JP3337595B2 - 盗水防止型三方向ボール弁及び該ボール弁用操作ハンドル - Google Patents

盗水防止型三方向ボール弁及び該ボール弁用操作ハンドル

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JP3337595B2
JP3337595B2 JP19409095A JP19409095A JP3337595B2 JP 3337595 B2 JP3337595 B2 JP 3337595B2 JP 19409095 A JP19409095 A JP 19409095A JP 19409095 A JP19409095 A JP 19409095A JP 3337595 B2 JP3337595 B2 JP 3337595B2
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幸雄 上條
隆雄 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道の配管に使用
する三方向ボール弁に関し、さらに詳細に言えば、盗水
防止機能を備えた三方向ボール弁及び該ボール弁を操作
するのに使用する操作ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道の配管において三方弁を使用
するケースとしては、本管の敷設換えを行う場合に、そ
の敷設換えを行う部分を迂回する仮設配管を設けるため
に、上流側に三方弁を取り付けることがある。工事終了
後は、その三方弁は、そのまま埋設してしまうのが一般
的である。
【0003】ところで本願出願人は、特願平7−127
415において、量水器等の交換、修理を不断水で行う
ことを可能にする、水道機器の配管接続用装置を提供し
た。即ち、図11に示すように、例えば量水器1を交換
する際に、本流路4とバイパス流路5とを切り換えて作
業を不断水で行うもので、例えば三方弁2、仕切弁3等
からなる切替え手段を備えた接続装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この切替え手段を備え
た接続装置は、一般の人が容易に操作できる状態で設置
することは好ましくない。例えば、三方弁を使用した場
合に、量水器の交換作業を行ったのちに通常の使用状態
の本流路に切り換えるが、後に、それを操作して流路を
バイパス側に切り換えられてしまうと、水が量水器を通
過せず、所謂盗水が行われてしまう。
【0005】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
ものであり、上記の如き装置に使用してきわめて好都合
な盗水防止型三方弁を提供することを目的とし、併せて
その三方弁を操作するのに好適な操作ハンドルをも提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る三方向ボール弁は、ボール収納部と、
スピンドル収納部と、流入口と、第1と第2の流出口と
を備えた本体と、前記ボール収納部に回転可能に収納さ
れ、その回転位置に応じて前記流入口と、第1の流出口
と、第2の流出口との間の連通を切り替える内部流路を
備えたボール弁体と、前記スピンドル収納部内に収納さ
れ、下端部において前記ボールに一体回転可能に連結さ
れたスピンドルと、前記スピンドル収納部の上端部開口
に取り付けられる閉栓プラグとを含んで構成されてい
る。他方、操作ハンドルは、前記閉栓プラグを取り外し
た状態で、前記スピンドル収納部の前記上端部開口から
挿入して前記スピンドルの上端部に一体回転可能に係合
され、前記操作ハンドルを回転させることにより、前記
スピンドル及びボールを一体回転させ、前記流入口と前
記第1の流出口とが連通した第1の状態と前記流入口と
前記第2の流出口とが連通した第2の状態との間、及び
前記第1の状態と前記流入口が閉鎖された第3の状態と
の間で切り換えるようになっている。操作ハンドルは、
前記第1の状態と前記第2の状態との間の切替えを行う
第1の操作ハンドルと、前記第1の状態と前記第3の状
態との間の切替えを行う第2の操作ハンドルとからな
り、前記第1及び第2の操作ハンドルと前記スピンドル
には、前記操作ハンドルが前記スピンドルの上端部に係
合されるときの位置決め手段を備え、前記第1の操作ハ
ンドルと前記スピンドル収納部にはそれぞれ、前記第1
と第2の状態の一方から他方へ切り換えられたときにそ
れ以上の回転を阻止する第1の過回転阻止手段を構成す
る手段を備え、前記第2の操作ハンドルと前記スピンド
ル収納部にはそれぞれ、前記第1と第3の状態の一方か
ら他方へ切り換えられたときにそれ以上の回転を阻止す
る第2の過回転阻止手段を構成する手段を備え、前記第
