JP2002031249A - メタルシートバタフライ弁の弁体構造 - Google Patents

メタルシートバタフライ弁の弁体構造

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JP2002031249A
JP2002031249A JP2000212076A JP2000212076A JP2002031249A JP 2002031249 A JP2002031249 A JP 2002031249A JP 2000212076 A JP2000212076 A JP 2000212076A JP 2000212076 A JP2000212076 A JP 2000212076A JP 2002031249 A JP2002031249 A JP 2002031249A
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JP
Japan
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valve
valve body
valve element
seat
sheet
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Application number
JP2000212076A
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English (en)
Inventor
Naoki Tsukahara
尚起 塚原
Masaaki Kitamura
雅明 北村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 90°の反転操作によって弁体を全開位置と
全閉位置とにわたって開閉し、かつ全開姿勢において弁
体が流路軸心と平行となるメタルシートバタフライ弁の
弁体構造を提供する。 【解決手段】 弁箱12の内部に弁体22を弁棒18の
軸心廻りに回転自在に設け、弁体22の周縁部に金属材
からなる弁体シート24を設け、弁体シート24の外周
面に弁箱シート13に水密に摺接する弁体シート面24
aを形成したバタフライ弁において、弁体シート24
は、弁体22を弁箱流路断面Aと平行に配置する全閉状
態において、弁体シート面24aの中心線を含む平面B
が弁箱流路断面Aに対して所定角度αに傾斜する形状を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルシートバタ
フライ弁の弁体構造に関し、全開時における弁箱内の流
れが弁棒の軸心を境とする両側において均しくなるよう
弁体を構成する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示すような、メタルシート
バタフライ弁においては、弁箱1の内部の内部に弁体2
を弁棒3の軸心廻りに回転自在に設け、弁体2の周囲に
金属材からなる弁体シート4を設けており、弁体シート
4に摺接する筒状の弁箱シート5を弁箱1の内部にシー
ル材6で保持して設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ように、メタルシートバタフライ弁においては、弁体シ
ート4および弁箱シート5が金属材で弾性変形を生じな
いので、弁棒3の軸心aから弁体シート4のシート面4
aの両側の角部4b、4cまでの距離L1、L2が等し
い場合には、一方の角部4cと弁箱シート5とが干渉し
合ってシート面4aが弁箱シート5のシート面5aに当
接する状態(二点鎖線で示す)とは成らない。このため
に、図7に示すように、弁体シート4は、弁箱シート5
のシート面5aの法線nに対して所定角度αに傾斜する
姿勢で全閉状態となるように、シート面4aに逃げ角を
形成している。
【0004】図8に示すように、この弁体シート4のシ
ート面4aの加工は以下の手順で行なっている。つま
り、弁体2の周縁部に同心状に弁体シート4を溶接等で
取り付け、その弁体2を所定角度αに傾けた状態に保持
し、弁箱シート5の内径と等しい仮想円筒加工面(二点
鎖線で示す)に沿って弁体シート4を研削してシート面
4aを形成する。
【0005】この加工によって形成された弁体2は、図
5に示すように、全閉姿勢において弁箱1の流路軸心と
直角にならないので、90°の反転操作を行なった全開
姿勢において弁箱1の流路軸心と平行にならず、弁体2
