JPH06221119A - 内燃機関のバルブ強制開閉装置 - Google Patents
内燃機関のバルブ強制開閉装置Info
- Publication number
- JPH06221119A JPH06221119A JP1039493A JP1039493A JPH06221119A JP H06221119 A JPH06221119 A JP H06221119A JP 1039493 A JP1039493 A JP 1039493A JP 1039493 A JP1039493 A JP 1039493A JP H06221119 A JPH06221119 A JP H06221119A
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- JP
- Japan
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- valve
- cam
- closing
- opening
- clearance
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リフト中のタペット音の発生を抑制し、カム
摩耗を低減する。 【構成】 カムシャフトに設けられた開弁用と閉弁用の
カムにそれぞれ当接して揺動する開弁用と閉弁用のロッ
カアームを備え、開弁用ロッカアームをアジャストスク
リューを介してバルブステム端に係合させ、閉弁用ロッ
カアームをバルブステムに固定したリテーナに係合させ
た内燃機関のバルブ強制開閉装置において、バルブリフ
ト中のクリアランスを閉弁時のバルブクリアランスに比
して小さくなるように開弁用と閉弁用のカムのリフト曲
線を別々に設定し、リフト中、特に動弁系慣性力の方向
が変化する位置でのクリアランスＣ1 を０に近づけた。
摩耗を低減する。 【構成】 カムシャフトに設けられた開弁用と閉弁用の
カムにそれぞれ当接して揺動する開弁用と閉弁用のロッ
カアームを備え、開弁用ロッカアームをアジャストスク
リューを介してバルブステム端に係合させ、閉弁用ロッ
カアームをバルブステムに固定したリテーナに係合させ
た内燃機関のバルブ強制開閉装置において、バルブリフ
ト中のクリアランスを閉弁時のバルブクリアランスに比
して小さくなるように開弁用と閉弁用のカムのリフト曲
線を別々に設定し、リフト中、特に動弁系慣性力の方向
が変化する位置でのクリアランスＣ1 を０に近づけた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関における吸気バ
ルブや排気バルブの開弁と閉弁をそれぞれのカムによっ
て強制的に行うようにした内燃機関のバルブ強制開閉装
置に関するものである。
ルブや排気バルブの開弁と閉弁をそれぞれのカムによっ
て強制的に行うようにした内燃機関のバルブ強制開閉装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関の吸気バルブや排気バルブの開
弁と閉弁をそれぞれのカムによって強制的に行わせるよ
うに構成したバルブ強制開閉装置は、例えば特開昭６０
−１２８９１０号公報等に開示されているように従来か
ら知られている。
弁と閉弁をそれぞれのカムによって強制的に行わせるよ
うに構成したバルブ強制開閉装置は、例えば特開昭６０
−１２８９１０号公報等に開示されているように従来か
ら知られている。
【０００３】このようなバルブ強制開閉装置において
は、その開弁用カムと閉弁用カムはそのリフト曲線が同
一に設定されており、ベースサークル上で所定のバルブ
クリアランスが設定されている。
は、その開弁用カムと閉弁用カムはそのリフト曲線が同
一に設定されており、ベースサークル上で所定のバルブ
クリアランスが設定されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にバルブクリアランスをベースサークル上で設定してい
るため、バルブリフト中もそのバルブクリアランスより
大きなクリアランスが保持されてクリアランスが大きい
ため、バルブリフトの加速度の方向、即ち動弁系の慣性
力の方向が変化する時、従って慣性力が開弁用カムに作
用する状態から閉弁用カムに作用する状態に移る時、あ
るいはその逆に移る時にタペット音が発生したり、これ
らカムに衝撃力が加わってカム摩耗を発生する原因とな
るという問題があった。
にバルブクリアランスをベースサークル上で設定してい
るため、バルブリフト中もそのバルブクリアランスより
大きなクリアランスが保持されてクリアランスが大きい
ため、バルブリフトの加速度の方向、即ち動弁系の慣性
力の方向が変化する時、従って慣性力が開弁用カムに作
