JP2655362B2 - 流路切替バルブ装置 - Google Patents
流路切替バルブ装置Info
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- JP2655362B2 JP2655362B2 JP2200618A JP20061890A JP2655362B2 JP 2655362 B2 JP2655362 B2 JP 2655362B2 JP 2200618 A JP2200618 A JP 2200618A JP 20061890 A JP20061890 A JP 20061890A JP 2655362 B2 JP2655362 B2 JP 2655362B2
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- JP
- Japan
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- valve
- flow path
- path switching
- switching valve
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流路切替バルブ装置、特に自動車の排気路
の途中に設けられるバイパス路の切替に適する流路切替
バルブ装置に関するものである。
の途中に設けられるバイパス路の切替に適する流路切替
バルブ装置に関するものである。
[従来の技術] 第1図は、実開昭58−66017号公報等の公知の排気浄
化装置を具備する自動車の排気路を示すものであり、1
はエンジン、2は排気路、3は排気路2の途中に設けら
れた排気浄化装置、4は排気浄化装置3をバイパスする
バイパス路、5は排気路2の後部に設けられたサイレン
サから構成されている。そして、排気路2とバイパス路
4との分岐部には、流路切替弁6が夫々設けられてい
て、排気浄化装置3の状況に応じて排気流路を切替える
ように構成されている。
化装置を具備する自動車の排気路を示すものであり、1
はエンジン、2は排気路、3は排気路2の途中に設けら
れた排気浄化装置、4は排気浄化装置3をバイパスする
バイパス路、5は排気路2の後部に設けられたサイレン
サから構成されている。そして、排気路2とバイパス路
4との分岐部には、流路切替弁6が夫々設けられてい
て、排気浄化装置3の状況に応じて排気流路を切替える
ように構成されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、流路切替弁6の取付け誤差や、排気路2、
バイパス路4の弁座部等の製作誤差などが原因で、流路
切替弁6の弁体と弁座部の中心が合致せず、流路切替弁
6の排気路2とバイパス路4の夫々の弁座部への着座時
の十分なシール性を保持できず、排気の漏れ量が多くな
るおそれがあった。
バイパス路4の弁座部等の製作誤差などが原因で、流路
切替弁6の弁体と弁座部の中心が合致せず、流路切替弁
6の排気路2とバイパス路4の夫々の弁座部への着座時
の十分なシール性を保持できず、排気の漏れ量が多くな
るおそれがあった。
本発明は、上記従来の不具合を解決するために発明さ
れたものであり、流路切替バルブの取付け誤差や二流路
の夫々の弁座部の製作誤差等の要因に左右されることな
く、いずれの流路の弁座部への着座時にも十分なシール
性を保持する信頼性のある流路切替バルブ装置を提供す
ることを目的とするものである。
れたものであり、流路切替バルブの取付け誤差や二流路
の夫々の弁座部の製作誤差等の要因に左右されることな
く、いずれの流路の弁座部への着座時にも十分なシール
性を保持する信頼性のある流路切替バルブ装置を提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明の流路切替バルブ
装置は、二流路の分岐部に揺動自在に枢着した流路切替
バルブのアーム先端部に軸孔を設け、該軸孔に自動調心
作用を得られるよう遊嵌した弁軸の両端部に、前記二流
路の夫々の弁座部に着座する弁体を固着したことを特徴
とするものである。
装置は、二流路の分岐部に揺動自在に枢着した流路切替
バルブのアーム先端部に軸孔を設け、該軸孔に自動調心
作用を得られるよう遊嵌した弁軸の両端部に、前記二流
路の夫々の弁座部に着座する弁体を固着したことを特徴
とするものである。
[作 用] 前記構成を有する本発明の流路切替バルブ装置の作用
は、次の通りである。
は、次の通りである。
即ち、前記軸孔と前記弁軸との間で自動調心作用が得
られるから、流路切替バルブの取付け誤差や各流路の弁
座部の製作誤差等に影響されることなく、前記各弁体は
夫々の前記弁座部に対して確実に着座して十分なシール
性が得られ、流体漏れが防止される。
られるから、流路切替バルブの取付け誤差や各流路の弁
座部の製作誤差等に影響されることなく、前記各弁体は
夫々の前記弁座部に対して確実に着座して十分なシール
性が得られ、流体漏れが防止される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図について説明する。なお、
第1図の従来例と同一部品、装置については、同一符号
を付すものとする。
第1図の従来例と同一部品、装置については、同一符号
を付すものとする。
第2図及び第4図は、本発明の第一実施例としての自
動車の排気路の要部を示すもので、排気路2とバイパス
路4との分岐部7にアーム8が揺動自在に枢着されてお
り、該アーム8の基端部は後述するアクチュエータ9と
連動する中間アーム10によって回動される回動軸11にね
じ12によって固着されている。前記アーム8の先端部に
は、軸孔8aが形成されていて、該軸孔8aには、少なくと
も両端近傍にねじ部13を形成した弁軸14が、あらかじめ
設定された後記自動調心作用を得られるような間隙をも
って遊嵌されている。
動車の排気路の要部を示すもので、排気路2とバイパス
