JP3369523B2 - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP3369523B2
JP3369523B2 JP36900499A JP36900499A JP3369523B2 JP 3369523 B2 JP3369523 B2 JP 3369523B2 JP 36900499 A JP36900499 A JP 36900499A JP 36900499 A JP36900499 A JP 36900499A JP 3369523 B2 JP3369523 B2 JP 3369523B2
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    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/06Wound springs with turns lying in cylindrical surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Check Valves (AREA)
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  • Lift Valve (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
プロセス等において洗浄液や腐食性溶液などが流れる配
管に介装される合成樹脂製の逆止弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおける洗浄工程や
エッチング工程において、洗浄液やエッチング液等を供
給する配管に介装される逆止弁は、高度のクリーン度が
要求される。特に、金属イオンによる汚染が発生しない
ように、このような配管に介装される逆止弁は、フッ素
樹脂(例えばPFAやPP、PE)などの耐蝕性・耐摩
耗性に優れた合成樹脂で作製されている。
【0003】このような逆止弁は、従来、例えば図3に
示すように、PFA製の逆止弁本体50を貫通する流路
51に拡径状の弁体収納室52を設け、この弁体収納室
52内に、球状のボール弁体53と、このボール弁体5
3を閉弁方向に押圧するスプリング54とを収納して構
成されている。そしてこれらボール弁体53やスプリン
グ54も、PFAなどの合成樹脂にて作製されている。
【0004】上記構成の逆止弁では、弁体収納室52よ
りも上流側(図において右側)の流路51が弁体収納室
52に開口する開口周縁(弁座)55に、スプリング5
4の押圧力によってボール弁体53が圧接されて閉弁状
態に保持される。一方、上記流路51に流入した流体の
流体圧がスプリング54のバネ力を超えたとき、スプリ
ング54を圧縮しながらボール弁体53が開弁方向に移
動する。これによって、このボール弁体53が上記した
弁座55から離間して開弁状態となり、流体が弁体収納
室52を通して下流側に流通する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の逆止弁においては、スプリング54のバネ力の低下
に起因して、弁座55にボール弁体53が当接した閉弁
状態でのシール性が次第に損なわれるという問題を有し
ている。つまり、スプリング54は、閉弁時にボール弁
体53を弁座55に圧接させた状態とするために、所定
の圧縮変形を生じさせて弁体収納室52内に介装されて
いる。そして開弁時にはその圧縮変形量がさらに大きく
なる。
【0006】このとき、上記構成の逆止弁では、流入す
る流体圧に応じてスプリング54が全圧縮状態ともなり
易く、この場合に、大きな内部応力が発生する。合成樹
脂からなるスプリング54では、このような応力状態で
の使用が繰返されると応力緩和(クリープ)が生じて、
初期のバネ力からの低下が生じ易い。このため、閉弁時
の押圧力が小さくなってシール性が低下し、充分な逆止
弁機能が維持できなくなる。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的は、合成樹脂製のスプリングの
バネ力の低下を抑えて、安定した逆止弁機能を維持し得
る逆止弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の逆止弁
は、内部に貫通する流路を有する逆止弁本体と、上記流
路に介装されてこの流路を開閉する合成樹脂製の弁体
と、この弁体を閉弁方向に押圧する合成樹脂製のスプリ
ングとを備え、上記弁体にスプリングの押圧力を超える
