JPH051607Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH051607Y2 JPH051607Y2 JP208687U JP208687U JPH051607Y2 JP H051607 Y2 JPH051607 Y2 JP H051607Y2 JP 208687 U JP208687 U JP 208687U JP 208687 U JP208687 U JP 208687U JP H051607 Y2 JPH051607 Y2 JP H051607Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve stem
- valve
- circumferential surface
- lip
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「考案の利用分野」
この考案は、内燃機関の吸排気に用いるバルブ
ステムシールに関するものである。
ステムシールに関するものである。
「従来の技術及びその問題点」
一般に吸排気バルブは、バルブシート面にカー
ボンや固形物が付着し、バルブがこれを噛み込む
と、繰り返し叩いてシートに穴を掘つてしまうこ
とになることから、これを防止するために通常バ
ルブシステムはその往復動に伴つてバネやカムに
より、その軸を中心として少しづつ回転し、バル
ブシート面を擦り合せる働きをして固形物を擦り
つぶすようになつている。
ボンや固形物が付着し、バルブがこれを噛み込む
と、繰り返し叩いてシートに穴を掘つてしまうこ
とになることから、これを防止するために通常バ
ルブシステムはその往復動に伴つてバネやカムに
より、その軸を中心として少しづつ回転し、バル
ブシート面を擦り合せる働きをして固形物を擦り
つぶすようになつている。
ところが、近年バルブステムの往復動機構にラ
ツシユ・アジヤスタやバルブ・リフターなどを装
備することが多く、この場合にはバルブステムが
回転しないため、上記シートの損傷によるバルブ
の片当りや異音発生等の問題を生ずる欠点があつ
た。
ツシユ・アジヤスタやバルブ・リフターなどを装
備することが多く、この場合にはバルブステムが
回転しないため、上記シートの損傷によるバルブ
の片当りや異音発生等の問題を生ずる欠点があつ
た。
「問題点を解決するための手段」
この考案は前記従来の課題を解決するために、
リツプの内周面に、バルブステム周面にその往復
方向に対して斜めに接触する段差部を周方向に多
数スパイラル状に形成することにより、バルブス
テムの往復動に伴つてその周面と段差部との摩擦
力によりバルブステムに回転力を付与するように
したバルブステムシールを提案するものである。
リツプの内周面に、バルブステム周面にその往復
方向に対して斜めに接触する段差部を周方向に多
数スパイラル状に形成することにより、バルブス
テムの往復動に伴つてその周面と段差部との摩擦
力によりバルブステムに回転力を付与するように
したバルブステムシールを提案するものである。
「実施例」
以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、バルブステムシール1のリツプ2の先端
付近の内周面に、バルブステム3の周面に対して
その往復方向に斜めに接触する凸部又は凹部状の
細長段差部4が周方向にスパイラル状をなして多
数形成されている。
すると、バルブステムシール1のリツプ2の先端
付近の内周面に、バルブステム3の周面に対して
その往復方向に斜めに接触する凸部又は凹部状の
細長段差部4が周方向にスパイラル状をなして多
数形成されている。
第1図に示す第一実施例においては、段差部4
としてリツプ2の内周面から突出する斜めの突条
を形成したものである。
としてリツプ2の内周面から突出する斜めの突条
を形成したものである。
第2図に示す第二実施例においては、段差部4
としてリツプ2の内周面に焼着けたふつ素樹脂層
5に斜めの切込みを形成したものである。
としてリツプ2の内周面に焼着けたふつ素樹脂層
5に斜めの切込みを形成したものである。
「考案の作用」
以上の構成においてバルブステム3が往復動す
ると、これに伴つてその周面と段差部4との摩擦
力によりバルブステム3には強制的に回転力が付
与され、ラツシユ・アジヤスタやバルブ・リフタ
ーなどを装備した場合においても徐々に回転する
ことになる。
ると、これに伴つてその周面と段差部4との摩擦
力によりバルブステム3には強制的に回転力が付
与され、ラツシユ・アジヤスタやバルブ・リフタ
ーなどを装備した場合においても徐々に回転する
ことになる。
このようにバルブステム3が回転することによ
つて、シートの損傷によるバルブの片当りや異音
発生等を防止することができる。
つて、シートの損傷によるバルブの片当りや異音
発生等を防止することができる。
「考案の効果」
以上の通りこの考案によれば、リツプの内周面
に、バルブステム周面にその往復方向に対して斜
めに接触する細長の段差部を周方向に多数スパイ
ラル状に形成してなるので、バルブステムの往復
動に伴つてその周面と段差部との摩擦力によりバ
ルブステムに強制的に回転力を付与することがで
き、ラツシユ・アジヤスタやバルブ・リフターな
どを装備した場合においてもバルブステムを徐々
に回転することができる。
に、バルブステム周面にその往復方向に対して斜
めに接触する細長の段差部を周方向に多数スパイ
ラル状に形成してなるので、バルブステムの往復
動に伴つてその周面と段差部との摩擦力によりバ
ルブステムに強制的に回転力を付与することがで
き、ラツシユ・アジヤスタやバルブ・リフターな
どを装備した場合においてもバルブステムを徐々
に回転することができる。
従つて、このようにバルブステム3が回転する
ことによつて、シートの損傷によるバルブの片当
りや異音発生等を防止することができる。
ことによつて、シートの損傷によるバルブの片当
りや異音発生等を防止することができる。
第1図及び第2図はこの考案の態様の異なる実
施例を示す部分縦断面図である。 1……バルブステムシール、2……リツプ、3
……バルブステム、4……段差部。
施例を示す部分縦断面図である。 1……バルブステムシール、2……リツプ、3
……バルブステム、4……段差部。
Claims (1)
- リツプの内周面に、バルブステム周面にその往
復方向に対して斜めに接触する細長の段差部を周
方向に多数スパイラル状に形成してなることを特
徴とするバルブステムシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP208687U JPH051607Y2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP208687U JPH051607Y2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63110607U JPS63110607U (ja) | 1988-07-15 |
JPH051607Y2 true JPH051607Y2 (ja) | 1993-01-18 |
Family
ID=30780596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP208687U Expired - Lifetime JPH051607Y2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051607Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-10 JP JP208687U patent/JPH051607Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63110607U (ja) | 1988-07-15 |
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