路4との分岐部7にアーム8が揺動自在に枢着されてお
り、該アーム8の基端部は後述するアクチュエータ9と
連動する中間アーム10によって回動される回動軸11にね
じ12によって固着されている。前記アーム8の先端部に
は、軸孔8aが形成されていて、該軸孔8aには、少なくと
も両端近傍にねじ部13を形成した弁軸14が、あらかじめ
設定された後記自動調心作用を得られるような間隙をも
って遊嵌されている。
前記両ねじ部13、13には、外側面周縁部15a、16aをテ
ーパ面または球面化した弁対15、16がボルト17により夫
々固着されている。上述の如くして、本発明流路切替バ
ルブ18が構成されている。
ーパ面または球面化した弁対15、16がボルト17により夫
々固着されている。上述の如くして、本発明流路切替バ
ルブ18が構成されている。
なお、本実施例では、軸孔8aに遊嵌された弁軸本体14
aの両側面に、各弁軸部14bをねじ結合させて一体化して
いるが、弁軸本体14aと各弁軸部14bとは、予め一体成形
のものでもよい。
aの両側面に、各弁軸部14bをねじ結合させて一体化して
いるが、弁軸本体14aと各弁軸部14bとは、予め一体成形
のものでもよい。
また、排気路2及びバイパス路4の入口部内周面に
は、テーパ面又は球面化された着座面を有する弁座部1
9、20が夫々設けられている。
は、テーパ面又は球面化された着座面を有する弁座部1
9、20が夫々設けられている。
一方、回動軸11の軸端11aには、レバー21、22及び中
間アーム10を介してアクチュエータ9の作動ロッド9aが
連結されている。
間アーム10を介してアクチュエータ9の作動ロッド9aが
連結されている。
そして、排気路2のばね支持2aとレバー22との間に
は、切替バルブ18をバイパス路4の弁座部20に着座する
よう付勢するばね23が取付けられている。
は、切替バルブ18をバイパス路4の弁座部20に着座する
よう付勢するばね23が取付けられている。
排気浄化装置3内部の未燃成分の燃焼処理を行う際
に、アクチュエータ9を作動すると、そのロッド9aが引
き戻され、中間アーム10を介してばね23に抗してレバー
22、21が回動し、回動軸11を第2図、第3図において反
時計方向に回動させるため、流路切替バルブ18は第2図
の実線のバイパス路4の閉じ位置より、2点鎖線の排気
路2の閉じ位置18aに切り替えられるようになってい
る。
に、アクチュエータ9を作動すると、そのロッド9aが引
き戻され、中間アーム10を介してばね23に抗してレバー
22、21が回動し、回動軸11を第2図、第3図において反
時計方向に回動させるため、流路切替バルブ18は第2図
の実線のバイパス路4の閉じ位置より、2点鎖線の排気
路2の閉じ位置18aに切り替えられるようになってい
る。
次に排気浄化装置3内の未燃成分の燃焼処理が終了
し、アクチュエータ9がその作動を解除されると、アク
チュエータ内に内蔵された戻しばね(図示せず)及びば
ね23の作用力により、流路切替バルブ18は第2図の実線
の位置、即ち、バイパス路4の閉じ位置に切り替えられ
排気路2が再び開かれるようになっている。
し、アクチュエータ9がその作動を解除されると、アク
チュエータ内に内蔵された戻しばね(図示せず)及びば
ね23の作用力により、流路切替バルブ18は第2図の実線
の位置、即ち、バイパス路4の閉じ位置に切り替えられ
排気路2が再び開かれるようになっている。
上述のように構成され、作動する流路切替バルブ装置
において、流路切替バルブ18の両弁体15、16を固着した
弁軸14は、アーム8の軸孔8aに対して予め設定された自
動調心作用の得られる間隙をもって遊嵌されているた
め、流路切替バルブ18の取付け誤差や排気路2の弁座部
19、バイパス路4の弁座部20等の製作誤差などがあって
も、前記軸孔8aと弁軸14との間で自動調心作用が行わ
れ、流路切替バルブ18の両弁体15、16は夫々の弁座部2
0、19に対して確実に着座し、これによって十分なシー
ル性が得られ、ガス漏れが未然に防止される。
において、流路切替バルブ18の両弁体15、16を固着した
弁軸14は、アーム8の軸孔8aに対して予め設定された自
動調心作用の得られる間隙をもって遊嵌されているた
め、流路切替バルブ18の取付け誤差や排気路2の弁座部
19、バイパス路4の弁座部20等の製作誤差などがあって
も、前記軸孔8aと弁軸14との間で自動調心作用が行わ
れ、流路切替バルブ18の両弁体15、16は夫々の弁座部2
0、19に対して確実に着座し、これによって十分なシー
ル性が得られ、ガス漏れが未然に防止される。
第5図は、本発明の第二実施例を示す要部拡大図であ
り、排気路2及びバイパス路4に設けられる弁座部29、
40を夫々2段階(29a、29b、40a、40b)に形成するとと
もに、それらの弁座部29a、29b、40b、40bに着座する弁
体も二重構造、即ち排気路2側には弁体16、26を設け、
バイパス路4側には弁体15、25を設け、二重シール構造
となしてシール性の向上を図ったほかは前記第一実施例
とほぼ同様の構成を有するものである。更に、図示はし
ないが、弁体15、16の背面側とアーム8との間に、夫々
コイルばねを配設して、弁体15、16のの着座時の衝撃力
を緩和させ、弁座部19、20の摩擦を低減するとともに、
シール性の向上を図るようにしてもよい。
り、排気路2及びバイパス路4に設けられる弁座部29、
40を夫々2段階(29a、29b、40a、40b)に形成するとと
もに、それらの弁座部29a、29b、40b、40bに着座する弁
体も二重構造、即ち排気路2側には弁体16、26を設け、
バイパス路4側には弁体15、25を設け、二重シール構造
となしてシール性の向上を図ったほかは前記第一実施例
とほぼ同様の構成を有するものである。更に、図示はし
ないが、弁体15、16の背面側とアーム8との間に、夫々
コイルばねを配設して、弁体15、16のの着座時の衝撃力
を緩和させ、弁座部19、20の摩擦を低減するとともに、
