JPS5926131Y2 - セラミツクボ−ルバルブ - Google Patents

セラミツクボ−ルバルブ

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Publication number
JPS5926131Y2
JPS5926131Y2 JP1979163996U JP16399679U JPS5926131Y2 JP S5926131 Y2 JPS5926131 Y2 JP S5926131Y2 JP 1979163996 U JP1979163996 U JP 1979163996U JP 16399679 U JP16399679 U JP 16399679U JP S5926131 Y2 JPS5926131 Y2 JP S5926131Y2
Authority
JP
Japan
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valve
valve body
seat
ceramic
socket
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979163996U
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English (en)
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JPS5679762U (ja
Inventor
芳輝 園田
Original Assignee
富士金属工作株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士金属工作株式会社 filed Critical 富士金属工作株式会社
Priority to JP1979163996U priority Critical patent/JPS5926131Y2/ja
Priority to EP80304213A priority patent/EP0029732B1/en
Priority to DE8080304213T priority patent/DE3068068D1/de
Publication of JPS5679762U publication Critical patent/JPS5679762U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ボール弁体の弁孔に連通する切欠きを設け
、閉弁時に、高圧側空間と弁箱内空間とが連通ずるよう
にし、弁座に加わる圧力を軽減したセラミック製ボール
バルブに関する。
セラミック製のバルブは、耐蝕性において優れている。
酸やアルカリ等の流体に対して全く腐蝕されない。
本考案者はかかる観点から、既にセラミック製ボールバ
ルブを創案している(実開昭53−75833、実開昭
54−47130)。
セラミックは圧縮力にはよく耐えるが、引張り力や剪断
力、及び衝撃力に対して頗る脆い、という難点がある。
そこで、弁箱、弁体、弁座を両側からソケットで押え、
これらセラミック部材を金属製フランジ、円筒で囲んで
押圧支持する構造となっている。
ところが弁座は、閉弁時に高圧側の流体のために弁体へ
強く押しつけられて、弁体と密着する。
閉弁時間が長くなると、弁座が弁体にカジリついて容易
に開弁じなくなる。
つまり開弁時の必要トルクが大きくなってしまう。
弁座をセラミックではなく、ポリテトラフルオルエチレ
ン(PTFE)樹脂製にすると摩擦力は幾分減少する。
しかし、樹脂製にすると、化学的に安定である、という
セラミックの特性を充分生かすことができない。
本考案は、このような難点を解決することを目的とし、
弁体の弁孔に連通する切欠きを設け、閉弁時でも、弁座
の表裏の空間が連通しており、弁座には弁体方向への強
い圧力が加わらないようにしたセラミックボールバルブ
を与える。
以下、実施例を示す図面によって、本考案の構成、作用
及び効果を詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係るセラミックボールバルブ
の縦断正面図、第2図は右側面図である。
このバルブのセラミック製の部分は上流側、下流側のソ
ケット1,2、弁箱3、弁体4、弁座5の各部材である
これら構成は、前掲の考案より殆んど公知になっている
が、簡単に説明する。
上流側ソケット1は円形で、真中に入口6が貫通してい
る。
下流側ソケット2もほぼ同一形状で、真中に出ロアが穿
孔される。
弁箱3は、円筒形状で、両端開口に夫々ソケット1,2
が嵌込まれる。
この為、ソケット1,2と弁箱3は段8が設けられ、こ
こに設けたOリング9,9によって水密構造となる。
弁体4は球形で、中央部水平に弁孔10が貫通している
弁体4は、弁箱3の内部空間の中に回転可能に設けられ
る。
すなわち、弁体4の球面は、出口側ソケット2の内側に
形成した球座部13と、入口側ソケット1の内側に切欠
いたソケット段溝12に収納した弁座5の球座部11と
によって支持される。
このように、出口側ソケットの一部を球座部13として
、弁座をソケットに統合したのが本考案のひとつの特徴
である。
弁孔10はこの例では、流量特性はリニヤに近づけるた
め三角断面としているが、これに限らす円孔でも差支え
ない。
本考案の最大の特徴は、弁孔より側方へ延びる深い切欠
き14を設けるところにある。
弁座5と上流側ソケット1の間には、Oリング15を嵌
込み水密、気密を保持するようになっている。
弁体4の上面中央から弁孔10にかけて角孔16が穿設
され、これに上方より弁棒17が挿通されている。
弁棒17の鰐部18は弁箱3の内面とシートパツキン1
9を介して当接する。
弁棒17は弁箱3の弁棒通孔20を貫いて上部へ延びト
ルク継手21とつながる。
トルク継手21はアクチュエータ(図示せず)等からの
回転力を受けて弁棒17を回転させることができる。
さらに弁箱3と弁棒17の間には、グランドパツキン2
2、パツキン押えナツト23、及びロックナツト23′
等が介装される。
パツキン押えナツト22、ロックナツト23′は弁棒1
7の頭部雄螺条24に螺合する。
上流側ソケット1及び下流側ソケット2の外端面に設け
た段部25には平滑な円板26及び肉厚のフランジ27
を差込み、2枚の円板26.26の間を通しボルト28
及び通しボルトナツト29を介して両者を結合する。
このため、フランジ27には通しボルト・ナツトを取付
けるための透孔30が穿孔されている。
弁箱、ソケツl−等のセラミック部分を覆って金属製の
円筒31が設けられる。
