JPH055237Y2 - - Google Patents

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JPH055237Y2
JPH055237Y2 JP16505486U JP16505486U JPH055237Y2 JP H055237 Y2 JPH055237 Y2 JP H055237Y2 JP 16505486 U JP16505486 U JP 16505486U JP 16505486 U JP16505486 U JP 16505486U JP H055237 Y2 JPH055237 Y2 JP H055237Y2
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valve
stopper
valve shaft
shaft
preset load
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、主として内燃機関に使用される排気
ブレーキバルブの改良に関し、特に、そのバタフ
ライバルブを本体に支承する弁軸の軸方向のガタ
により発生する振動を低減できる機能を持たせた
排気ブレーキバルブに関するものである。
〔従来技術〕
排気ブレーキバルブは、内燃機関の排ガス流路
内にバタフライバルブを配設し、このバタフライ
バルブを閉じることにより機関側への背圧を高
め、エンジブレーキの効果を大きくさせ、安全な
走行を確保する作用をするものであり、第5図に
示すように、このバタフライバルブ3は、図示さ
れていない排ガス流路に固定されたバルブケーシ
ング2に支承される1対の弁軸1に固定される
が、排ガス流路内を通る排気ガスが高温であるこ
とから、弁軸1の部分の熱膨張は避けられず、弁
軸1部分のラビリンスシール等が完全になされな
い。
このような不十分なシールは、排気ガスをバル
ブケーシング2と弁軸1との間から大気側に逃す
ことになり、機関側への背圧上昇が所定値を下ま
わることになり、エンジンブレーキの効果を低下
させることになる。
そこで、弁軸1はその長さ方向に熱膨張した際
でも渋りが生じないように矢印Xの弁軸軸方向に
適当な遊び、即ちガタを設けている。
このため、この遊びのためにバタフライバルブ
3及びそれを回動するレバー7を有する弁軸1が
振動し、騒音を発生するという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は前記従来の問題点を解消するためにな
されたものであり、熱による膨張を考慮して弁軸
に設けられた遊びによる弁軸の振動を防止すると
共に、それに伴いラビリンスシールのダメージを
低減させうる排気ブレーキバルブを提供すること
を目的とするものである。
〔考案の構成〕
前記目的を達成するため、本考案の排気ブレー
キバルブは、バタフライバルブを支持する弁軸に
設けられたストツパ接触部材の傾斜面と、本体に
設けられたストツパの傾斜面とを係合させて開弁
時に前記弁軸方向のプリセツト荷重を作用させる
如く構成したものである。
本考案は、開弁時に弁軸の軸方向にプリセツト
荷重を作用させる一種のカム装置を弁軸とバルブ
ケーシングとの間に設けたものである。
カム装置とは、本体に固定されたストツパとこ
のストツパと係合するストツパ接触部材より構成
され、両部材の接触面には傾斜面が形成されてお
り、これらの傾斜面の係合により弁軸を弁軸の軸
方向に移動させるプリセツト荷重を作用させるこ
とによつて弁軸を移動させてシールを完全にする
ものである。
ストツパとストツパ接触部材とは金属板の一端
を加工して傾斜面を形成するのが最も好ましい
が、傾斜面を有する部材を別部品として取付けた
ものであつても良い。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、各実施例ならびに第5図の従来例においてそ
れぞれ同じ部品は同じ部品番号で示している。
まず、第1図の実施例1に示す排気ブレーキバ
ルブは、第5図の従来例と同様に、車両に搭載さ
れる内燃機関の排ガス通路内にバタフライバルブ
3を配設し、このバタフライバルブ3を閉じるこ
とにより機関側への背圧を高めてエンジブレーキ
の効果を大きくさせ、安全走行を確保させるもの
である。
このバタフライバルブ3は、排ガス通路に固定
されたバルブケーシング2に支承される1対(あ
るいは1本)の弁軸1に固定され、この弁軸1の
一端部にはこの弁軸1を回動するレバー7が設け
られ、このレバー7はアクチユエータ6のロツド
8に連結され、このアクチユエータ6の作動によ
りロツド8及びレバー7を介して弁軸1がバタフ
ライバルブ3を開閉操作するようになつている。
そこで、この実施例1では、バルブケーシング
2側に一端に傾斜部材9Aを有するストツパ9が
設けられ、弁軸1側には傾斜部10Aを有するス
トツパ接触部材10が設けられ、傾斜部材9Aと
傾斜部10Aとを係合させることによつてカム作
用、即ち弁軸1の軸方向に向かう荷重、即ちプリ
セツト荷重を与えるように構成したものである。
即ち、開弁時にはレバー7に設けられたストツ
パ接触部材10の傾斜部10Aに対し、ストツパ