シール性の向上を図るようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明の流路切替バルブ装置は、二流路の分岐部に揺
動自在に枢着した流路切替バルブのアーム先端部に軸孔
を設け、該軸孔に自動調心作用を得られるよう遊嵌した
弁軸の両端部に、前記二流路の夫々と弁座部に着座する
弁体を固着したことを特徴とするので、前記軸孔と前記
弁軸との間で自動調心作用が得られるから、流路切替バ
ルブの取付け誤差や各流路の弁座部の製作誤差等に影響
されることなく、前記各弁体は夫々の前記弁座部に対し
て確実に着座して十分なシール性が得られ、流体漏れが
防止される信頼性の高い流路切替バルブ装置が得られる
効果がある。
動自在に枢着した流路切替バルブのアーム先端部に軸孔
を設け、該軸孔に自動調心作用を得られるよう遊嵌した
弁軸の両端部に、前記二流路の夫々と弁座部に着座する
弁体を固着したことを特徴とするので、前記軸孔と前記
弁軸との間で自動調心作用が得られるから、流路切替バ
ルブの取付け誤差や各流路の弁座部の製作誤差等に影響
されることなく、前記各弁体は夫々の前記弁座部に対し
て確実に着座して十分なシール性が得られ、流体漏れが
防止される信頼性の高い流路切替バルブ装置が得られる
効果がある。
第1図は、従来例としての自動車の排気路の要部を示す
図、第2図は、本発明の第一実施例を示す要部拡大断面
図、第3図は、同実施例における要部側面図、第4図
は、同実施例における要部斜視図、第5図は、本発明の
第に実施例を示す要部拡大断面図である。 2……排気路、3……排気浄化装置、4……バイパス
路、7……分岐部、 8……アーム、8a……軸孔、9……アクチュエータ、11
……回動軸、 14……弁軸、15、16……弁体、18……流路切替バルブ、 19、20……弁座部。
図、第2図は、本発明の第一実施例を示す要部拡大断面
図、第3図は、同実施例における要部側面図、第4図
は、同実施例における要部斜視図、第5図は、本発明の
第に実施例を示す要部拡大断面図である。 2……排気路、3……排気浄化装置、4……バイパス
路、7……分岐部、 8……アーム、8a……軸孔、9……アクチュエータ、11
……回動軸、 14……弁軸、15、16……弁体、18……流路切替バルブ、 19、20……弁座部。
Claims (1)
- 【請求項1】二流路の分岐部に揺動自在に枢着した流路
切替バルブのアーム先端部に軸孔を設け、該軸孔に自動
調心作用を得られるよう遊嵌した弁軸の両端部に、前記
二流路の夫々の弁座部に着座する弁体を固着したことを
特徴とする流路切替バルブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2200618A JP2655362B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 流路切替バルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2200618A JP2655362B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 流路切替バルブ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488270A JPH0488270A (ja) | 1992-03-23 |
JP2655362B2 true JP2655362B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=16427374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2200618A Expired - Lifetime JP2655362B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 流路切替バルブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655362B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6830060B2 (en) | 2000-06-27 | 2004-12-14 | Siemens Vdo Automotive, Inc. | Air mass flow controller valve |
DE60116951T2 (de) * | 2000-06-27 | 2006-07-27 | Siemens Vdo Automotive Inc., Chatham | Brennstoffzellesteuerventile |
JP4548270B2 (ja) * | 2005-08-11 | 2010-09-22 | 日産自動車株式会社 | 弁構造の製造方法 |
JP2010133295A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Calsonic Kansei Corp | 内燃機関の排気装置における開閉弁 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4847026U (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-20 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2200618A patent/JP2655362B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0488270A (ja) | 1992-03-23 |
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