用する状態から閉弁用カムに作用する状態に移る時、あ
るいはその逆に移る時にタペット音が発生したり、これ
らカムに衝撃力が加わってカム摩耗を発生する原因とな
るという問題があった。
【０００５】これを防ぐ構成として、バルブクリアラン
スを０にした構造とし、さらに組み付けた状態でがたつ
きを吸収するための締め代を設けた構成も知られている
が、動弁系のフリクションロスが増加し、また熱膨張が
起こった時にロッカーアームに過大な応力が作用して破
損する恐れがあるという問題がある。
スを０にした構造とし、さらに組み付けた状態でがたつ
きを吸収するための締め代を設けた構成も知られている
が、動弁系のフリクションロスが増加し、また熱膨張が
起こった時にロッカーアームに過大な応力が作用して破
損する恐れがあるという問題がある。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、バルブリフト中のタペット音の発生を抑制し、カム
摩耗を低減できる内燃機関のバルブ強制開閉装置を提供
することを目的とする。
み、バルブリフト中のタペット音の発生を抑制し、カム
摩耗を低減できる内燃機関のバルブ強制開閉装置を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、カムシャフト
に設けられた開弁用と閉弁用のカムにそれぞれ当接して
揺動する開弁用と閉弁用のロッカアームを備え、開弁用
ロッカアームをアジャストスクリューを介してバルブス
テム端に係合させ、閉弁用ロッカアームをバルブステム
に固定したリテーナに係合させた内燃機関のバルブ強制
開閉装置において、バルブリフト中のクリアランスを閉
弁時のバルブクリアランスに比して小さくなるように開
弁用と閉弁用のカムのリフト曲線を別々に設定したこと
を特徴とする。
に設けられた開弁用と閉弁用のカムにそれぞれ当接して
揺動する開弁用と閉弁用のロッカアームを備え、開弁用
ロッカアームをアジャストスクリューを介してバルブス
テム端に係合させ、閉弁用ロッカアームをバルブステム
に固定したリテーナに係合させた内燃機関のバルブ強制
開閉装置において、バルブリフト中のクリアランスを閉
弁時のバルブクリアランスに比して小さくなるように開
弁用と閉弁用のカムのリフト曲線を別々に設定したこと
を特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明によれば、閉弁状態でのバルブクリアラ
ンスは通常と同じ設定にしながら、リフト中のクリアラ
ンスを小さくしているため、特にバルブリフトの加速度
の方向、即ち動弁系の慣性力の方向が変化し、慣性力が
開弁用カムに作用する状態から閉弁用カムに作用する状
態に移る時、あるいはその逆に移る時のクリアランスを
小さくでき、従ってタペット音が発生したり、開弁用又
は閉弁用のカムに衝撃力が加わってカム摩耗が発生する
のを抑制することができる。
ンスは通常と同じ設定にしながら、リフト中のクリアラ
ンスを小さくしているため、特にバルブリフトの加速度
の方向、即ち動弁系の慣性力の方向が変化し、慣性力が
開弁用カムに作用する状態から閉弁用カムに作用する状
態に移る時、あるいはその逆に移る時のクリアランスを
小さくでき、従ってタペット音が発生したり、開弁用又
は閉弁用のカムに衝撃力が加わってカム摩耗が発生する
のを抑制することができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図８を参照
して説明する。
して説明する。
【００１０】図２において、１はシリンダヘッドであ
り、２は吸気バルブ、３は排気バルブ、４は吸気ポー
ト、５は排気ポートである。６はカムシャフトであり、
吸気バルブ２及び排気バルブ３用のそれぞれの開弁用カ
ム７と閉弁用カム８が設けられている。９は吸気バルブ
２側のロッカシャフト、１０は排気バルブ３側のロッカ
シャフトであり、図３に示すように、それぞれに開弁用
ロッカアーム１１、１２、及び閉弁用ロッカアーム１
３、１４が揺動自在に支持されている。
り、２は吸気バルブ、３は排気バルブ、４は吸気ポー
ト、５は排気ポートである。６はカムシャフトであり、
吸気バルブ２及び排気バルブ３用のそれぞれの開弁用カ
ム７と閉弁用カム８が設けられている。９は吸気バルブ
２側のロッカシャフト、１０は排気バルブ３側のロッカ
シャフトであり、図３に示すように、それぞれに開弁用
ロッカアーム１１、１２、及び閉弁用ロッカアーム１
３、１４が揺動自在に支持されている。
【００１１】開弁用ロッカアーム１１、１２は、図４に
示すように、カムシャフト６の開弁用カム７に当接する
カムスリッパ１５が一端側に設けられ、他端側に吸気バ
ルブ２又は排気バルブ３のバルブステム上端に対応して
