JPS6111449Y2 - - Google Patents

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JPS6111449Y2
JPS6111449Y2 JP1977105475U JP10547577U JPS6111449Y2 JP S6111449 Y2 JPS6111449 Y2 JP S6111449Y2 JP 1977105475 U JP1977105475 U JP 1977105475U JP 10547577 U JP10547577 U JP 10547577U JP S6111449 Y2 JPS6111449 Y2 JP S6111449Y2
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air
valve
diaphragm
valve body
supply device
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JP1977105475U
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  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エアフイルタからの空気を機関排気
系へ導入する通路上に排気ガス圧力の脈動を利用
して機関排気系へ二次空気を導入するエアサクシ
ヨン弁と、このエアサクシヨン弁の上流に機関の
負荷に応じて機関排気系へ導入する空気を制御す
る空気制御弁とを備える二次空気供給装置に関
し、主として空気制御弁に関するものである。
従来、エアフイルタからの空気を機関排気系へ
導く二次空気供給装置においては、吸気管の負在
に応じて機関排気系へ導入する空気を制御する空
気制御弁をエアポンプと組合せて使用することは
おこなわれていたが、前記空気制御弁を、排気ガ
ス圧力の脈動を利用して空気を機関排気系へ導く
エアサクシヨン弁と併用することはおこなわれて
いなかつた。また、前記空気制御弁も従来のもの
は第1図に示すように吸気管負圧に従い上下する
ダイヤフラム44と、このダイヤフラム44に直
結されたシヤフト48と、このシヤフト48に固
定され、ダイヤフラム44の上下移動に合わせて
開閉する弁体43と、前記シヤフト48のガイド
をするブツシユ47と、前記弁体43が閉側に付
勢されるよう前記ダイヤフラム44を押えるスプ
リング45と、前記ダイヤフラム44により一方
を仕切られることにより吸気管の負圧をダイヤフ
ラムに伝えるようになつている圧力室46より構
成されていた。
したがつて、従来の空気制御弁では弁体43が
シヤフト48、ブツシユ47及びダイヤフラム4
4と別体である為構造が複雑になるし、又、作用
耐久の面からもブツシユ47の偏摩耗により弁体
43が弁座42に対し片当りを起し弁洩れが生じ
るなど、不都合があつた。
そこで本考案は、低コストで耐久性に優れ、エ
アサクシヨン弁の熱的破損防止のために有効に働
き、しかも信号圧力に応じて正確に作動する制御
弁を備えた装置を提供することを目的とする。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。第2図に第1実施例を示す、10はエア
フイルタ1からの空気を機関排気系4に導く通路
であり、20はこの通路の途中に位置し、排気ガ
ス圧力の脈動に応動するリード片21により機関
排気系4へ空気を導入するエアサクシヨン弁であ
る。30は前記通路10のエアサクシヨン弁20
の上流に位置する空気制御弁であり、吸気管3の
負圧に応動して前記通路10を開閉している。
この空気制御弁30に於いて31は空気吸入口
でありエアフイルタ1に接続配管されている。3
2は空気流出口でありエアサクシヨン弁20の吸
入口に接続配管されている。331は前記空気吸
入口31と前記空気流出口32に直接連通してい
る弁座である。332は開口部であり、前記空気
吸入口31と前記流出口32との間に位置してい
る。34はダイヤフラムで、前記弁座331に対
して接離する弁体34aと吸気管からの信号圧力
に応じて変位する膜部34bとが一体となつて構
成されている。35はスプリングであり、前記弁
体34aを弁座331に対し閉塞させる方向に付
勢している。36はダイヤフラム34により一方
を仕切られている圧力室であり、スロツトル弁2
の下流に位置する吸気管3に連通されている。3
7は、空気吸入口31と空気流出口32とを連通
させる細孔である。
上記構成に於いて第1実施例の作用を説明す
る。
機関停止時には吸気管3には負圧が発生しない
為空気制御弁30は通路10を閉じている。次に
機関Eが運転されると、膜部34b下側は空気吸
入口31を経てエアフイルタ1に通じている為大
気圧が作用しており、又弁体34a下側も、ここ
は弁体34aとリード片21により閉塞された空
間であり、リード片21の呼吸作用により大気圧
よりやや低い圧力となるが、空気吸入口31と空