開弁方向の流体圧が作用したとき、スプリングが圧縮さ
れながら弁体が開弁方向に移動して上記流路を開くよう
に形成した、半導体製造装置内の配管用の逆止弁であっ
て、スプリングに全圧縮が生じないように弁体の開弁方
向の移動量を規制する弁体移動量規制手段を設けて
り、弁体基部が、後方に向かって径小となる逆テーパ状
の円錐台部を有する形状であり、円錐台部の外周面にお
ける周方向等間隔の位置に、弁体移動量規制手段を構成
する複数のスライド案内板が、径方向外方に突出して後
方に延びる形状で一体形成されており、各弁体移動量規
制手段の後方端における各軸心側を、スプリングのバネ
端部によって周方向に相互に連接していることを特徴と
している。
【0009】この構成によれば、弁体の開弁方向に大き
な流体圧が作用する場合でも、弁体の移動は弁体移動量
規制手段によって途中で規制され、これによって、スプ
リングは、全圧縮になる前の圧縮量で保持される。した
がって、スプリングに過度の圧縮変形が生じるのが抑え
られるので、このスプリングが合成樹脂製であっても、
応力緩和によるバネ力の低下が抑制される。この結果、
閉弁状態に戻ったときの弁体に対する閉弁方向の押圧力
の低下が抑えられて、安定した逆止弁機能を維持するこ
とができる。
【0010】請求項2の逆止弁は、請求項1の逆止弁に
おいて、スプリングの径方向への変位を抑制するスプリ
ング保持手段を設けていることを特徴としている。この
構成によれば、スプリングの径方向への変位が抑えられ
ることで、このスプリングと弁体とに軸心方向のずれが
生じるのが抑制される。この結果、閉弁時に逆止弁本体
の弁座に当接した弁体に対し、スプリングからの押圧力
に偏りが生じるのが抑えられ、全周にわたってより均一
な圧接状態が維持されるので、これによっても、閉弁時
におけるシール性が良好に維持される。
【0011】請求項3の逆止弁は、請求項1又は2の逆
止弁において、スプリングを弁体に一体形成しているこ
とを特徴としている。このようにスプリングが弁体に一
体形成された構成であれば、スプリングと弁体との軸心
方向のずれが生じるのがより確実に抑えられ、これによ
って、閉弁時のシール性がさらに良好に維持される。
【0012】請求項4の逆止弁は、請求項1、2又は3
の逆止弁において、弁体における閉弁方向の先端に、弁
体よりも弾性の大きなシール部材を装着していることを
特徴としている。この構成によれば、例えば衝撃的な閉
弁動作が弁体に繰返し生じる場合でも、閉弁時のシール
性が良好に維持される。つまり、上記のような閉弁動作
で、合成樹脂製の弁体が直接逆止弁本体の弁座に接離す
る構成では、弁座に圧接される局部箇所に窪みなどの塑
性変形が生じてシール性の低下が生じ易い。そこで、上
記のように弾性の大きなシール部材を弁体に装着し、こ
れが弁座に接離する構成とすることで、上記のような局
部箇所の塑性変形が抑えられて、閉弁時のシール性が良
好に維持される。
【0013】請求項5の逆止弁は、請求項1から4のい
ずれかの逆止弁において、逆止弁本体を流路方向に沿っ
て上流側本体と下流側本体とに分割形成すると共に、こ
れら上流側本体と下流側本体との流路方向に相対面する
箇所にリップシール部を設けていることを特徴としてい
る。このように、上流側本体と下流側本体とから成る逆
止弁本体において、リップシール部を設けてこのリップ
シール部に充分な面圧を作用させたシール構造とするこ
とで、液漏れ等がより確実に抑えられる。
【0014】請求項6の逆止弁は、請求項1から5のい
ずれかの5の逆止弁において、逆止弁本体を流路方向に
沿って上流側本体と下流側本体とに分割形成し、これら
上流側本体と下流側本体との流路方向に相対面する面間
の外周側を溶接してシールしていることを特徴としてい
る。このように、上流側本体と下流側本体とを相互に溶
接したシール構造によれば、液漏れ等がさらに確実に防
止された逆止弁として提供することができる。
【0015】請求項7の逆止弁は、請求項1から6のい
ずれかの逆止弁において、前記合成樹脂がフッ素樹脂で
あることを特徴としている。これにより、耐食性や耐摩
耗性等に優れ、また、腐食性流体等が流れる場合でも金
属溶出のない逆止弁とすることができる。
【0016】 〔発明の詳細な説明〕
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕次に、本発明の一
実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図
1(a)に示すように、本実施形態の逆止弁は、バルブ