ねじ穴１６が形成されている。このねじ穴１６に、図２
に示すように、アジャストスクリュー１７が螺合されて
ロックナット１８にて位置調整可能に固定され、その先
端がバルブステム上端に装着されたエンドキャップ１９
に係合可能とされている。
示すように、カムシャフト６の開弁用カム７に当接する
カムスリッパ１５が一端側に設けられ、他端側に吸気バ
ルブ２又は排気バルブ３のバルブステム上端に対応して
ねじ穴１６が形成されている。このねじ穴１６に、図２
に示すように、アジャストスクリュー１７が螺合されて
ロックナット１８にて位置調整可能に固定され、その先
端がバルブステム上端に装着されたエンドキャップ１９
に係合可能とされている。
【００１２】閉弁用ロッカアーム１３、１４は、図５に
示すように、カムシャフト６の閉弁用カム８に当接する
カムスリップ２０が一端側に設けられ、他端側に吸気バ
ルブ２又は排気ハルブ３のバルブステム上部に対応して
フォーク部２１が形成されている。このフォーク部２１
が、図２に示すように、バルブステムの上部に嵌合固定
されたリテーナ２２の下面にシム２３を介して係合され
ている。このシム２３は吸気バルブ２や排気バルブ３の
開弁状態でフォーク部２１とリテーナ２２間のクリアラ
ンスを０にするように介装されている。
示すように、カムシャフト６の閉弁用カム８に当接する
カムスリップ２０が一端側に設けられ、他端側に吸気バ
ルブ２又は排気ハルブ３のバルブステム上部に対応して
フォーク部２１が形成されている。このフォーク部２１
が、図２に示すように、バルブステムの上部に嵌合固定
されたリテーナ２２の下面にシム２３を介して係合され
ている。このシム２３は吸気バルブ２や排気バルブ３の
開弁状態でフォーク部２１とリテーナ２２間のクリアラ
ンスを０にするように介装されている。
【００１３】以上の構成により、クランクシャフト（図
示せず）に連動したカムシャフト６の回転に伴って開弁
用カム７及び閉弁用カム８が回転すると、開弁用カム７
の回転により図６に示すように開弁用ロッカアーム１
１、１２が実線で示す状態から仮想線で示す状態に揺動
駆動され、所定のタイミングで吸気バルブ２及び排気バ
ルブ３が開弁される。また、閉弁用カム８の回転により
図７に示すように閉弁用ロッカアーム１３、１４が仮想
線で示す状態から実線で示す状態に揺動駆動され、所定
のタイミングで吸気バルブ２及び排気バルブ３が閉弁さ
れる。さらに、閉弁用カム８による吸気バルブ２や排気
バルブ３の強制的な閉弁動作は完全な閉弁状態の手前位
置まで行い、閉弁の最終段階は閉弁用ロッカアーム１
３、１４を付勢するばねにて行うように構成されてい
る。そのため、図２、図８に示すように、閉弁用ロッカ
アーム１３、１４を吸気バルブ２及び排気バルブ３の閉
弁位置に向けて付勢するねじりばね２４が設けられ、そ
の一端２４ａはシリンダヘッド２に係合され、他端２４
ｂがこれら閉弁用ロッカアーム１３、１４のボス部に係
合されている。
示せず）に連動したカムシャフト６の回転に伴って開弁
用カム７及び閉弁用カム８が回転すると、開弁用カム７
の回転により図６に示すように開弁用ロッカアーム１
１、１２が実線で示す状態から仮想線で示す状態に揺動
駆動され、所定のタイミングで吸気バルブ２及び排気バ
ルブ３が開弁される。また、閉弁用カム８の回転により
図７に示すように閉弁用ロッカアーム１３、１４が仮想
線で示す状態から実線で示す状態に揺動駆動され、所定
のタイミングで吸気バルブ２及び排気バルブ３が閉弁さ
れる。さらに、閉弁用カム８による吸気バルブ２や排気
バルブ３の強制的な閉弁動作は完全な閉弁状態の手前位
置まで行い、閉弁の最終段階は閉弁用ロッカアーム１
３、１４を付勢するばねにて行うように構成されてい
る。そのため、図２、図８に示すように、閉弁用ロッカ
アーム１３、１４を吸気バルブ２及び排気バルブ３の閉
弁位置に向けて付勢するねじりばね２４が設けられ、そ
の一端２４ａはシリンダヘッド２に係合され、他端２４
ｂがこれら閉弁用ロッカアーム１３、１４のボス部に係
合されている。
【００１４】さらに、これら開弁用ロッカアーム１１、
１２及び閉弁用ロッカアーム１３、１４による吸気バル
ブ２や排気バルブ３の開閉動作が互いに干渉するのを避
けるために、図１に示すように、開弁用カム７と閉弁用
カム８による吸気バルブ２や排気バルブ３のバルブリフ
トに適当なクリアランスが設けられている。閉弁状態に
おける閉弁用カム８によるバルブリフトはバルブクリア
ランスＣ0 に相当し、その値は通常吸気バルブ２で０．
２５mm程度に、排気バルブ３で０．３５mm程度に設定さ
れている。そして、それに応じて開弁用カム７と閉弁用
カム８におけるベースサークル径の差Ｃが設定されてい
る。そして、従来の開弁用カム７と閉弁用カム８におい
