JPH032652Y2 - - Google Patents

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JPH032652Y2
JPH032652Y2 JP1985044045U JP4404585U JPH032652Y2 JP H032652 Y2 JPH032652 Y2 JP H032652Y2 JP 1985044045 U JP1985044045 U JP 1985044045U JP 4404585 U JP4404585 U JP 4404585U JP H032652 Y2 JPH032652 Y2 JP H032652Y2
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JP
Japan
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valve stem
valve
guide
seal
seal lip
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JP1985044045U
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JPS61160203U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関の吸排気弁部に使用される
バルブステムシールの構造に関する。
(従来の技術) 内燃機関の吸排気弁部には、第2図に示すよう
に、バルブガイド3及びバルブステム5の摺動部
に適量の潤滑油を供給するために、ゴム状弾性材
をもつて製せられたシールリツプ部2を有し、バ
ルブガイド3に取り付けられてシールリツプ部2
の内周部をバルブステム5の周面に摺動接触させ
るシール部材1が使用されている。
バルブガイド3及びバルブステム5の間には、
0.025〜0.10mmの〓間が設定され、該〓間内への
潤滑油の供給量は、バルブステム5に対するシー
ルリツプ部2の締め代、バルブステム5との接触
部の両側に形成されたシールリツプ部2のテーパ
面の傾斜角等を適切な値に設定することによつ
て、潤滑油の枯渇を招かず、かつ、潤滑油の無駄
を生じないように調整される。
(考案が解決しようとする問題点) 一方、往復作動中のバルブステム5を自転させ
ることによつて、往復作動に伴うバルブステム5
の偏摩耗を防止することを企図して、第3図に示
すように、バルブスプリングとともに開閉弁機構
を構成するロツカーアーム7の端部に付されたタ
ペツトアジヤスタースクリユ9とバルブステム5
の接触点をバルブステム5の中心と偏心させてい
るために、ロツカーアーム7の揺動による作用力
の影響と相俟つて、軸線方向の押圧力とともに、
軸線と交差する方向に作用する力が往復作動中の
バルブステム5に付加されるので、バルブガイド
3及びバルブステム5の間に〓間を設定されてい
ることと相俟つて、バルブステム5がバルブガイ
ド3の内周面に衝突して打音を発する。
通常、上記した衝突に伴う打音は、シールリツ
プ部2を通過する潤滑油の量を増加させてバルブ
ステム5及びバルブガイド3間に介在する油膜の
厚さを充分に確保することによつて抑制すること
ができるが、この方法は、潤滑油消費量の増加を
もたらすので、良策とは言い難い。
本考案は、潤滑油の無駄な消費を伴うことな
く、上記したバルブステムによる打音を抑制し得
るバルブステムシールの構造を提示することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来のバルブステムシール
における問題点を解消するために、シール部材の
シールリツプ部とバルブガイドとの間に、樹脂材
料をもつて製せられ、バルブステムとの〓間をバ
ルブガイド及びバルブステム間の〓間よりも小さ
く設定され、補強リングを埋設されたシール部材
の径方向部に支えられるガイドリングを配置して
バルブステムの往復作動を案内させるようになす
ものである。
(作用) 上記した構成を備えた本考案のバルブステムシ
ールにおいては、樹脂材料をもつて製せられ、バ
ルブステムとの〓間をバルブガイド及びバルブス
テム間の〓間よりも小さく設定され、シールリツ
プ部とバルブガイドとの間に挿入されて補強リン
グを埋設されたシール部材の径方向部に支えられ
るガイドリングが、バルブステムの周面を支えて
ロツカーアームの揺動に起因する軸線と交差する
方向に付加される作用力のバルブステムに対する
影響を緩和させる。
(実施例) 第1図の実施例においては、樹脂材料をもつて
製せられ、略L字状の断面形状を呈するガイドリ
ング10が、シール部材1のシールリツプ部2に
隣接して円筒部6に挿入され、補強リング4を埋
設された径方向部8に支えられ、バルブステム5
との間の〓間を、バルブガイド3及びバルブステ
ム5間の〓間よりも小さく形成してバルブステム
5の往復運動を案内するように構成されている。
(考案の効果) 本考案のバルブステムシールが、上記したよう
に、シール部材のシールリツプ部とバルブガイド
との間に、樹脂材料をもつて製せられ、バルブス
テムとの〓間をバルブガイド及びバルブステム間
の〓間よりも小さく設定されたガイドリングを挿
入され、補強リングを埋設されたシール部材の径
方向部に支えられてバルブステムの往復運動を案
内するように構成されていることにより、ロツカ
ーアームの揺動に伴つて生起された軸線方向と交
差する方向の作用力をバルブステムに付加された
際に、ゴム状弾性材よりも硬質の樹脂材料をもつ
て製せられたガイドリングが、バルブステムを支
えて軸線方向と交差する方向の移動速度を緩和さ
せるので、バルブガイドの内周面に対するバルブ
ステムの衝突による異音の発生が抑止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の断面図、第2図
は、本考案の適用対象となるバルブ機構及び従来
のバルブステムシールの構造を示す断面図、第3
図は、第2図上に矢印−を付して示す位置に
おける断面図である。 1……シール部材、2……シールリツプ部、3
……バルブガイド、4……補強リング、5……バ
ルブステム、6……円筒部、7……ロツカーアー
ム、8……径方向部、9……アジヤスタースクリ
ユ、10……ガイドリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム状弾性材料をもつて製せられたシールリツ
    プ部2と、略L字様の断面形状を示す補強リング
    4を接着された円筒部6及び径方向部8とを有
    し、前記円筒部6をバルブガイド3に嵌着されて
    前記シールリツプ部2を、前記バルブガイド3内
    を往復移動するバルブステム5の周面に摺動させ
    るバルブステムシールにおいて、前記シールリツ
    プ部2と前記バルブガイド3との間に、樹脂材料
    をもつて製せられ、前記バルブステム5との〓間
    を、前記バルブガイド3及び前記バルブステム5
    間の〓間よりも小さく設定され、前記補強リング
    4を埋設された径方向部8に支えられるガイドリ
    ング10を配置されていることを特徴とするバル
    ブステムシール。
JP1985044045U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH032652Y2 (ja)

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JP1985044045U JPH032652Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JPS61160203U JPS61160203U (ja) 1986-10-04
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4253924B2 (ja) * 1999-05-18 2009-04-15 Nok株式会社 バルブステムシール
JP2003042301A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Nok Corp バルブステムシール

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS473213U (ja) * 1971-02-01 1972-09-04
JPS59155518A (ja) * 1983-02-25 1984-09-04 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の動弁機構

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