JP2543738B2 - スライド式排気ブレ―キ装置 - Google Patents

スライド式排気ブレ―キ装置

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JP2543738B2
JP2543738B2 JP62336360A JP33636087A JP2543738B2 JP 2543738 B2 JP2543738 B2 JP 2543738B2 JP 62336360 A JP62336360 A JP 62336360A JP 33636087 A JP33636087 A JP 33636087A JP 2543738 B2 JP2543738 B2 JP 2543738B2
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exhaust pressure
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一儀 滝川
亮一 鈴木
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一般にトラック或いはバス等の大型車輌にお
いて排気管の途中に連設され、急降坂時に排気管内を流
通する排気ガスの排出流通路を閉塞して、車輛に制動効
果を付与するようにしたスライド式排気ブレーキ装置に
おける弁機構部の構造の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の排気ブレーキ装置での弁機構部の構造
としては、第10図に例示するように、その本体のハウジ
ング内の往復作動路に内装される板状弁部材(23)の表
面に貫設した排圧調整孔(24)を、その幅手方向の長径
孔とし、一方、ピストン桿(26)の先端附近に固定して
弁部材(23)に掛合するブロック部材(25)と、該ブロ
ック部材の下面部に弁部材(23)の表面上を摺擦し且つ
前記長径孔に対する長方形からなるライナー(28)を緩
着、敷設して形成した補助弁部材(27)を関着すること
によって構成せしめ、排気流通路の開閉に際してピスト
ン桿(26)の先端部及びブロック部材(25)の側端面部
での前記弁部材(23)側への衝撃、掛合によって押圧及
び引き上げて行わしめる構造のものであった。尚(29)
は排気流通路の閉路状態にあって機関側への過負荷防止
用の小径からなる排気逃がし孔である。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の補助弁部材の構造として
は、限られたスペースでの弁部材(23)の大きさに関連
して排圧調整孔(24)の寸法に制限を余儀なくされて大
径となし得ないため、開路に先達って充分な排圧降下を
もたらすに至らず、また、開路及び閉路に際しての前記
衝撃による掛合構造によって部材相互の当り部分に摩耗
或いは“ガタ”を生ぜしめ、使用時の高頻度に亘る繰返
しの開閉作動によって製品寿命を短縮して長期耐用に欠
け、更にスライド式排気ブレーキ装置の取付姿勢によっ
ては、例えば排気管を上方へ立上がるように設けた場合
に排気ブレーキ装置を水平に配置しライナー(28)が弁
部材(23)の下面を摺擦する取付姿勢では、ライナー
(28)がその自重によって排圧調整孔(24)を確実に閉
孔しにくく、従ってブレーキの利き始めに遅れを生じ応
答性が悪い等の問題を有するものであった。
本発明は排圧調整孔での充分な排圧降下を発揮して制
動機能を円滑且つ迅速に行わしめ、部材相互の摩耗或い
は“ガタ”の発生を軽減して長期に亘り耐用することの
でき、更に取付姿勢に関係なく応答性が良く一定の性能
を発揮しうるスライド式排気ブレーキ装置を提供するこ
とを目的とするものである。
[問題を解決するための手段] 本発明は、両側端部に排気管との連結壁を突設した排
気流通路の略直角方向に板状弁部材の往復作動路を連通
させた排気ブレーキ本体のハウジングの該往復作動路内
に、表面に排圧調整孔を貫設した前記弁部材が内装され
て往復作動路の上側端部に連設したエアーシリンダー装
置との隔壁を貫通するピストン桿の先端側に係着せし
め、更に該ピストン桿の先端附近に前記弁部材と掛合す
る補助弁部材を関着させ、弁部材による排気流通路の閉
路に際して補助弁部材により排圧調整孔を閉じると共に
該弁部材を一方向に押圧せしめ、一方、開路にあって補
助弁部材により排圧調整孔を開くと共に該補助弁部材が
