JPS5924804Y2 - 二次空気供給装置 - Google Patents

二次空気供給装置

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JPS5924804Y2
JPS5924804Y2 JP16554379U JP16554379U JPS5924804Y2 JP S5924804 Y2 JPS5924804 Y2 JP S5924804Y2 JP 16554379 U JP16554379 U JP 16554379U JP 16554379 U JP16554379 U JP 16554379U JP S5924804 Y2 JPS5924804 Y2 JP S5924804Y2
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JP
Japan
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diaphragm
valve
pressure chamber
shaft
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP16554379U
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English (en)
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JPS5681109U (ja
Inventor
元久 三浦
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの排気系に二次空気を供給する装置に
関する。
この種の装置においては、排気系の熱害を防止する為に
エンジン高負荷時に二次空気の供給を停止する弁と、減
速時のアフターバーンを防止する為減速直後の数秒間二
次空気の供給を停止する弁とを夫々備えているため、二
次空気供給装置全体の構造が複雑になるという欠点があ
る。
また、それらの弁の一般的な構造では、弁体は軸に固定
されているがブツシュに対しては片持ち支持となり、そ
れ故ブツシュが偏摩耗し、弁体が弁座に対して片当りし
て弁洩れが発生する等の不都合があった。
そこで本考案は、上記2つの弁の機能を1つの制御弁に
持たせて装置の簡素化等を図り、しがもその制御弁のブ
ツシュの偏摩耗を防止することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1の実施例を示す第1図において、10はエンジン、
11はエアフィルタ、12はスロットルバルブ、13は
吸気系、14は排気系、20は触媒コンバータ、30は
消音器である。
40は空気供給手段をなすエアサクションバルブで、エ
アフィルタ11と排気系14とを連絡する空気通路50
の途中に設けられ、そのリード片41が排気系14の脈
動圧に応動して排気系14に空気を導入する。
100は空気通路50を開閉する制御弁である。
次にこの制御弁100について詳細に説明する。
ハウジング101は流入口102、流出口103および
弁座104を有し、流入口102および流出口103は
空気通路50に接続される。
弁座104と対向して配設された第1のダイヤフラム1
05はその外周部がハウジング101とケース106と
により挟持され、その中心部の弁部105aが弁座10
4と接離する。
ケース106の上端部には、第1のダイヤフラム105
よりも受圧面積の小さい第2のダイヤフラム107がこ
のケース106とカバー108とにより挟持されて設置
されている。
2つのダイヤフラム105゜107間は仕切り板109
にて仕切られ、また2つのダイヤフラム105,107
は軸110により連結され、この軸110はブツシュ1
11により気密洩れなくガイドされる。
第1のダイヤフラム105と仕切板109との間に形成
される第1の圧力室112には弁部105aを弁座10
4側に付勢するスプリング113が設置されている。
第2のダイヤフラム107と仕切り板109との間に形
威される第2の圧力室114にはスロットルバルブ12
下流の吸気管負圧が直接に導入され、第2の圧力室11
4に導入された負圧は仕切り板109に形成したオリフ
ィス109 aを介して第1の圧力室112に導入され
る。
第2のダイヤフラム107の上方の室115はカバー1
08に形威した孔108aにより大気に開放されている
上記構成において、排気ガスの脈動によってリード片4
1が作動し、その時に制御弁100が空気通路50を開
いているならば、エアフィルタ11から空気通路50を
介して排気系14に空気が導入される。
そしてその空気が、触媒コンバータ20内で、排気ガス
中のHCやCO等の未燃焼戒分と反応する。
次に制御弁100の作動について第2図を併用して説明
する。
第2図においては、横軸に吸気管負圧をとり、縦軸に各
ダイヤフラム105,107やスプリング113による
力をとっており、直線F1はスプリング113が弁部1
05 aを弁座104側に付勢する力を示し、直線F2
は第2のダイヤフラム107が弁部105 aを同じ方
向に付勢する力を示し、直線F3は第1のダイヤフラム
105がそれらの力Fl、F2とは逆の方向に弁部10
5 aを付勢する力を示している。
今、車両が定常運転(中、低負荷)の時は吸気管負圧は
第2図のA点以上を示し、従ってF 3>F 1+ F
2どなって弁部105aが弁座104から離れ、排気
系14へ二次空気が供給される。
一方、高負荷運転の時は吸気管負圧は大気圧に近くなる
ためF3< FI+ F2となり、弁部105 aが弁
座104に接して二次空気は供給されなくなる。
次に、定常或いは高負荷運転より減速運転に移行する時
は、第2の圧力室114には減速時の高い吸気管負圧が
瞬時に導入されるが、第1の圧力室112にはその負圧
がオリフィス109aを介して導入される為、オリフィ
ス109 aの面積と第1の圧力室112の容積で定ま
る所定時間(通常は数秒間)だけ側圧力室112,11
4間には圧力差が発生する。
そして、減速する前の吸気管負圧がB点で減速時の吸気
管負圧が6点だとすると、減速に移った際のF3の値は
αでF 1 + F 2の値はβであり、α〈βとなっ
て弁部105 aが弁座104に接し、二次空気は供給
されなくなる。
しかし、第1の圧力室112にはオリフィス109 a
を介して負圧が導入されるため、所定時間後には弁部1
05aは弁座104から離れて再び二次空気が供給され
るようになる。
なお、上記実施例のうち、スプリング113は室115
内に設置してもよい。
また、弁部105aは第1のダイヤフラム105に一体