気流出口32とを連通させる細孔37が設けられ
ているので大気圧を維持している。一方圧力室3
6は、吸気管3に連通しているため、吸気管から
の信号圧力がダイヤフラム34に作用する。そこ
でこの吸気管負圧によりダイヤフラム34が受け
る力とスプリング35の設定力との均衡度合によ
り弁体34aは弁座331に対し接離する。従つ
て吸気管の負圧がスプリング35の設定力によつ
て決められた値を超えると通路10を開きその値
以下であると通路10を閉じる。
つまり機関Eの部分負荷状態で通路10が開
き、全負荷状態では通路10が閉じる。このよう
に、全負荷時には二次空気の供給を停止すること
ができ、排気系に配設される図示しない触媒等を
保護することができる。細孔37は空気流出口3
2と空気吸入口31を常時連通させる事により、
空気制御弁30が閉弁状態より開弁状態に移行す
る時開口部332の内圧が負圧になることを防ぎ
完全に大気圧にすることができる。従つて、開口
部332の内圧が負圧になることにより弁体34
aが閉塞側に引かれ、従つてスプリング35によ
つて設定された値以上に吸気管負圧が大きくなら
ないと弁が開かないという事態が生じることを防
ぐことができる。又、全負荷時のように弁が閉ま
つた状態で運転を続ける場合、空気が全く流れな
いと、排気ガスがエアサクシヨン弁20内のリー
ド片21のあたりまで充満してくることになり、
従つてエアサクシヨン弁が高温になつてしまい、
リード片21等に悪い影響を与えるが、細孔37
を設けておけば小量ずつであつても空気が流れて
いるのでこのような事態が生じるのを防ぐことが
できる。
なお本実施例では防弁体34aと膜部34bを
一体形成しているので、製作がいたつて簡単であ
り、又シヤフト及びブツシユが使われていないの
で、摺動部をなくすことができる。
以上は本考案の第1実施例について説明した
が、本考案はこれに限定されることなく種々変形
可能なもので、以下他の実施例について説明す
る。なお、以下の実施例については空気制御弁以
外は第1実施例に示したものと構成・作用とも同
じであるため省略し、空気制御弁についてのみ説
明する。
第3図は第2実施例を示すものでヒドリンゴム
により作られたダイヤフラム34の下部にニトリ
ルゴムで作られた弁体34cがプレート34d,
34eを介して止め金34fで固定されている。
つまり、第1実施例では弁体34aは膜部34b
と一体構造をなしてダイヤフラム34を構成して
いたのに対し第2実施例では、弁体とダイヤフラ
ムとの材料を変えることを目的としている。この
ことは、膜部と弁体とでは本来その使われ方が異
なつているということに基づく。例えば膜部は柔
軟に作動し、かつ、低・高温にて屈曲耐久性が良
いことが求められるのに対し、弁体は弁座に対し
て粘着することなく、かつ、シール性が良い事が
求められる。従つて場合によつては、第1実施例
のような同一構造でなく、第2実施例のように弁
体とダイヤフラムの材料を変えた方がよい事もあ
る。
第4図は第3実施例を示すもので、弁体34a
が弁座331に対して確実に着座する様にするた
め、弁体34aの上部にガイド380を固定し、
また圧力室36の壁面を第4図に示すようにまつ
すぐな円筒形にし、ガイド380が圧力室36の
壁面にそつて上下するようにしたものである。
第5図は第4実施例を示すもので、第3実施例
と同様、弁体381が弁座331に対して確実に
着座できるような効果を持ち、かつ、弁体とダイ
ヤフラムとを別の材料で構成し、第2実施例で示
したような効果が得られるようにすることを目的
とし、ガイド板がついた弁体381をダイヤフラ
ム34の下部にプレート34d,34eを介して
止め金34fで固定し、この弁体381のイド板
が開口部33の壁面にそつて上下するようにした
ものである。
第6図は第5実施例を示すもので、第3実施例
と同様弁体34aが弁座381に対して確実に着
座することができることを目的とし、圧力室36
にガイドピン39を弁体34aに対し垂直に固設
し、又、弁体34aの上部にガイド382を固定
し、ガイド382がガイドピン39にそつて上下
するようにしたものである。この場合、ガイド3
82とガイドピン39との摺動部のクリアランス
は気密洩れとの関係で適切な値とする。また、絶
体な気密を保持することが要求される場合はシー
ル用リング、又はベロー等を配設する。
第7図は第6実施例を示すもので、弁体34a
の下部に凸部を設けることにより、機関の負荷に
応じて弁体34aが開側へ移動した際、開口部3
32の面積を、弁体34aの移動に応じて、つま
り、機関の負荷に応じて変化させることができ、
従つて機関の負荷の変化に応じて機関排気系へ導
入される空気の量を制御することができるように
したものである。
また、第1〜第6実施例では、エアフイルタ・
空気制御弁・エアサクシヨン弁・機関排気系はそ
れぞれ通路を介して連通していたが、エアフイル
タと空気制御弁、エアフイルタと空気制御弁とエ
アサクシヨン弁、又は空気制御弁とエアサクシヨ
ン弁を一体構造としてもよい。また、空気制御弁
