JPH09144908A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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Publication number
JPH09144908A
JPH09144908A JP30416695A JP30416695A JPH09144908A JP H09144908 A JPH09144908 A JP H09144908A JP 30416695 A JP30416695 A JP 30416695A JP 30416695 A JP30416695 A JP 30416695A JP H09144908 A JPH09144908 A JP H09144908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
ball
hole
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP30416695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nomura
健一 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP30416695A priority Critical patent/JPH09144908A/ja
Publication of JPH09144908A publication Critical patent/JPH09144908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉弁時の凍結による破損を防止するボールバ
ルブを提供することにある。 【解決手段】 流体の流入口55及び流出口56を有し
内部に前記流出入口と連通する弁室51を形成した弁本
体50と、流体流通可能な貫通穴24を有し前記弁室6
0内に回動可能に配置されるボール状の弁体22とを具
備し、この弁体22を貫通穴直交軸心の周りに回動させ
ることにより流体の流量制御を行うボールバルブにおい
て、前記弁体22の貫通穴24と弁体の外部とを連通す
る連通穴36を設けて、閉弁時に弁室51と流入口55
とを連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボール弁を内装した
ボールバルブ、特にボール弁内の水の凍結防止に適した
ボールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば空調装置において、ラジエータに
送る温水や冷水の供給量を制御するバルブ装置として、
いわゆるボールバルブが使用され、ボールの回転角度を
ステッピングモータで制御することによって、流量を調
節する。この種のボールバルブの従来例を図5及び図6
に示す。図示例のボールバルブ2は、流体入出用の一対
の接続口(入出口)55,56が一直線上に形成された
弁室51の左右両側に、それぞれ所要数のボルト挿通穴
57が形成されたフランジ53,54が一体に設けられ
た鋳造物の弁本体50と、この弁本体50の弁室51内
に配設された弁体ユニット20と、この弁体ユニット2
0に備えられる弁要素体としての貫通穴24付きボール
弁22を開閉駆動すべく前記弁本体50の弁室51外周
に突設された取付凸部52に六角型の袋ナット40によ
って取り付けられた駆動操作部としてのステッピングモ
ータ30と、を具備している。
【0003】ここでは、前記モーター30の出力駆動軸
34の角形又は板状先端部が前記ボール弁22の頂部に
嵌合連結され、該出力駆動軸34によりボール弁22が
回動せしめられることにより、該ボール弁22によって
連通−遮断せしめられる前記接続口55と接続口56と
の間の通路開口面積(弁開度)が変化せしめられ、それ
によって前記接続口55と接続口56間の流体の流量が
調節されるようになっている。
【0004】前記モーター30は、その下端部に突出配
置された軸受部32の先端を前記取付凸部52に対接さ
せた状態でその外周に緩く外嵌せしめられている袋ナッ
ト40を前記軸受部32に垂直な面(弁室51と平行な
面)に沿って回転させることにより、該袋ナット40の
内周に形成された雌ねじ部40aが前記取付凸部52に
外周に形成された雌ねじ部52aに螺合して該袋ナット
40が前記弁室51に対して垂直方向(半径方向)下向
きに螺入されて締め付けられ、それによって前記モータ
ー30全体が前記弁室51の取付凸部52に前記袋ナッ
ト40及び前記軸受部32の外周に外嵌固定されたスナ
ッピングリング42を介して取り付けられて固定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のボールバルブ
にあっては、ボール状の弁体に貫通穴を設け、この弁体
を弁本体に形成した弁室内で90度回転させて、流路を
開閉する。弁体が流路を閉じた状態にあっては、弁体の
貫通穴とその周囲の弁室内に水が封止される。バルブ装
置の環境温度が低下し、例えば氷点以下となると、封止
された水が凍結し、体積膨張を起こす。これによって弁
室のシール等が破損される不具合が生ずる。本発明は上
述した不具合を解消するバルブ装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係わるボールバルブは、ボール状の弁体
の貫通穴と弁体の外部とを連通する連通穴を弁体に形成
したことを特徴とする。かかる構成とされた本発明に係
るボールバルブにおいては、その全閉時において、連通
穴により弁体内の水が外部に流出するので、弁室内に封
止されるのを回避できることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明のボールバルブ1の
