JPH0534393Y2 - - Google Patents

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JPH0534393Y2
JPH0534393Y2 JP1987185174U JP18517487U JPH0534393Y2 JP H0534393 Y2 JPH0534393 Y2 JP H0534393Y2 JP 1987185174 U JP1987185174 U JP 1987185174U JP 18517487 U JP18517487 U JP 18517487U JP H0534393 Y2 JPH0534393 Y2 JP H0534393Y2
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water stop
water
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rotating body
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  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水道の止水栓に関し、さらに具体的に
は盗水を防止するための構造を備えた盗水防止型
止水栓に関する。
(従来の技術及びその問題点) 水道の配水本管から分水するために給水管が設
けられ、この給水管には止水栓が設けられて、必
要な場合にはこの止水栓を閉じることにより、そ
れにより下流側への給水を全て停止できるように
なつている。
ところで、未だ完成されていない建築現場ある
いは土木工事現場等では、この止水栓が外部に露
出していて誰でも操作可能な場合があり、この場
合には夜間等に盗水される可能性がある。
本出願人は、上記事情に鑑み「止水栓の盗水防
止構造」なる考案を案出し、昭和61年5月19日付
にて実願昭61−074829号(実開昭62−185991号)
として出願した。
しかしながら上記考案においては、夜間等の水
不使用時に止水栓のハンドル及び上部スピンドル
を止水栓本体から外し、上部スピンドルの螺合し
ていた本体のネジ穴に、特殊工具を用いなければ
取外し出来ない密閉プラグを螺合嵌入させ、水使
用時には再びそのプラグを外して上部スピンドル
及びハンドルを取付けるようになつている。この
ような構造のため、その都度ハンドル、上部スピ
ンドル及び密閉プラグの取付け、取外しという繁
雑な作業を必要とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決すべくなされたもの
であり、本考案は盗水防止時及び水使用時に、ハ
ンドルキヤツプその他の取付け、取外し作業等を
行なう必要のない盗水防止型止水栓を提供するこ
とを目的とする。そして本考案によれば、止水栓
本体と、前記本体内に回動自在に収納された弁体
と、前記弁体と一体回動するようにその一端にお
いて前記弁体に連結され、他端は本体外部に突出
して本体外部から操作可能となつているスピンド
ルと、を含んでなる止水栓において、前記スピン
ドルの他端側に前記スピンドルと一体回転する回
転体を設けると共に、前記回転体を覆い、かつ止
水栓本体に固着され、その外周部に所定の間隔で
隔てられた少くとも2つの切欠を設けたカバー体
を設け、前記回転体には前記ボール型弁体が止水
位置及び通水位置にそれぞれ位置したときに、前
記スピンドルの軸方向から見て、前記カバー体の
前記二つの切欠のそれぞれ一方に平面的に少くと
も部分的に重なることのできる係止部を設けられ
ていることを特徴とする盗水防止型止水栓が提供
される。
(実施例) 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る止水栓1の垂
直断面図であり、止水栓1は開かれた状態にあ
る。2は止水栓の本体であり、中にボール弁体3
を回動可能に収受している。ボール弁体3はボー
ルシート10に着座している。ボール弁体3の上
部には横断面が正方形の凹所3aが形成され、こ
の凹所にはスピンドル4の下端に設けられた角形
の突起4aが嵌合し、スピンドル4とボール弁体
3とは一体で回転するようになつている。
スピンドル4の上部は本体2の外部へ突出し、
この突出部には下側から順に、回転止部材5、泥
除けキヤツプ6、連結板7、キヤツプ8が嵌めら
れている。ここで回転止部材5と連結板7はスピ
ンドル4と一体回転するようになつているが、泥
除けキヤツプ6とキヤツプ8はスピンドルとは相
対回転可能に嵌つている。9はシール部材であ
る。
泥除けキヤツプ6は第1図から明らかな如く、
本体2の上端部2aに載り、その筒部6aが本体
2の上端部2aに被さるようになつている。そし
てキヤツプ8の外周部の一部から下方に垂下した
