JPH0434302Y2 - - Google Patents

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JPH0434302Y2
JPH0434302Y2 JP9189687U JP9189687U JPH0434302Y2 JP H0434302 Y2 JPH0434302 Y2 JP H0434302Y2 JP 9189687 U JP9189687 U JP 9189687U JP 9189687 U JP9189687 U JP 9189687U JP H0434302 Y2 JPH0434302 Y2 JP H0434302Y2
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valve body
pilot
plunger
main valve
spring
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は2ポート電磁弁、詳しくはパイロツト
式電磁弁に関するものである。
従来技術 従来、1次側と2次側の差圧が殆ど零の場合で
も動作するパイロツト式2ポート電磁弁は知られ
ている。
従来の電磁弁では可動鉄心によつてパイロツト
弁座を開いた後に主弁を開くように構成され、主
弁が開くためには可動鉄心は主弁を開くに必要な
ストロークとパイロツト弁を開くに必要なストロ
ークとの和だけ可動鉄心のストロークが必要であ
り、それだけ電磁弁が大きくなる。
この問題を解消するために、例えば特開昭61−
197863号公報に、弁本体に固定的に設けたパイロ
ツト排出孔のパイロツト弁座に着座するパイロツ
ト弁に閉弁方向に力を付勢するばねを介して可動
鉄心を取付け、可動鉄心にはパイロツト弁が可動
鉄心の固定鉄心による吸着ストロークの後期にお
いて係合するように構成することが提案されてい
る。
この従来の電磁弁ではパイロツト排出孔を弁本
体に固定的に設けてあるため、パイロツト弁を内
部に収容し、主弁まで延びている可動鉄心との関
係でパイロツト排出孔及び可動鉄心の構造が複雑
になり生産性及びコストの面で問題が残つてい
る。
目 的 本考案は従来の上記の問題点を解消し、構造及
び作動の簡単な2ポート電磁弁を提供することを
目的としている。
構成及び作用 本考案は上記の目的をダイヤフラム室と出口ポ
ートを連通するパイロツト排出路を主弁体に固定
し、電磁操作部の固定鉄心に吸引される可動鉄心
として形成されるプランジヤにパイロツト弁体を
移動可能に挿入し、該プランジヤにプランジヤば
ねによりパイロツト弁体に向かう力を付勢し、パ
イロツト弁体にパイロツトばねによりパイロツト
弁座から離れる力を付勢し、パイロツト弁体と主
弁体とをハングばねにより連結した2ポート弁に
より達成した。
電磁操作部の作動によりプランジヤが固定鉄心
に吸引されると、入口ポートと出口ポートの圧力
差が零又は非常に小さいときは主弁体を拘束する
力が零か、小さいので、パイロツトばねの作用に
よりパイロツト弁体がプランジヤに追随動し、主
弁体がハングばねにより引かれて主弁座が開口す
る。
出口ポートの圧力差が大きいときは主弁体はそ
の圧力差の拘束を受け簡単に動けない。したがつ
てパイロツト弁体もハングばねに引かれて移動で
きずプランジヤとパイロツト弁体との間は相対移
動する。プランジヤが固定鉄心に密着する少し前
にパイロツト弁体はプランジヤと機械的に係合
し、パイロツト弁体はプランジヤの移動と共に動
かされてパイロツト弁座を開口する。パイロツト
弁座が開くとダイヤフラム室の圧力が降下し、パ
イロツトばねと流体圧の作用下で主弁が移動し主
弁座が開口する。
電磁操作部のコイルを消磁すると、圧力差が零
又は非常に小さいときはプランジヤばねの作用に
よりプランジヤ、パイロツト弁体、主弁体が動か
され、主弁座は閉じる。圧力差が大きいときは、
先ずパイロツト弁が閉じ、ダイヤフラム室がパイ
ロツト供給口を通して加圧され、ダイヤフラムが
流体圧により押し下げられ主弁座が閉じる。
