JP2505834Y2 - 安全弁 - Google Patents

安全弁

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JP2505834Y2
JP2505834Y2 JP12917990U JP12917990U JP2505834Y2 JP 2505834 Y2 JP2505834 Y2 JP 2505834Y2 JP 12917990 U JP12917990 U JP 12917990U JP 12917990 U JP12917990 U JP 12917990U JP 2505834 Y2 JP2505834 Y2 JP 2505834Y2
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康彦 藤井
聡 藤本
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、カーエアコンの冷凍回路やボイラ回路等
に装着する安全弁に関するもので、特に安全弁のパッキ
ンの耐久性並びに装着性を向上させるようにしたもので
ある。
[従来の技術] 第4図は、従来の安全弁を示すものであり、 円筒形に形成された安全弁のボディ(1)には、下方
に圧力開放口(2)が設けられると共に、この周縁に凸
環形状の弁座(3)を設けられ、この弁座(3)の上方
には、下面中央の開口(4)並びにその奥部に形成され
た穴(5)に、厚肉部(7c)と薄肉部(7d)に形成され
た断面凸状のパッキン(7)を嵌着してなる弁体(6)
と、圧縮コイルばね(8)および通口(9)を有するプ
レート(10)が順次収納され、これらの部品は、前記ボ
ディ(1)の上部開口縁をプレート(10)上縁にかしめ
ることによって固定されている。なお、図中(13)は、
圧力開放側の端部に設けられたおねじであり、制御すべ
き流体の配管系等に接続できるようになっている。ま
た、(14)は、シール用のOリングである。
そして、冷媒回路の圧力が設定圧力より高くなると、
弁体(6)が圧縮コイルばね(8)の押付力に打ち勝っ
て弁座(3)より離れ、冷媒ガスをプレート(10)の通
口(9)よりボディ(1)の軸線方向に向かって大気中
へ放出し、また、回路中の圧力が降下すると圧縮コイル
ばね(8)の力で復帰するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の安全弁におけるパッキン(7)は、第5図に示
すように、弁体(6)の下面中央に開口(4)を形成す
ると共に、その奥部に穴(5)を形成し、ここに前記の
開口(4)と穴(5)の内径寸法よりも若干外径寸法を
大きくした厚肉部(7c)と薄肉部(7d)とからなる断面
凸状のパッキン(7)を手で圧入して嵌着されるという
ものであった。
しかし、従来のような断面を凸状にしたパッキン
(7)を使用すると、弁体(6)にパッキン(7)を嵌
着しようとすると、弁体の穴(5)部に閉じ込められた
空気の逃げ場がなく、圧縮された空気の反発力により、
パッキン(7)の確実な装着が困難であった。
また、第6図に示すように、制御流体の圧力を受ける
と、パッキン(7)が二点鎖線の位置から実線で示す位
置まで圧縮変形するが、その際には、中央部の厚肉部
(7c)とその周辺の薄肉部(7d)との肉厚の差により、
変形量に連続的でない差ができ、この為に制御流体の圧
力変動等が長期間に渡って繰り返されると、図中点線で
示す境界面(15)に剪断亀裂が生じ、安全弁としての耐
久性を損なっていた。
この考案は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、その目的とするところは、パッキン
(7)の耐久性の向上を図ると共に、組付作業性をも向
上させることができる安全弁の提供を目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] この考案に係る安全弁の第1の考案は、円筒形に形成
した安全弁のボディ(1)に圧力開放口(2)を設ける
と共に、この周縁に凸環形状の弁座(3)を設け、この
弁座(3)の上方に、下面中央の開口(4)にパッキン
(7)を嵌着してなる弁体(6)と、圧縮コイルばね
(8)および中央部に通口(9)を有するプレート(1
0)を順次収納させ、前記ボディ(1)の上部開口縁を
プレート(10)上縁にかしめ固定するようにした安全弁
において、 前記弁体(6)の下面中央に開口(4)を設けると共
にその奥部中心に極めて小径の貫通穴(11)を設け、前
記開口(4)内に、円板状に形成したゴム状弾性体のパ
ッキン(7)を嵌着したことを特徴とするものである。
また、第2の考案は、前記弁体(6)の下面中央に開口
(4)を設け、前記開口(4)内に、円板の外側部に略
半円状の凹溝(7a)もしくは小突起(7b)を形成したゴ
