224も含み、必要な回路に流体のフロー
を提供する。本発明では、インレット経路220は低圧
回路114と協働し、ドレイン経路222はドレイン回
路119に達し、アウトレット経路224は高圧回路1
12に達する。ブレーキ流体バルブ116の動作は図3
に示される。図3(a)の "ブレーキオフ”位置ではソ
レノイドコイル202が通電されず、アーマチュアディ
スク210はばね208によって下方に付勢されてドレ
インチェックバルブ212のバルブステム204に着座
する。ばね208の付勢力は圧縮ばね218の付勢力に
十分勝るため、ドレインチェックバルブ212はインレ
ットチェックバルブ216に接触してインレット経路2
20を閉じるため、低圧回路114から高圧回路112
への流体のフローをブロックする。更に、経路222及
び224はキャビティ211を介して流体連通の関係に
あるため、高圧回路112はドレイン回路119に接続
する。次に、図3(b)及び図3(c)に示される "ブ
レーキ充填”及び "ブレーキオン”位置ではソレノイド
コイル202が通電され、アーマチュアディスク210
はコイル202に引きつけられ、更にドレインチェック
バルブ212のバルブステム204から離れるようにア
ーマチュアディスク210を持ち上げるためにアーマチ
ュアばね208の付勢力に対して上方に移動される。圧
縮ばね218の付勢力によってドレインチェックバルブ
212はドレインバルブシート213に着座するためド
レイン経路222への流体のフローをブロックする。更
に、低圧回路114の流体圧力は圧縮ばね218の付勢
力に十分に勝るため、低圧回路114と高圧回路112
との間に流体連通が形成され、低圧回路から高圧回路へ
のブレーキ流体を許容する。高圧回路112がブレーキ
流体で完全に満たされると(図3(c)の "ブレーキオ
ン”位置に対応する)流体はそれ以上高圧回路にフロー
しないため、高圧回路と低圧回路の間の流体のフローは
低圧回路をシールするインレットチェックバルブ216
によってブロックされる。
【0032】ブレーキ流体バルブ116のコンパクトな
構造によって、図1に示されるようにブレーキモードロ
ッカレバー106への取付けが容易になり、別個のソレ
ノイド及び制御バルブをエンジンオーバーヘッドに配置
される追加のスペーサブロックのようなエンジンの他の
領域に取り付けることを避けることによって、エンジン
のサイズを小さくすることができる。
【0033】図4を参照すると、アクチュエータピスト
ン120がより詳細に説明される。アクチュエータピス
トン120は中央ボア402を有するアクチュエータピ
ストンボディ121を含み、調節ねじ124は該ボア内
に延出する。調節ねじ124は、アクチュエータピスト
ン120の底部と排気バルブ102の距離122(図1
に示される)を調節するようにナット125(図1)に
よってロッカレバー106に調節可能に固定される。ア
クチュエータピストンボディ121は、調節ねじ124
に対して軸方向に移動するようにアクチュエータピスト
ンボア118にスライド可能に配置される。中央ボア4
02の調節ねじ124の周りの部分に配置される内側圧
縮ばね406はアクチュエータピストンボディ121を
図1のアクチュエータピストンボア118に向かって上
方に付勢する。内側圧縮ばね406の一方の端部は固定
調節ねじ124に形成された環状上部フランジ408に
対して作用し、一方対向する端部は、ピストンボディ1
21に形成された溝に固定して配置される止め輪416
によって定位置に固定された上部スペーサ418に当接
する。従って、ばね406は図4に示されるようにアク
チュエータピストンボディ121を上方に付勢する。内
側圧縮ばね406よりも高い付勢力を有する外側圧縮ば
ね410は、中央ボア402の内側圧縮ばね406の周
りの部分に設けられる。外側圧縮ばね410の一端部は
上部スペーサ418に当接し、対向する端部はアクチュ
エータピストンボディ121に形成されたアクチュエー
タフランジ部分412に配置された下部スペーサ414
に当接する。更に、調節ねじ124は下部フランジ42
0を含み、該フランジは以下の記述から明らかになるよ
うにスペーサ414に当接してアクチュエータピストン
ボディ121の外側への動作を制限する。
【0034】アクチュエータピストン120の動作にお
いて、アクチュエータピストンボディ121は通常アク
チュエータピストンボア118に向かって上方に付勢さ
れ、調節ねじ124の底部422はアクチュエータピス
トンボディ121に接触する。ブレーキ流体がピストン
ボア118の上部分に入ると、このブレーキ流体はアク
チュエータピストンボディ121の表面に作用し、流体
圧力が内側圧縮ばね406の付勢力に十分勝る場合、ア
クチュエータピストンボディ121は矢印430で示さ
れるように軸方向下向きに付勢される。アクチュエータ
ピストンボディ121の外側への移動は、下部スペーサ