垂下部8aがその筒部6aの一部に重なり、止め
ネジ11によつてキヤツプ8と泥除けキヤツプ6
は共に本体2に固定されている。
回転止部材5は第2図に示される如く大略円環
状をなしているが、その外周部に外方へ突出する
係止部5aを備えている。中央には角穴が形成さ
れ、スピンドル4との一体回転が可能となつてい
る。勿論通常の円形として圧入等の手段によつて
も良い。回転止部材5は第1図に示される如く本
体2上部の凹所内に位置することとなるが、その
凹所の外周壁は止水栓1の開閉時における回転止
部材5の回転角度に対応した範囲にわたつて切欠
かれている。すなわち、止水栓1の開及び閉の位
置で回転止部材5の係止部5aの側部が、上記切
欠部のそれぞれ対応する端部に当接して、スピン
ドル4のそれ以上の回転を阻止するようになつて
いる。
第3図はキヤツプ8の上平面図である。図から
明らかなようにキヤツプ8は、その外周部におい
て開口し、中心に向つて延びるスリツト12を備
えている。本実施例においては同一形状のスリツ
ト12a,12b,12c及び12dの合計4個
が、それぞれ90°を隔てて形成されている。
第4図は連結板7の平面図である。この連結板
7の外径はキヤツプ8の外径よりも小さくなつて
いる。そして連結板7には、外周部で開口し、中
心に向かつて延びる二つのスリツト13a,13
bが180°隔てて設けられている。スリツト13a
と13bは同一形状とされている。中央には角穴
が形成され、スピンドル4と一体回転するように
なつている。尚、円形として圧入等にしてもよ
い。
尚、キヤツプ8に設けられたスリツト12のキ
ヤツプ8の半径方向における長さは、キヤツプ8
をそのスリツト12のうちのそれぞれ対向するい
ずれか一対のスリツト例えば12aと12cを、
円周方向における位置を連結板7のスリツト13
a及び13bに一致させて重ねた場合、スリツト
12aと12cがスリツト13aと13bとそれ
ぞれ少くとも部分的に重なるだけの長さを有して
いる。
止水栓1は、第1図の状態となるように組立て
られる。すなわち、ボール弁体3の連通孔3bが
上流側及び下流側の水路14,15を連通した状
態、換言すれば止水栓1が開の状態において、連
結板7のスリツト13aと13bはキヤツプ8の
いずれか一対のスリツト、例えばスリツト12a
及び12cと円周方向で位置が合つており、さら
に回転止部材5の係止部が前述した本体1の切欠
部の一端に当接している。この状態からスピンド
ル4が所定の方向に90°回転されると、連結板7
のスリツト13aと13bはキヤツプ8の他の一
対のスリツト12b,12dと回転方向で位置が
合い、回転止部材5の係止部5aは、本体1の切
欠の反対側端部に当接することとなる。
本実施例における止水栓は上述の如き構成とな
つていて、本体1に固定されたキヤツプ8の下に
配置された連結板7を回転させなければ、ボール
弁体3を回転させることは出来ない。従つて直接
手で、あるいは通常の工具では止水栓1を操作す
ることはほとんど不可能で、盗水を防止できる。
第5図及び第6図は、本実施例に係る止水栓1
の開閉に使用できる開閉ハンドル20の一例を示
す縦断面図及び底部端面図である。ハンドル20
の下部には、キヤツプ8の外径よりやや大きい寸
法の内径を有する円筒部21が備えられ、この円
筒部21の下端部には第6図に示されるように中
心に向つて延びる二つの連結爪22が直径方向に
おいて対向して設けられている。連結爪22の長
さは、連結爪22をキヤツプ8のスリツト12a
と12cに位置合せした状態で円筒部21をキヤ
ツプ8に被せた時に、連結爪22がスリツト12
a,12c内を通り、連結板7のスリツト13
a,13b内に収まり得るように定められてい
る。この場合、開閉ハンドル20は、止水栓1の
開もしくは閉の位置でのみ、連結板7への係脱が
可能であり、途中の位置では取外すことができな
い。したがつて止水栓1の半開き状態が防止でき
る。ボール弁型止水栓では、中間開度ではボール
弁体がボールシートに局部的に当たり、この状態
で長時間使用されるとボールシートに局部変形が
生じ、止水時の漏水の原因となる。従つて、この
半開き状態を防止できるということは止水栓の機
能上極めて重要である。
尚、スピンドル4はキヤツプ8に嵌つている必
要はなく、スピンドル4の上端部はキヤツプ8の
下面下方で終端となつていても良い。また連結板
7の上下に貫通したスリツト13に代えて、底部
を備えた溝形状としても良い。また、キヤツプ8
のスリツト1と連結板7のスリツト13の形状位
置、数等は上記実施例に限られず、所定の位置で
両方のスリツトが少くとも部分的に重なり、例え
ば第5図及び第6図に示したハンドル20の連結
爪22が、スリツト12を通過してスリツト13
内に係合できる態様となつていれば足りる。さら
に連結板7のスリツト13に代えて、連結板7の
外周部に外方に突出する突起部、あるいは連結板