が流路軸心を境として左右対称とならないために、弁箱
1の内部流路における流体の流れが流路の左右において
不均衡となる。
【0006】一方、弁体2を90°の反転操作によって
全開位置と全閉位置とにわたって開閉しない場合には、
弁体2を流路軸心と平行となる全開姿勢に位置決めする
ことが困難となる問題があった。
【0007】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、90°の反転操作によって弁体を全開位置と全閉位
置とにわたって開閉し、かつ全開姿勢において弁体が流
路軸心と平行となるメタルシートバタフライ弁の弁体構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のメタルシートバタフライ弁の弁体構造は、
弁箱の内部に弁体を弁棒の軸心廻りに回転自在に設け、
弁体の周縁部に金属材からなる弁体シートを設け、弁体
シートの外周面に弁箱シートに水密に摺接する弁体シー
ト面を形成したバタフライ弁において、弁体シートは、
弁体を弁箱流路断面と平行に配置する全閉状態におい
て、弁体シート面の中心線を含む平面が弁箱流路断面に
対して所定角度に傾斜する形状を有するものである。
【0009】上記した構成により、弁体は全閉状態にお
いて弁箱の流路軸心と直角の姿勢となり、90°の反転
操作を行なった全開状態において弁箱の流路軸心と平行
な姿勢となり、弁体が流路軸心を境として左右対称とな
るので、弁箱流路における流体の流れが流路の左右にお
いて均衡する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るメタルシートバタフライ弁を図面に基づいて説明す
る。図1〜図4において、メタルシートバタフライ弁1
1は弁箱12の内部に弁箱シート13を配置しており、
弁箱シート13は円筒状の薄肉金属材からなり、弁箱1
2の流路軸心と同心状に、かつ相互間に所定の間隙Sを
開けて設けている。
【0011】弁箱11の内面と弁箱シート13の外周面
との間には弾性材からなるシール材として一対の弁箱O
リング14を弁箱シート13の上流側および下流側の位
置に配置しており、弁箱Oリング14は弁箱12の内面
に形成した環状溝15に装着している。弁箱シート13
の上流側端部および下流側端部に隣接してストッパー1
6を配置しており、ストッパー16は流路軸心方向にお
いて弁箱シート13を係止するものでボルト17により
弁箱12に固定している。
【0012】弁棒18は弁箱12および弁箱シート13
を流路軸心方向と直交する方向に貫通し、弁箱12のボ
ス部19に挿入したブッシュ20で回転自在に保持して
いる。ブッシュ20の内周面および外周面には複数のO
リング21を配置して弁棒18およびボス部19との間
をシールしている。
【0013】弁体22は弁箱シート13の内部に弁棒1
8の軸心廻りに回転自在に配置し、ピン23で弁棒18
に連結している。弁体22は周縁部に弁体シート24を
設けており、弁体シート24は金属材からなり、その外
周面に形成した弁体シート面24aおいて弁箱シート1
3の弁箱シート面13aに水密に摺接する。
【0014】図4に示すように、弁体シート24は、弁
体22を弁箱流路断面Aと平行に配置する全閉状態にお
いて、弁体シート面24aの中心線を含む平面Bが弁箱
流路断面Aに対して所定角度αに傾斜する形状を有して
いる。この弁体シート24の弁体シート面24aの加工
は以下の手順で行なう。図3に示すように、弁体24の
軸心(弁棒18の軸心に一致)を通る平面Cに対して所
定角度αに傾斜する平面Dを想定し、この平面Dに沿っ
て弁体22の周縁部に弁体シート24を溶接等で取り付
け、弁体22を水平に保持する状態で、弁箱シート5の
内径と等しい仮想円筒加工面(二点鎖線で示す)に沿っ
て弁体シート24を研削して弁体シート面24aを形成
する。
【0015】弁体22とブッシュ20の間には一対のリ
ング状の軸封シール材25、26を配置しており、双方
の軸封シール材25、26は弁棒18の軸心方向で相対
向するテーパ面25a,26bで水密に当接している。
ブッシュ20の他端側には環状の押さえ板27を配置し
ており、押さえ板27は締付ボルト28でボス部19に
装着しいる。この締付ボルト28を締付けることによ
り、押さえ板27、ブッシュ20を介して軸封シール材
25、26を押圧する。この結果、双方のテーパ面25
a,26bによる楔作用により軸封シール材25、26
が径方向の内側および外側に広がり、ボス部19および
