JP2516057B2 - スライド式排気ブレ―キ弁 - Google Patents

スライド式排気ブレ―キ弁

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JP2516057B2
JP2516057B2 JP63226099A JP22609988A JP2516057B2 JP 2516057 B2 JP2516057 B2 JP 2516057B2 JP 63226099 A JP63226099 A JP 63226099A JP 22609988 A JP22609988 A JP 22609988A JP 2516057 B2 JP2516057 B2 JP 2516057B2
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valve
exhaust
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slide
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誠 辻田
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Hino Motors Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、大型トラック及びバス等に使用されるスラ
イド式の排気ブレーキ弁に関するものである。
〈従来の技術〉 大型トラック及びバス等においては、エンジンブレー
キの効果を増大させるために、例えば第3図及び第4図
に示すようなスライド式排気ブレーキを採用している。
これは、排気マニホールドからマフラに至る排気管
(図示省略)の途中に介装したハウジング2に排気通路
1及び該排気通路1と略直交するバルブ室3を形成し、
該バルブ室3に収容したスライドバルブ4と前記ハウジ
ング2の外部に固定したコントロールシリンダ5のピス
トン6とをピストンロッド7を介して結合することによ
り、コントロールシリンダ5にエアを供給するとピスト
ン6が図中上動してバルブ室3内のスライドバルブ4を
排気通路1に突出させ、以って、該排気通路1を閉鎖し
てエンジンブレーキの効果を増大させるようにしたもの
である。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のスライド式排気ブレ
ーキにおいては、排気ブレーキの作動時にスライドバル
ブ4の先端面4aをハウジング2の軸線A−Aと平行な当
り面2aに当接させることにより、図中右側から左側に流
れる排気ガスの圧力のみによってスライドバルブ4を図
中左側に押圧させて該バルブ4の左側面(シール面4b)
をハウジング2のシール面2bに押圧させるようにしたも
のであるために、排気ガスのガス圧が低いときには、ス
ライドバルブ4のシール面4bがハウジング2のシール面
2bに押圧される力(シール面の面圧)が低く、排気ガス
のシール性が低下して充分な排気ブレーキ力が得られな
いという不具合があった。
本発明は上記従来の不具合を解決するためになされた
ものであり、排気ガスのガス圧が低い場合でもシール面
の面圧を高くしてシール性を向上し、排気ブレーキ力を
増大させることを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明では、エンジンの排
気通路に介装したハウジングと、該ハウジングに設けら
れているバルブ室に摺動自在に収容したバルブと、該バ
ルブを前記バルブ室から排気通路に出没作動させて該通
路を開閉するアクチュエータとを備えたスライド式排気
ブレーキ弁において、前記バルブの先端面及び該先端面
に対向して前記ハウジングに形成した当り面を、排気通
路の下流側に至るほどバルブの突出方向前方に偏位する
傾斜面で構成したことを特徴としている。
〈作用〉 斯る構成としているために、アクチュエータがスライ
ドバルブを押圧する力を、スライドバルブがハウジング
のシール面に押圧される方向への力、即ち,推力に変換
できるので、シール面の面圧が高くなりガスシール性が
向上する。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を第1図及び第2図に基づいて
詳細に説明する。
ディーゼルエンジンの排気マニホールドからマフラに
至る排気管(図示省略)の途中には、排気通路11を形成
したハウジング12を介装している。
前記ハウジング12には前記排気通路11と略直交するバ
ルブ室13を形成している。そして、バルブ室13に収容し
たスライドバルブ14と前記ハウジング12の外部に固定し
たコントロールシリンダ15のピストン16とをピストンロ
ッド17を介して結合することにより、コントロールシリ
ンダ15にエアを供給するとピストン16が図中上動してス