1の過回転阻止手段を構成する前記スピンドル収納部に
設けられた手段と、前記第2の過回転阻止手段を構成す
る前記スピンドル収納部に設けられた手段とは同一の手
段で構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の具
体的実施例を説明するが、本願発明の範囲は以下に説明
される実施例に限定されるものではない。
【0008】図1は、本発明の一実施例に係る盗水防止
型三方向ボール弁(以下単に三方向ボール弁と言う。)
の一部切り欠き縦断面図であり、三方向ボール弁全体は
符号11で示されている。
【0009】三方向ボール弁11は本体13を有し、本
体13は下側のボール収納部15と、このボール収納部
15から上方へ延びるスピンドル収納部17とを備えて
いる。ボール収納部15には、弁体としてのボール25
がボールシート31に着座して回転可能に収納されてい
る。符号19、21はこの三方向ボール弁11の3つの
中の二つの開口を示している。もう一つの開口(23)
は、この図の紙面手前側にあり、紙面の背後側は閉じて
いる。
【0010】ボール25には、図1の状態では開口19
と21とに連通する貫通流路27が形成され、さらに、
この貫通流路27の左右方向真ん中の位置でこの流路2
7に通じ、紙面の背部側へ向かって延びて開口している
分流路29が形成されている。紙面手前側へ延びる流路
は無い。従って、図1の状態では、開口19と21との
間が連通状態にあり、手前側にある開口(23)は、開
口19、21から連通が遮断されている。そして図にお
いて矢印A方向に90度回転すると、開口19と開口
(23)とが連通し、開口21の他の開口への連通は遮
断される。それとは逆に、矢印Aとは反対方向に90度
回転すると、開口19は閉じられてしまう。本実施例で
は、開口19が流入口、開口21及び23が第1及び第
2の流出口として使用される。
【0011】スピンドル収納部17には、スピンドル4
5がその軸周りに回転可能に収納され、その下端部に例
えば横断面が方形に形成された異形部47が、ボール2
5の上部に形成された異形の凹所30に嵌入している。
従って、スピンドル45とボール25とは、スピンドル
45の軸線周りに一体に回転する。スピンドル収納部1
7の周壁33の内周側には雌ねじ37が刻まれ、ここに
雄ねじ63が螺合することによりスピンドル押さえ61
が取り付けられ、スピンドル45の抜けを防止してい
る。スピンドル収納部17の周壁33は、その上端部に
おいて、中心角が略90度の角度に対応する円弧部分が
切り欠き部35となっているが、これについては後述す
る。スピンドル45の上端部から所定の軸方向長さに渡
って、平行な平面を構成するカット面51、52が形成
されている。また、中心位置に、軸方向に延びるネジ孔
53も形成されている。なお、スピンドル45の軸心か
らカット面51、52間での距離は同じでも良いが、本
実施例では異なる寸法にしてある。
【0012】符号65は筒状のスピンドルカバーであ
り、スピンドル45の上方部分を内部に収受し、その内
周下端部の雌ネジ67が、スピンドル収納部17の周壁
33の上端近傍に刻まれた雄ネジ39に螺合して取り付
けられている。符号71は止めピンであり、スピンドル
カバー65の本体13への取り付け後に打ち込まれて、
スピンドルカバー65の回転を阻止する。このようにし
て取り付けられたスピンドルカバー65は、スピンドル
収納部17と一体化され、実質的に、スピンドル収納部
17の一部を構成することとなる。符号73は、スピン
ドルカバー65の上端近傍で、内壁面から内側へ突出し
て打ち込まれたガイドピンであるが、これについては後
述する。
【0013】符号75は閉栓プラグであり、その短いフ
ランジ部77がスピンドルカバー65の上端面に載って
取り付けられている。その外周には下面側から縦方向の
案内溝79が所定の長さで延びている。この案内溝79
に前述のガイドピン73が嵌入している。本実施例で
は、図1には示されていないが、この案内溝から円周方
向で略90度離れた位置で、同様の案内溝(81)が設
けられている。そして閉栓プラグの下面側にはスピンド
ル45の上端部の形状に対応した形状の凹所78が形成
されている。すなわち、閉栓プラグ75は二つの異なる
位置でスピンドルカバー65或いは本体13に対して位
置決めが可能である。具体的には流入口19と第1流出
21が連通した状態と、流入口19が閉鎖された状態
では閉栓プラグ75は取り付け可能であるが、流入口
と第2流出口23が連通された状態では取り付け不能
である。閉栓プラグ75の上面の一か所に印を付してお
けば、その時の弁11の連通状態を知ることができる。
閉栓プラグ75の上面には凹所82が形成され、その凹
所82にプラグ固定部材83の頭部85が収受されてい