実施例 第1図において、弁本体1は入口ポート2と出
口ポート3を有し、該入口ポート2と出口ポート
3を結ぶ流路4の途中に主弁座5が設けられる。
弁本体1にはダイヤフラム6が固定される。ダイ
ヤフラム6は例えば弁本体1と弁本体1に固定さ
れるボンネツト7との間に挟持される形で固定さ
れることができる。ダイヤフラム6には主弁体8
が固定もしくは一体形成され、主弁体8は主弁座
5に着座可能である。
ダイヤフラム6の流路4とは反対側には、ボン
ネツト7との間にダイヤフラム室9が形成され
る。
ボンネツト7には電磁操作部10が取外し可能
に固定される。
電磁操作部10はコイル11と、固定鉄心12
と、該固定鉄心12に磁気的に吸引される可動鉄
心として形成されたプランジヤ13とを有する。
電磁操作部10自体は公知の如く構成することが
できる。
プランジヤ13は自由端にばね座としてのフラ
ンジ部を有し、弁本体1とプランジヤ13のフラ
ンジ部との間にプランジヤばね14が固定鉄心1
2の吸引力とは反対方向に力を付勢するように張
設される。
プランジヤ13の自由端側内部には中空穴15
が形成され、該中空穴15にパイロツト弁体16
が摺動可能に挿入されている。パイロツト弁体1
6が着座するパイロツト弁座17がパイロツト排
出路18に形成され、該パイロツト排出路18は
流路4の出口ポート3に通じている部分とダイヤ
フラム室9とを連通する。
パイロツト排出路18は主弁体8に固定される
パイロツト弁本体19に形成される。パイロツト
弁本体19は例えばダイヤフラム6にダイヤフラ
ム押さえ20を介して押さえられる形で挿入さ
れ、ナツト21により締め付けられる形で主弁体
8に固定される。
パイロツト弁体16にはデイスク22が固着又
は一体形成され、該デイスク22にはプランジヤ
13に面する端部にばね座を形成する張出部23
が形成され、パイロツト弁座17に面する端部に
はばね係合部24が形成される。前記張出部23
と弁本体1との間にはデイスク22にすなわちパ
イロツト弁体16にパイロツト弁座17から離れ
プランジヤ13に向かう方向の力を付勢するパイ
ロツトばね25が張設され、デイスク22のばね
係合部24に一端が係合されるハングばね26の
他端をパイロツト弁本体19の係合部に係合する
ことによりパイロツト弁体16とパイロツト弁座
17とが所定の間隔をおいて互いに弾性的に係合
されることができる。ハングばね26のばね力よ
りはパイロツトばね25のばね力が大になるよう
に形成される。
本装置の作動を説明する。
電磁操作部のコイル11消磁されているときは
待機状態で第1図の左半分(状態)が示す状態
にある。すなわち主弁体8が主弁座5に着座し、
パイロツト弁体16がパイロツト弁座17に着座
している。従つて流路4は入口ポート2と出口ポ
ート3との間が遮断される。
コイル11を励磁するとプランジヤ13が固定
鉄心12に吸引される。
このとき入口ポート2の側の圧力と出口ポート
4の側の圧力の差により作動が変わる。
入口ポート側と出口ポート側の圧力差が零、ま
たは非常に小さいときは、ダイヤフラム6及び主
弁体8は外力によつて自由に動きうる状態にあ
る。
プランジヤ13がプランジヤばね14の力に抗
して移動すると、パイロツト弁体16がパイロツ
トばね25の力によりプランジヤ13に追随移動
しようとする。パイロツトばね25がハングばね
26より強いので自由に動き得る主弁体8はハン
グばね26により引かれ、パイロツト弁体16の
動きに追随する。斯くして主弁体8が主弁座5か
ら離れ、第1図右半分(状態)に示すように流
路4は入口ポート2と出口ポート3を連通した状
態になる。
入口ポート側と出口ポート側の圧力差が大きい
ときは、ダイヤフラム6に設けたパイロツト供給
口27によりダイヤフラム室9と流路4の入口ポ
ート2側とが連通し、ダイヤフラム室9の圧力が
大となるので、主弁体8は主弁座5に押圧されて
保持されている。従つてプランジヤ13が固定鉄
心12に引かれても、ハングばね26の作用によ
りパイロツト弁体16が主弁体8に連結されてい