ライドバルブ14をバルブ室13から排気通路11に突出さ
せ、以って、該通路11を閉鎖するようにしている。
18は図示しないコントロールバルブを介してエアリザ
ーバに接続されたエア供給口、19はスプリングであり、
これらの構造は上記従来例のスライド式排気ブレーキ弁
と同一構造である。
又、前記スライドバルブ14の先端面14a及び該先端面1
4aに対向してハウジング12に形成した当り面12aを排気
通路11の下流側(図示左方)に至るほどスライドバルブ
14の突出方向前方に傾斜角θで傾斜する傾斜面で構成し
ている。
斯る構成のスライド式排気ブレーキ弁において、エア
供給口18に大気が供給されているときは、第1図に示す
ようにスプリング19の張力でピストン16がコントロール
シリンダ15の下端部に保持され、スライドバルブ14がバ
ルブ室13内に没入保持される。従って、この状態では排
気通路11が開かれているので排気ブレーキは作動しな
い。
エア供給口18にエアが供給されると、スプリング19に
抗してピストン16が上動する。すると、ピストンロッド
17を介してスライドバルブ14が排気通路11内に突出して
この通路11を閉じるので排気ブレーキが作動する。
このとき、スライドバルブ14の先端面14a及びハウジ
ング12のバルブ当り面12aを傾斜角θで傾斜する傾斜面
で構成しているので、スライドバルブ14には、 F=P×tan θ+π/4D2(P1-P2) P:ピストン16がスライドバルブ14をバルブ当り面12aに
押圧する力 D:排気通路の直径 P1:スライドバルブ上流の排気ガス圧力 P2:スライドバルブ下流の排気ガス圧力 で表わされる推力Fが発生する。
即ち、スライドバルブ14の先端面14a及びハウジング1
2に設けたバルブ当り面12aを傾斜角θで傾斜する傾斜面
で構成しているために、コントロールシリンダ15にエア
を供給してピストン16を上昇させてスライドバルブ14の
先端面14aをハウジング12のバルブ当り面12aに押し付け
ると、第2図に示したベクトル線図のようにスライドバ
ルブ14に加えられた上方に向う力Pが、図中左側に向か
う力Ptanθとバルブ当り面12aに対して垂直な力P′に
分力される。P″は反力である。
従って、スライドバルブ14はピストン16によって加え
られた力Pの図中左側に向かう分力Ptanθとスライドバ
ルブ14の上下流間の排気ガス圧力の差によって生じる力
の和でシール面12bに押し付けられることになり、排気
ガス圧力が低い場合でもスライドバルブのシール面14b
がハウジング12のシール面12bに押圧される力が上昇す
るのでシール面の面圧が高くなり、排気ガスのシール性
が向上する。
尚、エア供給口18に再び大気が供給されると、スプリ
ング19の張力でピストン16が下降してスライドバルブ14
をバルブ室13内に引き込むために、排気通路11が開いて
排気ブレーキが解除される。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、スライドバルブ
の閉弁操作力が該スライドバルブの推力に変換されるの
でシール面の面圧が高くなり、ガスシール性が向上す
る。従って、排気ガス圧力が低い場合でも排気ブレーキ
力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスライド式排気ブレーキ弁の一実
施例を示す正面図、第2図は同じく側面図、第3図は従
来例の正面図、第4図は同じく側面図である。 11……排気通路、12……ハウジング 12a……当り面、13……バルブ室 14……スライドバルブ、14a……先端面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気通路に介装したハウジング
    と、該ハウジングに設けられているバルブ室に摺動自在
    に収容したバルブと、該バルブを前記バルブ室から排気
    通路に出没作動させて該排気通路を開閉するアクチュエ
    ータとを備えたスライド式排気ブレーキ弁において、前
    記バルブの先端面及び該先端面に対向して前記ハウジン
    グに形成した当り面を、排気通路の下流側に至るほどバ
    ルブの突出方向前方に偏位する傾斜面で構成したことを
    特徴とするスライド式排気ブレーキ弁。
JP63226099A 1988-09-09 1988-09-09 スライド式排気ブレ―キ弁 Expired - Lifetime JP2516057B2 (ja)

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JP2543738B2 (ja) * 1987-12-28 1996-10-16 臼井国際産業株式会社 スライド式排気ブレ―キ装置

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