る。プラグ固定部材83のネジ部87は、閉栓プラグ7
5の孔76を通って下方へ伸び、スピンドル45の頭部
に形成された雌ねじ53に螺合している。これにより、
閉栓プラグ75を固定している。プラグ固定部材83の
頭部の上面は、閉栓プラグ75の上面より上方へは突出
していない。そしてこの固定部材83の上面には、円形
の窪み89が形成され、さらにその中心から偏心した位
置に有底の小孔90が設けられている。
【0014】以上の説明から明らかなように、図1の状
態では、閉栓プラグ75が取り付けられているので、ス
ピンドル45を操作することができない。しかも、プラ
グ固定部材83の頭部85は、プラグ75の上面より突
出していないので、通常の工具ではこのプラグ固定部材
83を緩めることができない。この固定部材83を締め
たり緩めたりするのには、図2に示すような特殊な形状
をした工具101を使用する。工具101は本体部10
2の下にプラグ固定部材83の窪み89に嵌入する凸部
103を、そしてさらにその下側に小孔90に嵌入する
円形突起104が形成されている。105は握りであ
る。凸部103を窪み89に、そして小孔90に円形突
起104を嵌入した状態で工具101を回転させれば、
小孔90、円形突起104が偏心位置にあるので固定部
材83は回転させられる。固定部材83を外し、閉栓プ
ラグ75を案内溝79に沿った方向に抜き出して外すこ
とができる。
【0015】他の実施例においては、閉栓プラグ75を
直接スピンドルカバー65の上端に螺合させる構成を
採用し、その上面に窪み89、小孔90を設けてもよ
い。すなわち、前述の固定部材83に設けた窪み89と
小孔90とを閉栓プラグ75の上面に設け、この閉栓プ
ラグ75をスピンドルカバー65の上端部に挿入、螺合
させ、前述の閉栓プラグ75と固定部材83との関係と
同じように、閉栓プラグ75の上面がスピンドルカバー
65の上端面より上方へ突出しないように取り付ける。
その場合、案内溝79、凹所78は形成せず、スピンド
ルとは係合させない。
【0016】次に、この三方向ボール弁11の操作に付
いて説明するが、先ず上述のようにして閉栓プラグ75
を外す。
【0017】図3は、ボール25が図1の位置にある状
態での三方向ボール弁11の横断面図であり、この状態
では先に説明したように、流入口19と第1流出口21
とが連通し、第2流出口23は閉じられている。
【0018】図4は、この状態でのスピンドル収納部1
7の部分を上側から見た上面図であり、先に説明したよ
うに、ガイドピン73がスピンドル収納部17の上端よ
り上の位置で、スピンドルカバー65の内壁面から内方
へ突出している。また、スピンドル収納部17の上端部
は、ガイドピン73に径方向で略対向する位置から時計
周りで90度より少し広い範囲に渡って切り欠いた切り
欠き部35となっており、その両端に垂直の壁面40、
41が形成されている。
【0019】この状態から流入口19を第2流出口23
に連通させるには、図5及び図6の正面図及び左側面図
に示されるような連通切替えハンドル111を使用す
る。連通切替えハンドル111は、本体部113とその
上部の握り部分を備えたハンドル部115とからなる。
本体部113はその外径がスピンドルカバー65の内径
に対応した短円柱状をなし、上端にフランジ114を備
えている。その中央部には、下側から所定の深さで、
ット面51、52を備えたスピンドル45の頭部の形状
合わせた形状の凹所117が形成されている。さら
に、本体部113の外周には下端部から上方へ延びる縦
溝119と、この縦溝119の上端から円周方向時計回
り(上方から見て)に約90度の範囲で延びる円周溝1
21が形成されている。円周溝121の短部122は閉
じている。さらに連通切替えハンドル111の本体部1
13の下面にはその外周に隣接して、縦溝119から反
時計方向に略90度(上から見て)の位置に、両側面1
24、125を備えた突起123が設けられている。
【0020】連通切替えハンドル111は、スピンドル
カバー65の上端開口からその本体部113を挿入す
る。その際、縦溝119をガイドピン73に位置合わせ
する。この状態でそのまま挿入すると、スピンドル45
の頭部がハンドル111の凹所117に丁度嵌合するよ
うになっている。すなわち、カット面51、52を備え
たスピンドル45の頭部と、それに対応した形状のハン
ドル111の凹所117とは、ハンドル111をスピン
ドル45に係合させる時の位置決め手段となり、これに
より両者が一体回転する。そして本体部113の下面が
スピンドル収納部17の周壁33の上面に載る。このと
き、ガイドピン73は、縦溝119と円周溝121とが
交差する位置に来る。さらにこのとき、突起123が切
り欠き部35内に位置し、その側面124が、切り欠き