に形威されているが、耐摩耗性やシール性に優れた材料
にて弁部を別に形威し、それを第1のダイヤフラム10
5に一体的に取付けて使用することもできる。
さらに、エアサクションバルブ40と制御弁100を一
体構造とし、かつそれらをエアフィルタ11に搭載可能
である事はいうまでもない。
次に第3図に示す第2の実施例について説明する。
この実施例においては、仕切板109にオリフィス10
9aより通路面積の大きい連通孔109bを形成すると
ともに、第1の圧力室112の圧力が第2の圧力室11
4の圧力より低い時にのみその連通孔109bを開く逆
止弁116を仕切り板109に取付け、これによりエン
ジン10が速いサイクルで加減速をくり返しても常に第
1の圧力室112の負圧より第2の圧力室114の負圧
が大きくなるようにして、減速時の二次空気の供給停止
が確実に行なわれるようにしている。
また、フッ素樹脂等よりなるカップ状のベローズ117
に、その底部にフランジ部117aを設け、その胴部に
内側と外側より交互に切溝117bを設け、ベローズ1
17の一端を軸110に固定し、他端を仕切り板109
に固定して、ブツシュ111と軸110間の気密洩れを
防止するようにしである。
さらに第3の実施例を第4図にて説明する。
本実施例はブツシュ111にカップ状部分111aを設
けて、そこにリップ状のゴム弾性体シール118を挿入
している。
これによれば、第2の圧力室114の負圧によってリッ
プ状ゴム弾性体シール118が軸110に当接し、軸1
10とブツシュ111間の洩れが防止される。
なお、第2.第3の実施例において図示していない部分
の構成は第1の実施例と同一である。
次に第5図に示す第4の実施例について説明する。
この実施例では、第1のダイヤフラム105と別体に弁
部119を設け、あらたに設けた軸120によつて弁部
119を軸110に連結している。
また、軸120を支持するブツシュ121を取付けたプ
レート122によって、第1のダイヤフラム105と空
気通路とを隔てている。
第1のダイヤフラム105とプレート122とによって
形成された室123は孔124にて大気に開放される。
そしてこの構成によれば、第1のダイヤフラム105に
は空気通路内の圧力が作用しないので、空気通路内の流
入口102、流出口103を逆配管しても何ら支障を来
たさないし、また空気供給手段としてエアポンプを用い
た二次空気供給装置にも適用できる。
以上説明した様に本考案では、軸の中間部をブツシュに
てガイドでき、しかも軸の両端の2つのダイヤフラムが
軸の振れを防止するダンパーとして役立つため、ブツシ
ュの偏摩耗を防止でき、耐久信頼性を著しく向上し得る
また、1つの制御弁で減速時および高負荷時に二次空気
を停止でき、従つて装置の構成の単純化、コスト低減、
車両への搭載性向上等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面構成図、第2
図はその作動説明に供する特性図、第3図は第2の実施
例を示す要部の断面図、第4図は第3の実施例を示す要
部の断面図、第5図は第4図の実施例を示す断面図であ
る。 10・・・・・・エンジン、12・・・・・・スロット
ルバルブ、14・・・・・・排気系、40・・・・・・
空気供給手段をなすエアサクションバルブ、50・・・
・・・空気通路、100・・・・・・制御弁、104・
・・・・・弁座、105・・・・・・第1のダイヤフラ
ム、105a・・・・・・弁部、107・・・・・・第
2のダイヤフラム、109・・・・・・仕切り板、10
9 a・・・・・・オリフィス、110・・・・・・軸
、111・・・・・・ブツシュ、112・・・・・・第
1の圧力室、113・・・・・・スプリング、114・
・・・・・第2の圧力室、119・・・・・・弁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの排気系に空気通路を介して空気を供給する空
    気供給手段と、前記空気通路を開閉する制御弁とを備え
    、この制御弁が、前記空気通路中の弁座と対向して配置
    された第1のダイヤフラムと、この第1のダイヤフラム
    よりも受圧面積が小さく、かつ前記第1のダイヤフラム
    の前記弁座とは反対側に配置された第2のダイヤフラム
    と、前記2つのダイヤフラムを連結する軸と、前記2つ
    のダイヤフラム間にあって前記軸を支持するブツシュと
    、前記2つのダイヤプラム間にあって、第1のダイヤフ
    ラムとの間に第1の圧力室を形成するとともに第2のダ
    イヤフラムとの間に第2の圧力室を形成する仕切り板と
    、前記軸と連動して前記弁座と接離する弁部と、この弁
    部を前記弁座側に付勢するスプリングとからなり、前記
    第1の圧力室にはエンジンのスロットルバルブ下流の負
    圧をオリフィスを介して導入し、前記第2の圧力室には
    前記負圧を直接導入することを特徴とする二次空気供給
    装置。
JP16554379U 1979-11-29 1979-11-29 二次空気供給装置 Expired JPS5924804Y2 (ja)

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JP16554379U JPS5924804Y2 (ja) 1979-11-29 1979-11-29 二次空気供給装置

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JP16554379U JPS5924804Y2 (ja) 1979-11-29 1979-11-29 二次空気供給装置

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Publication Number Publication Date
JPS5681109U JPS5681109U (ja) 1981-07-01
JPS5924804Y2 true JPS5924804Y2 (ja) 1984-07-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6075712A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の2次空気供給装置

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JPS5681109U (ja) 1981-07-01

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