JP2964849B2 - 内燃機関のバルブ開閉機構 - Google Patents
内燃機関のバルブ開閉機構Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/205—Adjusting or compensating clearance by means of shims or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/14—Tappets; Push rods
Description
よりバルブリフタを介して直接バルブを開閉動作させる
ようにした内燃機関の直動式バルブ開閉機構に関し、特
に、バルブリフタ冠面部の構造に関する。
機関のバルブ開閉機構として、カムシャフトのカムとバ
ルブの弁軸端部との間にバルブリフタを介装し、前記カ
ムにより前記バルブリフタを介して直接バルブを開閉動
作させるようにした直動式バルブ開閉機構が知られてい
る(実開平1−144402号公報等参照)。
図3に示すように、バルブリフタ1の冠面部に陥凹部2
を設け、該陥凹部2にカムに接触するシム3を挿入する
ようにしている。この場合、従来では、バルブリフタ1
の陥凹部2でのシム3のばたつきを原因とする音振悪化
を防止するため、陥凹部2の底面の周部を除く部位に凹
所6を設け、シム3底面を陥凹部2の底面の周部に載置
支持し、該シム3底面と凹所6底面との間に隙間を形成
するようにしている。
なバルブ開閉機構において、カムとシム3との接触範囲
を図のAに示すように設定した場合、バルブリフタ1の
中心軸Cから前記陥凹部2底面と前記凹所6内面との境
界のシム底面接触点5までの距離L1 とカムとシム3と
の接触範囲Aのバルブリフタ1の中心軸Cからの最大距
離L2 との関係は、L1 <L2 となる。
作中のカムがシム3上面の前記シム底面接触点5位置と
対応する位置を越えてシム3上面と接触すると、該シム
3に前記シム底面接触点5を回転支点とするモーメント
が働き、図の2点鎖線で示すようにシム3が傾いた状態
になる。従って、カムの回転中に、シム3が原位置と傾
いた位置とを繰り返し、シム3のばたつきを生じること
になり、異音や不整運動を引き起こすという問題点があ
った。
点に鑑み、カムによってバルブリフタの冠面部のシムに
モーメントが作用するのを防止して、シムのばたつきの
発生を防止し、異音や不整運動を引き起こすのを阻止す
ることを目的とする。
ムシャフトのカムとバルブの弁軸端部との間にバルブリ
フタを介装し、前記カムにより前記バルブリフタを介し
て直接バルブを開閉動作させるようにした内燃機関の直
動式バルブ開閉機構において、前記バルブリフタの冠面
部に、前記カムに接触するシムが挿入される陥凹部を設
け、該陥凹部の底面の周部を除く部位に凹所を設ける一
方、前記バルブリフタ中心軸から前記陥凹部内面と前記
凹所内面との境界のシム底面接触点までの距離をL1 と
し、前記カムとシムとの接触範囲のバルブリフタ中心軸
からの最大距離をL2 としたとき、L 1 ≧L 2 とした。
L 2 )においては、回転するカムがシム上面のシム底面
接触点位置と対応する位置を越えてシム上面と接触する
ことがなく、シムに前記シム底面接触点を回転支点とす
るモーメントが働くことがない。従って、カムの回転中
に、シムのばたつきを生じるのを防止することができ、
異音や不整運動を引き起こすことがなくなる。
述する。先ず、図2に基づいて、内燃機関のバルブ開閉
機構の全体構成について説明する。図において、シリン
ダヘッド6には、燃焼室7と連通する吸気ポート8を開
閉する吸気バルブ9と、燃焼室7と連通する排気ポート
10を開閉する排気バルブ11とが設けられている。シ
リンダヘッド6側のロワーバルブシート12と各バルブ
9,11の弁軸9A,11A端部に取り付けられたアッ
パバルブシート13との間の弁軸9A,11A外周部に
は夫々バルブスプリング14が介装されている。
たカムシャフト15のカム16と各バルブ9,11の弁
軸9A,11A端部との間には、夫々バルブリフタ17
が介装され、前記カム16によりバルブリフタ17を介
して直接バルブ9,11が開閉動作される。ここで、前
記バルブリフタ17は、図1に示すように、上部が閉塞
され、下部が開放された円筒形状に形成されている。こ
のバルブリフタ17の冠面部には、円形板状に形成され
たシム20が挿入される円形の陥凹部19が設けられて
いる。この陥凹部19底面の周部を除く部位には、円錐
状の凹所19Aが設けられている。又、陥凹部19の底
面の周部と内周面との間の境部には切欠部18が形成さ
れている。
19の底面の周部には環状突起部21が形成され、該環
状突起部21の頂点に前記シム20底面が線接触するよ
うになっており、シム20底面中央部と凹所19A底面
との間にはδの隙間が形成される。かかるバルブリフタ
17は、シリンダヘッド6に形成された支持孔22に摺
動自由に支持される。
ルブリフタ中心軸Cから前記陥凹部19内面と前記凹所
19A内面との境界のシム底面接触点、即ち、環状突起
部21の頂点までの距離をL1 とし、前記カム16とシ
ム20との接触範囲Bのバルブリフタ中心軸Cからの最
大距離をL2 としたとき、L 1 ≧L 2 の関係に設定され
る。
の関係(L 1 ≧L 2 )においては、回転するカム16が
