JP3767102B2 - ソレノイドバルブ - Google Patents

ソレノイドバルブ Download PDF

Info

Publication number
JP3767102B2
JP3767102B2 JP18759897A JP18759897A JP3767102B2 JP 3767102 B2 JP3767102 B2 JP 3767102B2 JP 18759897 A JP18759897 A JP 18759897A JP 18759897 A JP18759897 A JP 18759897A JP 3767102 B2 JP3767102 B2 JP 3767102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
solenoid
center post
port portion
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18759897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10220624A (ja
Inventor
博幸 西ノ薗
延由記 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP18759897A priority Critical patent/JP3767102B2/ja
Publication of JPH10220624A publication Critical patent/JPH10220624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3767102B2 publication Critical patent/JP3767102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば油圧制御や流量制御等に用いられるソレノイドバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のソレノイドバルブとしては、たとえば図8に示すようなものが知られている。
【0003】
すなわち、センタポスト100と、このセンタポスト100を取り囲むように設けられるソレノイド101と、センタポスト101と軸方向に所定間隔を隔てて設けられるポート部102と、ソレノイド101の内周面とセンタポスト100及びポート部102の対向面とによって形成されるプランジャ室103内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャ104と、このプランジャ104とセンタポスト100との間に挿入されてプランジャ104をポート部102に対して押圧するスプリング105と、ポート部102に設けられる流入路106および流出路107と、を備えている。
【0004】
そして、ソレノイド101を励磁してプランジャ104をスプリング105のばね力に抗してセンタポスト100に吸引することによって流入路106を開口させ、ソレノイド101への通電量を変えることによって流入路106の開き量を制御して制御圧を制御するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した従来技術の場合には、油圧等の作動液体内に空気が混入していると、図9(a)のa部に示すように、制御圧が不安定となるという問題があった。
【0006】
これは、従来のプランジャ104はポート部102に対して平面的に接離する構成となっていたために、図9(b)に示すように、単位ストローク当たりの制御圧の変化量(バルブ感度)が大きく、プランジャ104が少し動いただけでも制御圧が敏感に変化することに原因があることが判明した。
【0007】
また、従来のプランジャ104の支持はソレノイド101のボビン108内周で行っているが、互いの熱膨張係数の違いからクリアランスは最小60〜80[μm]が限界で、そのため周方向のチャタリングを発生しやすく、また、ポート部102の流入路106との中心ずれも生じやすいため、同様にチャタリングを発生しやすかった。
【0008】
なお、これらの問題を解消する方法として、ソレノイド内部のエア抜きを設ける方法もあるが、ソレノイドバルブが油圧ユニット内部に入っている場合(オートマチックトランスミッションなどに適用する場合など)や、油圧ユニット自体がエアオイルに混入させる場合などでは、エア抜きでは対処しきれなかった。
【0009】
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、空気のような気体が作動液体に混入していても、圧力や流量等は安定し、制御特性に優れたソレノイドバルブを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、センタポストと、該センタポストを取り囲むように設けられるソレノイドと、前記センタポストと軸方向に所定間隔で隔てて設けられるポート部と、前記ソレノイドの内周面とセンタポスト及びポート部の対向面とによって形成されるプランジャ室内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャと、該プランジャとセンタポストとの間に挿入されてプランジャをポート部に対して押圧するスプリングと、前記ポート部に設けられる流入路と、を備え、
前記ソレノイドを励磁してプランジャをスプリングのばね力に抗してセンタポスト側に吸引し、ソレノイドへの通電量を変化させて吸引力を変化させることによって流入路の前記プランジャ室側の出口の開き量を制御するソレノイドバルブにおいて、