るので、パイロツト弁体16はプランジヤ13に
追随動できない。
プランジヤ13が、第2図の左半分(状態)
に示すように、固定鉄心12と予め定めた間隔の
位置に達すると、パイロツト弁体16のプランジ
ヤ13に挿入された端部付近に形成された係合部
28がプランジヤ13に設けた係合突起部29と
機械的に係合し、その後更にプランジヤ13が移
動する際にパイロツト弁体16が引張られる。こ
のとき主弁体5は尚動かないのでパイロツト弁体
16とパイロツト弁座17との間が開放され、そ
の間にプランジヤ13は固定鉄心12に密着して
停止する。
パイロツト弁座17が開くと、ダイヤフラム室
内の流体はパイロツト排出路18を通して出口ポ
ート3の方へ流出し、パイロツト供給口27より
パイロツト排出路18の流体通過面積が大である
のでダイヤフラム室9の圧力が降下する。この結
果、流体圧により主弁体8が押されて第2図右半
分(状態)に示す如く主弁座5を開く。主弁体
8の主弁座5から離れる動きに応じてパイロツト
ばね25の作用でパイロツト弁体16もプランジ
ヤ13内に移動する。主弁体8がボンネツト7に
当接した後、パイロツトばね25の作用によりパ
イロツト弁体はプランジヤ13に押圧されパイロ
ツト弁座17は開放している。
電磁操作部10のコイル11を消磁すると、圧
力差が零、又は非常に小さいときはプランジヤば
ね14の作用によりプランジヤ13が主弁体に向
かつて移動し、この動きによりパイロツト弁体1
6がパイロツト弁本体19を介して主弁体8を動
かし、主弁体8は主弁座5に着座する。
圧力差が大きいときはプランジヤばね14の作
用によりプランジヤ13が動くと同時にパイロツ
ト弁体16がパイロツト弁座17に着座し、ダイ
ヤフラム室9と出口ポート3との連通が遮断さ
れ、パイロツト供給口27を通じてダイヤフラム
室9が加圧されるのでダイヤフラム6が流体圧に
より押し下げられ、主弁体8が主弁座5に着座す
る。
上記の弁作動におけるプランジヤ13に作用す
る吸引力、パイロツト弁体16に作用する力、プ
ランジヤばね14のばね力、パイロツトばね25
のばね力及びハングばね26のばね力の変化は第
3図に示す如くで、縦軸はプランジヤのダイヤフ
ラム方向に働くばね力を、横軸はプランジヤ及び
ばねのストロークを示す。
曲線Aはプランジヤに作用する吸引力を、曲線
Bはパイロツト弁体を開く力を、曲線Cはプラン
ジヤばね力を、曲線Dはパイロツトばね力を、曲
線Eはプランジヤばね力とパイロツトばね力の合
成力を、曲線Fはハングばねの力を示す。
第3図からプランジヤに対する吸引力は固定鉄
心に近づく程急激に増大することを示す。このこ
とから固定鉄心に近い程大きな流体圧に抗して主
弁体を引張り主弁座を開放することができる。
ハングばねは一旦開けた主弁体を全開までに引
き上げるもので小さな力のばねでよい、しかも主
弁体のストロークの長短にかかわらず伸ばされる
量は少ない。
効 果 本考案により、主弁体に固定され主弁体と移動
するパイロツト弁本体に出口ポートとダイヤフラ
ム室を連通するパイロツト排出路が形成され、パ
イロツト排出路を開閉するパイロツト弁体が電磁
操作部の可動鉄心としてのプランジヤの動きに応
じて開閉可能に形成されるので、パイロツト弁体
とパイロツト排出路の構造は非常に簡単になつ
た。然も、パイロツト弁体と主弁体とをハングば
ねにより弾性的に連結することにより、主弁体に
作用する入口ポートと出口ポートの圧力差が小さ
いときはパイロツト弁体と主弁体とはほぼ一体と
なつてプランジヤに追随動して主弁を開閉し、圧
力差が大きいときは、パイロツト弁体がプランジ
ヤに機械的に引かれてパイロツト弁座を開口し、
入口ポートと出口ポートの圧力差を小さくして後
主弁体が主弁座を開口することを可能にする。従
つてプランジヤは主弁体の開閉に必要なストロー
クのほぼ範囲内で主弁体の開閉とパイロツト弁体
の開閉動とを行うことが可能になり、弁としての
全体構造の高さを低く出来、小型化を可能にし
た。
本考案により、パイロツト弁体の構造が簡単に
なり、組立て作業や保守作業が簡単になつた。