414が調節ねじ124の下部フランジ420に接触す
ることによって制限される。この時点で、ブレーキ流体
が外側圧縮ばね410の付勢力に勝るための更なる移動
が必要とされる。しかしながら、外側圧縮ばね410
は、フランジ420に対するスペーサ414の衝撃を緩
和しつつブレーキ流体の力にもかかわらずばね圧縮を防
ぐ十分な付勢力を有する。
【0035】ブレーキモード排気バルブアクチュエータ
アセンブリ104の動作が説明される。エンジンがパワ
ーモードで動作される場合、ブレーキ流体バルブ116
は "ブレーキオフ”位置(図3(a))にあり、この位
置ではブレーキ流体は高圧回路112とドレイン回路1
19との間を流れる。アクチュエータピストン120の
アクチュエータピストンボディ121はアクチュエータ
ピストンボア118に向かって上方に付勢され、キャビ
ティ130の油圧は内側圧縮ばね406(図4)の付勢
力に勝る程十分ではない。これによって距離122が形
成され、この距離はブレーキモードカムローブ108の
リフトプロファイルによってブレーキモードロッカレバ
ー106がピボット動作してもアクチュエータピストン
120は排気バルブ102に接触しない程に十分広い。
調節ねじ124は十分な距離122が設けられるように
調節される。従って、ブレーキモード排気バルブアクチ
ュエータアセンブリ104は排気バルブ102を開かな
いため、エンジンの通常のパワーモード動作に影響しな
い。
【0036】エンジンがブレーキモードになると、エン
ジン制御モジュール(図示せず)は配線117を介して
ブレーキ流体バルブに必要な信号を出力してソレノイド
コイル202を通電させるため、アーマチュアディスク
210を引きつける。ディスク210が上方に移動する
とドレインチェックバルブ212はドレインバルブシー
トに着座して経路222と224との間の流体フローを
ブロックするため、高圧回路112とドレイン回路11
9との間の流体フローを遮断する。更に、低圧回路11
4の流体圧力は、インレットチェックバルブ216を持
ち上げて低圧回路114と高圧回路112を流体連通さ
せる程に十分である。ブレーキ流体は高圧回路112を
介してアクチュエータピストンボア118の上部分及び
アクチュエータピストン120の中央ボア402に流れ
る。ブレーキ流体の圧力によってアクチュエータピスト
ンボディ121はアクチュエータピストンボア118か
ら図4の矢印430によって表されるように下方にスラ
イドして変位し、アクチュエータピストン120と排気
バルブ102との距離122が短くなる。距離122が
短くなるため、ブレーキモードカムローブ108のリフ
トプロファイルによってアクチュエータピストン120
は排気バルブ102に接触し、排気バルブはエンジンサ
イクルの選択されたポイントで所定量だけエンジンシリ
ンダー内に変位し、この所定量はブレーキモードカムロ
ーブ108のプロファイルによって決定される。
【0037】本システムでは、排気バルブのシリンダー
への最大変位がエンジンピストンの上死点より前に起こ
るように圧縮行程の終了前に排気バルブを開くと利点が
あることが分かった。この特定のタイミングサイクルに
よって各サイクルに対して行われるリタード動作の量が
増加する。更に、排気バルブのシリンダーへの変位量は
圧縮ブレーキに必要な量だけであり、約0.090〜
0.100インチであるが、この量は特定のエンジンア
プリケーションに応じて変化し得る。エンジン動作に関
する本発明の動作を制御する好適な方法は、本発明と同
日に出願されたビットリオ(Vittorio) による米国同時
係属出願の "Improved Engine Retarder Cycle" に詳細
に開示されている。
【0038】圧縮ブレーキが必要なくなるとエンジンは
パワーモードに戻りエンジン制御モジュールは必要な信
号をブレーキ流体バルブ116にリレーし、ソレノイド
コイル202は通電されず、アーマチュア203はアー
マチュアばね208によって元の位置に付勢される。結
果的に、バルブ212がインレットチェックバルブ21
6に当接しシート215に対して該バルブ216を付勢
するまでアーマチュアディスク210はバルブステム2
04及びドレインチェックバルブ212を圧縮ばね21
8の付勢力に対抗して下方に押すため、インレット経路
220とアウトレット経路224の流体連通をブロック
する。更に、アウトレット経路224はドレイン経路2
22と流体連通しているため、高圧回路112はブレー
キ流体をドレイン回路119に通過させる。このベンテ
ィングによってピストンボア118のブレーキ流体圧力
が低下し、内側圧縮ばね406はアクチュエータピスト
ンボディ121をアクチュエータピストンボア118に
向かって上方に付勢する。従って、距離122はブレー
キモードカムローブ108のリフトプロファイルに応じ