本体(逆止弁本体)1の両端に、チューブ2・2がナッ
ト3・3を螺着することによって液密状に接続されるユ
ニオン継手構造で形成されている。バルブ本体1は、同
図(b)に示すように、図において右側の上流側本体4
(以下、イン側本体という)4と、左側の下流側本体
(以下、アウト側本体という)5とに分割形成され、こ
れら4・5を相互に同軸状に連結して構成されている。
なお、本実施形態の逆止弁は、後述する弁体6やスプリ
ング7も含めた各構成部品が、例えばPFAなどの耐蝕
性・耐摩耗性に優れた合成樹脂により作製されている。
【0017】イン側本体4には、その右端側に、端面か
ら軸方向に凹入するチューブ接続用凹部4aが形成され
ている。この凹部4aに、後述するスリーブ13が圧入
されたチューブ2が挿入され接続される。一方、このイ
ン側本体4の左端側には、その端面から右端側に向かっ
て順次凹入する本体連結用凹部4bと、この凹部4bよ
りも径小な弁体収納空間4cとが設けられている。そし
て、この弁体収納空間4cとチューブ接続用凹部4aと
を、内径が所定の寸法に設定されたイン側オリフィス流
路部4dによって相互に連通させて、このイン側本体4
に、軸心に沿って貫通する段差状の貫通穴が形成されて
いる。
【0018】なお、イン側オリフィス流路部4dが弁体
収納空間4cに開口する開口周縁は、後述する弁体6が
接離する弁座4eとして形成されている。一方、チュー
ブ接続用凹部4aを囲う壁面の外周には雄ねじが形成さ
れ、また、本体連結用凹部4bの内面には雌ねじが形成
されている。
【0019】アウト側本体5にも、その左端側に上記と
ほぼ同様なチューブ接続用凹部5aが設けられ、また、
右端側には、その端面から左端側に向かって凹入するバ
ネ収納部5bが設けられている。このバネ収納部5b
は、上記弁体収納空間4cと同一の内径寸法で形成され
ている。そして、チューブ接続用凹部5aとバネ収納部
5bとを、所定の内径寸法のアウト側オリフィス流路部
5cを通して相互に連通させて、このアウト側本体5に
も軸心に沿う貫通穴が形成されている。このアウト側本
体5をイン側本体4に連結することで、バルブ本体1の
軸心上を貫通する流路が形成されている。
【0020】なお、アウト側オリフィス流路部5cとバ
ネ収納部5bとの間の段差面は、後述するスプリング7
が着座するバネ受け面5dとして形成されている。一
方、バネ収納部5bを囲う壁面は、外周に雄ねじが形成
された連結部5eとして形成されている。この連結部5
eをイン側本体4の本体連結用凹部4bに挿入しなが
ら、この凹部4b内面の雌ねじに上記雄ねじを螺着させ
締め付けることによって、このアウト側本体5がイン側
本体4に同軸状に連結される。このとき、連結部5eの
端面がイン側本体4の本体連結用凹部4bにおける底面
に圧接されて、イン側本体4とアウト側本体5との間が
シールされている。
【0021】また、このような連結状態で、イン側本体
4の弁体収納空間4cとアウト側本体5のバネ収納部5
bとが軸方向に一体的に連なる組立状態となり、この連
結空間に、弁体6と、圧縮コイルバネの形状に成形され
たスプリング7とが収納されて、この逆止弁が構成され
ている。
【0022】弁体6は、同図(c)に示すように、図に
おいて右端側(以下、前方ともいう)に、外径が前方に
向かうほど径小となるテーパ状の弁部11aと、この弁
部11aに左端側(以下、後方ともいう)から連なる円
筒部11bとを有する弁体基部11を設けて構成され、
この弁体基部11の外周面に、後方に延びる複数枚、図
示例では4枚のスライド案内板12…が延設されてい
る。なお、本実施形態においては、これらスライド案内
板12…が、後述するように、この弁体6の開弁方向の
移動量を規制する弁体移動量規制手段としての機能と、
スプリング7の径方向への変位を抑制するスプリング保
持手段としての機能とを兼用する構成となっている。
【0023】上記各スライド案内板12…は、弁体基部
11の円筒部11bの外周面における周方向等間隔の位
置に、それぞれ径方向外方に突出する形状で連設され、
また、円筒部11bの後端面よりもさらに後方に延びる
形状で形成されている。そして、円筒部11bの後端面
から後方に延びる軸心側の各端面形状が二段の段差状に
形成されて、円筒部11b側がバネ受け部12a、この
バネ受け部12aよりも後方がスプリング嵌合部12b
となっている。すなわち、軸心を挟んで相対面するバネ
受け部12a・12a間の寸法はスプリング7の内径よ
りも小さく設定され、また、スプリング嵌合部12b・