弁棒18に対する面圧が発生してシール性能が高まる。
【0016】以下、上記した構成における作用を説明す
る。弁箱Oリング14が弁箱12の内面と弁箱シート1
3の外周面との間隙Sをシールすることで、弁箱12に
流入する流体の全量が弁箱シート13の内部流路を通過
する。
【0017】弁棒18を正方向もしくは逆方向に回転駆
動することにより、弁体22は弁箱シート13の内部に
おいて全閉位置と全開位置とにわたって弁棒の軸心廻り
に90度の角度で反転し、全閉位置において弁体シート
24の外周面が弁箱シート13の内周面に水密に摺接
し、弁箱シート13の内部流路を閉栓する。
【0018】弁体22は全閉状態において弁箱12の流
路軸心と直角の姿勢となり、90°の反転操作を行なっ
た全開状態において弁箱12の流路軸心と平行な姿勢と
なり、弁体22が流路軸心を境として左右対称となるの
で、弁箱流路における流体の流れが流路の左右において
均衡する。
【0019】弁箱シート13は弁箱12と別体であり、
双方の間に所定間隙Sを有するので、水圧や地盤の変動
を受けて弁箱12に力が作用し、弁箱12が変形する場
合にあっても、弁箱シート13は変形を起こさずにその
形状が保全される。このため、弁箱シート13は弁体シ
ート24とのシート面での整合性を維持して水密に当接
するので漏水が生じることがなく、弁体22を拘束する
こともない。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁体シー
トを、弁体を弁箱流路断面と平行に配置する全閉状態に
おいて弁体シート面の中心線を含む平面が弁箱流路断面
に対して所定角度に傾斜する形状とすることにより、全
閉状態において弁体が弁箱の流路軸心と直角の姿勢とな
り、90°の反転操作を行なった全開状態において弁体
が弁箱の流路軸心と平行な姿勢となり、弁体が流路軸心
を境として左右対称となるので、弁箱流路における流体
の流れを流路の左右において均衡に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるメタルシートバタ
フライ弁を示す正面断面図である。
【図2】同メタルシートバタフライ弁を示す側面断面図
である。
【図3】同メタルシートバタフライ弁の弁体の加工手順
を示す模式図である。
【図4】同メタルシートバタフライ弁を示す模式図であ
る。
【図5】従来のメタルシートバタフライ弁を示す模式図
である。
【図6】同メタルシートバタフライ弁における弁体の動
きを説明する模式図である。
【図7】同メタルシートバタフライ弁における弁体の動
きを説明する模式図である。
【図8】同メタルシートバタフライ弁の弁体の加工手順
を示す模式図である。
【符号の説明】
S 間隙 11 メタルシートバタフライ弁 12 弁箱 13 弁箱シート 13a 弁箱シート面 14 弁箱Oリング 15 環状溝 16 ストッパー 17 ボルト 18 弁棒 19 ボス部 20 ブッシュ 21 Oリング 22 弁体 23 ピン 24 弁体シート 24a 弁体シート面 25、26 軸封シール材 25a,26b テーパ面 27 押さえ板 28 締付ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に弁体を弁棒の軸心廻りに回
    転自在に設け、弁体の周縁部に金属材からなる弁体シー
    トを設け、弁体シートの外周面に弁箱シートに水密に摺
    接する弁体シート面を形成したバタフライ弁において、 弁体シートは、弁体を弁箱流路断面と平行に配置する全
    閉状態において、弁体シート面の中心線を含む平面が弁
    箱流路断面に対して所定角度に傾斜する形状を有するこ
    とを特徴とするメタルシートバタフライ弁の弁体構造。
JP2000212076A 2000-07-13 2000-07-13 メタルシートバタフライ弁の弁体構造 Pending JP2002031249A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI581556B (zh) * 2012-04-16 2017-05-01 山洋電氣股份有限公司 馬達控制裝置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI581556B (zh) * 2012-04-16 2017-05-01 山洋電氣股份有限公司 馬達控制裝置

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