JPH0523897Y2 - - Google Patents

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JPH0523897Y2
JPH0523897Y2 JP8292588U JP8292588U JPH0523897Y2 JP H0523897 Y2 JPH0523897 Y2 JP H0523897Y2 JP 8292588 U JP8292588 U JP 8292588U JP 8292588 U JP8292588 U JP 8292588U JP H0523897 Y2 JPH0523897 Y2 JP H0523897Y2
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check valve
ball
valve
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cap
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、主として水、油、ガス等の流体を通
過させる配管中、特に逆流防止を必要とする配管
に用いられるボール弁に関し、簡易な構造でかつ
確実に作動し経済的な逆止め弁内蔵ボール弁に関
するものである。
(従来の技術) 従来、水、油、ガス等の流体の逆流防止を必要
とする配管には、ゲート弁、グローブ弁、ボール
弁、バタフライ弁などの開閉用の弁の他に、スイ
ング逆止め弁、リフト逆止め弁などの逆止め用の
弁を直列に配するのが通例である。
また、近年のボール弁の急速な普及に伴つて、
開閉機能と逆止め機能とを兼ね備えたボール弁も
開発され、通常のボール弁のボールの貫通孔内に
小型逆止め弁を装着したものが提供されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記した通例のように、開閉用の弁と逆止め弁
との2つの弁を併設するのでは、器材費が高くな
るだけでなく、工事費も高くつき、バルブを装着
するのに必要な空間も広くとる必要があるなどの
難点があつた。
また、単に小型の逆止め弁をボールの貫通孔内
に装着したボール弁にあつては、流路が著しく狭
まつて流体抵抗が大きい上に、逆止め弁が作動し
たときに不快な金属衝撃音を発し、又、逆止め弁
が作用した状態でボールを開位置から閉位置へ回
動する途中で、流体が逆流するという重大な欠陥
を有していた。
本考案は、上述した従来技術の欠陥に鑑みて考
案されたもので、器材費や工事費が安価で、小さ
な空間で装着でき、しかも、従来の逆止め弁内蔵
ボール弁において指摘されていた、流体抵抗が
大きすぎる、不快な金属衝撃音が生じる、バ
ルブの閉止途中に逆流が起きる等の欠点を解消し
た逆止め弁内蔵ボール弁を提供することを目的と
する。
考案の構成 (課題を解決するための手段) 而して、本考案は、上記従来の課題を有効に解
決するため、ボデーに入口側配管接続部を形成
し、該ボデーに螺合して装着したキヤツプに出口
側配管接続部を形成したボール弁であつて、該キ
ヤツプ内に傘部の全外面をゴム又は合成樹脂で被
覆した傘型状の逆止め弁をコイルばねで助勢した
状態で案内して内蔵し、該ボデーの該キヤツプを
螺入しためねじの奥部に環状のインサートを螺入
して装着し、該インサートの一側にボールシート
を装着し他側を逆止め弁座面とする構成を採用し
た。
ここで、該逆止め弁体を案内する案内筒を、該
キヤツプと一体に鋳造して形成するのが好まし
い。
また、該ボデーの該入口側配管接続部及び該キ
ヤツプの該出口側配管接続部は、おねじ又はめね
じ或いはこれらの組合せとすることもできる。
更に、ハンドルとステムとの接続を、装着関係
位置が一定であるワンタツチ接続にするのが好ま
しい。
(作用) 本考案によると、開弁状態では、流体の圧力が
逆止め弁体を下流側へ押し、逆止め弁体がコイル
ばねを圧縮して下流側に移動する。このため、流
路が開放されて、流体が下流側へ流れる。この場
合、逆止め弁体はボールの中に内蔵されたもので
