JPH0542298Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0542298Y2 JPH0542298Y2 JP6235289U JP6235289U JPH0542298Y2 JP H0542298 Y2 JPH0542298 Y2 JP H0542298Y2 JP 6235289 U JP6235289 U JP 6235289U JP 6235289 U JP6235289 U JP 6235289U JP H0542298 Y2 JPH0542298 Y2 JP H0542298Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pressure
- diaphragm
- chamber
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 9
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 2
- 208000031872 Body Remains Diseases 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ボデイ内の流入路と流出路との間に
形成された弁間室の互いに対向する流入路への開
口と流出路への開口とに、夫々、弁座を形成し、
閉弁用ばねの付勢力によつて2つの弁体を流入路
側及び流出路側から両弁座に当接させることによ
り閉弁するとともに、ソレノイドへの励磁による
電磁吸収力によつて両弁体を両弁座から離間させ
ることにより開弁するようにした対向弁座式電磁
弁に関する。
形成された弁間室の互いに対向する流入路への開
口と流出路への開口とに、夫々、弁座を形成し、
閉弁用ばねの付勢力によつて2つの弁体を流入路
側及び流出路側から両弁座に当接させることによ
り閉弁するとともに、ソレノイドへの励磁による
電磁吸収力によつて両弁体を両弁座から離間させ
ることにより開弁するようにした対向弁座式電磁
弁に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点
上記のような対向弁座式電磁弁は、閉弁状態に
おいて気温が変動すると、両弁体で密閉された弁
間室内においては、気温の上昇にともなつて内部
圧力が高くなることにより流出路側が開弁して流
体が流出路へ流出するとともに、この後の気温が
低下するのにともなつて弁間室内の流体が収縮す
ることにより内部圧力が流出路内の圧力より低く
なるため、弁体には閉弁用ばねに加えて弁間室内
の負圧によつても閉弁方向の力が作用するのであ
り、この状態で、ソレノイドに開弁方向の電磁吸
引力を発生させても、弁体が弁座に密着したまま
となつて開弁することができなくなることがあつ
た。
おいて気温が変動すると、両弁体で密閉された弁
間室内においては、気温の上昇にともなつて内部
圧力が高くなることにより流出路側が開弁して流
体が流出路へ流出するとともに、この後の気温が
低下するのにともなつて弁間室内の流体が収縮す
ることにより内部圧力が流出路内の圧力より低く
なるため、弁体には閉弁用ばねに加えて弁間室内
の負圧によつても閉弁方向の力が作用するのであ
り、この状態で、ソレノイドに開弁方向の電磁吸
引力を発生させても、弁体が弁座に密着したまま
となつて開弁することができなくなることがあつ
た。
問題点を解決するための手段
本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、流出路内に、その流出路側の弁体に連結し
たダイヤフラムで仕切ることにより弁間室と連通
する調圧室を形成し、流出路内に、ダイヤフラム
が密着することによりそのダイヤフラムの有効受
圧面積を弁体の有効受圧面積と略等しくさせる支
持体を固定するとともに、調圧室内に、ダイヤフ
ラムが密着することによりそのダイヤフラムの有
効受圧面積を弁体の有効受圧面積よりも大きくさ
せる受圧体を弁体と一体的に移動するように設け
た構成とした。
して、流出路内に、その流出路側の弁体に連結し
たダイヤフラムで仕切ることにより弁間室と連通
する調圧室を形成し、流出路内に、ダイヤフラム
が密着することによりそのダイヤフラムの有効受