12b間の寸法は、これらの間にスプリング7がほぼ嵌
合した状態で位置するように、スプリング7の外径寸法
とほぼ同等寸法に設定されている。また、スンプリング
嵌合部12bの軸方向寸法は、スプリング7の自然長状
態から全圧縮状態までの範囲で、スプリング7の適正な
圧縮機能を妨げない程度に設定される。
【0024】これにより、各スプリング嵌合部12bの
内側にスプリング7の前端側を挿入することで、このス
プリング7が弁体6とほぼ同軸状に保持され、また、こ
のスプリング7の前端が、バネ受け部12aとスプリン
グ嵌合部12bとの間の段差面に当接して位置するよう
になっている。
【0025】こうして、スプリング7が各スライド案内
板12の内側に組付けられた弁体6が、同図(b)に示
すように、弁体収納空間4cおよびバネ収納部5b内に
収納されて、本実施形態の逆止弁が構成されている。こ
のような組立状態において、弁体6は、軸方向に圧縮さ
れたスプリング7のバネ力によって前方に押圧され、こ
れによって、前記した弁座4eの全周にわたって、弁体
6先端のテーパ状の弁部11aが圧接されて、弁体収納
空間4cへのイン側オリフィス流路部4dの連通を遮断
した閉弁状態で保持されている。
【0026】また、各スライド案内板12は、各径方向
外方の端面形状が、弁体収納空間4cおよびバネ収納部
5bの内周面にそれぞれ嵌合する形状となっている。こ
れによって、弁体6およびスプリング7が、イン側オリ
フィス流路部4dやアウト側オリフィス流路部5cと同
軸上に保持されて軸方向に移動するように構成されてい
る。
【0027】なお、イン側本体4の前端側、およびアウ
ト側本体5の後端側の各継手部には、各外周に、前記し
た各ナット3・3が螺着される雄ねじがそれぞれ形成さ
れている。前記したチューブ接続用凹部4a・5aに、
それぞれスリーブ13・13が圧入されたチューブ2・
2を挿入し、前記したナット3・3を上記各雄ねじに螺
着して軸方向に締め付けることによって、各チューブ2
・2が液密状態でイン側本体4の前端部、アウト側本体
5の後端部にそれぞれ接続される。
【0028】上記スリーブ13、例えばイン側本体4に
チューブ2を接続するための前端側のスリーブ13に
は、軸心上に、イン側オリフィス流路部4dの内径とほ
ぼ同一径の貫通穴13aが形成され、外周側に、チュー
ブ2の内径よりも径大な膨出部13bが設けられてい
る。ナット3をイン側本体4の前端側に螺着して軸方向
に締め付けることによって、スリーブ13の後端側がチ
ューブ接続用凹部4aの内面に密着して押圧され、これ
により、スリーブ13とイン側本体4との間がシールさ
れる。
【0029】同時に、チューブ2の端部側が、チューブ
接続用凹部4aにおける前端側のテーパ面と上記膨出部
13bとの間に挟まれ、両者の各面にチューブ2の内外
面が圧接された組付状態となる。これにより、チューブ
2とスリーブ13との間のシールと共に、チューブ2と
イン側本体4とのシールも付与されて、このチューブ2
がイン側本体4に液密状に接続される。アウト側本体5
にチューブ2を接続するための後端側のスリーブ13も
上記とほぼ同様に形成されており、ナット3の締め付け
によって、上記同様にチューブ2がアウト側本体5に液
密状に接続される。
【0030】上記のように両端にチューブ2・2が接続
され、前方のチューブ2およびスリーブ13の貫通穴1
3aを通して、例えば洗浄水や薬液などがイン側オリフ
ィス流路部4dに流入し、これによって弁体6の弁体基
部11に作用する流体圧がスプリング7による閉弁方向
の押圧力を超えると、同図(d)に示すように弁体6が
後方に移動し、弁部11aが弁座4eから後方に離間し
た開弁状態となる。
【0031】これにより、図中破線矢印で示すように、
流体がイン側オリフィス流路部4dから弁体収納空間4
c内に流入する。そして、弁体基部11に沿って外側に
一端迂回して後方に流れ、さらにスプリング7の軸心側
の空間を通してバネ収納部5bを通過し、アウト側オリ
フィス流路部5cおよび後方のスリーブ13の貫通穴1
3aを通して後方のチューブ2へと流出して、この逆止
弁を通して前方から後方に向かう正流方向での流れ状態
が継続される。
【0032】一方、イン側オリフィス流路部4dに流入
する流体圧が低下し、或いは、弁部11aを挟んで後方
側の流体圧が前方側よりも高くなると、この圧力差とス
プリング7による押圧力とによって弁体6が前方に移動
し、同図(b)に示したように、弁部11aが弁座4e
に圧接された閉弁状態となって、後方から前方に向かう
逆流方向の流体の流れが遮断される。こうして、弁部1