なく、弁のキヤツプ内に内蔵したので、十分に広
い流路を形成することができ、流体抵抗も極めて
小さくなる。
また、逆止め弁体は、傘状形であつて、その傘
部の全外面をゴム又は合成樹脂で被覆してあるの
で、逆止め弁体が下流側に移動し、該傘部が案内
筒に当接する時に金属衝撃音を発しない。
次に、流体の圧力が下がり、バルブの前後の差
圧が無くなると、逆止め弁体はコイルばねの弾発
力で助勢されて上流側に移動し、傘部が逆止め弁
座面に密封接触して流路を閉止する。従つて、次
いで逆流が起きるように下流側の圧力が上流側の
圧力より高くなつても、流体は逆流することがで
きず、逆流が防止される。この場合も、傘部の全
外面をゴム又は合成樹脂で被覆したことで、逆止
め弁体がインサートの逆止め弁座面に当接しても
前記同様金属衝撃音は発しない。
この状態で、通常のボール弁のようにハンドル
をほぼ90度回動させて閉弁する際、逆止め弁体が
確実に逆流を防止しているので、ボールの中に小
型の逆止め弁を装着したボール弁の場合に生ず
る、開位置から閉位置へボールを回動する途中の
流体の逆流といつた不都合は全く生じない。
更に、本考案のボール弁は、開閉機能と逆止め
機能とを兼備し、一側にボールシートを装着し他
側を逆止め弁座面としたインサートをボデーのキ
ヤツプ螺入用のめねじに螺入するようにしたの
で、構造が簡単で、組立てが容易である。
(実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述する。
第1図は本考案の逆止め弁内蔵ボール弁の一実
施例を示す縦断面図で、図中1は逆止め弁内蔵ボ
ール弁、2はボデー、2aはボデー2に形成した
入口側配管接続部、3はボデー2に螺合して装着
した出口側配管接続部、4は傘状形の逆止め弁
体、4aは該逆止め弁体4の傘部、4bは傘部4
aの全外面を被覆したゴム又は合成樹脂、5は逆
止め弁体4を助勢するコイルばね、6は逆止め弁
体4を案内する案内筒であつて、該案内筒6は、
キヤツプ3に固定してあり、逆止め弁体4は該案
内筒6に案内されてキヤツプ3に内蔵されてい
る。
また、図中2bはボデー2にキヤツプ3を螺入
するよう形成しためねじ、7は環状のインサー
ト、8は該インサート7の一側に装着したボール
シート、7aはインサート7の他側に形成した逆
止め弁座面であり、インサート7はめねじ2bの
奥部に螺入してある。
本実施例では、案内筒6は、キヤツプ3に固定
した案内筒保持板9に固定してあるが、これらを
一体に鋳造して形成してもよい。
また、入口側配管接続部2a及び出口側配管接
続部3aは、本例ではいずれもおねじであるが、
これらのいずれか又は双方をめねじにしてもよい
ことは勿論である。
また、第1図において、10は貫通孔12aを
有するボール12を90度回動するためのハンド
ル、11はステムであつて、このハンドル10の
ステム装着孔10a及びステム11のハンドル装
着部11aは、第1図のA−A断面を示した第2
図のように、それぞれ1つの平面10b及び11
bを持つ円筒形であつて、ハンドル10とステム
11の装着関係位置が一定になるように形成して
ある。また、図中10cはステム装着孔10aに
設けた環状溝、11cはハンドル装着部11aの
平面11bを除く円筒形部に設けた切欠き溝状突
起であり、合成樹脂製の弾性を利用して環状溝1
0cに切欠き環状突起11cを嵌入させるワンタ
ツチ接続方式になつている。なお、本考案のハン
ドルとステムとの接続は、上記第1図及び第2図
に示した構造に限定されるものではなく、装着位
置関係が一定であるワンタツチ方式が好ましい
が、他の接続方式でも何ら問題ない。
なお、図中7bはインサート7の螺入用工具掛
かり、10dはボデー2の突起2cに係止するハ
ンドル10側の溝である。
次に、上記実施例の作用を説明する。
本実施例によると、開弁状態では、流体の圧力
が逆止め弁体4を下流側へ押し、逆止め弁体4が
コイルばね5を圧縮して下流側に移動する。この
ため、流路が開かれて、流体が下流側へ流れる。
この場合、逆止め弁体4はボール12の中に内蔵
