JP2002048251A - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁Info
- Publication number
- JP2002048251A JP2002048251A JP2000237832A JP2000237832A JP2002048251A JP 2002048251 A JP2002048251 A JP 2002048251A JP 2000237832 A JP2000237832 A JP 2000237832A JP 2000237832 A JP2000237832 A JP 2000237832A JP 2002048251 A JP2002048251 A JP 2002048251A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- port
- diameter
- flow control
- small
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価で流量制御性能に優れた流量制御弁を提
供することを目的とする。 【解決手段】 弁箱1の内部に弁棒3の軸心回りに回転
してポート4を開閉する弁体2を配置し、弁体2を球面
状に湾曲して形成し、弁体2の一方側にポート4を全閉
する閉栓部2aを形成し、他方側にポート4を全開する
大径孔部2bを形成し、閉栓部2aと大径孔部2bの間
に複数の小径孔部2cを形成し、各小径孔部2cを大径
孔部2bの側に近いものほど孔径を大きく形成したもの
である。
供することを目的とする。 【解決手段】 弁箱1の内部に弁棒3の軸心回りに回転
してポート4を開閉する弁体2を配置し、弁体2を球面
状に湾曲して形成し、弁体2の一方側にポート4を全閉
する閉栓部2aを形成し、他方側にポート4を全開する
大径孔部2bを形成し、閉栓部2aと大径孔部2bの間
に複数の小径孔部2cを形成し、各小径孔部2cを大径
孔部2bの側に近いものほど孔径を大きく形成したもの
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量制御弁に関し、
上水道、農水、工業用水の圧力または、流量を制御する
弁の技術に係るものである。
上水道、農水、工業用水の圧力または、流量を制御する
弁の技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水を制御対象流体とする弁には、
バタフライ弁、偏心構造弁、スリーブ弁、モノーバ弁、
ジェットフローゲート等がある。これらの弁において
は、流量制御性能は優れているが高価であるものや、性
能は十分でないが安価であるものがある。例えば、図3
に示す偏心構造弁において、弁箱11の内部に配置した
弁体12は、弁体中心から偏心した位置に配置した弁棒
13の軸心回りに回転してポート14を開閉する。ポー
ト14の内周面には環状のシート15を配置しており、
保持具16がシート15を保持している。
バタフライ弁、偏心構造弁、スリーブ弁、モノーバ弁、
ジェットフローゲート等がある。これらの弁において
は、流量制御性能は優れているが高価であるものや、性
能は十分でないが安価であるものがある。例えば、図3
に示す偏心構造弁において、弁箱11の内部に配置した
弁体12は、弁体中心から偏心した位置に配置した弁棒
13の軸心回りに回転してポート14を開閉する。ポー
ト14の内周面には環状のシート15を配置しており、
保持具16がシート15を保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の偏心バ
タフライ弁においては、弁体12が流路断面に均しい円
形をなすために、図4に示すように、小開度においては
ポート14における開口14aの形状が三日月状とな
り、弁箱11と弁体12とが形成する角度が鋭角となる
開口の端部を通過する水流にキャビテーションが発生す
るなどの問題があり、正確な流量制御を行い得ない問題
があった。
タフライ弁においては、弁体12が流路断面に均しい円
形をなすために、図4に示すように、小開度においては
ポート14における開口14aの形状が三日月状とな
り、弁箱11と弁体12とが形成する角度が鋭角となる
開口の端部を通過する水流にキャビテーションが発生す
るなどの問題があり、正確な流量制御を行い得ない問題
があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するものであり、
安価で流量制御性能に優れた流量制御弁を提供すること
を目的とする。
安価で流量制御性能に優れた流量制御弁を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明の流量制御弁は、弁箱内に弁
棒の軸心回りに回転してポートを開閉する弁体を配置
し、弁体を球面状に湾曲して形成し、弁体の一方側にポ
ートを全閉する閉栓部を形成し、他方側にポートを全開
する大径孔部を形成し、閉栓部と大径孔部の間に複数の
小径孔部を形成し、各小径孔部を大径孔部側に近いもの
ほど孔径を大きく形成したものである。
に、請求項1に係る本発明の流量制御弁は、弁箱内に弁
棒の軸心回りに回転してポートを開閉する弁体を配置
