JPH0712773Y2 - 逆流防止弁 - Google Patents

逆流防止弁

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JPH0712773Y2
JPH0712773Y2 JP1989018561U JP1856189U JPH0712773Y2 JP H0712773 Y2 JPH0712773 Y2 JP H0712773Y2 JP 1989018561 U JP1989018561 U JP 1989018561U JP 1856189 U JP1856189 U JP 1856189U JP H0712773 Y2 JPH0712773 Y2 JP H0712773Y2
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JP
Japan
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check valve
valve body
opening
narrowed
spring
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JP1989018561U
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JPH02109082U (ja
Inventor
義弘 松村
晴彦 河口
Original Assignee
株式会社ケーブイケー
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、逆流防止弁の改良に関するもので、さらに詳
しくはその通水の時の振動音を防止しようとするもので
ある。
〔従来の技術〕
第5図〜第7図に従来の逆流防止弁を縦断面にて示す。
図中、1は内周部に弁口2が開設された弁ケース本体、
3は水の流入口である。該弁ケース本体1の流出側開口
縁内周には環状体4が螺入される。該環状体4はその内
周に通孔5が形成されるように互いを放射状の複数本の
リムにより一体に連結してボス6を一体に形成したもの
で、該ボス6中に弁軸7が進退自在になるように挿通さ
れている。逆止弁体8は弁軸7の頭部に円板状の弁パツ
キン9をその両面に座金10,11を配し、該弁軸7に螺合
したナツト12を締付けることにより組立てられている。
そしてボス6の外周段部に一端を係止したコイル状のス
プリング13の他端を該ナツト12に係止し該スプリング13
の弾性により該逆止弁体8を弁口2が閉じる方向に付勢
している。14は弁軸7の他端に止着した抜止用のEリン
グである。15は弁ケース本体1の流出側にパツキン16を
介在させて螺合し流出口17を形成してなるソケツトであ
る。
この逆流防止弁では、第5図に示した状態ではスプリン
グ13の弾性により逆止弁体8の弁パツキン9周縁が弁口
2の弁座面に当接し逆流を防いでいる。そして流入口3
側の水圧が高くなると逆止弁体8に加わる流水圧により
スプリング13の弾性に抗し逆止弁体8が移動し弁口2を
開け第6図,第7図に示したように通水させる。
〔従来技術の問題点〕
上記逆流防止弁では逆止弁体8の開移動量は流入口3側
と流出口17側の差圧により変わるが、実水流は乱流状で
あり、常に圧力変動しているため逆止弁体8はそれに伴
ない振動を繰り返し、第7図に示したように逆止弁体8
がボス6の先端に突当ってはスプリング13の弾力で押戻
され第6図の状態に戻る往復動が繰り返される。そのた
めその繰り返しの衝突に伴い騒音が発生しその騒音がさ
らに周辺器機に共鳴することもあり大きな音となるので
その改善が望まれていた。また、その往復運動によりボ
ス6,弁軸7の接触部の摩耗が激しくなり耐久性にも悪影
響を及ぼしていた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は逆流防止弁における逆止弁体の無用な往
復運動を解消させ振動騒音を解消させようとするもので
ある。
〔目的を達成するための手段〕
上記目的を達成するために本考案の逆流防止弁は、弁口
に相対する逆止弁体をスプリングにより該弁口が閉じる
方向に付勢してなる逆流防止弁において、該逆止弁体の
開移動により流路が狭窄する狭窄部を該逆止弁体の背部
に設けたことを特徴としたものである。
〔作用〕
逆止弁体の開移動により該逆止弁体の背部の流路が狭窄
するとベンチユリー作用によりその水圧が下がるのでそ
の吸引力で逆止弁体はさらに開方向に移動し、そうする
とさらに狭窄度は増し吸引力はさらに強くなるので逆止
弁体は往復動することなく安定した開状態が保たれる。
〔実施例〕
第1図〜第3図に本考案の逆流防止弁の一実施例を示し
