JP2000120896A - ダイヤフラム型減圧弁 - Google Patents

ダイヤフラム型減圧弁

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JP2000120896A
JP2000120896A JP10295799A JP29579998A JP2000120896A JP 2000120896 A JP2000120896 A JP 2000120896A JP 10295799 A JP10295799 A JP 10295799A JP 29579998 A JP29579998 A JP 29579998A JP 2000120896 A JP2000120896 A JP 2000120896A
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JP
Japan
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valve
spring
inlet chamber
seat
diaphragm
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JP10295799A
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Inventor
Hiroshi Watanabe
啓 渡辺
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NIPPON WALBRO KK
Nippon Walbro KK
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NIPPON WALBRO KK
Nippon Walbro KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポペツト弁の振動を抑えることにより、振動
騒音を抑えるようにしたダイヤフラム型減圧弁を提供す
る。 【解決手段】 カツプ状のケース15の中心に筒形の入
口室33を、入口室33の周囲に出口室32をそれぞれ
区画する。ケース15の端部を閉鎖するダイヤフラムA
に、ばね10の力を受けて入口室33の上端部に当接す
る当て板16を結合する。入口室33の内部に設けた弁
座20の弁孔20aに、ばね18の力を受けて弁孔20
aの下端を閉じるポペツト弁22を挿通支持する。ばね
18をポペツト弁22の上端部に結合したばね座22a
とばね座19との間に介装し、ばね18の力によりポペ
ツト弁22の上端を広くしたばね座22aを当て板16
へ付勢係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動騒音を抑えるよ
うにしたダイヤフラム型減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のダイヤフラム型減圧弁
は、入口管と入口室との連通・遮断を行う第1の開閉弁
と、入口室と出口室との連通・遮断を行う第2の開閉弁
とが交互に逆の動作をするようになつている。第1の開
閉弁は弁孔に浮動支持されるポペツト弁からなり、第2
の開閉弁はダイヤフラムに結合された弁板からなる。第
1の開閉弁が開き、第2の開閉弁が閉じると、加圧流体
が弁孔を経て入口室へ入る。第1の開閉弁が閉じ、第2
の開閉弁が開くと、入口室の加圧流体が減圧されて出口
室へ出る。第1の開閉弁が閉じる時、ポペツト弁が激し
く弁孔に当り、第2の開閉弁が閉じる時、弁板が激しく
入口室の上端面に当る。ポペツト弁には弁案内部材がな
く、振動しやすいので、振動騒音を発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、ポペツト弁の振動を抑えることにより、振
動騒音を抑えるようにしたダイヤフラム型減圧弁を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成はカツプ状のケースの中心に筒形の入
口室を、入口室の周囲に出口室をそれぞれ区画し、前記
ケースの上端部を閉鎖するダイヤフラムに、第1のばね
の力を受けて前記入口室の上端部を当接する当て板を結
合したダイヤフラム型減圧弁において、前記入口室の内
部に設けた弁座の弁孔に、第2のばねの力を受けて前記
弁孔の下端を閉じるポペツト弁を挿通支持し、第2のば
ねを前記ポペツト弁のステムの上端部に結合したばね座
と前記弁座の上側のばね座との間に介装し、第2のばね
により前記ポペツト弁のステムの上端を広くしたばね座
を前記当て板へ付勢係合したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明ではダイヤフラム型減圧弁
において、入口室の下端部の弁孔を開閉するポペツト弁
を振動しにくい構造にし、振動騒音を抑える。このた
め、ポペツト弁の上端部にばね座を支持し、該ばね座と
弁座の上側のばね座との間に介装したばねにより、ポペ
ツト弁の上端部をダイヤフラムに結合した入口室の上端
部に当接する当て板へ付勢係合し、ポペツト弁の姿勢を
安定化し、振動を抑える。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係るダイヤフラム型減圧弁の
正面断面図である。ダイヤフラム型減圧弁は全体として
カツプ状のケース15の上端面に、ダイヤフラムAの周
縁部を挟んで、大気孔7を有する円錐形のカバー6(大
気孔を十分大きくしてカバーを枠構造のものにしてもよ
い)の下端フランジ6aを重ね合せ、複数のボルト8に
より締結され、ダイヤフラムAの上側に大気室31が、
ダイヤフラムAの下側に環状の出口室32と円筒状の入
口室33がそれぞれ形成される。ダイヤフラム型減圧弁
はカバー6の上端壁に一体に形成したねじ部4を所要の
装置の取付孔へ挿通したうえ、ナツト5を螺合して装置
へ取り付けられる。ねじ部4に大気室31へ突出する調
整ボルト2が螺合される。カバー6の下端フランジ6a
には径内方へ突出する複数のストツパ6bが形成され、
ダイヤフラムAの過大な上方移動を制限する。
【0007】ダイヤフラムAは基布(図示せず)の上下
面に材質の異なるダイヤフラム13とダイヤフラム14
とを重合せたうえ一体に加硫成形したものであり、ダイ
ヤフラムAの上側に座板12を、下側に当て板16をそ
れぞれ重ね合せ、当て板16の中心から上方へ突出する
軸部16aを、ダイヤフラムAと座板12を貫通させた
うえ、軸部16aの上端をかしめて締結される。調整ボ