されたものでなく、弁のキヤツプ3内に内蔵した
ので、十分に広い流路を形成することができ、流
体抵抗も極めて小さい。
また、逆止め弁体4は、傘状形であつて、その
傘部4aの全外面をゴム又は合成樹脂4bで被覆
してあるので、逆止め弁体4が下流側に移動し、
該傘部4aが案内筒6に当接する時に金属衝撃音
を発しない。
次に、流体の圧力が下がり、バルブ前後の差圧
が無くなると、逆止め弁体4はコイルばね5の弾
発力で助勢されて上流側(第1図において右側)
に移動し、傘部4aがインサート7の逆止め弁座
面7aに密封接触して流路を閉止する。従つて、
次いで逆流が起きるように下流側の圧力が上流側
の圧力より高くなつても、流体は逆流することが
できず、逆流が防止される。この場合も、傘部4
aの全外面をゴム又は合成樹脂4bで被覆したこ
とで、逆止め弁体4がインサート7の逆止め弁座
面7aに当接しても前記同様金属衝撃音は発しな
い。
この状態で、通常のボール弁のようにハンドル
10をほぼ90度回動させて閉弁する際、逆止め弁
体4が確実に逆流を防止しているので、ボール1
2の中に小型の逆止め弁を装着した従来のボール
弁の場合に生ずる、開位置から閉位置へボールを
回動する途中の流体の逆流といつた不都合は全く
生じない。
更に、本実施例の逆止め弁内蔵ボール弁1は、
開閉機能と逆止め機能とを兼備し、一側にボール
シート8を装着し他側を逆止め弁座面7aとした
インサート7をボデー2のキヤツプ3螺入用のめ
ねじ2bに螺入するようにしたので、構造が簡単
で、組立てが容易であり、バルブの装着空間も小
さくて済む。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案の逆止
め弁内蔵ボール弁によれば、次のような優れた効
果が得られる。
(1) 簡易な構造で、開閉機能と逆止め機能を兼ね
備えしかも組立ても容易であるので、器材費、
配管工事費が安価で済み、しかもバルブの装着
空間が小さいので、経済的かつ効率的である。
(2) 逆止め弁をボールの貫通孔内でなく弁のキヤ
ツプに内蔵しているので、広い流路を確保する
ことができ、従来の逆止め弁内蔵のボール弁に
比して流体抵抗が極めて少ない。
(3) 逆止め弁体の傘部をゴム又は合成樹脂で形成
しているため、弁の作動に関し、不快な金属衝
撃音を発することが全く無く、静かである。
(4) 従来の逆止め弁内蔵ボール弁と異なり、バル
ブの開閉途中でも全く逆流を生じないので、逆
流による弊害が全く起きず、使用範囲も更に拡
大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る逆止め弁内蔵
のボール弁を示す縦断面図、第2図は第1図のA
−A断面を示す横断面図である。 1……逆止め弁内蔵ボール弁、2……ボデー、
2a……入口側配管接続部、2b……めねじ、3
……キヤツプ、3a……出口側配管接続部、4…
…逆止め弁体、4a……傘部、4b……ゴム又は
合成樹脂面、5……コイルばね、6……案内筒、
7……インサート、8……ボールシート、10…
…ハンドル、11……ステム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデーに入口側配管接続部を形成し、該ボデ
    ーに螺合して装着したキヤツプに出口側配管接
    続部を形成したボール弁であつて、該キヤツプ
    内に傘部の全外面をゴム又は合成樹脂で被覆し
    た傘型状の逆止め弁をコイルばねで付勢した状
    態で案内して内蔵し、該キヤツプを螺入したボ
    デー側のめねじの奥部に環状のインサートを螺
    入して装着し、該インサートの一側にボールシ
    ートを装着し、かつ他側を逆止め用弁座面とし
    たことを特徴とする逆止め弁内蔵ボール弁。 (2) 該逆止め弁体を案内する案内筒を、該キヤツ
    プと一体に鋳造して形成した請求項1記載の逆
    止め弁内蔵ボール弁。
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