前記ソレノイド内周にプランジャを軸方向に摺動自在に案内する軸受部材を設けると共に、前記プランジャの先端部にポート部の流入路内周に摺動自在に挿入される筒状バルブ部を突設し、該筒状バルブ部の側壁にプランジャの軸方向移動によって徐々に開口する開口部を設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、プランジャのストロークに応じて筒状バルブ部側壁の開口部が徐々に開いていくが、単位ストロークに対する開口面積の増分は小さく、制御圧や流量の変化も小さい。したがって、制御液体中の空気等が気体が圧縮されてプランジャが余計にストロークしても開口面積の増分は小さく、軸方向のチャタリングを防止でき、制御圧や流量特性の変化を小さく抑えることができる。
【0012】
また、プランジャを軸受部材によって支持しているので、プランジャを径方向のがたつきを抑えることができ、径方向のチャタリングを防止することができる。
【0013】
さらに、軸受部材はポート部の流入路内周に嵌合固定される嵌合筒部を設け、軸受部材外周とソレノイド内周間には隙間を設けたことを特徴とする。
この隙間は流入路から流入した流体をプランジャの背面側に流す流路となる。このようにすれば、軸受部材がポート部の流入路に対して位置決めされるので、軸受部材に案内されるプランジャの筒状バルブ部の中心軸も流入路に対して正確に芯出しすることができる。
【0014】
また、前記軸受部材に、プランジャがスプリングのばね力によってポート部側へ付勢された場合に該プランジャを位置規制し、かつ流体の流路には面しない規制面を設けるとよい。
【0015】
したがって、流体の流路には面しない面(流体中のごみなどの付着することのない面)でプランジャを位置規制するので、適正に位置規制される。
【0016】
また、センタポストと、該センタポストを取り囲むように設けられるソレノイドと、前記センタポストと軸方向に所定間隔で隔てて設けられるポート部と、前記ソレノイドの内周面とセンタポスト及びポート部の対向面とによって形成されるプランジャ室内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャと、該プランジャとセンタポストとの間に挿入されてプランジャをポート部に対して押圧するスプリングと、前記ポート部に設けられる流入路と、を備え、
前記ソレノイドを励磁してプランジャをスプリングのばね力に抗してセンタポスト側に吸引し、ソレノイドへの通電量を変化させて吸引力を変化させることによって前記流入路の前記プランジャ室側の出口の開き量を制御するソレノイドバルブにおいて、
前記プランジャの先端部にポート部の流入路内周に摺動自在に挿入される筒状バルブ部を突設し、該筒状バルブ部の側壁にプランジャの軸方向移動によって徐々に開口する開口部を設けると共に、該筒状バルブ部を支持する円筒状のバルブスリーブを設けることもできる。
【0017】
したがって、プランジャのストロークに応じて筒状バルブ部側壁の開口部が徐々に開くので、単位ストロークに対する開口面積の増分は小さく、制御圧や流量の変化も小さい。したがって、制御液体中の空気等が気体が圧縮されてプランジャが余計にストロークしても開口面積の増分は小さく、軸方向のチャタリングを防止でき、制御圧や流量特性の変化を小さく抑えることができる。
【0018】
また、筒状バルブ部をバルブスリーブによって支持しているので、プランジャを径方向のがたつきを抑えることができ、径方向のチャタリングを防止することができ、バルブスリーブを円筒状としたのでインサート成形も可能となる。
【0019】
さらに、センタポストと、該センタポストを取り囲むように設けられるソレノイドと、該ソレノイドの励磁により吸引されるプランジャと、該プランジャの移動に応じて移動するバルブと、該バルブをプランジャ側に押圧するスプリングと、流入路を有したポート部と、を備え、前記ソレノイドを励磁してプランジャをスプリングのばね力に抗してセンタポスト側に吸引し、ソレノイドへの通電量を変化させて吸引力を変化させることによって前記流入路の前記バルブ側の出口の開き量を制御するソレノイドバルブにおいて、前記バルブの先端側にポート部の流入路内周に摺動自在に挿入される筒状バルブ部を突設し、該筒状バルブ部の側壁にプランジャの軸方向移動によって徐々に開口する開口部を設けることもできる。
【0020】
したがって、プランジャのストロークに応じて筒状バルブ部側壁の開口部が徐々に開くので、単位ストロークに対する開口面積の増分は小さく、制御圧や流量の変化も小さい。したがって、制御液体中の空気等が気体が圧縮されてプランジャが余計にストロークしても開口面積の増分は小さく、軸方向のチャタリングを防止でき、制御圧や流量特性の変化を小さく抑えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0022】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドバルブを示している。
【0023】
すなわち、このソレノイドバルブ1は、センタポスト2と、このセンタポスト2を取り囲むように設けられるソレノイド3と、センタポスト2と軸方向に所定間隔を隔てて設けられるポート部4と、を備えている。
【0024】
このソレノイド3の内周面とセンタポスト2及びポート部4の対向面とによって中空のプランジャ室5が形成され、このプランジャ室5内にプランジャ6が軸方向に移動自在に挿入されている。プランジャ6とセンタポスト2との間にはスプリング7が装着されて、このスプリング7のばね力によって、プランジャ6がポート部4に対して押圧されている。
【0025】
前記ポート部4には軸方向に貫通する流入路8が設けられ、センタポスト2には第1流出路9が設けられ、さらに、ポート部4付け根位置には第2流出路10が設けられている。
【0026】
センタポスト2には中心軸方向に貫通する貫通孔21が設けられ、この貫通孔21にスプリング7の設定荷重を調整する調整ねじ部22がねじ込まれており、この調整ねじ部22に上記第1流出路9が形成されている。また、調整ねじ部22のプランジャ室5に面する端部にスプリング7の一端が係合している。