てはそのベースサークル上に同じカムリフト曲線のカム
形状が設定され、その結果閉弁用カム８によるバルブリ
フトは図１に破線で示すようになり、バルブリフト中の
クリアランスが大きいため、動弁系慣性力の方向が変化
する位置Ａにおいて、即ち慣性力が開弁用カム７に作用
する状態から閉弁用カム８に作用する状態に移る時、あ
るいはその逆に移る時にタペット音が発生したり、衝撃
力によってカム摩耗が発生するという問題があった。そ
こで、本実施例では開弁用カム７と閉弁用カム８による
バルブリフト曲線を別々に設定して、バルブクリアラン
スＣ0 は従来と同様に設定しながらバルブリフト中のク
リアランスを小さくしている。特に、バルブリフトの加
速度の方向、即ち動弁系慣性力の方向が変化するカム回
転角位置ＡにおけるクリアランスＣ1 を干渉の恐れのな
い範囲でできるだけ０に近づけており、具体的にはほぼ
０．０５mm程度に設定している。さらに、本実施例では
最大リフト時におけるクリアランスＣ2 も同様に設定
し、この最大リフト位置から動弁系慣性力の方向が変化
する位置までそのクリアランスを維持するようにしてい
る。
１２及び閉弁用ロッカアーム１３、１４による吸気バル
ブ２や排気バルブ３の開閉動作が互いに干渉するのを避
けるために、図１に示すように、開弁用カム７と閉弁用
カム８による吸気バルブ２や排気バルブ３のバルブリフ
トに適当なクリアランスが設けられている。閉弁状態に
おける閉弁用カム８によるバルブリフトはバルブクリア
ランスＣ0 に相当し、その値は通常吸気バルブ２で０．
２５mm程度に、排気バルブ３で０．３５mm程度に設定さ
れている。そして、それに応じて開弁用カム７と閉弁用
カム８におけるベースサークル径の差Ｃが設定されてい
る。そして、従来の開弁用カム７と閉弁用カム８におい
てはそのベースサークル上に同じカムリフト曲線のカム
形状が設定され、その結果閉弁用カム８によるバルブリ
フトは図１に破線で示すようになり、バルブリフト中の
クリアランスが大きいため、動弁系慣性力の方向が変化
する位置Ａにおいて、即ち慣性力が開弁用カム７に作用
する状態から閉弁用カム８に作用する状態に移る時、あ
るいはその逆に移る時にタペット音が発生したり、衝撃
力によってカム摩耗が発生するという問題があった。そ
こで、本実施例では開弁用カム７と閉弁用カム８による
バルブリフト曲線を別々に設定して、バルブクリアラン
スＣ0 は従来と同様に設定しながらバルブリフト中のク
リアランスを小さくしている。特に、バルブリフトの加
速度の方向、即ち動弁系慣性力の方向が変化するカム回
転角位置ＡにおけるクリアランスＣ1 を干渉の恐れのな
い範囲でできるだけ０に近づけており、具体的にはほぼ
０．０５mm程度に設定している。さらに、本実施例では
最大リフト時におけるクリアランスＣ2 も同様に設定
し、この最大リフト位置から動弁系慣性力の方向が変化
する位置までそのクリアランスを維持するようにしてい
る。
【００１５】このように、動弁系慣性力の方向が変化す
るカム回転角位置ＡにおけるクリアランスＣ1 を干渉の
恐れのない範囲でできるだけ０に近づけたことにより、
動弁系の慣性力が開弁用カム７に作用する状態から閉弁
用カム８に作用する状態に移る時、あるいはその逆に移
る時のクリアランスが０に近いため、リフト中にタペッ
ト音が発生したり、開弁用カム７又は閉弁用のカム８に
衝撃力が加わってカム摩耗が発生するのを抑制すること
ができる。
るカム回転角位置ＡにおけるクリアランスＣ1 を干渉の
恐れのない範囲でできるだけ０に近づけたことにより、
動弁系の慣性力が開弁用カム７に作用する状態から閉弁
用カム８に作用する状態に移る時、あるいはその逆に移
る時のクリアランスが０に近いため、リフト中にタペッ
ト音が発生したり、開弁用カム７又は閉弁用のカム８に
衝撃力が加わってカム摩耗が発生するのを抑制すること
ができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明の内燃機関のバルブ強制開閉装置
によれば、以上のように閉弁状態でのバルブクリアラン
スは通常と同じ設定にしながら、リフト中のクリアラン
スを小さくしているため、特にバルブリフトの加速度の
方向、即ち動弁系の慣性力の方向が変化し、慣性力が開
弁用カムに作用する状態から閉弁用カムに作用する状態
に移る時、あるいはその逆に移る時のクリアランスを小
さくでき、そのためタペット音が発生したり、開弁用又
は閉弁用のカムに衝撃力が加わってカム摩耗が発生する
のを抑制することができる。
によれば、以上のように閉弁状態でのバルブクリアラン
スは通常と同じ設定にしながら、リフト中のクリアラン
スを小さくしているため、特にバルブリフトの加速度の
方向、即ち動弁系の慣性力の方向が変化し、慣性力が開