の片側の壁面40に当接或いは僅かの隙間で近接してい
る。
【0021】この状態では、連通切替えハンドル111
を上から見て時計方向へは回転できない。即ち、ボール
25が流入口19を閉鎖する位置に向かっては回転でき
ない。しかしながら、ハンドル111を反時計方向へ回
転させることはでき、この時ガイドピン73が円周溝1
21に沿って移動する。そして、突起123の反対側の
側面125が切り欠き部35の反対側の壁面41に当接
すると、この方向でのそれ以上の回転が阻止される。こ
れでボール25は略90度回転させられ、図7に示すよ
うに、円周溝121の短部122の近傍に位置してい
る。そして本実施例においては、この位置では、ハンド
ル111を外すことができないようになっている。例え
ばこの状態で、先に述べたような量水器の交換作業等を
行う。そしてその作業終了後、反対方向へハンドル11
1を回すことにより、図4の連通状態に戻すことができ
る。図7の状態ではハンドル111を外すことができな
いので、量水器の交換作業等終了後、通常の連通状態の
戻すのを忘れることが防止される。上述の通り、ハンド
ル111の突起123とスピンドル収納部17の切り欠
き部35とは、第1の過回転阻止手段を構成し、流入口
19と第1の流出口21が連通した第1の状態と、流入
口19と第2の流出口23とが連通した第2の状態との
間で、一方から他方へスピンドル45とボール25が切
り換えられる時に、所定の位置でその回転を制限し、過
回転を阻止する。なお、他の実施例では、ガイドピン7
3を円周溝121の両端に当てるようにして回転を規制
し、切り欠き部35、突起123を廃止することができ
る。
【0022】次に図3の状態から流入口19閉じる作
業を行うには、図8、9の正面図及び左側面図に示され
る停止切替えハンドル131を使用する。停止切替えハ
ンドル131は、本体部133とその上部の握り部分を
備えたハンドル部135とからなる。本体部133はそ
の外形がスピンドルカバー65の内径に対応した短円柱
形状をなし、上端にフランジ134を備えている。その
中央部には、下面側から所定の深さで、スピンドル45
の頭部の形状に併せた形状の凹所137が形成されてい
る。さらに、本体部133の外周には下端部から上方へ
延びる縦溝139と140とが略円周方向で90度隔て
て形成されている。これら縦溝139、140の上端を
結んで約90度の範囲で延びる円周溝141が形成され
ている。さらに操作ハンドル131の本体部133の下
面にはその外周に隣接して、縦溝139から径方向で対
向した位置に、両側面144、145を備えた突起14
3が設けられている。
【0023】停止切替えハンドル131は、スピンドル
カバー65の上端開口からその本体部133を挿入す
る。その際、縦溝139をガイドピン73に位置合わせ
する。この状態でそのまま挿入すると、スピンドル45
の頭部がハンドル131の凹所137に丁度嵌合するよ
うになっている。先に、連通切替えハンドル111とス
ピンドル45とに関連して説明したのと同様に、このス
ピンドル45の頭部とハンドル131の凹所137と
は、スピンドル45とハンドル131との位置決め手段
を構成し、両者が一体回転するようにする。そして本体
部133の下面がスピンドル収納部17の周壁33の上
面に載る。このとき、ガイドピン73は、縦溝139と
円周溝141とが交差する位置に来る。さらにこのと
き、突起143が切り欠き部35内に位置し、その側面
145が、切り欠きの片側の周壁41に当接或いは僅か
の隙間で近接している。
【0024】この状態では、停止切替えハンドル131
を上から見て反時計方向へは回転できない。即ち、ボー
ル25が流入口19を第2流入口23へ連通させる位置
に向かっては回転できない。しかしながら、ハンドル1
31を時計方向へ回転させることはでき、この時ガイド
ピン73が円周溝141に沿って移動する。そして、突
起143の反対側の側面144が切り欠き部35の反対
側の側壁40に当接すると、この方向でのそれ以上の回
転が阻止される。上述の通り、停止切替えハンドル13
1の突起143とスピンドル収納部17の切り欠き部3
5とは、第2の過回転阻止手段を構成し、流入口19と
第1の流出口21が連通した第1の状態と、流入口19
が閉鎖され第1の流出口21と第2の流出口23が連通
した第3の状態との間で、一方から他方へスピンドル4
5とボール25が切り換えられる時に、所定の位置でそ
の回転を制限し、過回転を阻止する。これでボール25
は略90度回転させられ、図10に示すように、流入口
19が閉鎖されることとなる。この時、ガイドピン73
は、円周溝141と縦溝140とが交差する位置に来て
いる。従って、ハンドル131を外すことができる。ハ
ンドル131を反対方向へ回転させれば、図3の状態へ