たブレーキモードロッカレバー106のピボット動作
は、アクチュエータピストン120が排気バルブ102
に接触する程十分ではない点まで再度増加する。
【0039】図5を参照すると、アクチュエータピスト
ン500の第2実施の形態が示され、アクチュエータピ
ストンボディ521はブレーキモードロッカレバー10
6に形成されたアクチュエータピストンボア522にス
ライド可能に配置されるという点において、このアクチ
ュエータピストンは図4に示される第1実施の形態のア
クチュエータピストン120に類似している。下部フラ
ンジ520を有する調節ねじ504は中央ボア502
配置され、ねじ穴503を介して延出してロックナット
505に係合する。しかしながら、この実施の形態では
中央ボア502に配置されたソリッド(solid) スペーサ
556は下部フランジ520に当接して外側ばね410
及びスペーサ414、418の代わりにピストンボディ
521の外側への移動を停止させる。止め輪516はボ
ディ521に形成された溝部分554に配置されてスペ
ーサ556を下部ピストンフランジ552に対して定位
置に固定する。また、ロッカレバー106に結合する外
部板ばね550は、図4の実施の形態のばね406の代
わりにピストンボディ521をピストン522に付勢す
るために使用される。
【0040】動作において、高圧ブレーキ流体がボア5
22に入ると流体圧力は、図5に示されるように、アク
チュエータピストンボディ521及びスペーサ556を
排気バルブ(図示せず)に向かって外側板ばね550の
付勢力に対抗して下方に付勢する。所定の距離だけ付勢
された後、ソリッドスペーサ556の底部は調節ねじ5
04の下部フランジ520に接触する。ソリッドスペー
サ556は増加するブレーキ流体の圧力によって接触し
ない構造を有するため、アクチュエータピストンボディ
521の移動は制限される。
【0041】図6を参照すると、アクチュエータピスト
ン600の第3実施の形態が例示されており、このアク
チュエータピストンは図5に示されたアクチュエータピ
ストン500に類似しており、アクチュエータピストン
ボディ621、中央ボア602に配置された下部フラン
ジ620を有する調節ねじ604及びピストンボディ6
21のノッチ654に配置される止め輪616を含み、
この止め輪は下部ピストンフランジ652に対してソリ
ッドスペーサ656を定位置に固定する。本実施の形態
のソリッドスペーサ656は圧縮ばね660を受けるた
めの中央リセス658を含む点において、第2実施の形
態のソリッドスペーサ556と異なる。ばね660の他
方の端部は調節ねじ604の下部フランジ620に当接
し、ピストンボディ621をボア622へ付勢する。
【0042】図7を参照するとパワーモード及びブレー
キモード排気バルブアクチュエータアセンブリの第2実
施の形態が述べられる。ブレーキモード排気バルブアク
チュエータアセンブリ104は図1に示され先に詳細に
説明されたものと同一である。この実施の形態は第1実
施の形態に非常に類似しているが、唯一異なる点はブレ
ーキモード排気バルブアクチュエータアセンブリ104
は通常のパワーモード動作に使用されるパワーモード排
気バルブ作動とは別の排気バルブに作用することであ
る。図7に示されるように、パワーモードロッカレバー
702が示されるパワーモード排気バルブアクチュエー
タアセンブリはパワーモード排気バルブ704に動作す
るがブレーキモード排気バルブ700に動作しない。ブ
レーキモードロッカレバー706が示されるブレーキモ
ード排気バルブアクチュエータアセンブリ104はブレ
ーキモード排気バルブ700に動作するがパワーモード
排気バルブ704には動作しない。異なる排気バルブの
変位を制御することを除けば、パワーモード及びブレー
キモードの圧縮ブレーキシステムの動作は第1実施の形
態の動作と同じである。
【0043】本発明の圧縮ブレーキシステムは従来技術
に比べて多くの重要な利点を有する。一つの重要な利点
はエンジンのサイズ及び重量が低減されることであり、
これによってコストがかなり節約される。従来の装置
(図8)では、三方ソレノイドバルブ802、制御バル
ブ804及び流体加圧手段806は全て互いに離れて配
置され、更に排気バルブ800を動作させるロッカレバ
ー810から離れて配置された。結果として、シリンダ
ヘッドとバルブカバーとの間に配置されるスペーサプレ
ートは圧縮ブレーキシステムに必要な空間を設けるため
に必要とされた。対照的に本発明では三方バルブ及び制
御バルブをブレーキ流体バルブ116として一体的に形
成し、ブレーキ流体バルブをブレーキモードロッカレバ
ー106のボア107に取り付けることによってスペー
サの必要がなくなった。更に、流体加圧手段の機能が本
発明のブレーキ流体バルブ116に含まれるため、別個
の流体加圧手段の必要がなくなった。また、ロッカレバ