9の傾斜部材9Aが矢印Pのごときプリセツト荷
重を弁軸1の軸方向Xに作用させるように構成さ
れている。
これにより、バタフライバルブ3の開弁時、即
ちこの内燃機関の通常運転時には弁軸1には前記
矢印Pのプリセツト荷重により図示のような下方
向の弁軸軸方向Xに押し付けられており、振動を
止めている。
ストツパ9はバルブケーシング2に対してネジ
15で固定されており、ネジ16を回動すること
によつて前後させて傾斜部材9Aの位置をストツ
パ接触部材10の傾斜部10Aに対して変更でき
るように構成している。
第2図は第2の実施例を示すものであつて、本
質的には前記実施例1とほぼ同様な構成及び機能
を有するものである。
第1図の実施例1においてはストツパー9の先
端部を鋭角的に曲げて傾斜部材9Aを形成し、ス
トツパ接触部材10の先端部に鈍角的に曲げて傾
斜部材10Aを形成し、この傾斜部材10Aと傾
斜部材9Aとを接触させ弁軸1をバタフライバル
ブ3側に引き込むように動作するのに対して、こ
の第2図の第2の実施例2は、ストツパ9の先端
部に鈍角的に形成された傾斜部材9Aと、ストツ
パ接触部材10の先端部に鋭角的に形成した傾斜
部材10Aとが接触して弁軸1をバタフライバル
ブ3とは逆方向に押上げるように構成している。
前記のようにバルブケーシング2と弁軸1との
間にストツパ9とストツパ接触部材に形成した傾
斜面によるカム作用で弁軸1をその軸方向に移動
させることができ、その結果、開弁時には弁軸1
が矢印Pのプリセツト荷重により図示したような
上方向の弁軸軸方向Xに押し付けられて振動を抑
する。また、弁軸1とバルブケーシング2との間
に設けたラビリンスシール12の内径摩耗も低減
することになり、排気ガスの洩れを低減すること
ができる。
更に、第3図の実施例3及び第4図の実施例4
は、それぞれ第1図の実施例1および第2図の実
施例2の変形であり、ほぼ同様な構成及び機能を
有する排気ブレーキバルブである。
実施例3及び実施例4の装置においては、レバ
ー7に接続されたストツパ接触部材10の傾斜部
10Aが開弁時に本体2側に設けられたバルブの
開度を調整する機能を有するストツパ11に設け
られた傾斜部材11Aにより矢印Pのごとくプリ
セツト荷重を弁軸1の弁軸方向Xに作用させるよ
うにになつており、このプリセツト荷重は第3図
の実施例3では下方向に、そして第4図の実施例
4では上方向にそれぞれ押しつけられるようにな
つている。
本考案は少なくとも開弁時において、弁軸1が
開弁に際して回転した際に、この弁軸の軸方向に
向かうプリセツト荷重Pを発生させる一種のカム
装置を設けることに特徴がある。
従つて、このカム装置としては前記実施例のよ
うにストツパ9に形成した傾斜部材と、ストツパ
接触部材に形成した傾斜部材である場合が好まし
いが、同様な機能を有するものであれば他の形式
のものであつても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の排気ブレーキバ
ルブは、バタフライバルブを支持する弁軸に設け
られたストツパ接触部材の傾斜面と、本体に設け
られたストツパの傾斜面とを係合させて開弁時に
前記弁軸方向のプリセツト荷重を作用させる如く
構成したので、次の効果を奏することができる。
即ち、熱膨張を考慮して設けられてあるバタフ
ライバルブの弁軸の遊びによる弁軸軸方向の弁軸
自体の振動を防止することができ、それにより騒
音の低減をはかる上で効果がある。
また、弁軸の軸側シールとして設けられるラビ
リンスシールのリング内径摩耗が低減し、その結
果、排気ガス洩れの耐久性が向上するという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は本考案の
各実施例における排気ブレーキバルブ要部の一部
断面で示す正面図であり、第1図は実施例1、第
2図は実施例2、第3図は実施例3、第4図は実
施例4をそれぞれ示し、第5図は従来の排気ブレ
ーキバルブ要部の一部断面で示す正面図である。 1……弁軸、2……バルブケーシング、3……
バタフライバルブ、7……レバー、9……ストツ
パー、9A……傾斜部材、10……ストツパ接触
部材、10A……傾斜部、P……プリセツト荷
重、X……弁軸軸方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バタフライバルブを支持する弁軸に設けられた
    ストツパ接触部材の傾斜面と、前記弁軸を軸支す
    るバルブケーシングに設けられたストツパの傾斜
    面とを係合させて開弁時に前記弁軸方向のプリセ
    ツト荷重を作用させる如く構成した排気ブレーキ
    バルブ。
JP16505486U 1986-10-29 1986-10-29 Expired - Lifetime JPH055237Y2 (ja)

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JPS6371442U JPS6371442U (ja) 1988-05-13
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