JP2518344Y2 - 制御弁 - Google Patents

制御弁

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JP2518344Y2
JP2518344Y2 JP9750090U JP9750090U JP2518344Y2 JP 2518344 Y2 JP2518344 Y2 JP 2518344Y2 JP 9750090 U JP9750090 U JP 9750090U JP 9750090 U JP9750090 U JP 9750090U JP 2518344 Y2 JP2518344 Y2 JP 2518344Y2
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JP
Japan
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spool
control valve
operating rod
solenoid
outflow port
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JP9750090U
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JPH0454371U (ja
Inventor
昌史 穴沢
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば油圧制御等に用いられる制御弁に
関する。
(従来の技術) 従来のこの種の制御弁としては、たとえば第3図に示
すようなものがある。すなわち、制御流体の流出入ポー
ト100を有する弁箱としてのバルブハウジング102内にス
プール101が摺動自在に挿入されており、さらにバルブ
ハウジング102内にはこのスプール101を一方向に付勢す
る付勢手段103が設けられている。一方、このスプール1
01の一端にはソレノイド107によって往復駆動される作
動ロッド104が当接しており、この作動ロッド104によっ
てスプール101を付勢手段103の付勢力に抗して移動させ
て流出入ポート100を開閉するようになっていた。この
スプール101は従来から切削加工により加工されてお
り、ロッド当接端面105はフラットに削り出されてい
た。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、スプール
101が切削加工による成形品であったので重量が大きく
作動応答性が悪い。また振動が加わった場合に、その慣
性による影響が大きくなって制御特性が悪化するという
問題があった。
そこで、スプール101をプレス成形品として軽量化を
図ることが考えられる。ところが、プレス成形品の場合
にはプレス時にゆがみが発生し、作動ロッド104が当接
する当接端面105をフラットにすることができない。一
方、当接端面105が凹形状であると、第4図に示すよう
に、作動ロッド104先端が凹部106に嵌り込んで作動時に
こじる現象が発生し、スプール101の摺動抵抗が増大し
て応答性が悪化すると共に、従来品に比べてソレノイド
107に大きな電圧が必要となるという問題があった。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、スプールをプ
レス成形品とすることによりスプールの軽量化を図り、
しかもプレス時のゆがみの影響を排除してスプールを円
滑に移動させ得る制御弁を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、流出
入ポートを有する弁箱内にスプールを摺動自在に挿入
し、このスプールを付勢手段によって一方向に付勢する
と共に、弁箱内に先端がスプールの一端に当接する作動
ロッドを往復動自在に挿入し、この作動ロッドによって
スプールを付勢手段の付勢力に抗して移動させて流出入
ポートを開閉する制御弁において、 前記スプールをプレス成形品とすると共に、該スプー
ルのロッド当接端部を凸形状としたことを特徴とする。
(作用) 上記構成の制御弁においては、スプールをプレス成形
品としたので、従来の切削加工品に比べてスプールが軽
量となり応答性が速くなる。また、振動時においてもス
プールが軽量なので振動を押えやすい。
さらに、作動ロッドが当接する当接端面が凸形状とな
っているので、作動ロッド当接部のこじりは生じない。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例を基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る制御弁を示している。
この制御弁1は、弁箱してのバルブハウジング2にソレ
ノイド3を一体的に組み付けた電磁弁である。
バルブハウジング2は円筒状の内部中空部材であり、
その一端がソレノイド3のケース4端部に一体的に組み
付けられ、他の端部が栓体5によって密閉されている。
バルブハウジング2の内周は、ソレノイド3側の半部が
大径部6となっており、ソレノイド3から離れた他の半
部が縮径されてスプール7のガイド孔8となっている。
そして、バルブハウジング2の大径部6の上記ガイド孔
8との境界部近傍に流出ポート9が開口している。ま
た、バルブハウジング2の先端側に上記ガイド孔8に開
口する流入ポート10が設けられている。
一方、スプール7は、第2図に示すように、そのソレ
ノイド3側の端部が閉塞された中空の円筒状部材で、こ
の考案では薄肉のプレス成形品により成形され、ソレノ
イド3側の閉塞された頭部11と、この頭部11から連続し
てガイド孔8内周面と摺接するスカート部12と、から成
っている。頭部11はスカート部12よりも一段絞られてお
り、その側面にスプール7の内外を連通する連通孔13が
開口形成され、この連通孔13を通じて上記流入ポート10
と流出ポート9とが連通されている。
一方、スプール7の内周側には、このスプール7をソ
レノイド3側に向かって一方向に付勢する付勢手段とし
てのスプリング14が装着されている。このスプリング14
は、その一端がスプール7の頭部11とスカート部12との
境界段部15に係合し、他の端部がバルブハウジング2を
閉塞する栓体5に係合している。尚、このバルブハウジ
ング2は、相手取付部材16の取付穴17内周に嵌合固定さ