戻すことができる。なお、図10の状態では、スピンド
ル45は図4の状態から時計方向へ90度回転している
ので、この位置で、連通切替えハンドル111を取り付
けることはできない。なお、上述の説明から明らかなと
おり、スピンドル収納部17の切り欠き部35は、第1
の過回転阻止手段を構成するためにスピンドル収納部1
7に設けられた手段であると共に、第2の過回転阻止手
段を構成するためにスピンドル収納部17に設けられた
手段ともなっている。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よれば、量水器等の交換、修理を不断水で行うことを可
能にする、水道機器の配管接続用装置等に使用して好適
な盗水防止型三方弁及びその三方弁を操作するのに好適
な操作ハンドルが提供される。本発明によれば、閉栓プ
ラグを使用することにより、所謂盗水が防止される。そ
して、そのプラグは特殊工具を使用しなければ取り外す
ことができないので盗水防止は確実となる。また、連通
を切り替えた状態では操作ハンドルを外すことができ
ず、作業終了後に通常状態に戻すのを忘れることが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる三方向ボール弁の一
部切り欠き断面図である。
【図2】閉栓プラグ操作用のハンドルを示す側面図であ
る。
【図3】流入口を第1の流出口に連通した状態の三方向
ボール弁の横断面図である。
【図4】通常の連通状態にあるときの、閉栓プラグを外
してスピンドル収納部の上方から見た平面図である。
【図5】第1の操作ハンドルの正面図である。
【図6】第1の操作ハンドルの左側面図である。
【図7】流入口を第2の流出口に連通した状態の三方向
ボール弁の横断面図である。
【図8】第2の操作ハンドルの正面図である。
【図9】第2の操作ハンドルの左側面図である。
【図10】流入口を閉じた状態の三方向ボール弁の横断
面図である。
【図11】水道機器の配管接続用装置の一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
11 三方向ボール弁 13 本体 15 ボール収納部 17 スピンドル収納部 19 流入口 21 第1流出口 23 第2流出口 25 ボール 27 貫通流路 29 分流路 35 切り欠き部 45 スピンドル 73 ガイドピン 75 閉栓プラグ 101 閉栓プラグ用工具 111 第1操作ハンドル 113 本体部 117 凹所 119 縦溝 121 円周溝 123 突起 131 第2操作ハンドル 133 本体部 137 凹所 139、140 縦溝 141 円周溝 143 突起
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−10370(JP,U) 実開 昭61−190080(JP,U) 実開 平4−18780(JP,U) 実開 昭62−185991(JP,U) 実開 平3−12076(JP,U) 実開 昭63−66674(JP,U) 実開 昭55−168769(JP,U) 実開 昭58−169273(JP,U) 実開 昭56−109467(JP,U) 実開 平2−74676(JP,U) 実公 平4−1416(JP,Y2) 実公 平5−14059(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 35/00 - 35/16 F16K 11/08 - 11/087 F16K 5/00 - 5/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール収納部と、スピンドル収納部と、
    流入口と、第1と第2の流出口とを備えた本体と、前記
    ボール収納部に回転可能に収納され、その回転位置に応
    じて前記流入口と、第1の流出口と、第2の流出口との
    間の連通を切り替える内部流路を備えたボール弁体と、
    前記スピンドル収納部内に収納され、下端部において前
    記ボール弁体に一体回転可能に連結されたスピンドル
    と、前記スピンドル収納部の上端部開口に取り付けられ
    る閉栓プラグと、前記閉栓プラグを取り外した状態で、
    前記スピンドル収納部の前記上端部開口から挿入して前
    記スピンドルの上端部に一体回転可能に係合される操作
    ハンドルとを含み、前記操作ハンドルを回転させること
    により、前記スピンドル及びボール弁体を一体回転さ
    せ、前記流入口と前記第1の流出口とが連通した第1の状
    態と前記流入口と前記第2の流出口とが連通した第2の
    状態との間、及び前記第1の状態と前記流入口が閉鎖さ
    れた第3の状態との間で切り換えるようにした三方向ボ