に導入される信号圧力は吸気管からの負圧だけに
限定するのではなく、他に、加速・減速により前
記通路10を開閉する信号圧力等を導入してもよ
い。また第2実施例では膜部をヒドリンゴム、弁
体をニトリルゴムで作つているが、これは必ずし
も限定されるできものではなく、膜部は柔軟に作
用しかつ低・高温時に屈曲耐久性が良く、又弁体
はシール性が良い材料であるならよい。
以上述べたように、本考案は、空気を機関排気
系4へ導びく通路10中に、排気ガス圧力の脈動
を利用して空気を機関排気系4へ導くエアサクシ
ヨン弁20を設置し、また、このエアサクシヨン
弁20の上流に、信号圧力によつて前記通路10
を開閉し、前記空気の供給を制御する空気制御弁
30を設置した二次空気供給装置に於いて、この
空気制御弁30をダイヤフラム34に直接弁体を
設けるという構造にしたため、従来の空気制御弁
にあつたシヤフト及びブツシユを廃止することが
でき、かつ、単純構造にすることができたため、
従来の二次空気供給装置に比べ、大幅にコストダ
ウンができ、また耐久性も著しく向上することが
できるという優れた効果がある。さらに、細孔を
設けたことにより、開口部を大気圧にして空気制
御弁を信号圧力に応じて正確に作動させることが
でき、しかも空気制御弁の閉弁時にはその細孔を
介して空気が若干流れるためエアサクシヨン弁の
熱的破損を防止し得るという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気制御弁の断面図、第2図は
本考案空気供給装置の第1実施例を示す全体構成
図、第3図は本考案空気供給装置の空気制御弁の
第2実施例を示す断面図、第4図は本考案空気供
給装置の空気制御弁の第3実施例を示す断面図、
第5図は本考案空気供給装置の空気制御弁の第4
実施例を示す断面図、第6図は本考案空気供給装
置の空気制御弁の第5実施例を示す断面図、第7
図は本考案空気供給装置の空気制御弁の第6実施
例を示す断面図である。 1……エアフイルタ、3……吸気管、4……機
関排気系、10……通路、20……エアサクシヨ
ン弁、30……空気制御弁、31……空気吸入
口、32……空気流出口、331……弁座、34
……ダイヤフラム、34a……弁体、34b……
膜部、35……スプリング、36……圧力室、4
7……ブツシユ、48……シヤフト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気を機関排気系へ導く通路上に、排気ガス
    圧力の脈動を利用して前記機関排気系へ空気を
    導入するエアサクシヨン弁を備える二次空気供
    給装置において、このエアサクシヨン弁の上流
    に信号圧力に応じて前記通路を開閉する空気制
    御弁を配置し、この空気制御弁を、大気に連通
    する空気吸入口31と、前記エアサクシヨン弁
    に連通する空気流出口32と、この空気吸入口
    31と空気流出口32との間に位置し両者に直
    接連通する弁座331と、この弁座に対向して
    配設したダイヤフラム34と、このダイヤフラ
    ム34に直接に設けられ前記弁座331と接離
    して前記通路を開閉する弁体34aと、この弁
    体34aを前記弁座331に対し閉塞側に付勢
    するスプリング35と、前記空気吸入口31と
    空気流出口32とを常時連通する細孔37と、
    前記ダイヤフラム34により一方が仕切られて
    おり信号圧力を前記ダイヤフラム34に伝える
    圧力室36とから構成したことを特徴とする二
    次空気供給装置。 (2) 前記ダイヤフラム34と前記弁体34aとを
    一体成形したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の二次空気供給装置。 (3) 前記弁体34aをシール性が良い材料で形成
    し前記ダイヤフラム34を屈曲耐久性が良い材
    料で形成し、その弁体34aをダイヤフラム3
    4に密着して止めたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の二次空気供給装
    置。
JP1977105475U 1977-08-05 1977-08-05 Expired JPS6111449Y2 (ja)

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JPS5431721U JPS5431721U (ja) 1979-03-02
JPS6111449Y2 true JPS6111449Y2 (ja) 1986-04-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58167369U (ja) * 1982-05-01 1983-11-08 シ−ケ−デイ株式会社 ダイアフラム式制御弁

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