JPH1089528A - 直動形2ポート電磁弁 - Google Patents
直動形2ポート電磁弁Info
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- JPH1089528A JPH1089528A JP26673596A JP26673596A JPH1089528A JP H1089528 A JPH1089528 A JP H1089528A JP 26673596 A JP26673596 A JP 26673596A JP 26673596 A JP26673596 A JP 26673596A JP H1089528 A JPH1089528 A JP H1089528A
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Abstract
形で安価なものにすることができる直動形電磁弁を提供
する。 【解決手段】 弁部12に形成した圧縮空気の供給ポー
トPと出力ポートAとを連通させる流路中に、環状の周
壁18と、該周壁に形成した環状の流路19と、周壁で
囲まれた有底の凹部20とを有する弁座17を備えた弁
座体16を取付けて、弁座17の開口径を大きくする。
また、ソレノイド13の可動鉄心29の先端に流路19
を開閉する環状の弁体21を取付けるとともに、可動鉄
心に、入口側の流体を凹部20と鉄心間の空間30とに
流入させるバランス通路34を設けて、可動鉄心と弁体
とに作用する入口側流体圧の作用力をほぼバランスさせ
る。弁座の開口径が大きいので、そのストロークが小さ
くても必要な流路面積を確保することができ、しかも可
動鉄心と弁体とに作用する流体圧の作用力がほぼバラン
スしているので、ソレノイドを小形で安価なものとする
ことができる。
Description
磁弁に関するものである。
これらのポートを連通させる流路中の弁座、並びに該弁
座を開閉する弁体を有する弁部と、励磁コイル、固定鉄
心、可動鉄心及びその復帰ばねを有するソレノイドとを
備え、励磁コイルへの通電とその解除によって、可動鉄
心と一体に移動する上記弁体が弁座を開閉する直動形2
ポート電磁弁は、特に例示するまでもなく既に知られて
いる。そして、この直動形2ポート電磁弁は、可動鉄心
のストロークを小さくすると、ソレノイドの吸引力を小
さくできるので、ソレノイドを小形で安価なものとする
ことができ、しかもこれによって消費電力が少なくなる
ので、ランニングコストを低下することができる。
弁座の流路径をD、弁座を開閉する可動鉄心のストロー
クをhとするとπDhであるから、可動鉄心のストロー
クhを小さくしてしかも所要の流路面積を確保するため
には、弁座の流路径Dを大きくする必要がある。しかし
ながら、弁座の流路径を大きくすると、該弁座を開閉す
る弁体に作用する入口側の流体圧の作用力が大きくな
り、弁体がこの大きな力で弁座に押し付けられるため
に、ソレノイドの吸引力を大きくしなければならない。
図4に示すように、圧力流体の供給ポートP及び出力ポ
ートA、並びこれらのポートを連通させる流路中に設け
た弁座体4を有する弁部2と、ボビンに巻いた励磁コイ
ル6、固定鉄心7、及び平板状の可動鉄心8を有するソ
レノイド3とを備え、励磁コイル6への通電とその解除
によって、可動鉄心8が弁座体4に設けた弁座5を開閉
する直動形2ポート電磁弁1が、実公平3−48462
号公報において提案されている。上記電磁弁1における
弁座体4は、図4に詳細を示すように、複数の溝4a,
・・によって区画された周壁4b,・・と、これらの周
壁内の有底の凹部4cとを備え、各周壁4bに弁座5を
構成する通孔4dが形成されている。図3中の符号7a
は、固定鉄心7の先端に取付けたクッション部材、符号
9は、弁部2とソレノイド3との間をシールするととも
に、平板状の可動鉄心8の移動を案内する案内部材であ
る。
の通孔4dの流路径が大きいので、可動鉄心8のストロ
ークが小さくても所望の流路面積を確保することがで
き、しかも溝4aから凹部4c内に流入する入口側の流
体圧によって、弁座5を閉鎖した可動鉄心8に作用する
入口側の流体圧の作用力がほぼバランスしているので、
ソレノイド3の吸引力を小さくすることができる。しか
しながら、上記電磁弁1は、弁座体4に設けた複数の溝
4aによって弁座5の流路面積が減少し、しかも弁座5
の構成が複雑である。また、平板状の可動鉄心8を使用
するために、公知のソレノイドをそのまま使用すること
ができない。
する課題は、弁座の構成が簡単で、しかもソレノイドを
小形でかつ安価なものにできる直動形2ポート電磁弁を
提供することにある。
め、本発明の直動形2ポート電磁弁は、圧力流体の供給
ポート及び出力ポート、これらのポートを連通させる流
路中の弁座、並びに該弁座を開閉する弁体を有する弁部
と、励磁コイル、固定鉄心、可動鉄心及びその復帰ばね
を有するソレノイドとを備え、励磁コイルへの通電とそ
の解除によって、可動鉄心と一体に移動する上記弁体が
弁座を開閉する直動形2ポート電磁弁において、上記弁
部が、環状の周壁、該周壁で囲まれた凹部、周壁に形成
した環状の流路を有する弁座と、上記流路を開閉する環
状の弁体と備え、上記可動鉄心が、入口側の流体を、上
記弁座の凹部と、上記固定鉄心と可動鉄心の間の空間と
に流入させるバランス通路を備えていることを特徴とし
ている。
示し、この直動形2ポート電磁弁11は、弁部12とソ
レノイド13とを備え、これらはソレノイド13に取付
けたセットナット14によって気密に連結されている。
上記弁部12の弁ボディ15は、背向させて開設した圧
縮空気の供給ポートP及び出力ポートAと、ソレノイド
13側の開口とを備え、この開口にセットナット14が
螺着される。そして、これらのポートを連通させる流路
中に弁座体16が気密に嵌着されており、弁座体16の
弁座17は、環状の周壁18と、該周壁18にその軸方
向に形成した環状の流路19と、周壁18によって囲ま
れた有底の凹部20とを備えている(図2参照)。上記
環状の流路19は、図1に示すように、出力ポートA側