し、弁体を球面状に湾曲して形成し、弁体の一方側にポ
ートを全閉する閉栓部を形成し、他方側にポートを全開
する大径孔部を形成し、閉栓部と大径孔部の間に複数の
小径孔部を形成し、各小径孔部を大径孔部側に近いもの
ほど孔径を大きく形成したものである。
【0006】上記した構成により、弁体は弁棒の軸心回
りに回転してポートにおける流路を開閉する。このと
き、ポートに形成する開口は、弁体の閉栓部がポートに
対向する時に全閉となり、大径孔部がポートに対向する
時に全開となり、弁体が全閉位置から全開位置に向けて
回転するのに伴ってポートに対向する小径孔部の数およ
び孔径が大きくなる。
りに回転してポートにおける流路を開閉する。このと
き、ポートに形成する開口は、弁体の閉栓部がポートに
対向する時に全閉となり、大径孔部がポートに対向する
時に全開となり、弁体が全閉位置から全開位置に向けて
回転するのに伴ってポートに対向する小径孔部の数およ
び孔径が大きくなる。
【0007】したがって、小開度における減圧や流量制
御は小径孔部をポートに対応させて小径孔部の数や孔径
を調整することで行なうことができ、流体が小径孔部を
通過することでキャビテーションの発生を抑制し、小径
孔部を通過した流体が球面状に湾曲する弁体の中心に向
かうことで減勢の効果を高めることができる。
御は小径孔部をポートに対応させて小径孔部の数や孔径
を調整することで行なうことができ、流体が小径孔部を
通過することでキャビテーションの発生を抑制し、小径
孔部を通過した流体が球面状に湾曲する弁体の中心に向
かうことで減勢の効果を高めることができる。
【0008】請求項2に係る本発明の流量制御弁は、弁
箱のポートに弁体に摺接するシートを配置し、シートの
内周面を下流側に向けて縮径するテーパ面に形成したも
のである。
箱のポートに弁体に摺接するシートを配置し、シートの
内周面を下流側に向けて縮径するテーパ面に形成したも
のである。
【0009】上記した構成により、弁体の大径孔部をポ
ートに対応させる全開付近においては、シートを通過す
る流体はテーパ面によって流路の中心側に案内されるの
で、キャビテーションの発生を抑制できるとともに、発
生したキャビテーションが管壁に及ぼす影響が少なくな
る。
ートに対応させる全開付近においては、シートを通過す
る流体はテーパ面によって流路の中心側に案内されるの
で、キャビテーションの発生を抑制できるとともに、発
生したキャビテーションが管壁に及ぼす影響が少なくな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図2において、弁箱1の内
部に配置した弁体2は、弁体中心から偏心した位置に配
置した弁棒3の軸心回りに回転してポート4を開閉す
る。
に基づいて説明する。図1〜図2において、弁箱1の内
部に配置した弁体2は、弁体中心から偏心した位置に配
置した弁棒3の軸心回りに回転してポート4を開閉す
る。
【0011】ポート4の内周面には環状のフローチング
シート5を配置しており、保持具6がフローチングシー
ト5をポート4の軸心方向に移動自在に保持している。
フローチングシート5は内周面が下流側に向けて縮径す
るテーパ面5aをなしており、フローチングシート5の
シール面およびこのシール面に摺接する弁体2の弁体面
は共に球面状をなしている。
シート5を配置しており、保持具6がフローチングシー
ト5をポート4の軸心方向に移動自在に保持している。
フローチングシート5は内周面が下流側に向けて縮径す
るテーパ面5aをなしており、フローチングシート5の
シール面およびこのシール面に摺接する弁体2の弁体面
は共に球面状をなしている。
【0012】弁体2は一方側にポート4を全閉する閉栓
部2aを形成しており、他方側にポート4を全開する大
径孔部2bを形成し、閉栓部2aと大径孔部2bの間に
複数の小径孔部2cを形成している。各小径孔部2cは
大径孔部2bの側に近いものほど孔径を大きく形成して
いる。
部2aを形成しており、他方側にポート4を全開する大
径孔部2bを形成し、閉栓部2aと大径孔部2bの間に
複数の小径孔部2cを形成している。各小径孔部2cは
大径孔部2bの側に近いものほど孔径を大きく形成して
いる。
【0013】以下、上記した構成における作用を説明す
る。弁体2の開閉操作時には弁棒3を介して弁体2を回
転駆動する。弁体2は弁体面でフローチングシート5の
シール面に摺接しながら弁棒3の軸心回りに回転してポ
ート4における流路を開閉する。
る。弁体2の開閉操作時には弁棒3を介して弁体2を回
転駆動する。弁体2は弁体面でフローチングシート5の
シール面に摺接しながら弁棒3の軸心回りに回転してポ
ート4における流路を開閉する。
【0014】このとき、ポート4に形成する開口は、弁
体2の閉栓部2aがポート4に対向する時に全閉とな
り、大径孔部2bがポート4に対向する時に全開とな
り、弁体2が全閉位置から全開位置に向けて回転するの
に伴ってポート4に対向する小径孔部2cの数および孔
径が大きくなる。
体2の閉栓部2aがポート4に対向する時に全閉とな
り、大径孔部2bがポート4に対向する時に全開とな
り、弁体2が全閉位置から全開位置に向けて回転するの
に伴ってポート4に対向する小径孔部2cの数および孔
径が大きくなる。