1aを挟む圧力差によって開弁状態と閉弁状態との切換
えが自動的に行われ、正流方向の流れのみを許容する逆
止弁機能が維持される。
【0033】ところで、開弁状態では、弁体6よりも上
流側の流体圧に応じ、スプリング7に圧縮変形が生じて
弁体6が後方に移動する。このとき、本実施形態の逆止
弁では、流体圧の増加に伴う弁体6の後方への移動は、
同図(d)に示す位置を越えては生じない。すなわちこ
の状態で、弁体6の各スライド案内板12…の後方端面
が、バネ収納部5bとアウト側オリフィス流路部5cと
の間の前記したバネ受け面5dに当接するように構成さ
れており、これによって、弁体6の移動が阻止される。
【0034】したがって、スプリング7の圧縮変形量も
上記の弁体6の移動位置で最大となり、それ以上の変形
は生じない。このため、スプリング7に過度の圧縮変形
が生じるのが防止され、このため、このスプリング7が
PFAなどの合成樹脂製であっても、応力緩和(クリー
プ)によるバネ力の低下が抑制される。この結果、流体
圧が低下したとき等に閉弁状態に復帰した場合での弁体
6に対する閉弁方向の押圧力の低下が抑えられ、これに
よって、逆止弁機能が長期にわたって安定して維持され
る。
【0035】一方、開弁状態から閉弁状態へと復帰する
場合の弁体6は、各スライド案内板12の径方向外方の
端面がバネ収納部5bや弁体収納空間4cの内面で案内
されることによって、軸心に沿う移動が保持される。こ
れにより、弁座4eの全周にわたる均等な当接状態が維
持され、弁部11aの弁座4eの圧接状態に偏りが生じ
ることが防止される。したがって、これによっても閉弁
状態での良好なシール性が安定して維持される。
【0036】さらに、スプリング7は、その外周側がス
ライド案内板12…で囲われて径方向の変形が阻止さ
れ、したがって、軸方向の変形のみが生じ得る構成とな
っている。したがって、スプリング7に径方向へのクリ
ープ変形等も生じることはなく、この結果、このスプリ
ング7から弁体6へは、この弁体6を軸方向に沿っての
み押圧する作用状態が保持され、スプリング7の押圧方
向と弁体6の閉弁方向とにずれが生じることが抑えられ
る。したがって、これによっても、弁座4eに当接した
弁部11aに対し、その軸心回りにスプリング7の押圧
力が均等に作用して圧接状態に偏りが生じることが防止
されるので、さらに閉弁時における良好なシール性が安
定して維持される。
【0037】〔実施形態2〕次に、本発明の他の実施形
態について、図2を参照して説明する。なお、説明の便
宜上、前記図1に示した部材と同一の機能を有する部材
には、同一の符号を付記して詳細な説明を省略する。
【0038】本実施形態の逆止弁は、同図(a)に示す
ように、アウト側本体5のバネ収納部5bがイン側本体
4の弁体収納空間4cよりも径小に形成されており、そ
の内径寸法は、スプリング7がこのバネ収納部5bにほ
ぼ嵌合した状態で位置するように、このスプリング7の
外径寸法に合わせて設定されている。
【0039】一方、弁体収納空間4cに収納される弁体
6は、同図(b)に示すように、弁体基部11が、右端
側のシールリング装着部11cと、このシールリング装
着部11cの後方で、後方に向かって径小となる逆テー
パ状の円錐台部11dとを有する形状に形成されてい
る。
【0040】シールリング装着部11cは、その外周形
状が、断面円弧状に径方向内方に凹入する形状に形成さ
れ、このシールリンブ装着部11cに、断面円形のOリ
ングより成るシールリング21が装着される。このシー
ルリング21として、シールリング装着部11cの軸方
向の厚さ寸法よりもやや大きな径のOリングが選定され
ている。
【0041】したがって、シールリング21はシールリ
ング装着部11cの端面よりも前方にやや突出した状態
で、シールリング装着部11cに装着される。これによ
って、このシールリング21が、後述する弁座4eに接
離する弁部として機能するように構成されている。な
お、このシールリング21は、弁体6や逆止弁本体1を
構成するPFA等の合成樹脂よりも弾性の大きなフッ素
ゴム等によって形成されている。
【0042】前記円錐台部11dの外周面における周方
向等間隔の位置に、4枚のスライド案内板12…が、前
記実施形態1と同様に、径方向外方に突出して後方に延
びる形状で一体形成されている。但し、これらスライド
案内板12…は、後方への長さを短くして形成されてい
る。そして、これらスライド案内板12…における後方
端に、スプリング7が後方に延びる形状で一体形成され
ている。すなわち、各スライド案内板12…の後方端に
