JP2002031251A - メタルシートバタフライ弁の軸封構造 - Google Patents

メタルシートバタフライ弁の軸封構造

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JP2002031251A
JP2002031251A JP2000212077A JP2000212077A JP2002031251A JP 2002031251 A JP2002031251 A JP 2002031251A JP 2000212077 A JP2000212077 A JP 2000212077A JP 2000212077 A JP2000212077 A JP 2000212077A JP 2002031251 A JP2002031251 A JP 2002031251A
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JP
Japan
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valve
valve box
side shaft
sheet
sealing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000212077A
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English (en)
Inventor
Naoki Tsukahara
尚起 塚原
Masaaki Kitamura
雅明 北村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 弁箱と弁箱シートを別体とするバタフライ弁
においても十分なシール性能を発揮すること。 【解決手段】 弁箱12と円筒状の弁箱シートとの間に
弁箱Oリング14を配置し、ボス部および弁箱シート1
3の貫通孔13aを挿通する弁棒18の軸心廻りに弁体
22を回転自在に設け、弁体22の周縁部に弁体シート
24を設け、ボス部19にブッシュ20を挿入し、弁箱
シート13の貫通孔13aに弾性材からなる弁箱側軸封
シール材26を配置し、弁箱側軸封シール材26と弁体
22の間に金属材からなる弁体側軸封シール材25を配
置し、弁箱側軸封シール材26にテーパ状の凹部面を形
成し、弁体側軸封シール材25に弁箱側軸封シール材2
6の凹部面に水密に摺接するテーパ状の凸部面を形成
し、ボス部19にブッシュ20を介して弁箱側軸封シー
ル材26を弁体側軸封シール材25に押圧する締付手段
を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルシートバタ
フライ弁の軸封構造に関し、弁棒と弁箱シートの間を水
密に封止する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示すような、メタルシート
バタフライ弁においては、弁箱1の内部に弁体2を弁棒
3の軸心廻りに回転自在に設け、弁体2の周囲に金属材
からなる弁体シート4を設けており、弁体シート4に摺
接する弁箱シート(図示省略)を弁箱1の内面に設けて
いる。
【0003】弁棒3は弁箱1のボス部5に挿通して配置
し、弁体側軸封リング6とブッシュ7の間にゴム製の軸
封シール材8を配置しており、ブッシュ7の他端側に配
置した環状の押さえ板9を締付ボルト10で締付けるこ
とにより、押さえ板9、ブッシュ7を介して軸封シール
材8を押圧して弁棒3の軸封を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、管路に装着
したメタルシートバタフライ弁には水圧や地盤の変動に
よって弁箱1に力が作用し、弁箱が変形する場合があ
る。従来のように、弁箱シートを弁箱1の内周面に一体
的に形成した場合には、弁箱1の変形に伴って弁箱シー
トに変形が生じ、弁箱シートと弁体シート4とが水密に
当接しなくなって漏水が生じる、あるいは弁箱シートの
変形によって弁体2が拘束される等の問題があった。こ
のため、弁箱シートを弁箱1と別体とすることが考えら
れるが、上記した従来の軸封構造では十分なシール性能
を発揮することができなかった。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、弁箱と弁箱シートを別体とするタフライ弁において
も十分なシール性能を発揮することができるメタルシー
トバタフライ弁の軸封構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のメタルシートバタフライ弁の軸封構造は、