圧面積を弁体の有効受圧面積と略等しくさせる支
持体を固定するとともに、調圧室内に、ダイヤフ
ラムが密着することによりそのダイヤフラムの有
効受圧面積を弁体の有効受圧面積よりも大きくさ
せる受圧体を弁体と一体的に移動するように設け
た構成とした。
考案の作用及び効果
本考案は上記構成になり、通常は弁間室及び調
圧室内の圧力が流出路内の圧力よりも高く、流出
路と調圧室の圧力差によつてダイヤフラムが流出
路の支持体に密着することによりダイヤフラムの
有効受圧面積と弁体の有効受圧面積が略等しくな
るため、弁間室内の圧力によつて弁体に作用する
開弁方向の力と調圧室内の圧力によつてダイヤフ
ラムに作用する閉弁方向の力とがほぼ相殺される
ことにより、弁体は閉弁用ばねの付勢力のみによ
つて閉弁状態に保持されるのであり、かかる状態
でソレノイドを励磁すると、弁体は弁座に密着し
たままになることなく速やかに離間して開弁方向
に駆動される。
圧室内の圧力が流出路内の圧力よりも高く、流出
路と調圧室の圧力差によつてダイヤフラムが流出
路の支持体に密着することによりダイヤフラムの
有効受圧面積と弁体の有効受圧面積が略等しくな
るため、弁間室内の圧力によつて弁体に作用する
開弁方向の力と調圧室内の圧力によつてダイヤフ
ラムに作用する閉弁方向の力とがほぼ相殺される
ことにより、弁体は閉弁用ばねの付勢力のみによ
つて閉弁状態に保持されるのであり、かかる状態
でソレノイドを励磁すると、弁体は弁座に密着し
たままになることなく速やかに離間して開弁方向
に駆動される。
また、閉弁状態において気温の変動により弁間
室及び調圧室内の圧力が流出路内の圧力よりも低
下すると、ダイヤフラムが調圧室と流出路との圧
力差によつて支持体から離間して調圧室の受圧体
に密着することによりダイヤフラムの有効受圧面
積が流出路側の弁体の有効受圧面積よりも大きく
なつて、弁間室内の負圧によつて弁体に作用する
閉弁方向の力よりも調圧室内の負圧によつてダイ
ヤフラムに作用する開弁方向の力の方が大きくな
り、これにより、流出路側の弁体が弁座から離間
して流出路内の流体が弁間室及び調圧室内に流入
し、両室内の圧力が上昇して流出路の圧力とほぼ
等しくなると、弁体が弁座に当接して閉弁される
のであつて、上記作用において説明したように、
本考案によれば、弁間室内の圧力が流出路内の圧
力よりも低くなると自動的に流出路の流体が弁間
室内に流入してその弁間室内が流出路内とほぼ同
じ圧力に昇圧されるから、弁間室内が負圧の状態
で開弁しようとしたときのように弁体が弁座に密
着したままになることがなく、常に、円滑に開弁
作動を行うことができる効果がある。
室及び調圧室内の圧力が流出路内の圧力よりも低
下すると、ダイヤフラムが調圧室と流出路との圧
力差によつて支持体から離間して調圧室の受圧体
に密着することによりダイヤフラムの有効受圧面
積が流出路側の弁体の有効受圧面積よりも大きく
なつて、弁間室内の負圧によつて弁体に作用する
閉弁方向の力よりも調圧室内の負圧によつてダイ
ヤフラムに作用する開弁方向の力の方が大きくな
り、これにより、流出路側の弁体が弁座から離間
して流出路内の流体が弁間室及び調圧室内に流入
し、両室内の圧力が上昇して流出路の圧力とほぼ
等しくなると、弁体が弁座に当接して閉弁される
のであつて、上記作用において説明したように、
本考案によれば、弁間室内の圧力が流出路内の圧
力よりも低くなると自動的に流出路の流体が弁間
室内に流入してその弁間室内が流出路内とほぼ同
じ圧力に昇圧されるから、弁間室内が負圧の状態
で開弁しようとしたときのように弁体が弁座に密
着したままになることがなく、常に、円滑に開弁
作動を行うことができる効果がある。
実施例
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
図において、1は、左右両側面に開口する流入
路2と流出路3とを形成してなるボデイであつ
て、両路2,3を仕切る隔壁4の水平部を上下方
向に貫通させることによつて形成した弁間室5に
は、その流入路2に連通する下側の弁口6と流出
路3に連通する上側の弁口7とが形成され、弁間
室5の上方及び下方には、互いに接近して流入路
2側または流出路3側から各弁口6,7の弁座
8,9に当接することにより弁口6,7を閉塞す