において内外両方向に拡径され、拡径部19aに形成し
た複数の連結部18a(図示の例は2個)によって、周
壁18の内側部分と外側部分とが一体に連結されてい
る。
巻かれたボビン24と、それを囲む磁気枠25,25及
びモールド26と、ボビン24の中心孔に気密に取付け
られた固定鉄心28と、ボビン24の中心孔を摺動する
可動鉄心29と、これらの鉄心間の空間30に縮設され
た付勢力の小さい復帰ばね31とを備え、モールド26
の上面に、固定鉄心28に螺着させた固定ボルト32に
よって、カバー33が取付けられている。上記可動鉄心
29は、軸方向に貫通するとともに供給ポートPに連通
するバランス通路34を備え、先端に弁座17の流路1
9を供給ポートP側から開閉する環状の弁体21がかし
め止めされいる。したがって、弁体21が流路19を閉
鎖した状態において、凹部20及び鉄心間の空間30
は、バランス通路34と環状の弁体21とによって供給
ポートPに連通している。図1中の符号35は、合成ゴ
ム等の弾性を有する素材で形成したクッション部材、符
号36,36は可動鉄心29の移動を案内する案内環で
ある。
除されて、弁体21が弁座17の流路19を閉鎖してい
る図示の状態においては、供給ポートPの流体がバラン
ス通路34と環状の弁体21の中心部とを通って、凹部
20と鉄心間の空間30とに流入しているので、弁体2
1は、流路19の開口に作用する入口側流体圧の作用力
と、復帰ばね31の付勢力との和よりなる小さい力によ
って弁座17を閉鎖している。励磁コイル23に通電す
ると、可動鉄心29が固定鉄心28に吸着されて弁体2
1が弁座17の流路19を開放するので、供給ポートP
の圧縮空気が出力ポートAから出力される。この場合、
ソレノイド13の吸引力は、弁体21及び可動鉄心29
に作用する入口側流体圧の作用力がバランス通路34と
環状の弁体21とによってほぼバランスしているので、
復帰ばね31の付勢力より僅かに大きいだけの小さいも
のとすることができる。励磁コイル23への通電を解除
すると、復帰ばね31の付勢力により可動鉄心29と弁
体21が図において下動して弁体21が弁座17の流路
19を閉鎖するので、ポートPとAの連通が遮断され
る。
としたことにより弁座17の流路径Dを大きくできるの
で、弁体21及び可動鉄心29のストロークhが小さく
ても必要な流路面積を確保することができる。この場
合、連結部18aを流路の拡径部19aに設けたので、
連結部18aによって流路19の流路面積が減少するこ
とはない。また、バランス通路34と環状の弁体21と
によって、可動鉄心29及び弁体21に作用する入口側
流体圧の作用力がほぼバランスしているために、ソレノ
イド13の吸引力を小さくできるので、可動鉄心29の
ストロークhが小さいことと相まってソレノイド13を
小形でかつ安価なものとすることができ、しかも消費電
力が少なくなるのでランニングコストを低下させること
ができる。さらに、弁座体16の周壁18に溝を設ける
必要がないのでその構成が簡単であり、かつ、可動鉄心
29をバランス通路34を有するものとする以外は、公
知のソレノイドをそのまま使用することができる。
の流路を環状としてその流路径を大きくしたことと、可
動鉄心に形成したバランス通路により可動鉄心及び弁体
に作用する入口側流体圧の作用力がほぼバランスしてい
ることとによって、可動鉄心のストロークを小さくして
も必要な流路面積を確保することができるとともに、ソ
レノイドの吸引力が小さくなって小形で安価なものとす
ることができ、しかも消費電力が少ないのでランニング
コストを低下することができる。また、可動鉄心にバラ
ンス通路を設けたことによって弁座の流路面積の減少が
なく、かつ弁座の形成が容易である。
Claims (1)
- 【請求項1】圧力流体の供給ポート及び出力ポート、こ
れらのポートを連通させる流路中の弁座、並びに該弁座
を開閉する弁体を有する弁部と、励磁コイル、固定鉄
心、可動鉄心及びその復帰ばねを有するソレノイドとを
備え、励磁コイルへの通電とその解除によって、可動鉄
心と一体に移動する上記弁体が弁座を開閉する直動形2
ポート電磁弁において、 上記弁部が、環状の周壁、該周壁で囲まれた凹部、周壁
に形成した環状の流路を有する弁座と、上記流路を開閉
する環状の弁体と備え、 上記可動鉄心が、入口側の流体を、上記弁座の凹部と、
上記固定鉄心と可動鉄心の間の空間とに流入させるバラ
ンス通路を備えている、ことを特徴とする直動形2ポー
ト電磁弁。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26673596A JP3909461B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 直動形2ポート電磁弁 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1089528A true JPH1089528A (ja) | 1998-04-10 |
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ID=17434973
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---|---|---|---|
JP26673596A Expired - Fee Related JP3909461B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 直動形2ポート電磁弁 |
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-
1996
- 1996-09-17 JP JP26673596A patent/JP3909461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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