弁箱の内部に薄肉金属材からなる円筒状の弁箱シートを
流路軸心と同心状に配置し、弁箱の内面と弁箱シートの
外周面との間に弾性材からなる弁箱シール材を配置し、
弁箱のボス部および弁箱シートの貫通孔に挿通して弁棒
を配置し、弁箱シート内に弁体を弁棒の軸心廻りに回転
自在に設け、弁体の周縁部に弁箱シートの内周面に水密
に摺接する金属材からなる弁体シートを設け、ボス部に
弁棒を回転自在に保持するブッシュを挿入し、弁箱シー
トの貫通孔に弁棒と弁箱シートの間をシールする弾性材
からなるリング状の弁箱側軸封シール材を配置し、弁箱
側軸封シール材と弁体の間に金属材からなる弁体側軸封
シール材を配置し、弁箱側軸封シール材にテーパ状の凹
部面を形成し、弁体側軸封シール材に弁箱側軸封シール
材の凹部に水密に摺接するテーパ状の凸部面を形成し、
ボス部にブッシュを介して弁箱側軸封シール材を弁体側
軸封シール材に押圧する締付手段を設けたものである。
【0007】上記した構成により、弁体は弁箱シートの
内部において弁体シートが弁箱シートに摺接する全閉位
置と弁体が流路軸心と平行となる全開位置とにわたって
弁棒の軸心廻りに回転する。弁箱シール材で弁箱の内面
と弁箱シートの外周面との間の間隙をシールすること
で、全開時には弁箱に流入する流体の全量が弁箱シート
の内部流路を通過する。
【0008】一方、締付手段を締付けてブッシュを介し
て双方の軸封シール材を軸心方向で相互に押圧すること
により、双方の軸封シール材が相互にテーパ面で水密に
摺接するとともに、テーパ面による楔作用により弁箱側
軸封シール材が径方向の内側および外側に広がり、弁箱
シートおよび弁棒に対する面圧が発生してシール性能が
発揮される。弁体の回転時には弁体側軸封シール材が弁
箱側軸封シール材に対してテーパ面で水密に摺接しなが
ら回転する。このため、弁箱シートの内部流路を流れる
流体が弁棒の周囲において漏水することがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るメタルシートバタフライ弁を図面に基づいて説明す
る。図1〜図4において、メタルシートバタフライ弁1
1は弁箱12の内部に弁箱シート13を配置しており、
弁箱シート13は円筒状の薄肉金属材からなり、弁箱1
2の流路軸心と同心状に、かつ相互間に所定の間隙Sを
開けて設けている。
【0010】弁箱12の内面と弁箱シート13の外周面
との間には弾性材からなる弁箱シール材として一対の弁
箱Oリング14を弁箱シート13の上流側および下流側
の位置に配置しており、弁箱Oリング14は弁箱12の
内面に形成した環状溝15に装着している。弁箱シート
13の上流側端部および下流側端部に隣接してストッパ
ー16を配置しており、ストッパー16は流路軸心方向
において弁箱シート13を係止するものでボルト17に
より弁箱12に固定している。
【0011】弁棒18は弁箱12のボス部19および弁
箱シート13の貫通孔13aを流路軸心方向と直交する
方向に貫通し、弁箱12のボス部19に挿入したブッシ
ュ20で回転自在に保持している。ブッシュ20の内周
面および外周面には複数のOリング21を配置して弁棒
18およびボス部19との間をシールしている。
【0012】弁体22は弁箱シート13の内部に弁棒1
8の軸心廻りに回転自在に配置し、ピン23で弁棒18
に連結している。弁体22は周縁部に弁体シート24を
設けており、弁体シート24は金属材からなり、その外
周面に形成した弁体シート面24aおいて弁箱シート1
3の弁箱シート面13bに水密に摺接する。弁体シート
24は弁箱流路断面に対して所定角度に傾斜する形状を
有している。
【0013】弁体22とブッシュ20の間には、金属材
からなるリング状の弁体側軸封シール材25と弾性材
(例えば四フッ化エチレン樹脂等)からなる弁箱側軸封
シール材26とを配置しており、弁箱側軸封シール材2
6は弁箱シート13の貫通孔13aに介装している。弁
箱側軸封シール材26にはテーパ状の凹部面26aを形
成し、弁体側軸封シール材25には弁箱側軸封シール材
26の凹部面26aに水密に摺接するテーパ状の凸部面
25aを形成している。
【0014】ブッシュ20の他端側には環状の押さえ板
27を配置しており、押さえ板27は締付ボルト28で
ボス部19に装着しいる。この締付ボルト28を締付け
ることにより、押さえ板27、ブッシュ20を介して各
軸封シール材25、26を押圧する。
【0015】この結果、双方のテーパ面25a,26b
による楔作用により弁箱側軸封シール材26が径方向の
内側および外側に広がり、弁箱シート13および弁棒1