ーを圧縮ブレーキシステムで使用することによってスペ
ーサプレートを含む従来の複雑なエンジンブレーキハウ
ジングを使用するよりも重量が減る。これらの改善点全
てによってサイズ及び重量が低減し、エンジンのコスト
も低減する。
【0044】本発明の別の重要な利点は圧縮ブレーキの
有効性に関し、特に圧縮ブレーキシステムの動作の反応
時間、詳細にはエンジン制御モジュールから圧縮ブレー
キの実際のオンセットへ必要な信号を伝達する時間遅延
に関する。図8の従来の装置では、三方ソレノイドバル
ブ802は制御バルブ804から離され、これらの構造
はアクチュエータスレーブピストン808から十分な距
離を置いて配置されるため、マスターピストンとスレー
ブピストンとの間に不必要に長い流体経路が存在する。
これによって三方バルブ802の動作と圧縮ブレーキの
オンセットとの間に元々長い時間遅延があり、これによ
って圧縮ブレーキの能率が低減する。対照的に本発明で
は三方ソレノイドバルブ及び制御バルブはブレーキ流体
バルブ116に一体的に形成されるため、三方ソレノイ
ドバルブと制御バルブとの間の経路は必要なくなり、ソ
レノイドコイル202の動作と、ドレインチェックバル
ブ212(図2)のブロック位置への移動によって部分
的に決定される高圧回路112における高圧リンクの形
成との間の時間遅延が低減し、高圧回路112とドレイ
ン回路119との間をフローするブレーキ流体を遮断
し、高圧回路112と低圧回路114との間のフローを
可能にする。更に、ブレーキ流体バルブ116とアクチ
ュエータピストン120との間の経路がより短くなり、
圧縮ブレーキの実際のオンセットまでの遅延を低減す
る。圧縮ブレーキシステムの動作と圧縮ブレーキのオン
セットとの間の固有の遅延を低減させることによって、
圧縮ブレーキシステムの能率が増加する。
【0045】専用ロッカレバー及びカムローブ構造を設
けることによって、本発明により他のエンジン要素の動
作と独立して圧縮ブレーキシステムを最大限自由に動作
させることが可能になり、圧縮ブレーキの動作に使用さ
れる最適なタイミング及び排気バルブの変位が可能にな
る。専用ロッカレバー及びカムローブ構造は所与のモー
メントで異なるレベルの圧縮ブレーキパワーを提供する
能力を有する。ジョンソン(Jonsson)による米国特許第
3,367,312号のような従来の装置では、単一の
制御バルブが使用されてシリンダーのセット全体への流
体のフローを制御した。一つのレベルの圧縮ブレーキパ
ワーしか許容されないため、特定の状態に実際どれくら
いの圧縮ブレーキパワーが必要かということよりもどの
くらいの圧縮ブレーキパワーが使用されるかということ
に対する制御が最小限に留められた。本発明では、各シ
リンダーが専用ロッカレバー及びカムローブを有するの
で一つのシリンダーから全てのエンジンシリンダーまで
のどの場所でも所与の時間に圧縮ブレーキのために使用
されることができ、従って複数のレベルの圧縮ブレーキ
パワーが可能になる。これによって所与の状態に必要な
圧縮ブレーキパワーの量を正確に利用することができ、
これによって圧縮ブレーキシステムの効率が向上する。
【0046】複数のレベルの圧縮ブレーキパワーを提供
することに加えて、本発明の専用ロッカレバー及びカム
ローブ構造によって排気バルブのタイミング及び変位が
カム動作噴射装置のような他のエンジン要素の動作とは
独立して制御されることができる。ハビランド(Havila
nd) による米国特許第3,332,405号のような従
来の装置では、単一のロッカアームが使用されてエンジ
ンの通常のパワーモード及びブレーキモード中に排気バ
ルブを動作させた。このような装置では、ブレーキカム
プロファイルデザインはパワーモード動作中に排気バル
ブを動作させるために必要なデザインを考慮せざるを得
なかった。更に、多くの従来のブレーキシステムは通常
のパワーモード中に燃料噴射装置を動作させるために使
用されるカムローブと同じカムローブを使用することに
よって圧縮ブレーキ中に排気バルブを動作させたため、
ブレーキシステムの最適なデザインが厳格に制限され
た。ブレーキモード動作のプロファイルデザインにリフ
トを含むことによってエンジンのパワーモード動作中の
排気バルブのオープニングが不注意に開くことがあるた
め、ブレーキモード動作中に排気バルブを開くタイミン
グのスペクトルが制限される。従来の構造はエンジンピ
ストンがブレーキモードの圧縮行程でTDCに到達した
ときに排気バルブを開き、これは噴射装置プランジャが
通常のパワーモードで噴射行程を開始するときでもあ
る。本発明の装置では別個のブレーキモードカムローブ
108によって排気バルブの開閉が完全に自由になる。
特に、本発明の圧縮ブレーキシステムのタイミングでは
排気バルブは圧縮行程の前に開かれるため、排気バルブ
のシリンダーへの最大変位はエンジンピストンのTDC
の前に起こる。これによってTDCの後まで排気バルブ