【0015】したがって、小開度における減圧や流量制
御は小径孔部2cをポート4に対応させて小径孔部2c
の数や孔径を調整することで行なうことができ、流体が
小径孔部2cを通過することでキャビテーションの発生
を抑制し、小径孔部2cを通過した流体が球面状に湾曲
する弁体2の中心に向かうことで減勢の効果を高めるこ
とができる。
御は小径孔部2cをポート4に対応させて小径孔部2c
の数や孔径を調整することで行なうことができ、流体が
小径孔部2cを通過することでキャビテーションの発生
を抑制し、小径孔部2cを通過した流体が球面状に湾曲
する弁体2の中心に向かうことで減勢の効果を高めるこ
とができる。
【0016】また、弁体2の大径孔部2bをポート4に
対応させる全開付近においては、フローチングシート5
を通過する流体はテーパ面5aによって流路の中心側に
案内されるので、キャビテーションの発生を抑制できる
とともに、発生したキャビテーションが管壁に及ぼす影
響が少なくなる。
対応させる全開付近においては、フローチングシート5
を通過する流体はテーパ面5aによって流路の中心側に
案内されるので、キャビテーションの発生を抑制できる
とともに、発生したキャビテーションが管壁に及ぼす影
響が少なくなる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、小開度に
おける減圧や流量制御において流体が小径孔部を通過す
ることでキャビテーションの発生を抑制し、小径孔部を
通過した流体が球面状に湾曲する弁体の中心に向かうこ
とで減勢の効果を高めることができる。また、シートを
通過する流体をテーパ面によって流路の中心側に案内す
ることで、キャビテーションの発生を抑制できるととも
に、発生したキャビテーションが管壁に及ぼす影響を抑
制できる。
おける減圧や流量制御において流体が小径孔部を通過す
ることでキャビテーションの発生を抑制し、小径孔部を
通過した流体が球面状に湾曲する弁体の中心に向かうこ
とで減勢の効果を高めることができる。また、シートを
通過する流体をテーパ面によって流路の中心側に案内す
ることで、キャビテーションの発生を抑制できるととも
に、発生したキャビテーションが管壁に及ぼす影響を抑
制できる。
【図1】本発明の実施の形態を示す流量制御弁の要部断
面図である。
面図である。
【図2】同流量制御弁における弁体の斜視図である。
【図3】従来の偏心バタフライ弁を示す断面図である。
【図4】同偏心バタフライ弁の開閉動作を示す説明図で
ある。
ある。
1 弁箱 2 弁体 2a 閉栓部 2b 大径孔部 2c 小径孔部 3 弁棒 4 ポート 5 フローチングシート 6 保持具
Claims (2)
- 【請求項1】 弁箱内に弁棒の軸心回りに回転してポー
トを開閉する弁体を配置し、弁体を球面状に湾曲して形
成し、弁体の一方側にポートを全閉する閉栓部を形成
し、他方側にポートを全開する大径孔部を形成し、閉栓
部と大径孔部の間に複数の小径孔部を形成し、各小径孔
部を大径孔部側に近いものほど孔径を大きく形成したこ
とを特徴とする流量制御弁。 - 【請求項2】 フローチングシートの内周面が下流側に
向けて縮径するテーパ面をなすことを特徴とする請求項
1に記載の流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237832A JP2002048251A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237832A JP2002048251A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 流量制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002048251A true JP2002048251A (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=18729622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000237832A Withdrawn JP2002048251A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002048251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012031795A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Yutaka Giken Co Ltd | 排熱回収装置 |
-
2000
- 2000-08-07 JP JP2000237832A patent/JP2002048251A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012031795A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Yutaka Giken Co Ltd | 排熱回収装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040917 |