8に対する面圧が発生してシール性能が発揮される。
【0016】以下、上記した構成における作用を説明す
る。弁箱Oリング14が弁箱12の内面と弁箱シート1
3の外周面との間隙Sをシールすることで、弁箱12に
流入する流体の全量が弁箱シート13の内部流路を通過
する。
【0017】弁棒18を正方向もしくは逆方向に回転駆
動することにより、弁体22は弁箱シート13の内部に
おいて全閉位置と全開位置とにわたって弁棒の軸心廻り
に90度の角度で反転し、全閉位置において弁体シート
24の弁体シート面24aが弁箱シート13の弁箱シー
ト面13bに水密に摺接し、弁箱シート13の内部流路
を閉栓する。
【0018】弁箱シート13は弁箱12と別体であり、
双方の間に所定間隙Sを有するので、水圧や地盤の変動
を受けて弁箱12に力が作用し、弁箱12が変形する場
合にあっても、弁箱シート13は変形を起こさずにその
形状が保全される。このため、弁箱シート13は弁体シ
ート24とのシート面での整合性を維持して水密に当接
するので漏水が生じることがなく、弁体22を拘束する
こともない。
【0019】一方、締付ボルト28を締付けることによ
り、押さえ板27、ブッシュ20を介して各軸封シール
材25、26を押圧することで、双方の軸封シール材2
5、26が相互に凸部面25aと凹部面26aのテーパ
面で水密に摺接するとともに、テーパ面による楔作用に
より弁箱側軸封シール材26が径方向の内側および外側
に広がり、弁箱シート13および弁棒18に対する面圧
が発生してシール性能が発揮される。弁体22の回転時
には弁体側軸封シール材25が弁箱側軸封シール材26
に対してテーパ面で水密に摺接しながら回転する。この
ため、弁箱シート13の内部流路を流れる流体が弁棒1
8の周囲において漏水することがない。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、双方の軸
封シール材が相互にテーパ面で水密に摺接するととも
に、テーパ面による楔作用により弁箱側軸封シール材が
径方向の内側および外側に広がり、弁箱シートおよび弁
棒に対する面圧が発生してシール性能が発揮するので、
弁体の回転時には弁体側軸封シール材が弁箱側軸封シー
ル材に対してテーパ面で水密に摺接しながら回転し、か
つ弁箱シートの内部流路を流れる流体が弁棒の周囲にお
いて漏水することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるメタルシートバタ
フライ弁を示す正面断面図である。
【図2】同メタルシートバタフライ弁を示す側面断面図
である。
【図3】同メタルシートバタフライ弁を示す模式図であ
る。
【図4】図3のA部の拡大図である。
【図5】従来のメタルシートバタフライ弁を示す模式図
である。
【符号の説明】
S 間隙 11 メタルシートバタフライ弁 12 弁箱 13 弁箱シート 13a 貫通孔 13b 弁箱シート面 14 弁箱Oリング 15 環状溝 16 ストッパー 17 ボルト 18 弁棒 19 ボス部 20 ブッシュ 21 Oリング 22 弁体 23 ピン 24 弁体シート 24a 弁体シート面 25、26 軸封シール材 25a,26b テーパ面 27 押さえ板 28 締付ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に薄肉金属材からなる円筒状
    の弁箱シートを流路軸心と同心状に配置し、弁箱の内面
    と弁箱シートの外周面との間に弾性材からなる弁箱シー
    ル材を配置し、弁箱のボス部および弁箱シートの貫通孔
    に挿通して弁棒を配置し、弁箱シート内に弁体を弁棒の
    軸心廻りに回転自在に設け、弁体の周縁部に弁箱シート
    の内周面に水密に摺接する金属材からなる弁体シートを
    設け、ボス部に弁棒を回転自在に保持するブッシュを挿
    入し、弁箱シートの貫通孔に弁棒と弁箱シートの間をシ
    ールする弾性材からなるリング状の弁箱側軸封シール材
    を配置し、弁箱側軸封シール材と弁体の間に金属材から
    なる弁体側軸封シール材を配置し、弁箱側軸封シール材
    にテーパ状の凹部面を形成し、弁体側軸封シール材に弁
    箱側軸封シール材の凹部に水密に摺接するテーパ状の凸
    部面を形成し、ボス部にブッシュを介して弁箱側軸封シ
    ール材を弁体側軸封シール材に押圧する締付手段を設け
    たことを特徴とするメタルシートバタフライ弁の軸封構
    造。
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