る2つの弁体10,11が、夫々、閉弁用圧縮コ
イルばね12,13により各別に閉弁方向に付勢
された状態で装着されている。
路2と流出路3とを形成してなるボデイであつ
て、両路2,3を仕切る隔壁4の水平部を上下方
向に貫通させることによつて形成した弁間室5に
は、その流入路2に連通する下側の弁口6と流出
路3に連通する上側の弁口7とが形成され、弁間
室5の上方及び下方には、互いに接近して流入路
2側または流出路3側から各弁口6,7の弁座
8,9に当接することにより弁口6,7を閉塞す
る2つの弁体10,11が、夫々、閉弁用圧縮コ
イルばね12,13により各別に閉弁方向に付勢
された状態で装着されている。
ボデイ1の上面には、上下方向の中心孔16を
有するボビン15に巻回された1個のコイル1
7、及び、ボビン15の中心孔16内においてそ
の中央位置に固着されたコア18とコア18の上
下両側に摺動自由に嵌装された2つのプランジヤ
19,20とからなるソレノイド14が固定され
ていて、その下側のプランジヤ20の流出路3内
に臨む下端部には、前記上側の弁体11が緊密か
つ相対的上下動自由に外嵌されて、プランジヤ2
0の下端に嵌着した鍔21により弁体11のプラ
ンジヤ20からの下方への抜脱が阻止されてお
り、また、コア18を摺動自由に嵌通するととも
に下側のプランジヤ20の中心孔23内を隙間を
空けて貫通する弁杆22の上端が、上側のプラン
ジヤ19の下面に当接しているとともに、弁杆2
2の下端部が、弁間室5内に固定した透孔31を
有する案内板30の中心孔32を摺動自由に嵌通
して流入路2内の前記下側の弁体10に一体的に
上下動するように固着されており、コイル17へ
の通電によつてソレノイド14を励磁すると、そ
の電磁吸収力によつて両プランジヤ19,20が
閉弁用圧縮コイルばね12,13の弾拡力に抗し
てコア18に吸収されることにより、両弁体1
0,11が各弁座8,9から離間して両弁口6,
7が同時に開放され、流入路2内に圧送された高
圧の流体が弁間室5、流出路3及び図示しないホ
ースを通ることによつて図示しない機器に供給さ
れるようになつている。
有するボビン15に巻回された1個のコイル1
7、及び、ボビン15の中心孔16内においてそ
の中央位置に固着されたコア18とコア18の上
下両側に摺動自由に嵌装された2つのプランジヤ
19,20とからなるソレノイド14が固定され
ていて、その下側のプランジヤ20の流出路3内
に臨む下端部には、前記上側の弁体11が緊密か
つ相対的上下動自由に外嵌されて、プランジヤ2
0の下端に嵌着した鍔21により弁体11のプラ
ンジヤ20からの下方への抜脱が阻止されてお
り、また、コア18を摺動自由に嵌通するととも
に下側のプランジヤ20の中心孔23内を隙間を
空けて貫通する弁杆22の上端が、上側のプラン
ジヤ19の下面に当接しているとともに、弁杆2
2の下端部が、弁間室5内に固定した透孔31を
有する案内板30の中心孔32を摺動自由に嵌通
して流入路2内の前記下側の弁体10に一体的に
上下動するように固着されており、コイル17へ
の通電によつてソレノイド14を励磁すると、そ
の電磁吸収力によつて両プランジヤ19,20が
閉弁用圧縮コイルばね12,13の弾拡力に抗し
てコア18に吸収されることにより、両弁体1
0,11が各弁座8,9から離間して両弁口6,
7が同時に開放され、流入路2内に圧送された高
圧の流体が弁間室5、流出路3及び図示しないホ
ースを通ることによつて図示しない機器に供給さ
れるようになつている。
流出路3内における上側の弁体11よりも上方
の空間には、中心孔を弁体11の上端部に一体的
に上下動するように嵌着させたダイヤフラム25
で仕切ることにより、流出路3から隔絶された調
圧室26が形成されていて、この調圧室26は、
下側のプランジヤ20の中心孔23の内周と上側
のプランジヤ19の弁杆22の外周との間隙及び
下側のプランジヤ20に形成した連通孔27を介
すことにより弁間室5と互いに同圧力に保たれる
ように連通している。また流出路3内には、ダイ
ヤフラム25の下面の中心部を除く部分に対応す
る環形の支持板28が固定されており、一方、調
圧室26内には、ダイヤフラム25の上面のほぼ
全体に対応し、かつ、調圧室26の内周との間に