弁部材に掛合して他方向に移動するようにしてなる排気
ブレーキ装置において、前記弁部材の底壁表面に前記排
圧調整孔に近傍して軸芯中央部を挾んだ幅手方向の左右
両側に前後してそれぞれ一対からなる掛支壁を突設せし
め、前記ピストン桿の先端附近に関着される補助弁部材
を、左右の両側壁部に移動方向への傾斜誘導溝を設けて
一体的に可動するコ字状からなる支持部材を固着して構
成すると共に、その底壁面を前記排圧調整孔への開閉面
とするライナー部材を前記掛支壁間に嵌合した状態でそ
の両側の屈曲壁端部を前記支持部材側の傾斜誘導溝部に
挿着せしめ、前記排気流通路の開閉路時に支持部材の移
動に伴いライナー部材を前記傾斜誘導溝により変位して
排圧調整孔を開閉せしめるように構成したスライド式排
気ブレーキ装置を要旨とするものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明のスライド式排気ブレーキ装置の一部切
欠きによる平面図、第2図は第1図の本発明の一実施例
の要部に係る弁機構部の開孔状態時の拡大平面図、第3
図は第2図のA−A線上の断面図、第4図は閉孔状態時
の拡大平面図、第5図は第4図のB−B線上の断面図、
第6図は本発明の他の実施例の閉孔状態時の拡大平面
図、第7図は第1図のライナー部材単体の拡大正面図、
第8図は第7図の側面図、第9図は更に他の実施例に係
る第7図相当図であって(1)は両側端部に排気管との
連結壁(1′)を突設した排気流通路(2)の略直角方
向に板状弁部材(3)の往復作動路を連通させた排気ブ
レーキ本体のハウジングであり、該ハウジングの往復作
動路に内装せしめた前記弁部材(3)を、その底壁表面
に排圧調整孔(4)を貫設すると共に、該排圧調整孔に
近傍して軸芯中央部を挾んだ幅手方向の左右両側に前後
してそれぞれ一対からなる掛支壁(12,12′)を突設せ
しめて、往復作動路の上側端部に連設したエアーシリン
ダー装置(5)の隔壁を貫通するピストン桿(6)の先
端側に係着して構成されるものである。(7)はピスト
ン桿(6)の先端附近に弁部材(3)上に位置し、ブロ
ック部材(9)を介在して関着して補助弁部材を形成す
るものであって、左右の両側端部に可動方向への傾斜誘
導溝(10′,10′)を設けて一体的に可動するコ字状か
らなる支持部材(10)を固着し、且つ前記掛支壁(12,1
2′)間にライナー部材(11)を嵌合した状態で、その
両側の屈曲壁端部を前記傾斜誘導溝(10′,10′)部に
挿着せしめて構成されるものである。そして排気流通路
(2)の開閉路時にあってライナー部材(11)の底壁面
(11′)により排圧調整孔(4)を、支持部材(10)の
上下方向への移動に伴い前記傾斜誘導溝(10′,10′)
により排圧調整孔(4)に接離する方向に変位して開閉
せしめるようにしたものである。尚エンジンの大型化に
関連して、第6図に示すように排圧調整孔(4a)の開口
面積を大とするとともにライナー部材(11a)もこれに
対応して大きく形成することもできるし、またライナー
部材(11)を第7図及び第8図のようにブロック部材と
して構成してもよいし、第9図のように板材から形成し
てもよい。
(8)は弁部材(3)の中間梁壁部に設けた閉路時に
おける機関側への過負荷防止用の小径からなる排気逃が
し孔である。
[作用] 本発明はこのように構成されているため、弁部材
(3)による閉路に際して第4図及び第5図に示すよう
に、該弁部材表面での補助弁部材(7)側の支持部材
(10)による下方への移動に伴う傾斜誘導溝(10′,1
0′)での前記挿着によって、ライナー部材(11)を斜
め後方に変位せしめてその底壁面(11′)をもって排圧
調整孔(4)を閉孔し、弁部材(3)を下方に押圧して
閉路することとなり、一方、開路にあっては第2図及び
第3図に示すように、補助弁部材(7)側の支持部材
(10)の上方への移動による前記傾斜誘導溝(10′,1
0′)によってライナー部材(11)を斜め前方に変位せ
しめてその底壁面(11′)をもって排圧調整孔(4)を
開孔した状態でブロック部材(9)側の壁面で弁部材
(3)を引き上げることとなり、このような作動状態に
おいて、斜め前後方向に変位するライナー部材(11)の
底壁面(11′)によって前記排圧調整孔(4)を開閉す
ることによって、弁部材(3)側の限られた表面でのス
ペースにあっても前記誘導溝(10′,10′)の傾斜角の
設計に応じて該排圧調整孔での排圧降下を充分に得るこ
とができると共に、スライド式排気ブレーキ装置の取付
