JP2549537B2 - 排気ブレーキ装置 - Google Patents

排気ブレーキ装置

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JP2549537B2
JP2549537B2 JP62321105A JP32110587A JP2549537B2 JP 2549537 B2 JP2549537 B2 JP 2549537B2 JP 62321105 A JP62321105 A JP 62321105A JP 32110587 A JP32110587 A JP 32110587A JP 2549537 B2 JP2549537 B2 JP 2549537B2
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valve
brake
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雄二 和知
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は排気ブレーキ装置に関し、特に自動車などの
排気ガス流路に設けたブレーキ弁によって排気ガスの流
れを制御し、これにより前記車両にブレーキをかける装
置に関する。
b.従来の技術 排気ブレーキ装置は主としてトラックやバス等に装備
され、排気管の途中に配設されたブレーキ弁を閉じるこ
とにより、降坂時に生ずる車両の加速度を打消すように
したものである。この排気ブレーキ装置としては、従来
から例えば第3図に示すものが一般的に使用されてい
る。この装置を簡単に説明すると、第3図において1は
排気管であって、排気ガスはこの排気管1内を矢印方向
に排出される。排気管1の途中にはブレーキ弁ハウジン
グ2が配設され、この弁ハウジング2内に、排気管1の
横断方向に摺動自在なブレーキ弁3が配設されている。
弁ハウジング2はカバー4を介してアクチュエータ5と
相互に結合されている。アクチュエータ5のピストンロ
ッド6はカバー4の挿通孔7に挿通されて弁ハウジング
2内に突出し、ブレーキ弁3と連結されている。そし
て、アクチュエータ5の圧力室8に圧縮空気を導入する
と、ピストン9が戻しばね10に抗して第3図に矢印a方
向に往動し、ブレーキ弁3が同図で一点鎖線にて示す如
く閉成されるようになっている。
c.発明が解決しようとする問題点 前記スライド式の排気ブレーキ装置は、ブレーキ弁と
アクチュエータとが一体構造になっており、アクチュエ
ータは常に排気管1を流れる排気ガスの温度の影響を受
ける。すなわち、排気ガスの温度によるピストンロッド
6の熱膨脹や、ピストンロッド6に付着する排気ガスの
カーボン等によってピストンロッド6の摺動抵抗が増大
する。このための対策として従来から、カバー4の挿通
孔7やアクチュエータ5のピストンロッド挿通孔11には
比較的大きなクリアランスが設けられている。
しかしながら、このように大きなクリアランスがある
と排気ガスがアクチュエータ5側に侵入するため、ピス
トンロッド6のシールリング12が温度等によって損傷さ
れ、シールリング12の耐久性を低下させる。また、排気
ガスの一部がさらに大気圧室13にまで侵入すると、ピス
トン9の摺動面がカーボンによって損傷され、作動不良
を起すという問題点があった。
他方、バタフライ式の排気ブレーキ装置があるが、こ
の装置のブレーキ弁は完全に閉成しないため、排気ブレ
ーキ力が不足するという問題点があった。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は
前記問題点を解消し、アクチュエータが排気ガスの温度
の影響を受けない構造であり、かつブレーキ力が確保さ
れる排気ブレーキ装置を提供することにある。
d.問題点を解決するための手段 前記目的を達成するための本発明の構成は、 排気ガス流路内に弁座をもつブレーキ弁ハウジング
と、排気ガスの流れ方向に移動して、該弁座と共に前記
ガス流路を開閉する弁体と、前記弁座の下流側の弁ハウ
ジング壁を貫通して該弁体に一端が連結されたリンク機
構と、該リンク機構の他端にピストンロッドが連結され
たアクチュエータとから構成され、該アクチュエータを
駆動し、前記リンク機構を介してブレーキ弁を開閉する
ことにより、前記排気ガスの流れを制御する排気ブレー
キ装置であることを特徴とする。
e.作用 本発明の排気ブレーキ装置は前記構成により、ブレー
キ弁と、これを開閉駆動するアクチュエータとは、リン
ク機構を介して分離型構造であるため、排気ガスおよび
その温度がアクチュエータに及ぼす影響は、スライド式
排気ブレーキ装置に比べてはるかに少なくなる。
また、リンク機構は、ブレーキ弁の弁座の下流側の弁
ハウジング壁を貫通するようにしたので、ブレーキ弁の
閉成時、同弁座の上流側の気密性が向上すると共に、同
貫通部分からの排気ガスの漏れが極端に少なくなり、十
分な排気ブレーキ力を確保することが可能になる。
f.実施例 以下、図面に基づく本発明の好適な実施例を例示的に
詳しく説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す排気ブレーキ装置の
一部断面を含む構成図であり、第2図は第1図のII−II
線矢視による弁ハウジングの中心線から右半分を示す一
部側面図である。
同図において、図示しないエンジンからの排気ガスは
排気管1内を矢印方向に排出されており、この排気管1
の途中にはブレーキ弁装置20が配設されている。このブ
レーキ弁装置20の弁ハウジング21の内周には弁座22が形
成されており、その中心には前記排気ガスの流れ方向
に、往復動自在なきのこ形状の弁体23が配設されてい
る。
このきのこ形状の弁体23は、弁部材24と弁ロッド25と
から構成され、弁部材24のガス下流側の中央に形成され