全体構成を、一部を断面にして示す側面図であり、図2
は、弁体の断面図である。図において、図5及び図6と
同一符号は同一又は均等部分を示し、弁本体にフランジ
がボルトにより固定される場合を示している。ボールバ
ルブ2は、弁本体50と、弁本体50の両側部にボルト
18により取り付けられるフランジ15,16と、弁本
体50に設けられる弁室51内に回動自在に装備される
弁体22と、弁体22を回転駆動するステッピングモー
タ30を備える。
【0008】弁体22は、その両側がシール部材42及
び43で保持される金属、硬質ゴム又は合成樹脂製のボ
ール状のもので、流路を形成する貫通穴24が形成さ
れ、貫通穴24と外部を連通する連通穴36が形成され
ている。弁体22の外周部には角形の溝部32が設けら
れる。この角溝32に対して、ステッピングモータ30
の駆動軸34が挿入される。したがって、ステッピング
モータ30の駆動軸34も、この角溝32に係合する角
柱に形成される。
【0009】図3は、図1のボールバルブの要部のA−
A断面図である。弁本体50には、流体の流入口55と
流出口56が形成され、弁室51内には、弁体22が、
両側に配設されるシール部材42、43とともにナット
部材44で回動自在に保持される。図3は、弁体22の
貫通穴24が弁本体50の流入口55と流出口56を連
通する弁体の姿勢を示し、この状態では弁が全開位置に
ある。
【0010】図4は、ステッピングモータ30が駆動さ
れて弁体22が図3の位置から90度回転された状態を
示す。この位置では弁体22によって、弁本体50の流
入口55と流出口56の間は遮断され、弁は全閉位置と
なる。この全閉位置にあっては、弁体22の貫通穴24
や弁室51内には水が充満しており、この状態で周囲の
環境温度が氷点以下に低下すると、充填された水が結氷
を始める。
【0011】本発明にあっては、弁体22に、貫通穴2
4と外部を連通する連通穴36が設けてあり、この連通
穴が弁体50の入口側の流入口55に開放されるように
構成されている。したがって、弁体22や弁室51内の
水は、入口側の流入口55と連通され結氷による体積膨
張が生じても、余分の水はこの連通穴36から流入口5
5側へ流出し、弁体22や弁室51の破損は防止され
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように、入口流路と出口
流路と、その途中に設けられる弁室を有する弁本体と弁
室内に回動自在に保持されるボール状の弁体と、弁体を
回動するステッピングモータとを備えるバルブ装置にあ
って、ボール状の弁体の流路である貫通穴に直交する連
通穴を形成し、閉弁時に、この連通穴が入口流路側に開
放される構成としたものである。この構成によって、弁
が全閉状態にあっても、弁体や弁室は入口流路側に連通
され、凍結時の水の体積膨張による弁の破損が防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブ装置の全体構成を一部断面にし
て示す側面図。
【図2】弁体の断面図。
【図3】図1のA−A断面図(開弁時)。
【図4】図1のA−A断面図(閉弁時)。
【図5】従来のボールバルブの一例を示す斜視図。
【図6】図5に示されるボールバルブの部分切欠側面
図。
【符号の説明】
1 バルブ装置 22 弁体 24 貫通穴 30 ステッピングモータ 36 連通穴 42,43 シール部材 50 弁本体 51 弁室 55 流入口 56 流出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流入口と流出口及びこれらを連通
    する弁室を形成した弁本体と、流体の流通可能な貫通穴
    を有し前記弁室内に回動可能に配置されるボール状の弁
    体と、この弁体を回動させることにより流体の流量制御
    を行うボールバルブにおいて、前記弁体の貫通穴と弁体
    の外部とを連通する連通穴を備えてなるボールバルブ。
  2. 【請求項2】 連通穴は、弁体が流入口と流出口との間
    を閉鎖する位置において、流入口に開放される請求項1
    記載のボールバルブ。
JP30416695A 1995-11-22 1995-11-22 ボールバルブ Pending JPH09144908A (ja)

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JP30416695A JPH09144908A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 ボールバルブ

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JPH09144908A true JPH09144908A (ja) 1997-06-03

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001295947A (ja) * 2000-02-08 2001-10-26 Onda Seisakusho:Kk 流体切換弁
KR100947184B1 (ko) * 2008-01-16 2010-03-15 한국하니웰 주식회사 유체 개폐밸브
JP2016028765A (ja) * 2015-11-05 2016-03-03 ホーチキ株式会社 消火栓装置

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KR100947184B1 (ko) * 2008-01-16 2010-03-15 한국하니웰 주식회사 유체 개폐밸브
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