本考案により、可動鉄心はパイロツト弁体と差
圧が少ない状態の主弁体を引き上げればよいの
で、コイルの吸引力を小さく出来、電磁操作部を
小型化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る2ポート電磁弁の断面
図、第2図は作動の一過程を示す第1図に対応す
る断面図、第3図はプランジヤ及びばねの力の変
化とストロークの関係を示す図である。 1……弁本体、2……入口ポート、3……出口
ポート、4……流路、5……主弁座、6……ダイ
ヤフラム、8……主弁体、9……ダイヤフラム
室、10……電磁操作部、13……プランジヤ、
14……プランジヤばね、16……パイロツト弁
体、17……パイロツト弁座、18……パイロツ
ト排出路、19……パイロツト弁本体、22……
デイスク、25……パイロツトばね、26……ハ
ングばね、27……パイロツト供給口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入口ポート2と、出口ポート3と、前記両ポー
    ト間の流路4に設けられた主弁座5とが形成され
    る弁本体1と、該弁本体1に固定されるダイヤフ
    ラム6と、該ダイヤフラム6に固定され前記主弁
    座5に着座可能な主弁体8と、前記ダイヤフラム
    6の背部に形成されるダイヤフラム室9と前記入
    口ポート2とを連通するパイロツト供給口27
    と、前記ダイヤフラム室9と前記出口ポート3と
    を連通するパイロツト排出路18と、該パイロツ
    ト排出路18に設けたパイロツト弁座17に着座
    するパイロツト弁体16と、該パイロツト弁体1
    6を所定位置では係合可能であるが軸線方向に移
    動可能に収容するプランジヤ13と、該プランジ
    ヤ13を可動鉄心として電磁的に吸引動する電磁
    操作部10と、前記パイロツト弁体16の動きと
    の関連において前記主弁体8が開閉弁動される2
    ポート電磁弁において、 前記パイロツト排出路18が形成されるパイロ
    ツト弁本体19は前記主弁体8に固定され、前記
    プランジヤ13は弁本体8との間に張設されるプ
    ランジヤばね14によりパイロツト弁体16に向
    かう力を付勢され、前記パイロツト弁体16は弁
    本体8との間に張設されるパイロツトばね25に
    よりパイロツト弁座17より離れ前記プランジヤ
    13に向かう力を付勢され、バイロツト弁体16
    と主弁体8とがパイロツトばね25より弱いハン
    グばね26により連結されていることを特徴とす
    る2ポート電磁弁。
JP9189687U 1987-06-17 1987-06-17 Expired JPH0434302Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189687U JPH0434302Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

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JP9189687U JPH0434302Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

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Publication Number Publication Date
JPS63201270U JPS63201270U (ja) 1988-12-26
JPH0434302Y2 true JPH0434302Y2 (ja) 1992-08-14

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ID=30953097

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