ム状弾性体のパッキン(7)を嵌着したことを特徴とす
るものである。
[作用] この考案に係る安全弁は、弁体(6)の開口(4)部
にパッキン(7)をはめ込む際に、弁体に設けた貫通穴
(11)あるいは、円板状のパッキン(7)外周部に設け
た略半円状の凹溝(7a)もしくは小突起(7b)により、
パッキン(7)の外径部を圧縮させて嵌め込んでも、前
記開口部内の空気は容易に外部へ抜けるため、圧縮空気
の反発力を受けることがなく、組付作業を極めて容易に
行うことができる。
また、本考案のパッキン(7)は、その肉厚が均一な
ため、従来のような肉厚の差により生じていた境界面
(15)の剪断亀裂を起こすことがないから、安全弁とし
ての耐久性が向上する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1〜3図に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す安全弁の縦断側面
図である。
本考案の安全弁は、圧力開放口(2)と弁座(3)を
備えたボディ(1)と、パッキン(7)を嵌着した弁体
(6)と、圧縮コイルばね(8)および通口(9)を有
するプレート(10)とによって構成されるが、前記のパ
ッキン(7)を嵌着した弁体(6)を除く他の部品の構
成は、従来品と全く同じであるから、その詳細な説明を
省略する。
本考案の弁体(6)は、その下面中央に内径寸法をパ
ッキン(7)の外径寸法より小径とした開口(4)を設
けると共に、その奥部中心に極めて小径の貫通穴(11)
を設け、円板状に形成したゴム状弾性体のパッキン
(7)を前記開口(4)内に嵌め込むものであるが、こ
の際に前記開口部内の空気が圧縮されて反発力を生じさ
せることなく貫通穴(11)を通して外部へ抜けるため、
組付作業を極めて容易に行うことができるようになって
いる。
また、本考案の第2の実施例は、第2〜3図に示すよう
に、円板状に形成したパッキン(7)の外側部に略半円
状の凹溝(7a)もしくは小突起(7b)を形したものであ
るが、この場合は前記弁体(6)に設けた貫通穴(11)
を省略できるのは言うまでもない。
[考案の効果] この考案によれば、弁体に設けた貫通穴(11)あるい
は、円板状のパッキン(7)外周部に設けた略半円状の
凹溝(7a)もしくは小突起(7b)を設けて弁体の開口
(4)内の空気を外部へ逃がすようにしたため、従来の
ような凸形状のパッキンを使用しなくても単純な形状の
円板状のパッキンであっても確実に嵌着できるから、パ
ッキンの加工性が著しく容易となり、また、円板状のパ
ッキン(7)は、その肉厚が均一なため、従来のように
制御流体の圧力変動等が長期間に渡って繰り返された時
に、肉厚の差により生じていた境界面(15)の剪断亀裂
を起こすことがないから、安全弁としての耐久性が向上
するという産業上有益な考案である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の安全弁の縦断側面図。第2図、第3
図は、本考案の他の実施例を示すパッキンの斜視図。第
4図は、従来の安全弁の縦断側面図。第5図は、従来の
安全弁におけるパッキンの嵌め込み時の状態を示す縦断
側面図。第6図は、従来の安全弁に流体の圧力が作用し
た場合のパッキンの変形状態を示す縦断側面図である。 (1)ボディ、(2)圧力開放口 (3)弁座、(4)開口 (6)弁体、(7)パッキン (7a)凹溝、(7b)小突起 (8)圧縮コイルばね、(9)通口 (10)プレート、(11)貫通穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形に形成した安全弁のボディ(1)に
    圧力開放口(2)を設けると共に、この周縁に凸環形状
    の弁座(3)を設け、この弁座(3)の上方に、下面中
    央の開口(4)にパッキン(7)を嵌着してなる弁体
    (6)と、圧縮コイルばね(8)および中央部に通口
    (9)を有するプレート(10)を順次収納させ、前記ボ
    ディ(1)の上部開口縁をプレート(10)上縁にかしめ
    固定するようにした安全弁において、 前記弁体(6)の下面中央に開口(4)を設けると共に
    その奥部中心に極めて小径の貫通穴(11)を設け、前記
    開口(4)内に、円板状に形成したゴム状弾性体のパッ
    キン(7)を嵌着したことを特徴とする安全弁。
  2. 【請求項2】前記弁体(6)の下面中央に開口(4)を
    設け、前記開口(4)内に、円板の外側部に略半円状の
    凹溝(7a)もしくは小突起(7b)を形成したゴム状弾性
    体のパッキン(7)を嵌着したことを特徴とする安全
    弁。
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