間隔を空けた皿形の受圧板29が、その中心孔を
弁体11の上端部に一体的上下動可能に外嵌する
ことにより流出路内3の支持板28に対して上方
に少し間隔を空けた状態で装着されている。
の空間には、中心孔を弁体11の上端部に一体的
に上下動するように嵌着させたダイヤフラム25
で仕切ることにより、流出路3から隔絶された調
圧室26が形成されていて、この調圧室26は、
下側のプランジヤ20の中心孔23の内周と上側
のプランジヤ19の弁杆22の外周との間隙及び
下側のプランジヤ20に形成した連通孔27を介
すことにより弁間室5と互いに同圧力に保たれる
ように連通している。また流出路3内には、ダイ
ヤフラム25の下面の中心部を除く部分に対応す
る環形の支持板28が固定されており、一方、調
圧室26内には、ダイヤフラム25の上面のほぼ
全体に対応し、かつ、調圧室26の内周との間に
間隔を空けた皿形の受圧板29が、その中心孔を
弁体11の上端部に一体的上下動可能に外嵌する
ことにより流出路内3の支持板28に対して上方
に少し間隔を空けた状態で装着されている。
本実施例は上記構成により、ソレノイド14へ
の励磁を解除して両弁口6,7を閉塞した状態に
おいては、弁間室5及び調圧室26内の圧力が流
出路3内の圧力よりも高いことから、ダイヤフラ
ム25は調圧室26と流出路3の圧力差によつて
第1図に示すように支持板28に密着し、この状
態では、ダイヤフラム25に調圧室26側から下
向きの圧力が作用するときの有効受圧面積が、流
出路3側の弁体11に弁間室5側から上向きの圧
力が作用するときの有効受圧面積とほぼ等しく、
弁間室5と調圧室26が同圧力であることから、
ダイヤフラム25に作用する閉弁方向の力と弁体
11に作用する開弁方向の力とがほぼ相殺され
て、弁体11には閉弁用圧縮コイルばね13によ
つて所定の閉弁力が付与されており、したがつ
て、ソレノイド14を励磁したときにその電磁吸
収力によつて弁体11は速やかに弁座9から離間
して弁口7が開放される。
の励磁を解除して両弁口6,7を閉塞した状態に
おいては、弁間室5及び調圧室26内の圧力が流
出路3内の圧力よりも高いことから、ダイヤフラ
ム25は調圧室26と流出路3の圧力差によつて
第1図に示すように支持板28に密着し、この状
態では、ダイヤフラム25に調圧室26側から下
向きの圧力が作用するときの有効受圧面積が、流
出路3側の弁体11に弁間室5側から上向きの圧
力が作用するときの有効受圧面積とほぼ等しく、
弁間室5と調圧室26が同圧力であることから、
ダイヤフラム25に作用する閉弁方向の力と弁体
11に作用する開弁方向の力とがほぼ相殺され
て、弁体11には閉弁用圧縮コイルばね13によ
つて所定の閉弁力が付与されており、したがつ
て、ソレノイド14を励磁したときにその電磁吸
収力によつて弁体11は速やかに弁座9から離間
して弁口7が開放される。
また、閉弁状態において気温の変動があると、
流出路3内において、流体の体積変化が図示しな
いホースの弾性変形等によつて吸収されるために
圧力が大きく変化することがないのに対して、両
弁体10,11で密閉された弁間室5及び調圧室
26内においては、気温の上昇にともなつて圧力
が上昇することにより上側の弁体11が押し上げ
られてその開いた弁口7から流体が流出路3へ流
出し、この後に気温が低下するのにともなつて流
体の体積が収縮することにより内部圧力が流出路
3よりも低くなるのであるが、このときに、ダイ
ヤフラム25が流出路3と調圧室26の圧力差に
よつて弾性変形することによつて第2図に示すよ
うに受圧板29に密着し、これにより、ダイヤフ
ラム25の有効受圧面積が弁体11よりも大きく
なつて、弁間室5内の負圧によつて弁体11に作
用する閉弁方向の力よりも調圧室26内の負圧に
よつてダイヤフラム25に作用する開弁方向の力
の方が大きくなるため、弁体11が上動して弁座
9から離間し、開放した弁口7を通つて流出路3
内の流体が弁間室5及び調圧室26内に流入する
ことにより弁間室5及び調圧室26内の圧力が上
昇し、その圧力が流出路3内の圧力とほぼ等しく
なると弁体11が弁座9に当接して弁口7を閉塞
するのであつて、弁間室5及び調圧室26内の圧
力は流出路3内とほぼ同圧力となるように自動的
に調節されるから、開弁作動時には弁体10,1