円筒31の両端は凸条32となっており、フランジ27
の凸条33と外周面を面一に揃えて当座する。
そして締付リング34は内面の傾斜面35に於て両凸条
32.33を強圧把持する。
締付リング34は半円弧の2部材より戊り、半径方向の
取付耳片36に於てボルト37、ナツト38によって緊
締したものである。
フランジ27に適数個設けた取付螺孔39は、上流側、
下流側の配管(図示せず)をフランジ27に取着けるた
めのものである。
以上の構成に於てその作用を説明する。
トルク継手21によって弁棒17を90°の角範囲で回
転すると、弁体4は回動し、開弁或は閉弁する。
第3図の横断面図に示すように、閉弁時に於ても、弁箱
内部空間11′と高圧側(上流)空間たる入口6が切欠
き14によって連通ずる。
従って、弁座5の表面、裏面には同一圧力が加わる。
すると、表面及び裏面からの押圧力が拮抗し、弁座5を
弁体4に押しつける力は、結局Oリング15の弾性力だ
けという事になる。
Oリングの弾性力はそれほど大きくないから、弁座5は
弁体4に強く押圧されるわけではなく、閉弁時間が長く
ても弁座と弁体がカジリツキを起すことはない。
弁体4は滑らかに開弁するから、故障が少なくなり、ア
クチュエーターも過度に馬力の大きいものを使用しなく
てよい事になる。
このように、弁座と弁体の間の摩擦力を低減する上に、
本考案は卓効がある。
その副次的効果として、下流側での弁体と球座部との圧
力を減する効果がある。
空圧側(上流)の圧力は、弁体を介して全て下流側ソケ
ツl−2の球座部11に加わるから、弁体と球座部11
の間の摩擦力も大きい。
これも減少できれば望ましいのはいうまでもない。
弁座5の外径をD、内径をdとすると、dは入口6、出
ロアの内径でもある。
2つの面積S、 Tを次のように定義する。
上流側と下流側の圧力差をΔPとすると、(1)切欠き
14のない場合、弁座5に働く軸方向力、ソケット2の
球座部11に働く軸方向力をそれぞれQ、 Rとする
と(第4図)、 Q= (S−T)ΔP十m R−3ΔP である。
なお弁体4は、弁棒17の先端が角孔16に挿通して支
持されているから、弁体が軸方向力を担う事はない。
(11)切欠きのある場合、弁箱内部空間11は高圧側
と同一圧力になるので、Q、 Rは(第5図)、Q=
m R=TΔP である。
但しmはOリング9の押圧力である。このように、切欠
き14を弁体4の弁孔10に続いて設けたから、弁座5
と弁体4の間の摩擦力を減じ、さらに弁体4と反対側の
ソケットの球座部11との摩擦力も低減する事ができる
このように有用な考案である。
なお切欠きは閉弁時に弁孔10に連続するようであれば
よいから第6図に示すような、弁孔10にほは゛直交す
るものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るセラミックボールバルブ
の縦断面図。 第2図は右側面図。第3図は閉弁時の横断平面図。 第4図は切欠きのない場合の閉弁降圧力分布略図。 第5図は切欠きのある場合の閉弁降圧力分布略図。 第6図は弁体の他の実施例を示す横断面図。 1・・・・・・上流側ソケット、2・・・・・・下流側
ソケット、3・・・・・・弁箱、4・・・・・・弁体、
5・・・・・・弁座、9・・・・・・Oリング、10・
・・・・・弁孔、11・・・・・・球座部、12・・・
・・・段溝、13・・・・・・球座部、14・・・・・
・切欠き、15・・・・・・Oリング、17・・・・・
・弁棒、21・・・・・・トルク継手、26・・・・・
・円板、27・・・・・・フランジ、28・・・・・・
通ボルト、31・・・・・・円筒、34・・・・・・締
付リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁孔10を穿孔したボール弁体4と、これに上流側で密
    合する弁座5と、入口6を有し弁座5を弁体へ押しつけ
    る上流側ソケット1と、出ロアを有し該弁体4に弁座5
    と反対側から当接する下流側ソケット2と、弁体4を収
    容しソケット1,2により挾持される弁箱3とをセラミ
    ック製部材とし、このセラミック製部材を金属製部材に
    よって被蓋締結してなるセラミックボールバルブに於て
    、閉弁時に上流側と弁孔10とを連通させる切欠き14
    を弁体4に設けた事を特徴とするセラミックボールバル
    ブ。
JP1979163996U 1979-11-26 1979-11-26 セラミツクボ−ルバルブ Expired JPS5926131Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979163996U JPS5926131Y2 (ja) 1979-11-26 1979-11-26 セラミツクボ−ルバルブ
EP80304213A EP0029732B1 (en) 1979-11-26 1980-11-25 Ceramic ball valve
DE8080304213T DE3068068D1 (en) 1979-11-26 1980-11-25 Ceramic ball valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979163996U JPS5926131Y2 (ja) 1979-11-26 1979-11-26 セラミツクボ−ルバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS5679762U JPS5679762U (ja) 1981-06-27
JPS5926131Y2 true JPS5926131Y2 (ja) 1984-07-30

Family

ID=29674954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979163996U Expired JPS5926131Y2 (ja) 1979-11-26 1979-11-26 セラミツクボ−ルバルブ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11125350B2 (en) * 2019-03-12 2021-09-21 Dresser, Llc Valve control assembly

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JPS5679762U (ja) 1981-06-27

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