れるもので、相手取付部材16の取付穴17底面には制御流
体の流入口P1およびアクチュエータへの制御口P2が開口
し、その側壁には上記バルブハウジング2の流出ポート
9に対応して流出口P3が開口している。そして、バルブ
ハウジング2と取付穴17との嵌合面間には流出口P3と流
出口P1間を区分するシール用のOリング18が装着されて
いる。
一方、スプール頭部11のロッド当接面は凸形状となっ
ていて、この凸部19に平坦な作動ロッド20先端が当接し
ている。この凸部19はこの実施例ではR状に成形されて
いる。作動を繰り返すうちに作動ロッド20の先端面がス
プール7の先端形状に倣って摩耗するが、摩耗量を減少
させるために先端凸部19のRは大きい方が好ましい。
一方、ソレノイド3は、有底円筒状のケース4と、こ
のケース4内に収納される円筒状のコイル21と、ケース
4の開口端部に嵌合されるアッパプレート22と、アッパ
プレート22に重ねてケース開口部内周に嵌合されて開口
部を閉塞するコネクタ23と、コイル21内周に薄肉のシリ
ンダ24を介して嵌合固定されるセンタポスト25と、この
センタポスト25とコネクタ23間に往復動自在に挿入され
るプランジャ26とを備えている。このシリンダ24は一端
のコネクタ23側端部が閉塞されており、プランジャ26は
センタポスト25とシリンダ24の端壁との間に挿入されて
いる。そして、作動ロッド20の一端はセンタポスト25を
貫通してプランジャ26に一体的に連結されている。
上記構成の制御弁にあっては、ソレノイド3がオフ状
態では、プランジャ26は作動ロッド20を介してスプリン
グ14のばね力によってセンタポスト25から離間されてい
る。そして、スプール7のスカート部12先端は流入ポー
ト10から離れて流入ポート10が完全に開いており、取付
孔17の流入ポートP1から流入した制御流体はバルブハウ
ジング2の流入ポート10からバルブハウジング2内に流
入し、連通孔13を通じて流出ポート9からバルブハウジ
ング2外に流出し、流出口P3から外部に流出する。した
がって、アクチュエータへの制御口P2に導入される制御
圧力が最小になる。
一方、ソレノイド3に通電するとプランジャ26がセン
タポスト25側に磁気吸引され、スプール7はスプリング
14のばね力に抗して栓体5側に移動する。そして、ソレ
ノイド3への通電量を制御することにより流入ポート10
がスカート部12により部分的に閉じられ、制御口P2の制
御圧力が大きくなる。
また、スプール7をプレス成形品としたので、従来の
切削加工品に比べてスプール7が軽量となり応答性が速
くなる。また、振動時においてもスプール7が軽量なの
で振動を押えやすい。そして作動ロッド20が当接する当
接端面が凸部19形状となっているので、第4図に示した
凹形状の場合のように、作動ロッド20当接部のこじりは
生じない。
尚、上記実施例では作動ロッド20がソレノイド3によ
って駆動される場合を例にとって説明したが、ソレノイ
ド駆動に限定されるものではなく油圧等他の駆動源によ
って駆動される場合についても同様に適用することがで
きる。
(考案の効果) 本考案は、以上の構成および作用を有するもので、ス
プールをプレス成形品としたので、従来の切削加工品に
比べてスプールが軽量となり応答性が速くなるとともに
耐振性も向上する。
さらに、スプールの作動ロッドが当接する当接端面が
凸形状となっているので、当接端面を凹形状とした場合
のように作動ロッドのこじりは生じず、スプールの軽快
な移動を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る制御弁の縦断面図、第
2図は第1図のスプールの拡大断面図、第3図は従来の
制御弁の縦断面図、第4図はスプールをプレス成形品と
した場合の問題点を説明するためのスプール先端部の概
略断面図である。 符合の説明 1……制御弁、2……バルブハウジング 3……ソレノイド、4……ケース 5……栓体、6……大径部 8……ガイド孔、9……流出ポート 10……流入ポート、11……頭部 12……スカート部、13……連通孔 14……スプリング(付勢手段)、15……段部 16……相手取付部材、17……取付穴 19……凸部、20……作動ロッド 21……コイル、22……アッパプレート 23……コネクタ、24……シリンダ 25……センタポスト、26……プランジャ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流出入ポートを有する弁箱内にスプールを
    摺動自在に挿入し、このスプールを付勢手段によって一
    方向に付勢すると共に、弁箱内に先端がスプールの一端
    に当接する作動ロッドを往復動自在に挿入し、この作動
    ロッドによってスプールを付勢手段の付勢力に抗して移
    動させて流出入ポートを開閉する制御弁において、 前記スプールをプレス成形品とすると共に、該スプール
    のロッド当接端部を凸形状としたことを特徴とする制御
    弁。
JP9750090U 1990-09-17 1990-09-17 制御弁 Expired - Lifetime JP2518344Y2 (ja)

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JP9750090U JP2518344Y2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 制御弁

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JP9750090U JP2518344Y2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 制御弁

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JPH0454371U JPH0454371U (ja) 1992-05-11
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JP3767102B2 (ja) * 1996-06-28 2006-04-19 Nok株式会社 ソレノイドバルブ

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