おける各軸心側を、スプリング7のバネ端部によって周
方向に相互に連接して、このバネ端部から螺旋状に後方
に延びるスプリング7が、弁体6と同軸状に一体形成さ
れている。
【0043】このように、スプリング7が一体形成され
た弁体6の前記シールリング装着部11cにシールリン
グ21を装着して、これら弁体6およびスプリング7
が、同図(a)に示すように、弁体収納空間4cとバネ
収納部5bとに収納されて、本実施形態の逆止弁が構成
されている。
【0044】この場合、イン側オリフィス流路部4dと
弁体収納空間4cとの間の段差面が、前記のように弁部
として機能するシールリング21が接離する弁座4eと
して形成されている。また、弁体6のスライド案内板1
2…は、径方向外方の端面が、前記同様に弁体収納空間
4cの内面に嵌合する形状に形成されている。また、バ
ネ収納部5bが弁体収納空間4cよりも径小に形成され
ていることによって、これらの間の段差面が、各スライ
ド案内板12…の後端面に所定の間隔で軸方向に対面し
て位置する弁体移動規制面5fとなっている。
【0045】一方、本実施形態におけるアウト側本体5
には、バネ収納部5bを囲う連結部5eの右端面に、イ
ン側本体4側に向かって断面山形状に突出するリップシ
ール部5gが全周にわたって一体形成されている。
【0046】上記した弁体6とスプリング7とを収容し
て、イン側本体4とアウト側本体5とが、前記同様に、
本体連結用凹部4bに連結部5eを螺着することによっ
て相互に連結される。このとき、上記リップシール部5
gが、イン側本体4の弁体収納空間4cと本体連結用凹
部4bとの間の段差面に当接して軸方向に圧接された状
態となるまで、ねじ締めが行われる。したがってこの箇
所で、イン側本体4とアウト側本体5との間に、より確
実なシールが付与される。
【0047】さらに、本実施形態における逆止弁は、上
記のようにイン側本体4とアウト側本体5とを相互に連
結した後、イン側本体4の後端側外周と、これに後方か
ら近接して位置するアウト側本体5の環状鍔状部5hの
外周とを相互に溶接し、両者間を全周にわたって閉塞す
る溶接部22を形成した組立が行われる。したがって、
この溶接部22によってイン側本体4とアウト側本体5
との間が、さらに二次シールされた構成となっている。
【0048】上記構成の逆止弁においても、同図(a)
に示す状態では、弁体6がスプリング7のバネ力によっ
て前方に押圧され、これによって、先端のシールリング
21が弁座4eに圧接されて、イン側オリフィス流路部
4dを塞ぐ閉弁状態が保持される。この状態から、イン
側オリフィス流路部4dに流入した流体圧がスプリング
7による閉弁方向の押圧力を超えると、同図(c)に示
すように弁体6が後方に移動し、シールリング21が弁
座4eから後方に離間して開弁状態となる。
【0049】このときも、流体圧の増加に伴って弁体6
が後方に移動する際に、各スライド案内板12…の後端
面が、弁体収納空間4cとバネ収納部5bとの間の前記
した弁体移動規制面5fに当接すると、それ以上の弁体
6の移動が阻止される。したがって、スプリング7の圧
縮変形量も上記の弁体6の移動位置で最大となり、それ
以上の変形は生じない。これにより、スプリング7のバ
ネ力の低下が抑えられ、この結果、弁体6に対する閉弁
方向の押圧力の低下が抑えられて、逆止弁機能が長期に
わたって安定して維持される。
【0050】また、開弁状態から閉弁状態へと復帰する
場合の弁体6の移動も、各スライド案内板12の径方向
外方の端面がバネ収納部5bの内面で案内されて、シー
ルリング21が弁座4eに全周にわたって均等に圧接さ
れる状態が維持されるので、閉弁時における良好なシー
ル性が保持される。
【0051】さらに、スプリング7は、そのほぼ全体が
バネ収納部5bに嵌挿されて径方向の変形が阻止されて
いるので、このスプリング7に、径方向へのクリープ変
形等も前記同様に生じることはなく、これによっても、
スプリング7の押圧方向と弁体6の閉弁方向とにずれが
生じることが抑えられるので、これによっても、前記同
様に閉弁時の良好なシール性が維持される。したがっ
て、本実施形態の逆止弁においては、前記スライド案内
板12によって、前記実施形態と同様に弁体移動量規制
手段が構成される一方、バネ収納部5bによって、スプ
リング7の径方向への変位を抑制するスプリング保持手
段が構成されている。
【0052】一方、本実施形態では、スプリング7が弁
体6に同軸状に一体成形されているので、スプリング7
と弁体6との軸心方向のずれが生じることはなく、これ