    ール弁において、前記操作ハンドルは、前記第1の状態
    と前記第2の状態との間で切替を行う第1の操作ハンドル
    と、前記第1の状態と前記第3の状態との間の切替えを行
    う第2の操作ハンドルとからなり、前記第1及び第2の操
    作ハンドルと前記スピンドルには、前記操作ハンドルが
    前記スピンドルの上端部に係合されるときの位置決め手
    段を備え、前記第1の操作ハンドルと前記スピンドル収
    納部にはそれぞれ、前記第1と第2の状態の一方から他方
    へ切り換えられたときにそれ以上の回転を阻止する第1
    の過回転阻止手段を構成する手段を備え、前記第2の操
    作ハンドルと前記スピンドル収納部にはそれぞれ、前記
    第1と第3の状態の一方から他方へ切り換えられたときに
    それ以上の回転を阻止する第2の過回転阻止手段を構成
    する手段を備え、前記第1の過回転阻止手段を構成する
    前記スピンドル収納部に設けられた手段と、前記第2の
    過回転阻止手段を構成する前記スピンドル収納部に設け
    られた手段とは同一の手段であることを特徴とする、盗
    水防止型三方向ボール弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の盗水防止型三方向ボール
    弁において、前記閉栓プラグは、その上面に回転力を伝
    達可能な形状を有する凹所を有し、前記スピンドル収納
    部の前記上端部開口に挿入され、該閉栓プラグの上面が
    前記スピンドル収納部の上端と同一面より上方へ突出し
    ない状態で螺合されている、盗水防止型三方向ボール
    弁。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の盗水防止型三方向ボール
    弁において、前記閉栓プラグは、前記スピンドル収納部
    の上端に被せられ、上面に凹所を有し、該凹所に収納さ
    れる取り付け部材により固定され、前記固定部材は、そ
    の上面に回転力を伝達可能な形状を有する凹所を備え、
    かつその上面が前記閉栓プラグの上面と同一面より上方
    へ突出しない状態で前記凹所に収受され、下端側は、前
    記閉栓プラグに設けられた孔を通って伸び、前記スピン
    ドルの頭部に螺合されている、盗水防止型三方向ボール
    弁。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の盗
    水防止型三方向ボール弁において、前記スピンドル収納
    部の上端近傍においてスピンドル収納部の径方向内方へ
    突出するガイドピンを備え、前記操作ハンドルの前記ス
    ピンドル収納部へ挿入される本体部の外周には、その下
    端から上方へ所定の長さだけ延びる縦溝が形成され、前
    記操作ハンドルは、前記ガイドピン及び溝により前記本
    体に対し位置決めされて挿入される、盗水防止型三方向
    ボール弁。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の盗水防止型三方向ボー
    ル弁において、前記操作ハンドルは、前記縦溝の上端に
    おいて該縦溝に繋がる、前記本体部の外周に沿って円周
    方向に所定の長さだけ延びる円周溝を備え、該円周溝
    は、前記第1と第2の操作ハンドルにおいて、反対方向
    へ延びている、盗水防止型三方向ボール弁。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の盗水防止型三方向ボール
    弁において、前記第1の操作ハンドルの本体部の外周に
    は、前記円周方向溝の前記縦溝に繋がる端部と反対側の
    端部において該円周溝に繋がる、もう一つの縦溝が下端
    から上方へ延びて形成されている、盗水防止型三方向ボ
    ール弁。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか1に記載の
    水防止型三方向ボール弁において、前記操作ハンドルの
    前記本体部の下面にはその外周に隣接して下方へ延びる
    突起が形成され、前記スピンドル収納部には、前記操作
    ハンドルが挿入されたとき、前記操作ハンドルの前記本
    体部の下面に対向する環状面が設けられ、該環状面に、
    円周方向所定の長さで延びる切り欠き部が設けられ、該
    切り欠き部内に前記突起が位置し、前記切欠き部に端面
    に前記突起を当接することにより、前記ハンドルの回転
    を制限する、盗水防止型三方向ボール弁。
  8. 【請求項8】 ボール収納部と、スピンドル収納部と、