弁用カムに作用する状態から閉弁用カムに作用する状態
に移る時、あるいはその逆に移る時のクリアランスを小
さくでき、そのためタペット音が発生したり、開弁用又
は閉弁用のカムに衝撃力が加わってカム摩耗が発生する
のを抑制することができる。
【図１】本発明の一実施例における内燃機関のバルブ強
制開閉装置のバルブリフト曲線及び動弁系慣性力曲線を
示すグラフである。
制開閉装置のバルブリフト曲線及び動弁系慣性力曲線を
示すグラフである。
【図２】同実施例における全体縦断正面図である。
【図３】同実施例における要部の平面図である。
【図４】同実施例における開弁用ロッカアームの斜視図
である。
である。
【図５】同実施例における閉弁用ロッカアームの斜視図
である。
である。
【図６】同実施例における開弁用ロッカアームの動作説
明図である。
明図である。
【図７】同実施例における閉弁用ロッカアームの動作説
明図である。
明図である。
【図８】同実施例における閉弁用ロッカアームの付勢ば
ねの装着状態を示す斜視図である。
ねの装着状態を示す斜視図である。
２ 吸気バルブ ３ 排気バルブ ６ カムシャフト ７ 開弁用カム ８ 閉弁用カム １１ 開弁用ロッカアーム １２ 開弁用ロッカアーム １３ 閉弁用ロッカアーム １４ 閉弁用ロッカアーム １７ アジャストスクリュー ２２ リテーナ
Claims (1)
- 【請求項１】 カムシャフトに設けられた開弁用と閉弁
用のカムにそれぞれ当接して揺動する開弁用と閉弁用の
ロッカアームを備え、開弁用ロッカアームをアジャスト
スクリューを介してバルブステム端に係合させ、閉弁用
ロッカアームをバルブステムに固定したリテーナに係合
させた内燃機関のバルブ強制開閉装置において、バルブ
リフト中のクリアランスを閉弁時のバルブクリアランス
に比して小さくなるように開弁用と閉弁用のカムのリフ
ト曲線を別々に設定したことを特徴とする内燃機関のバ
ルブ強制開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1039493A JPH06221119A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 内燃機関のバルブ強制開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1039493A JPH06221119A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 内燃機関のバルブ強制開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06221119A true JPH06221119A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11748913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1039493A Pending JPH06221119A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 内燃機関のバルブ強制開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06221119A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7717075B2 (en) | 2006-11-14 | 2010-05-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Cam mechanism having forced-valve-opening/closing cams and cam-profile setting method |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1039493A patent/JPH06221119A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7717075B2 (en) | 2006-11-14 | 2010-05-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Cam mechanism having forced-valve-opening/closing cams and cam-profile setting method |
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