によって、上記した弁座4eに圧接した弁体6の面圧に
偏りが生じることが確実に抑えられて、より良好なシー
ル性が維持される。
【0053】また、弁体とスプリングとが別体で構成さ
れている従来の逆止弁では、例えば配管内外からウォー
タハンマなどの衝撃的な圧力変動が加わるときに弁体と
スプリングとが分離し、相対的な位置関係にずれが生じ
て逆止弁機能を果たさなくなる場合を生じているが、本
実施形態におけるスプリング7が弁体6に一体形成され
た逆止弁では、上記のような衝撃的な圧力変動が生じて
もスプリング7が弁体6から分離することはなく、した
がって、これによってもさらに安定した逆止弁機能が保
持される。
【0054】また、本実施形態においては、弁座4eに
接離する弁部として、弾性の大きなシールリング21を
設けている。すなわち、弁座4eと弁部とが共にPFA
などの同一材質の合成樹脂から成る場合等には、例えば
衝撃的な閉弁動作が繰返されると、応力集中箇所に局部
的に塑性変形が生じてシール性が低下することがある。
そこで、一方を弾性の大きな材質で形成することで、上
記のような衝撃的な閉弁動作が繰返されても、応力集中
が緩和されて全周にわたる均一な圧接状態が保持される
ので、これによっても良好なシール性が維持される。
【0055】また、本実施形態の逆止弁は、イン側本体
4とアウト側本体5との間にリップシール部5gによる
一次シールと、溶接部22による二次シールとを設けて
おり、これによって、完全に内部流体の漏れ止めを防止
することが可能となっている。特に、例えば半導体製造
工程において使用される薬液や純水は非常に純度が高
く、ゴミの噛み込み等による逆止弁の作動不良は殆ど生
じない。したがって、特に上記のように溶接を施して完
全な漏れ止めが得られる構造とすることで、半導体製造
工程や液晶製造工程等に好適な逆止弁として提供するこ
とができる。
【0056】以上に、本発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、本発明は上記各形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能で
ある。例えば上記では、PFAで各構成部品が形成され
る逆止弁を例に挙げたが、例えばPTFEや、ETF
E、CTFE、ECTFE等のその他の耐薬品性や耐熱
性に優れた特性を有する合成樹脂や、これらを組合せて
各構成部品を形成することも可能である。
【0057】また上記では、両端にチューブ2・2が接
続される継手部を有するユニオン継手構造の逆止弁を例
に挙げたが、例えば一端側に管用テーパ雄ねじや雌ねじ
を有する構造の逆止弁にも本発明を適用して構成するこ
とが可能である。さらに実施形態2では、弁体6の先端
に装着されるシール部材として、Oリングから成るシー
ルリング21を設けた構成を挙げたが、例えばゴムキャ
ップ等のその他の弾性の大きな部材でこのシール部材を
構成することが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の逆止
弁においては、弁体の開弁方向の移動量を規制する弁体
移動量規制手段を設けて、スプリングに過度の圧縮変形
を生じさせない構成であるので、このスプリングが合成
樹脂製であっても応力緩和によるバネ力の低下が抑制さ
れ、これによって、弁体に対する閉弁方向の押圧力の低
下が抑えられて、安定した逆止弁機能を維持することが
できる。
【0059】請求項2の逆止弁においては、スプリング
の径方向への変位を抑制するスプリング保持手段を設け
ているので、スプリングと弁体とに軸心方向のずれが生
じるのが抑えられ、この結果、閉弁時に弁体が逆止弁本
体の弁座に全周にわたってより均一に圧接した状態が維
持されるので、これによっても、閉弁時におけるシール
性が良好に維持される。
【0060】請求項3の逆止弁においては、スプリング
を弁体に一体形成しているので、スプリングと弁体とに
軸心方向のずれが生じるのがさらに確実に抑えられて、
閉弁時のシール性がさらに良好に維持される。
【0061】請求項4の逆止弁においては、弁体の閉弁
方向の先端に、弁体よりも弾性の大きなシール部材を装
着しているので、例えば衝撃的な閉弁動作が弁体に繰返
し生じる場合でも、逆止弁本体の弁座に圧接される上記
シール部材に局部的な塑性変形が生じることが抑えら
れ、したがって、これによっても閉弁時のシール性が良
好に維持される。
【0062】請求項5の逆止弁においては、逆止弁本体
を構成する上流側本体と下流側本体との間にリップシー
ル部を設けており、このリップシール部に充分な面圧を