の最大変位のない従来のデザインよりも各サイクルに行
われるリタード動作の量が増加する。更に、これによっ
てシリンダーの圧力を増大させずに、エンジンピストン
がTDCに到達する前に実行されるリタード動作が増大
する。
【0047】独立カムローブ構造を有する別の利点は、
排気バルブの最大変位はパワーモード動作中の排気バル
ブの最大変位と独立して制御され得ることである。排気
バルブの必要な変位はパワーモード動作よりも圧縮ブレ
ーキ目的の場合の方が小さい。パワーモード動作に必要
な変位の量は特定のエンジンに対して約0.400イン
チであり、ブレーキモード動作に必要な変位は同じエン
ジンに対して約0.090〜0.100である。従っ
て、パワーモード動作及びブレーキモード動作に同じカ
ムローブを利用する従来の装置では、排気バルブはブレ
ーキモード動作に実際に必要な変位量よりも多く移動す
るため、バルブクリアランスの問題の可能性が出てく
る。しかしながら本発明の装置によって排気バルブは
0.090〜0.100インチの必要な程度しか開かな
いため、バルブクリアランスの問題は無くなる。
【0048】産業上の実施 本発明の専用ロッカレバー及びカムアセンブリは内燃機
関で利用されて特定の時間中のエンジン部材の動作を制
御する。専用ロッカレバー及びカムアセンブリはヘビー
デューティビークル(高荷重車両)の圧縮ブレーキシス
テムにおける使用に特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体化した圧縮ブレーキシステムに関
連する専用ロッカレバー/カムローブ構造の線図の例示
である。
【図2】本発明に従った専用圧縮ブレーキシステムのブ
レーキ流体バルブの断面図である。
【図3】(a)はエンジン動作のパワーモード及びブレ
ーキモード中のブレーキ流体バルブの断面図である。
(b)はエンジン動作のパワーモード及びブレーキモー
ド中のブレーキ流体バルブの断面図である。(c)はエ
ンジン動作のパワーモード及びブレーキモード中のブレ
ーキ流体バルブの断面図である。
【図4】本発明に従った専用圧縮ブレーキシステムのア
クチュエータピストンの断面図である。
【図5】本発明のアクチュエータピストンの第2実施の
形態の断面図である。
【図6】本発明のアクチュエータピストンの第3実施の
形態の断面図である。
【図7】本発明に従った専用圧縮ブレーキシステムの第
2実施の形態の概略図である。
【図8】内燃機関の従来の圧縮ブレーキシステムの線図
である。
【符号の説明】
100 パワーモードロッカレバー(パワーモード排
気バルブアクチュエータアセンブリ) 102 排気バルブ 104 ブレーキモード排気バルブアクチュエータア
センブリ 106 ブレーキモードロッカレバー 107 ロッカレバーボア 108 ブレーキモードカムローブ 110 ブレーキ流体回路 112 高圧回路 114 低圧回路 116 ブレーキ流体バルブ 119 ドレイン回路 120 アクチュエータピストン
フロントページの続き (72)発明者 デイビッド エー.ビットリオ アメリカ合衆国 47201 インディアナ 州 コロンバス パイン ヒル ドライ ブ 1125 (56)参考文献 実開 昭60−75611(JP,U) 特公 昭44−15205(JP,B1) 国際公開94/25740(WO,A1)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的な連続的圧縮及び膨張行程のため
    にシリンダ内に往復運動するように取り付けられる少な
    くとも1つのエンジンピストンと、内燃機関がパワーモ
    ードで動作される時にエンジンピストンの膨張行程の終
    了近くで開放するように動作し、内燃機関がブレーキモ
    ードで動作される時にエンジンピストンの圧縮行程の終
    了前に開放するように動作する少なくとも1つの排気バ
    ルブと、を含む内燃機関のブレーキシステムであって、 内燃機関がパワーモードで動作される時に前記少なくと
    も1つの排気バルブを往復運動させる第1排気バルブ作
    動手段を含み、 前記第1排気バルブ作動手段が、前記少なくとも1つの
    排気バルブに隣接してピボット可能に取り付けられ内燃
    機関がパワーモードで動作される時に前記少なくとも1
    つの排気バルブを開放するパワーモードロッカレバー
    と、前記パワーモードロッカレバーをピボットさせる第
    1カム手段と、を含み、 内燃機関がブレーキモードで動作される時に前記少なく
    も1つの排気バルブを往復運動させる第2排気バルブ作
    動手段を含み、 該第2排気バルブ作動手段が、前記少なくとも1つの排
    気バルブに隣接してピボット可能に取り付けられて前記
    少なくとも1つの排気バルブを開放するブレーキモード