1が弁座8,9に密着したままになることがな
く、円滑に弁口6,7が開放される。
流出路3内において、流体の体積変化が図示しな
いホースの弾性変形等によつて吸収されるために
圧力が大きく変化することがないのに対して、両
弁体10,11で密閉された弁間室5及び調圧室
26内においては、気温の上昇にともなつて圧力
が上昇することにより上側の弁体11が押し上げ
られてその開いた弁口7から流体が流出路3へ流
出し、この後に気温が低下するのにともなつて流
体の体積が収縮することにより内部圧力が流出路
3よりも低くなるのであるが、このときに、ダイ
ヤフラム25が流出路3と調圧室26の圧力差に
よつて弾性変形することによつて第2図に示すよ
うに受圧板29に密着し、これにより、ダイヤフ
ラム25の有効受圧面積が弁体11よりも大きく
なつて、弁間室5内の負圧によつて弁体11に作
用する閉弁方向の力よりも調圧室26内の負圧に
よつてダイヤフラム25に作用する開弁方向の力
の方が大きくなるため、弁体11が上動して弁座
9から離間し、開放した弁口7を通つて流出路3
内の流体が弁間室5及び調圧室26内に流入する
ことにより弁間室5及び調圧室26内の圧力が上
昇し、その圧力が流出路3内の圧力とほぼ等しく
なると弁体11が弁座9に当接して弁口7を閉塞
するのであつて、弁間室5及び調圧室26内の圧
力は流出路3内とほぼ同圧力となるように自動的
に調節されるから、開弁作動時には弁体10,1
1が弁座8,9に密着したままになることがな
く、円滑に弁口6,7が開放される。
なお、本考案は、2つの弁体10,11を1つ
の共通のソレノイド14によつて開弁駆動するよ
うにした対向弁座式電磁弁に限らず、各弁体用に
別々のソレノイドを用いたタイプの対向弁座式電
磁弁のにも適用することができるのであるが、上
記実施例のようにソレノイドを1つにした場合に
は、2つのソレノイドを用いた場合に比べて小形
軽量にすることができる利点がある。
の共通のソレノイド14によつて開弁駆動するよ
うにした対向弁座式電磁弁に限らず、各弁体用に
別々のソレノイドを用いたタイプの対向弁座式電
磁弁のにも適用することができるのであるが、上
記実施例のようにソレノイドを1つにした場合に
は、2つのソレノイドを用いた場合に比べて小形
軽量にすることができる利点がある。
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は
断面図、第2図は閉弁状態における負圧解除の作
動をあらわす断面図である。 1……ボデイ、2……流入路、3……流出路、
5……弁間室、8……(流入路側の)弁座、9…
…(流出路側の)弁座、10……(流入路側の)
弁体、11……(流出路側の)弁体、12……
(流入路側の)閉弁用圧縮コイルばね、13……
(流出路側の)閉弁用圧縮コイルばね、14……
ソレノイド、25……ダイヤフラム、26……調
圧室、28……支持板、29……受圧板。
断面図、第2図は閉弁状態における負圧解除の作
動をあらわす断面図である。 1……ボデイ、2……流入路、3……流出路、
5……弁間室、8……(流入路側の)弁座、9…
…(流出路側の)弁座、10……(流入路側の)
弁体、11……(流出路側の)弁体、12……
(流入路側の)閉弁用圧縮コイルばね、13……
(流出路側の)閉弁用圧縮コイルばね、14……
ソレノイド、25……ダイヤフラム、26……調
圧室、28……支持板、29……受圧板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ボデイ内の流入路と流出路との間に形成された
弁間室の互いに対向する前記流入路への開口と前
記流出路への開口とに、夫々、弁座を形成し、閉
弁用ばねの付勢力によつて2つの弁体を前記流入
路側及び前記流出路側から前記両弁座に当接させ
ることにより閉弁するとともに、ソレノイドへの
励磁による電磁吸引力によつて前記両弁体を前記
両弁座から離間させることにより開弁するように
した対向弁座式電磁弁において、 前記流出路内に、該流出路側の前記弁体に連結
したダイヤフラムで仕切ることにより前記弁間室
と連通する調圧室を形成し、前記流出路内に、前
記ダイヤフラムが密着することにより該ダイヤフ
ラムの有効受圧面積を前記弁体の有効受圧面積と