    流入口と、第1と第2の流出口とを備えた本体と、前記
    ボール収納部に回転可能に収納され、その回転位置に応
    じて前記流入口と、第1の流出口と、第2の流出口との
    間の連通を切り替える内部流路を備えたボール弁体と、
    前記スピンドル収納部内に収納され、下端部において前
    記ボール弁体に一体回転可能に連結されたスピンドル
    と、前記スピンドル収納部の上端部開口に取り付けられ
    る閉栓プラグとを備え、前記閉栓プラグを取り外した状
    態で、前記スピンドル収納部の前記上端部開口から操作
    ハンドルを挿入し、前記操作ハンドルを回転させること
    により、前記スピンドル及びボール弁体を一体回転さ
    せ、前記流入口と前記第1の流出口とが連通した第1の状
    態と前記流入口と前記第2の流出口とが連通した第2の
    状態との間、及び前記第1の状態と前記流入口が閉鎖さ
    れた第3の状態との間で切り換えるようにした三方向ボ
    ール弁において、前記閉栓プラグは、その上面に回転力
    を伝達可能な形状を有する凹所を有し、前記スピンドル
    収納部の前記上端部開口に挿入され、該閉栓プラグの上
    面が前記スピンドル収納部の上端と同一面より上方へ突
    出しない状態で螺合されている、盗水防止型三方向ボー
    ル弁。
  9. 【請求項9】 ボール収納部と、スピンドル収納部と、
    流入口と、第1と第2の流出口とを備えた本体と、前記
    ボール収納部に回転可能に収納され、その回転位置に応
    じて前記流入口と、第1の流出口と、第2の流出口との
    間の連通を切り替える内部流路を備えたボール弁体と、
    前記スピンドル収納部内に収納され、下端部において前
    記ボール弁体に一体回転可能に連結されたスピンドル
    と、前記スピンドル収納部の上端部開口に取り付けられ
    る閉栓プラグとを備え、前記閉栓プラグを取り外した状
    態で、前記スピンドル収納部の前記上端部開口から操作
    ハンドルを挿入し、前記操作ハンドルを回転させること
    により、前記スピンドル及びボール弁体を一体回転さ
    せ、前記流入口と前記第1の流出口とが連通した第1の状
    態と前記流入口と前記第2の流出口とが連通した第2の
    状態との間、及び前記第1の状態と前記流入口が閉鎖さ
    れた第3の状態との間で切り換えるようにした三方向ボ
    ール弁において、前記閉栓プラグは、前記スピンドル収
    納部の上端に被せられ、上面に凹所を有し、該凹所に収
    納される取り付け部材により固定され、前記固定部材
    は、その上面に回転力を伝達可能な形状を有する凹所を
    有し、かつその上面が前記閉栓プラグの上面と同一面よ
    り上方へ突出しない状態で前記凹所に収受され、下端側
    は、前記閉栓プラグに設けられた孔を通って伸び、前記
    スピンドルの頭部に螺合されている、盗水防止型三方向
    ボール弁。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の盗水防止型三
    方向ボール弁において、前記スピンドル収納部の上端近
    傍においてスピンドル収納部の径方向内方へ突出するガ
    イドピンを備え、前記スピンドル収納部は内径の小さい
    下部と内径の大きい上部からなり、前記小径部と大径部
    との間の円環状の肩部には、円周方向所定の長さで延び
    る切り欠き部が設けられている、盗水防止型三方向ボー
    ル弁。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の盗水防止型三方向
    ボール弁のスピンドルを操作する操作ハンドルにおい
    て、前記スピンドル収納部に挿入される短円柱状の本体
    部と、該本体部に連接されたハンドル部とを備え、前記
    本体部の外周には、前記盗水防止型三方向ボール弁の前
    記スピンドル収納部の前記ガイドピンを収受可能な、そ
    の下端から上方へ所定の長さだけ延びる縦溝と、該縦溝
    の上端において該縦溝に繋がる前記本体部の外周に沿っ
    て円周方向に所定の長さだけ延びる円周溝を備え、前記
    操作ハンドルの前記本体部の下面にはその外周に隣接し
    て下方へ延びる突起形成され、前記操作ハンドルが挿
    入されたとき、前記盗水防止型三方向ボール弁の前記切
    り欠き部内に前記突起が位置し、前記切り欠き部の端面
    に前記突起を当接することにより、前記ハンドルの回転
    を制限するようになっている、操作ハンドル。
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