シム20上面の環状突起部21の頂点位置と対応する位
置を越えてシム20上面と接触することがなく、シム2
0に環状突起部21の頂点を回転支点とするモーメント
が働くことがない。従って、カム16の回転中に、シム
20のばたつきを生じるのを防止することができ、異音
や不整運動を引き起こすことがなくなる。
面の周部を除く部位に、円錐状の凹所19Aを設けるよ
うにしたが、単なる円筒状の凹所を設けるようにしても
良い。又、陥凹部19の底面の周部と内周面との間の境
部に切欠部18を形成するようにしたが、特に形成する
必要はなく、要は、バルブリフタの冠面部の陥凹部の底
面の周部を除く部位に凹所が設けられ、バルブリフタ中
心軸から陥凹部内面と凹所内面との境界にシム底面接触
点がある構成であれば、本発明を適用することができ
る。
発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、当該技術分野における熟練者等により、本発明に
添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々
の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきであ
る。
のバルブ開閉機構によると、バルブリフタ中心軸からバ
ルブリフタの冠面部のシムが挿入される陥凹部内面と陥
凹部の底面の周部を除く部位に設けられた凹所内面との
境界のシム底面接触点までの距離をL 1 とし、カムとシ
ムとの接触範囲のバルブリフタ中心軸からの最大距離を
L 2 としたとき、L 1 ≧L 2 としたから、カムの回動中
に、シムのばたつきを生じるのを防止することができ、
異音や不整運動の発生を効果的に防止することができる
有用性大なるものである。
実施例を示す図で、(A)はバルブリフタの正面断面
図、(B)はその平面図
図
(A)はバルブリフタの正面断面図、(B)はその平面
図
Claims (1)
- 【請求項1】カムシャフトのカムとバルブの弁軸端部と
の間にバルブリフタを介装し、前記カムにより前記バル
ブリフタを介して直接バルブを開閉動作させるようにし
た内燃機関の直動式バルブ開閉機構において、前記バル
ブリフタの冠面部に、前記カムに接触するシムが挿入さ
れる陥凹部を設け、該陥凹部の底面の周部を除く部位に
凹所を設ける一方、前記バルブリフタ中心軸から前記陥
凹部内面と前記凹所内面との境界のシム底面接触点まで
の距離をL1 とし、前記カムとシムとの接触範囲のバル
ブリフタ中心軸からの最大距離をL2 としたとき、L 1
≧L 2 としたことを特徴とする内燃機関のバルブ開閉機
構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212898A JP2964849B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 内燃機関のバルブ開閉機構 |
KR1019940021077A KR0184532B1 (ko) | 1993-08-27 | 1994-08-25 | 내연기관의 밸브 개폐기구 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212898A JP2964849B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 内燃機関のバルブ開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763012A JPH0763012A (ja) | 1995-03-07 |
JP2964849B2 true JP2964849B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=16630105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5212898A Expired - Fee Related JP2964849B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 内燃機関のバルブ開閉機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964849B2 (ja) |
KR (1) | KR0184532B1 (ja) |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5212898A patent/JP2964849B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-08-25 KR KR1019940021077A patent/KR0184532B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0763012A (ja) | 1995-03-07 |
KR0184532B1 (ko) | 1999-03-20 |
KR950006199A (ko) | 1995-03-20 |
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