た。この逆流防止弁は従来例として第5図〜第7図に従
い説明した逆流防止弁に改良を加えたもので、図中、1
は弁ケース本体、2は弁口、3は流入口、4は環状体、
5は通孔、6はボス、7は弁軸、8は逆止弁体、9は弁
パツキン、10,11は座金、12はナツト、13はスプリン
グ、14はEリング、15はソケツト、16はパツキン、17は
流出口である。この逆流防止弁では、逆止弁体8の背面
にある座金11の周縁に背方に延びる筒状のスカート部18
が一体に形成され、該スカート部18の先端縁を環状体4
に相対向させる。そして逆止弁体8が第2図及び第3図
に示したように開移動したとき逆止弁体8の背部に流路
の狭窄部19が形成されるようにする。
このように構成した逆流防止弁では、二次側の水栓(図
示せず)等が開放されると、逆止弁体8はスプリング13
の弾性に抗して開移動し第2図に示したように通水状態
になるが、該逆止弁体8の開移動に伴ない狭窄部19が狭
くなり該狭窄部19の通水の流速が速くなるためベンチユ
リー作用で該狭窄部19の水圧は下がる。このように狭窄
部19の水圧が下がることで逆止弁体8に吸引力が働き逆
止弁体8をさらに開方向に移動させる。そして第3図の
ように狭窄部19はさらにその流路が狭窄されその吸引力
は大きくなるので該逆止弁体8はボス6に突当った状態
にして安定する。
上記実施例では逆止弁体8にスカート部18を形成するこ
とで狭窄部19が形成されるようにしたが、狭窄部19はこ
のように逆止弁体8に形成しないでも第4図に示したよ
うに例えば環状体4に逆止弁体8側に延びる筒部20を形
成し、該筒部20の先端縁と逆止弁体8背面との間に狭窄
部19が出来るようにしてもよい。そしてこの場合該筒部
20の先端縁にストツパ21をさらに延設し該ストツパ21に
逆止弁体8背面が当接し得るようにしてもよい。また、
逆止弁体8はこの実施例のように弁軸7によりガイドさ
せるようにした構成のほか、弁ケース本体1内面に摺接
させてガイドされるようにした公知の構成を採ることも
できる。
なお、弁ケース本体1は湯水混合水栓の一部に一体に形
成しても、その他の流体機器の一部に一体に形成しても
よいこと勿論である。
〔考案の効果〕
このように本考案の逆流防止弁は、逆止弁体の背部に該
逆止弁体の開移動により流路が狭窄する狭窄部を設けた
ので、その狭窄部を通る流水の吸引力により逆止弁体が
さらに開方向に移動し安定した開状態が得られる。この
ため流水の圧力が変動しても逆止弁体が振動するような
ことはなく、従って騒音の発生および弁体支持部等の過
剰な摩耗は防止され、長期にわたり安定した使用ができ
る有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の逆流防止弁の一実施例を示した縦断面
図、第2図および第3図はその作動状態を示した縦断面
図、第4図は本考案の逆流防止弁の他の実施例を示した
縦断面図、第5図は従来の逆流防止弁の縦断面図、第6
図および第7図は第5図の作動状態を示した縦断面図で
ある。 1…弁ケース本体、2…弁口、3…流入口、8…逆止弁
体、13…スプリング、17…流出口、19…狭窄部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁口に相対する逆止弁体をスプリングによ
    り該弁口が閉じる方向に付勢してなる逆流防止弁におい
    て、該逆止弁体の開移動により流路が狭窄する狭窄部を
    該逆止弁体の背部に設けたことを特徴とする逆流防止
    弁。
JP1989018561U 1989-02-20 1989-02-20 逆流防止弁 Expired - Lifetime JPH0712773Y2 (ja)

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JPH02109082U JPH02109082U (ja) 1990-08-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3369523B2 (ja) * 1999-12-27 2003-01-20 日本ピラー工業株式会社 逆止弁
JP5150710B2 (ja) * 2010-12-07 2013-02-27 中央精機株式会社 逆止弁付き継ぎ手
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JP6816957B2 (ja) * 2015-05-28 2021-01-20 ナブテスコ株式会社 弁装置

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