た凹球部24aに、弁ロッド25の球状先端部25aが互に遊動
自在に連結されている。そして、この弁体23の弁部材24
と、弁ハウジング21内の弁座22とでブレーキ弁を形成
し、弁体23の動きによって前記排気管1を流れる排気ガ
スの流路を開閉する。
前記弁体23の弁ロッド25の他端は、リンク機構26を介
して、アクチュエータ5のピストンロッド6の先端に連
結されている。このリンク機構26は回動軸27,第1のレ
バー28,第2のレバー29,リンク部材30およびピン31,32,
33とからなる。すなわち、前記弁ハウジング21内に形成
されている弁座22のガス下流側のハウジング壁を、図示
しないシール機構を介して、回動軸27が貫通,配設され
ている。弁ハウジング21内に臨むこの回動軸27の一方の
軸端には、第1のレバー28の一端を固着する。そして、
このレバー28の他端は前記弁体23の弁ロッド25の後端部
に、ピン31を介して回動自在に軸着されている。また、
前記回動軸27の他方の軸端には、第2のレバー29の一端
を固着する。そして、このレバー29の他端は、リンク部
材30およびピン32,33を介してアクチュエータ5のピス
トンロッド6の先端に、それぞれ回動自在に連結されて
いる。
今、アクチュエータ5のピストンロッド6を矢印A方
向に駆動すれば、第1図の一点鎖線で示すように、その
駆動力は回動軸27を支点とし、リンク部材30,第2のレ
バー29および第1のレバー28を介して、弁体23に伝達さ
れ、弁体23を矢印C方向に移動させる。このため、弁体
23の弁部材24が弁座22に着座してブレーキ弁装置20は閉
成され、前記排気ガスの流路は遮断される。これによ
り、車両はブレーキがかかる状態になる。
また、アクチュエータ5のピストンロッド6を矢印B
方向に駆動すれば、前記弁体23は矢印D方向に移動され
る。このとき、弁体23を移動させる力は、アクチュエー
タ5の駆動力に、第2のレバー29の長さと第1のレバー
28の長さとの比だけ倍力されるので、前記弁体23は排気
ガス圧に抗して駆動される。このため、弁体23の弁部材
24が弁座22から離座してブレーキ弁装置20は開成され、
前記排気ガスの流路は開放される。これにより、車両は
ブレーキから解放される状態になる。
従って、アクチュエータ5の駆動力、すなわちピスト
ンロッド6を駆動するためのアクチュエータ5に加える
流体圧力(圧縮空気圧)を制御し、前記リンク機構26を
介して、ブレーキ弁装置20の弁開度を調整する。このブ
レーキ弁装置20の弁開度を調整して排気ガスの流れを制
御することにより、車両のブレーキを加減することがで
きる。
前記弁体23を往復動させるためのアクチュエータ5か
らの駆動力は、前記第2,第1のレバー29,28の長さを適
宜変えることにより、所要の力に倍力できるので、従来
のスライド式の装置に比べて、ブレーキ弁の閉成時は弁
の上流側の気密性がよくなり、かつ弁の開成時は弁の上
流側の排気ガス圧に抗してガス流路を開放することがで
きる。
なお、本発明の技術は前記実施例における技術に限定
されるものではなく、同様な機能を果す他の態様の手段
によってもよく、また本発明の技術は前記構成の範囲内
において種々の変更,付加が可能である。
g.発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の排気ブレーキ
装置によれば、排気管の途中に設けられたブレーキ弁
と、これを開閉するためのアクチュエータとを、リンク
機構を介して連結した、所謂分離型構造に形成したの
で、アクチュエータは排気ガスの温度を直接受けること
はなくなる。
また、前記リンク機構は、アクチュエータからの駆動
力を倍力すると共に、その回動軸がブレーキ弁の弁座の
下流側の弁ハウジング壁を貫通するので、前記ブレーキ
弁の開閉は確実に行なわれ、かつ該回動軸からの排気ガ
スの漏洩が極端に少なくなり、十分な排気ブレーキ力を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の排気ブレーキ装置の一実施例を示す一
部断面を含む構成図、第2図は第1図のII−II線矢視に
よる弁ハウジングの中心線から右側を示す一部側面図、
第3図は従来の排気ブレーキ装置の縦断面図である。 1……排気管、2,21……弁ハウジング、3……ブレーキ
弁、5……アクチュエータ、6……ピストンロッド、20
……ブレーキ弁装置、22……弁座、23……弁体、26……
リンク機構、27……回動軸、28……第1のレバー、29…
…第2のレバー、30……リンク部材、31,32,33……ピ
ン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガス流路内に弁座をもつブレーキ弁ハ
    ウジングと、排気ガスの流れ方向に移動して、該弁座と
    共に前記ガス流路を開閉する弁体と、前記弁座の下流側
    の弁ハウジング壁を貫通して該弁体に一端が連結された
    リンク機構と、該リンク機構の他端にピストンロッドが
    連結されたアクチュエータとから構成され、 該アクチュエータを駆動し、前記リンク機構を介してブ
    レーキ弁を開閉することにより、前記排気ガスの流れを
    制御することを特徴とする排気ブレーキ装置。
JP62321105A 1987-12-18 1987-12-18 排気ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2549537B2 (ja)

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JPH01163430A (ja) 1989-06-27

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