    ロッカレバーと、前記ブレーキモードロッカレバーをピ
    ボットさせる第2カム手段と、前記ブレーキモードロッ
    カレバーに形成されるブレーキ流体回路と、該ブレーキ
    流体回路を通るブレーキ流体の流れを制御するブレーキ
    流体バルブ手段と、を含むことを特徴とするブレーキシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ流体回路が、前記ブレーキ
    流体バルブ手段に低圧流体を輸送する低圧回路と、該低
    圧回路から低圧流体を受け取る高圧回路とを含み、前記
    ブレーキ流体バルブ手段が、該低圧回路と該高圧回路と
    の間のブレーキ流体の流れを制御するように動作する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキシステム。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ流体バルブ手段が前記ブレ
    ーキモードロッカレバー上に取り付けられる、ことを特
    徴とする請求項2に記載のブレーキシステム。
  4. 【請求項4】 ブレーキモード作動力を提供することに
    より前記ブレーキモードロッカレバーを旋回させる前記
    第2カム手段と、前記ブレーキモードロッカレバーの第
    1の端が前記第2カム手段に隣接配置され、前記第2排
    気バルブ作動手段がさらに、前記ブレーキモードロッカ
    レバーの第2の端に形成されるアクチュエータピストン
    ボアを含み、前記第2排気バルブ作動手段が、前記アク
    チュエータピストンボアにスライド可能に取り付けられ
    るアクチュエータピストンと、該アクチュエータピスト
    ンをアクチュエータピストンボア内に付勢して前記パワ
    ーモード動作中に前記アクチュエータピストンと前記少
    なくとも1つの排気バルブとの間に離間距離を生成する
    第1付勢手段と、を含むことを特徴とする請求項3に記
    載のブレーキシステム。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータピストンが中心ボア
    を含み、前記第1付勢手段が前記中心ボア内に配置され
    るコイルスプリングを含む、ことを特徴とする請求項4
    に記載のブレーキシステム。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ流体バルブ手段が3ウェイ
    ソレノイドバルブを含み、該3ウェイソレノイドバルブ
    が、前記低圧回路から前記高圧回路への流体の流れが遮
    断されて前記高圧回路がドレイン回路に連結される、内
    燃機関のパワーモードに対応する第1の位置と、低圧流
    体が前記低圧回路から前記高圧回路へと流れ得る、内燃
    機関のブレーキモードに対応する第2の位置とを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載のブレーキシステム。
  7. 【請求項7】 前記ブレーキ流体バルブ手段が、前記高
    圧回路から前記低圧回路への流体の流れを阻止する第1
    チェックバルブを含む、ことを特徴とする請求項6に記
    載のブレーキシステム。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキ流体バルブ手段が第2チェ
    ックバルブを含み、該第2チェックバルブが、前記3ウ
    ェイソレノイドバルブが前記第1の位置にある時に前記
    高圧回路から前記ドレイン回路へと流体を流し、前記3
    ウェイバルブが前記第2の位置にある時に前記高圧回路
    から前記ドレイン回路への流体の流れを阻止する、こと
    を特徴とする請求項7に記載のブレーキシステム。
  9. 【請求項9】 前記ブレーキ流体バルブ手段が、前記第
    1チェックバルブと前記第2チェックバルブの間に配置
    される第2付勢手段を含み、該第2付勢手段が前記第1
    チェックバルブを付勢して、前記3ウェイソレノイドバ
    ルブが前記第2の位置にある時に前記高圧回路から前記
    ドレイン回路への流体の流れを防止する、ことを特徴と
    する請求項8に記載のブレーキシステム。
  10. 【請求項10】 前記ブレーキ流体バルブ手段が、エン
    ジンピストンの圧縮行程中に前記排気バルブを開放し始
    めることにより、前記エンジンピストンが上死点に到達
    する前に前記排気バルブがエンジンシリンダ中へのその
    最大変位を遂げる、ことを特徴とする請求項1に記載の
    ブレーキシステム。
  11. 【請求項11】 周期的な連続的圧縮及び膨張行程のた
    めにシリンダ内に往復運動するように取り付けられる少