作用させてシールすることができるので、液漏れ等をよ
り確実に抑えることが可能となる。
【0063】請求項6の逆止弁においては、上流側本体
と下流側本体とを相互に溶接したシール構造としている
ので、液漏れ等がさらに確実に防止された逆止弁として
提供することができる。
【0064】請求項7の逆止弁においては、フッ素樹脂
から成ることによって耐食性や耐摩耗性等に優れ、ま
た、腐食性流体等が流れる場合でも金属溶出のない逆止
弁として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における逆止弁を示すもの
で、同図(a)は全体構成を示す外形図、同図(b)は
断面図、同図(c)は、この逆止弁に内装されている弁
体とスプリングとの斜視図、同図(d)は開弁動作状態
を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態における逆止弁を示すも
ので、同図(a)は全体構成を示す断面図、同図(c)
はこの上記逆止弁に内装されている弁体およびスプリン
グとシールリングとの斜視図、同図(d)は開弁動作状
態を示す断面図である。
【図3】従来の逆止弁の要部断面図である。
【符号の説明】
1 バルブ本体(逆止弁本体) 4 イン側本体(上流側本体) 5 アウト側本体(下流側本体) 5g リップシール部 6 弁体 7 スプリング 12 スライド案内板(弁体移動量規制手段、スプリ
ング保持部) 21 シールリング(シール部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 15/00 - 15/20 F16K 1/00 F16K 27/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に貫通する流路を有する合成樹脂製
    の逆止弁本体と、上記流路に介装されてこの流路を開閉
    する合成樹脂製の弁体と、この弁体を閉弁方向に押圧す
    る合成樹脂製のスプリングとを備え、上記弁体にスプリ
    ングの押圧力を超える開弁方向の流体圧が作用したと
    き、スプリングが圧縮されながら弁体が開弁方向に移動
    して上記流路を開くように形成した、半導体製造装置内
    の配管用の逆止弁であって、 スプリングに全圧縮が生じないように弁体の開弁方向の
    移動量を規制する弁体移動量規制手段を設けており、 弁体基部が、後方に向かって径小となる逆テーパ状の円
    錐台部を有する形状であり、 円錐台部の外周面における周方向等間隔の位置に、弁体
    移動量規制手段を構成する複数のスライド案内板が、径
    方向外方に突出して後方に延びる形状で一体形成されて
    おり、 各弁体移動量規制手段の後方端における各軸心側を、ス
    プリングのバネ端部によって周方向に相互に連接して
    ることを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 スプリングの径方向への変位を抑制する
    スプリング保持手段を設けていることを特徴とする請求
    項1の逆止弁。
  3. 【請求項3】 スプリングを弁体に一体形成しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2の逆止弁。
  4. 【請求項4】 弁体における閉弁方向の先端に、弁体よ
    りも弾性の大きなシール部材を装着していることを特徴
    とする請求項1、2又は3の逆止弁。
  5. 【請求項5】 逆止弁本体を流路方向に沿って上流側本
    体と下流側本体とに分割形成すると共に、これら上流側
    本体と下流側本体との流路方向に相対面する箇所にリッ
    プシール部を設けていることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかの逆止弁。
  6. 【請求項6】 逆止弁本体を流路方向に沿って上流側本
    体と下流側本体とに分割形成し、これら上流側本体と下
    流側本体との流路方向に相対面する面間の外周側を溶接
    してシールしていることを特徴とする請求項1から5の
    いずれかの逆止弁。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂がフッ素樹脂であることを
    特徴とする請求項1から6のいずれかの逆止弁。
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