ルト2の下端に当接するばね座9と座板12との間にば
ね10が介装される。当て板16はばね10により入口
室33を区画する円筒部23の上端面へ当接される。
【0008】円筒部23はケース15の中心に配され、
円筒部23の上端縁には多数の径方向の溝23bが周方
向等間隔に形成される。円筒部23の下端部は通孔23
aを経て入口管28へ連通される。ケース15の底壁か
ら円筒部23の内部へ、シール部材24を装着された弁
座体25が嵌合され、ケース15の底壁面に座板26が
重ね合され、かつ複数のボルト27により固定される。
弁座体25の周壁には入口管28に連通する通孔23a
が形成され、弁座体25の上端部には、シール部材(O
リング)を装着された金属製のばね座19と合成樹脂製
の弁座20とが嵌合される。
【0009】本発明によれば弁座20の弁孔20aにポ
ペツト弁22のステムが挿通支持される。ポペツト弁2
2は下端部に弁孔20aの下端に当接する弁部を形成さ
れ、ポペツト弁22のステムの上端はばね18の力によ
り当て板16の中心のくぼみへ係合される。ばね18は
ばね座19と、ポペツト弁22の上端部に係止したばね
座22aとの間に介装される。
【0010】図1に示す状態では、当て板16がばね1
0の力により円筒部23の上端面へ押し付けられ、また
当て板16によりポペツト弁22が押し下げられ、弁孔
20aが開かれている。圧液は入口管28から通孔23
a、弁座20の弁孔20aを経て入口室33へ入り、当
て板16を押し上げながら溝23b、出口室32を経て
出口管29へ流れ出る。当て板16とダイヤフラムAと
座板12が上方へ移動すると、座板12がストツパ6b
に当り、ダイヤフラムAの過大な上方移動が抑えられ
る。この時、ポペツト弁22により弁孔20aが狭めら
れ、入口管28から入口室33へ流れる圧液は減圧され
る。入口室33の液圧が低くなると、ばね10の力によ
り当て板16が再び円筒部23の上端面へ押し付けられ
るとともに、ポペツト弁22が押し下げられ、弁孔20
aの開度が大きくなる。以上の動作の繰返しにより、入
口管28からの圧液は減圧されて出口管29へ流れる。
圧液の減圧度はロツクナツト3を緩め、調整ボルト2に
よりばね10の荷重を加減して行う。
【0011】上述のように、ポペツト弁22のステムの
上端はばね18の力により当て板16の中心のくぼみへ
係合されるので、ポペツト弁22の姿勢が安定であり、
ポペツト弁22の振動が抑えられる。特に、ポペツト弁
22が弁座20の下端面へ接する時、ポペツト弁22は
当て板16を介してばね10の抗力を受けるから衝突騒
音が抑えられる。また、当て板16の下面に弾性板を重
ね合せ結合することにより、当て板16が円筒部23の
上端面に接する時の衝突騒音が抑えられる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、カツプ状のケー
スの中心に筒形の入口室を、入口室の周囲に出口室をそ
れぞれ区画し、前記ケースの上端部を閉鎖するダイヤフ
ラムに、第1のばねの力を受けて前記入口室の上端部を
当接する当て板を結合したダイヤフラム型減圧弁におい
て、前記入口室の内部に設けた弁座の弁孔に、第2のば
ねの力を受けて前記弁孔の下端を閉じるポペツト弁を挿
通支持し、第2のばねを前記ポペツト弁のステムの上端
部に結合したばね座と前記弁座の上側のばね座との間に
介装し、第2のばねにより前記ポペツト弁のステムの上
端を広くしたばね座を前記当て板へ付勢係合したもので
あり、特にポペツト弁が振動しにくい構造であり、ポペ
ツト弁の姿勢が安定であるので、振動騒音が効果的に抑
えられ、弁案内部材を備える必要がないので製造経費を
節減できる。
【0013】ポペツト弁の振動による摩耗がないので、
耐久性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイヤフラム型減圧弁の正面断面
図である。
【符号の説明】
A:ダイヤフラム 2:調整ボルト 3:ロツクナツト
6:カバー 6a:フランジ 7:大気孔 8:ボル
ト 9:ばね座 10:ばね 12:座板 13:ダイ
ヤフラム 14:ダイヤフラム 14a:周縁部 1
5:ケース 15a:環状溝 16:当て板 18:ば
ね 19:ばね座 20:弁座 20a:弁孔 22:
ポペツト弁 22a:ばね座 23:円筒部 23a:
通孔 23b:溝 24:シール部材 25:弁座体
26:座板 27:ボルト 28:入口管 29:出口
管 31:大気室 32:出口室 33:入口室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 47/02 F16K 47/02 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カツプ状のケースの中心に筒形の入口室
    を、入口室の周囲に出口室をそれぞれ区画し、前記ケー
    スの上端部を閉鎖するダイヤフラムに、第1のばねの力
    を受けて前記入口室の上端部を当接する当て板を結合し
    たダイヤフラム型減圧弁において、前記入口室の内部に
    設けた弁座の弁孔に、第2のばねの力を受けて前記弁孔
    の下端を閉じるポペツト弁を挿通支持し、第2のばねを
    前記ポペツト弁のステムの上端部に結合したばね座と前
    記弁座の上側のばね座との間に介装し、第2のばねによ
    り前記ポペツト弁のステムの上端を広くしたばね座を前
    記当て板へ付勢係合したことを特徴とするダイヤフラム
    型減圧弁。
JP10295799A 1998-10-16 1998-10-16 ダイヤフラム型減圧弁 Pending JP2000120896A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101852299A (zh) * 2010-07-01 2010-10-06 武汉市水务集团有限公司 一种可调式防水表自转阀
EP3070567A1 (en) 2015-03-16 2016-09-21 Azbil Corporation Pressure-reducing valve
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CN108005899A (zh) * 2018-01-09 2018-05-08 上海绩优机电股份有限公司 具有行程可调的隔膜泵空气阀的偏心泵

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Effective date: 20050418