    なくとも1つのエンジンピストンと、内燃機関がパワー
    モードで動作される時にエンジンピストンの膨張行程の
    終了近くで開放するように動作する少なくとも1つのパ
    ワーモード排気バルブと、内燃機関がブレーキモードで
    動作される時にエンジンピストンの圧縮行程の終了前に
    開放するように動作する少なくとも1つのブレーキモー
    ド排気バルブと、を含む内燃機関のブレーキシステムで
    あって、 内燃機関がパワーモードで動作される時に前記少なくと
    も1つのパワーモード排気バルブを往復運動させる第1
    排気バルブ作動手段を含み、 内燃機関がブレーキモードで動作される時に前記少なく
    とも1つのブレーキモード排気バルブを往復運動させる
    第2排気バルブ作動手段を含み、 該第2排気バルブ作動手段が、前記少なくとも1つのブ
    レーキモード排気バルブに隣接してピボット可能に取り
    付けられて前記少なくとも1つのブレーキモード排気バ
    ルブを開放するブレーキモードロッカレバーを含み、前
    記ブレーキモードロッカレバーが、ブレーキモード作動
    力を受ける第1の端と、前記少なくとも1つのブレーキ
    モード排気バルブに前記ブレーキモード作動力を伝える
    第2の端とを含み、 更に第2排気バルブ作動手段が、前記ブレーキモードロ
    ッカレバーに形成されるブレーキ流体回路と、該ブレー
    キ流体回路を通るブレーキ流体の流れを制御するブレー
    キ流体バルブ手段とを含み、該ブレーキ流体回路が、前
    記ブレーキ流体バルブ手段に低圧流体を輸送する低圧回
    路と、前記低圧回路から低圧流体を受け取る高圧回路と
    を含み、ブレーキ流体バルブ手段が該低圧回路と該高圧
    回路の間のブレーキ流体の流れを制御するように動作す
    る、ことを特徴とするブレーキシステム。
  12. 【請求項12】 前記第1排気バルブ作動手段がパワー
    モードロッカレバーを含み、該パワーモードロッカレバ
    ーが、前記少なくとも1つのパワーモード排気バルブに
    隣接してピボット可能に取り付けられて、内燃機関がパ
    ワーモードで動作される時に前記少なくとも1つのパワ
    ーモード排気バルブを開放する、ことを特徴とする請求
    項11に記載のブレーキシステム。
  13. 【請求項13】 前記ブレーキ流体バルブ手段が前記ブ
    レーキモードロッカレバー上に取り付けられ、前記ブレ
    ーキ流体バルブ手段が3ウェイソレノイドバルブを有
    し、該3ウェイソレノイドバルブが、前記低圧回路から
    前記高圧回路への流体の流れが遮断されて前記高圧回路
    がドレイン回路に連結される、内燃機関のパワーモード
    に対応する第1の位置と、低圧流体が前記低圧回路から
    前記高圧回路に流れ得る、内燃機関のブレーキモードに
    対応する第2の位置とを有する、ことを特徴とする請求
    項11に記載のブレーキシステム。
  14. 【請求項14】 前記第2排気バルブ作動手段が、ブレ
    ーキモード作動力を提供することにより前記ブレーキモ
    ードロッカレバーをピボットさせる第2カム手段を含
    み、前記ブレーキモードロッカレバーの前記第1の端が
    前記カム手段に隣接配置され、前記第2排気バルブ作動
    手段がさらに、前記ブレーキモードロッカレバーの前記
    第2の端に形成されるアクチュエータピストンボアを含
    み、前記第2排気バルブ作動手段が、前記アクチュエー
    タピストンボアにスライド可能に取り付けられると共に
    中心ボアを有するアクチュエータピストンと、第1付勢
    手段とを含み、該第1付勢手段が前記アクチュエータピ
    ストンを前記アクチュエータピストンボアに付勢して、
    前記パワーモードでの動作中に前記アクチュエータピス
    トンと前記少なくとも1つの排気バルブとの間に離間距
    離を生成し、前記第1付勢手段が前記中心ボアに配置さ
    れるコイルスプリングを含む、ことを特徴とする請求項
    13に記載のブレーキシステム。
  15. 【請求項15】 前記ブレーキ流体バルブ手段が、前記
    高圧回路から前記低圧回路への流体の流れを防止する第
    1チェックバルブと、前記3ウェイソレノイドバルブが
    前記第1の位置にある時に前記高圧回路から前記ドレイ
    ン回路に流体を流し、前記3ウェイソレノイドバルブが
    前記第2の位置にある時に前記高圧回路から前記ドレイ
    ン回路への流体の流れを防止する第2チェックバルブ
    と、前記第1チェックバルブと前記第2チェックバルブ
    との間に配置される第2付勢手段と、を含み、前記3ウ
    ェイソレノイドバルブが前記第2の位置にある時に前記