7の上面に突起を設けて係止部とすることも可能
である。その場合には開閉ハンドルは、それに対
応した形状を有する連結爪を備えたものを使用す
ればよい。
(考案の効果) 本考案においては上記の如き構成としたので、
盗水防止時あるいは水使用時に、ハンドルキヤツ
プその他の取付け、取外し作業等を行なう必要の
ない、盗水防止型止水栓が得られることとなる。
また、止水栓の半開き状態を完全に防止すること
も可能となる。従つてこのボール弁型止水栓で
は、中間開度でボール弁体がボールシートに局部
的に当たることによるボールシートの局部変形が
防止され、止水時の漏水という問題を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る止水栓の断面
図、第2図は回転止部材の平面図、第3図はキヤ
ツプの平面図、第4図は連結板の平面図、第5図
及び6図は止水栓の開閉に用いるハンドルの断面
図及び底部端面図である。 1……止水栓、2……本体、3……ボール弁
体、4……スピンドル、5……回転止部材、7…
…連結板、8……キヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 止水栓本体と、前記止水栓本体内にボールシ
    ートに着座して回動自在に収納されたボール型
    弁体と、前記弁体と一体回動するようにその一
    端において前記弁体に連結され、他端は前記本
    体の外部に突出して本体外部から操作可能とな
    つているスピンドルとを備えてなるボール弁型
    止水栓において、前記スピンドルの前記他端側
    に装着され、前記スピンドルと一体回転する回
    転体と、前記回転体を覆い、前記止水栓本体に
    固着されたカバー体とを設け、前記カバー体の
    外周部に、円周方向で所定の間隔で隔てられた
    少なくとも二つの切欠を形成し、前記回転体に
    は、前記ボール型弁体が止水位置及び通水位置
    にそれぞれ位置したときに、前記スピンドルの
    軸方向から見て、前記カバー体の前記二つの切
    欠のそれぞれ一方に平面的に少なくとも部分的
    に重なることとなる係止部を設けたことを特徴
    とする盗水防止機構付きボール弁型止水栓。 2 請求項1に記載の盗水防止機構付きボール弁
    型止水栓において、前記カバー体の切欠は二対
    形成され、前記回転体の係止部は一対設けら
    れ、前記ボール型弁体が止水位置及び通水位置
    にそれぞれ位置したときに、前記一対の係止部
    が、前記スピンドルの軸方向から見て、前記カ
    バー体の前記二対の切欠のそれぞれいずれか一
    対に平面的に少なくとも部分的に重なることと
    なることを特徴とする盗水防止機構付きボール
    弁型止水栓。 3 請求項1に記載の盗水防止機構付きボール弁
    型止水栓において、前記回転体の係止部は、該
    回転体の外周部に形成されたスリツトであるこ
    とを特徴とする盗水防止機構付きボール弁型止
    水栓。 4 請求項1に記載の盗水防止機構付きボール弁
    型止水栓において、前記回転体の係止部は、該
    回転体の上面側に形成された有底の溝であるこ
    とを特徴とする盗水防止機構付きボール弁型止
    水栓。 5 請求項1に記載の盗水防止機構付きボール弁
    型止水栓において、前記回転体の係止部は、該
    回転体の外周部に径方向外向へ突出して設けら
    れた突起であることを特徴とする盗水防止機構
    付きボール弁型止水栓。 6 請求項1に記載の盗水防止機構付きボール弁
    型止水栓において、前記回転体の係止部は、該
    回転体の上面側に形成された突起であることを
    特徴とする盗水防止機構付きボール弁型止水
    栓。
JP1987185174U 1987-12-04 1987-12-04 Expired - Lifetime JPH0534393Y2 (ja)

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JPH0189687U JPH0189687U (ja) 1989-06-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2523352Y2 (ja) * 1990-12-26 1997-01-22 株式会社タブチ 盗水防止用止水栓

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60211178A (ja) * 1984-04-04 1985-10-23 Masutaro Go 鍵付きコツク

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