姿勢には関係なく、即ちライナー部材の自重に影響され
ずに排圧調整孔を確実に開閉でき、応答性の良い一定の
性能を得ることができる結果となる。
[発明の効果] 以上説明したようにスライド式排気ブレーキ装置は、
補助弁部材(7)側のなす前記支持部材(10)の一体的
に可動する構造により該支持部材の傾斜誘導溝(10′,1
0′)においてその幅手方向で挿着した変位するライナ
ー部材(11)の構造により、限られたスペースでの弁部
材(3)の大きさにあっても排圧調整孔(4)での開孔
に伴う流通路を充分に得ることができ、従って該排圧調
整孔における排圧降下を充分に発揮することとなって制
動機能を円滑且つ迅速に行わしめることができ、一方、
ライナー部材(11)の掛支壁(12,12′)間での嵌合
と、その両側の屈曲壁端部での前記傾斜誘導溝(10′,1
0′)での挿着構造とにより、これら部材相互の摩耗或
いは“ガタ”の発生を軽減して長期に亘って耐用するこ
とのでき、更に、スライド式排気ブレーキ装置の取付姿
勢、例えばライナー部材が下方に向く取付姿勢に関係な
く応答性の良い、確実に開閉作動をし得る等、極めて有
用なスライド式排気ブレーキ装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスライド式排気ブレー
キ装置の一部切欠きによる平面図、第2図は第1図の本
発明の要部に係る弁機構部の開孔状態時の拡大平面図、
第3図は第2図のA−A線上の断面図、第4図は第2図
の閉孔状態時の拡大平面図、第5図は第4図のB−B線
上の断面図、第6図は本発明の他の実施例の閉孔状態時
の拡大平面図、第7図は第1図のライナー部材単体の拡
大正面図、第8図は第7図の側面図、第9図は更に他の
実施例に係る第7図相当図、第10図は従来例を示す弁機
構部の一部の縦断面図である。 (2)……排気流通路、(3)……弁部材、(4)……
排圧調整孔、(6)……ピストン桿、(7)……補助弁
部材、(10)……支持部材、(10′,10′)……傾斜誘
導溝、(11)……ライナー部材、(11′)……底壁面、
(12,12′)……掛支壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側端部に排気管との連結壁を突設した排
    気流通路の略直角方向に板状弁部材の往復作動路を連通
    させた排気ブレーキ本体のハウジングの該往復作動路内
    に、表面に排圧調整孔を貫設した前記弁部材が内装され
    て往復作動路の上側端部に連設したエアーシリンダー装
    置との隔壁を貫通するピストン桿の先端側に係着せし
    め、更に該ピストン桿の先端附近に前記弁部材と掛合す
    る補助弁部材を関着させ、弁部材による排気流通路の閉
    路に際して補助弁部材により排圧調整孔を閉じると共に
    該弁部材を一方向に押圧せしめ、一方、開路にあって補
    助弁部材により排圧調整孔を開くと共に該補助弁部材が
    弁部材に掛合して他方向に移動するようにしてなる排気
    ブレーキ装置において、前記弁部材(3)の底壁表面に
    前記排圧調整孔(4)に近傍して軸芯中央部を挾んだ幅
    手方向の左右両側に前後してそれぞれ一対からなる掛支
    壁(12,12′)を突設せしめ、前記ピストン桿(6)の
    先端附近に関着される補助弁部材(7)を、左右の両側
    壁部に移動方向への傾斜誘導溝(10′,10′)を設けて
    一体的に可動するコ字状からなる支持部材(10)を固着
    して構成すると共に、その底壁面(11′)を前記排圧調
    整孔(4)への開閉面とするライナー部材(11)を前記
    掛支壁(12,12′)間に嵌合した状態でその両側の屈曲
    壁端部を前記支持部材(10)側の傾斜誘導溝(10′,1
    0′)部に挿着せしめ、前記排気流通路(2)の開閉路
    時に支持部材(10)の移動に伴いライナー部材(11)を
    前記傾斜誘導溝(10′,10′)により変位させて排圧調
    整孔(4)を開閉せしめるように構成したことを特徴と
    するスライド式排気ブレーキ装置。
JP62336360A 1987-12-28 1987-12-28 スライド式排気ブレ―キ装置 Expired - Lifetime JP2543738B2 (ja)

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