    第2付勢手段が前記第1チェックバルブを付勢して、前
    記高圧回路から前記ドレイン回路への流体の流れを阻止
    し、前記第2付勢手段が圧縮スプリングを含む、ことを
    特徴とする請求項14に記載のブレーキシステム。
  16. 【請求項16】 前記ブレーキ流体バルブ手段がエンジ
    ンピストンの圧縮行程中に前記排気バルブを開放し始め
    ることにより、エンジンピストンが上死点に到達する前
    に前記排気バルブがエンジンシリンダ中へのその最大変
    位を遂げる、ことを特徴とする請求項15に記載のブレ
    ーキシステム。
  17. 【請求項17】 周期的な連続的圧縮及び膨張行程のた
    めにシリンダ内に往復運動可能に取り付けられる少なく
    とも1つのエンジンピストンと、内燃機関がパワーモー
    ドで動作される時にエンジンピストンの膨張行程の終了
    近くで開放するように動作し、内燃機関がブレーキモー
    ドで動作される時にエンジンピストンの圧縮行程の終了
    前に開放するように動作する少なくとも1つの排気バル
    ブと、を含む内燃機関のブレーキシステムであって、 前記少なくとも1つの排気バルブに隣接してピボット可
    能に取り付けられ、内燃機関がブレーキモードで動作さ
    れる時に前記排気バルブを開放するブレーキモードロッ
    カレバーを含み、 前記ブレーキモードロッカレバーに形成され、低圧回路
    及び高圧回路を有するブレーキ流体回路を含み、 前記高圧回路と流体を流通させるドレイン回路を含み、 前記ブレーキ流体回路における流体の流れを制御するよ
    うに前記ブレーキモードロッカレバー上に取り付けられ
    るブレーキ流体バルブ手段を含み、該ブレーキ流体バル
    ブ手段が3ウェイバルブを含み、該3ウェイバルブが、
    内燃機関を前記ブレーキモードで動作させるように動作
    すると共に、内燃機関のパワーモードに対応する第1の
    位置と内燃機関のブレーキモードに対応する第2の位置
    とに移動可能であり、該第1の位置では前記低圧回路か
    ら前記高圧回路への流体の流れが遮断されて前記高圧回
    路がドレイン回路に連結され、第2の位置では前記ドレ
    イン回路が遮断されて低圧流体が前記低圧回路から前記
    高圧回路へと流れ得る、 ことを特徴とするブレーキシステム。
  18. 【請求項18】 前記3ウェイバルブがソレノイド動作
    バルブである、ことを特徴とする請求項17に記載のブ
    レーキシステム。
  19. 【請求項19】 前記ブレーキモードロッカレバーが、
    前記第2カム手段に隣接配置される第1の端と、前記少
    なくとも1つの排気バルブに隣接配置される第2の端
    と、前記ブレーキモードロッカレバーの第2の端に形成
    されるアクチュエータボアと、を含み、前記第2排気バ
    ルブ作動手段が、前記アクチュエータピストンボアにス
    ライド可能に取り付けられると共に中心ボアを有するア
    クチュエータピストンと、前記アクチュエータピストン
    を前記アクチュエータピストンボア内に付勢して前記パ
    ワーモード動作中に前記アクチュエータピストンと前記
    少なくとも1つの排気バルブとの間に離間距離を生成す
    る第1付勢手段と、を含み、該第1付勢手段が前記中心
    ボアに配置されるコイルスプリングを含む、ことを特徴
    とする請求項18に記載のブレーキシステム。
  20. 【請求項20】 前記ブレーキ流体バルブ手段が、前記
    高圧回路から前記低圧回路への流体の流れを防止する第
    1チェックバルブと、前記3ウェイバルブが前記第1の
    位置にある時に前記高圧回路から前記ドレイン回路に流
    体を流し、前記3ウェイバルブが前記第2の位置にある
    時に前記高圧回路から前記ドレイン回路への流体の流れ
    を防止する第2チェックバルブと、前記第1チェックバ
    ルブと前記第2チェックバルブとの間に配置される第2
    付勢手段と、を含み、該第2付勢手段が、前記3ウェイ
    バルブが前記第2の位置にある時に前記第1チェックバ
    ルブを付勢して、前記高圧回路から前記ドレイン回路へ
    の流体の流れを防止する、ことを特徴とする請求項19
    に記載のブレーキシステム。
  21. 【請求項21】 前記ブレーキ流体バルブ手段がエンジ
    ンピストンの圧縮行程中に前記排気バルブを開放し始め
    ることにより、内燃機関が上死点に到達する前に前記排
    気バルブが前記シリンダ内へのその最大変位を遂げる、
    ことを特徴とする請求項17に記載のブレーキシステ
    ム。
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