略等しくさせる支持体を固定するとともに、前記
調圧室内に、前記ダイヤフラムが密着することに
より該ダイヤフラムの有効受圧面積を前記弁体の
有効受圧面積よりも大きくさせる受圧体を前記弁
体と一体的に移動するように設けたことを特徴と
する対向弁座式電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235289U JPH0542298Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235289U JPH0542298Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH031382U JPH031382U (ja) | 1991-01-09 |
JPH0542298Y2 true JPH0542298Y2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=31591421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6235289U Expired - Lifetime JPH0542298Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542298Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104358913A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-02-18 | 宁波三安制阀有限公司 | 电磁先导阀 |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP6235289U patent/JPH0542298Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104358913A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-02-18 | 宁波三安制阀有限公司 | 电磁先导阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH031382U (ja) | 1991-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5815707Y2 (ja) | パイロット形方向切換弁 | |
JP4226662B2 (ja) | 広範囲弁 | |
JP6333086B2 (ja) | 三方電磁弁 | |
US4592533A (en) | Solenoid-operated two-way directional needle-valve, normally closed | |
JP4562885B2 (ja) | 双方向型パイロット式電磁流路開閉弁と双方向型配管 | |
JPH06100289B2 (ja) | パイロツト弁 | |
EP1192379A1 (en) | Proportional flow valve | |
JPH0542298Y2 (ja) | ||
JPH1089528A (ja) | 直動形2ポート電磁弁 | |
JPH0577909B2 (ja) | ||
JPS63118484U (ja) | ||
JPH05215269A (ja) | 制御弁 | |
JPH0616179Y2 (ja) | 流量制御弁 | |
JPH0531337Y2 (ja) | ||
JP2004162771A (ja) | 複合弁 | |
JPH035739Y2 (ja) | ||
JP2004019718A (ja) | 三方切換弁 | |
JPH0434302Y2 (ja) | ||
JPH0325482Y2 (ja) | ||
JPH0636371Y2 (ja) | 電磁弁 | |
JP2756336B2 (ja) | 電磁可逆弁 | |
JPS6116452Y2 (ja) | ||
JPS6234998B2 (ja) | ||
JP2924011B2 (ja) | 流路切換弁 | |
JPH0434774B2 (ja) |