【0027】
センタポスト2のプランジャ室5に面する端面は内径端から外径端に向けて徐々にプランジャ室側に突出するテーパ面となっており、磁路を形成するロアプレート11の円筒部11a先端と軸方向に所定間隔を隔てて対向している。
【0028】
ソレノイド3はボビン31にコイル32を巻き付けた構成で、センタポスト2はボビン31の上半部内周に嵌着され、下半部がプランジャ室5となっており、ポート部4はソレノイド3の下端開口部を塞ぐように設けられている。ソレノイド3の下端面にはロアプレート11が当接している。ロアプレート11はフランジ付き円筒形状で、フランジ部11bがソレノイド3下端面に当接し、円筒部11aがソレノイド3のボビン31内周に埋め込まれている。また、ロアプレート11の円筒部11a内周には薄肉の樹脂部4aが被覆されている。上記ボビン31,薄肉樹脂部4aおよびポート部4はロアプレート11をインサートして一体成形されている。また、センタポスト2の上端部はソレノイド3の上端からさらに上方に突出しており、センタポスト2上端部に磁路を形成するヨークとなる環状のアッパプレート12の内径端が固定されている。
【0029】
アッパプレート12とソレノイド3の間にはコネクタ部13が介装されている。このコネクタ部13には端子14aが設けられたソケット部14が連結され、ソレノイド3から延びる図示しないリード線等がコネクタ部13に埋設されている。
【0030】
ソレノイド3はケース15内に収容され、ケース15の上端開口部にアッパプレート12の外径端が嵌合固定され、ケース15の下端開口部にロアプレート11のフランジ部11bの外径端が嵌合固定されている。これにより、ソレノイド3を励磁した際の磁気回路Hは、センタポスト2,プランジャ6,ロアプレート11,ケース15およびアッパプレート12を通ってセンタポスト2に戻るように形成される。
【0031】
ソレノイド3内周にはプランジャ6を軸方向に摺動自在に案内する軸受部材としての段付き円筒形状のスリーブ16が設けられている。スリーブ16は非磁性材製で、プランジャ室5の下半部内周に所定の隙間gを介して配置される軸受部161と、軸受部161の下端から段差部を介して下方に延びてポート部4の流入路8内周に嵌着される嵌合筒部162と、から構成されており、軸受部161の下端部に連通穴163が設けられている。
【0032】
プランジャ6は、前記スリーブ16の軸受部161上端よりも上方に位置し、軸受部161の内径よりも大径で、かつソレノイド3内径よりも小径でソレノイド3内周との間に所定の隙間Gを形成する大径部61と、大径部61の下端から下方に延びて軸受部161内周に摺動自在に接触するスライド部62と、スライド部62よりも小径でスライド部62下端からさらに下方に延びて軸受部161下部に開口する連通穴163に面する小径部63と、小径部63の下端からさらに下方に延びてポート部4の流入路8内周に摺動自在に挿入される筒状バルブ部64とから構成され、この筒状バルブ部64の側壁に部分的に開口する開口部としての開口穴65が設けられている。
【0033】
この筒状バルブ部64の開口穴65は丸穴で、円周方向に複数設けられており、通電していない状態では、開口穴65上端と筒状バルブ部64の上端位置との間にスリーブ16の嵌合筒部162内周に密接して開口穴65を閉塞するオーバーラップ部66が設けられている。このオーバラップ部66があまり大きいと開口するまでのストロークが長くなってしまい電流を増加しても制御圧がなかなか下がらず、下がり始めると急に下がって電流との比例性が無くなってしまうので、シール性を確保できる範囲で可及的に小さくすることが望ましい。
【0034】
また、上記開口穴65のように形状は丸穴に限らず、必要な制御圧や流量特性に応じて形状を選択できることができ、例えば筒状バルブ部の先端まで開くスリットを設けるようにしてもよいし、図2に示すように径の異なる円の中心をずらした形状(a)や、三角形状(b)とすることも可能である。
【0035】
ポート部4は、ソレノイド3下端面よりも下方に突出する差し込み筒部41を備えており、この差し込み筒部41に流入路8が貫通形成されている。差し込み筒部41外周には取付穴30との嵌合部のシールを図るOリング等のシール部材42が装着されている。差し込み筒部41内周に嵌合されるスリーブ16の嵌合筒部162下端部外周には抜け止めリング43が装着され、スリーブ16がプランジャ室5側に抜けることを防止している。この抜け止めリング43はポート部4と一体成形されており、スリーブ16の嵌合筒部162下端がかしめ固定されている。
【0036】
図3は本実施の形態のソレノイドバルブが用いられる油圧回路の一例である。
【0037】
すなわち、油圧ユニットの取付穴30にソレノイドバルブ1の差し込み筒部41が差し込み固定され、流入路8が制御室301に連通している。制御室301は第1オリフィス302を介して図示しない油圧源から元圧PO が作用しており、ソレノイドバルブ1によって所定圧に制御され、制御圧PC が第2オリフィス303を介してスプールバルブ304等に供給されるようになっている。ソレノイドバルブ1の第1,第2流出路9,10は、ドレインポートとして使用される。
【0038】
本発明にあっては、ソレノイド3に通電することによってプランジャ6が吸引され、電流の増加に伴ってプランジャ6がセンタポスト2側に移動し、プランジャ6のストロークに応じて筒状バルブ部64側壁の開口穴65部が開いている。図9(c)に示すように、従来の平面的な開閉機構に対して単位ストロークに対する開口面積の増分は小さく、制御圧の変化(バルブ感度)も小さい。したがって、制御液体中の空気等の圧縮性を有する気体が圧縮されてプランジャ6が余計にストロークしたとしても開き量の増分は小さく、図9(d)に示すように、制御圧の変化を小さく抑えることができ、
また、プランジャ6をスリーブ16によって支持しているので、プランジャ6の径方向のがたつきを抑えることができ、チャタリングを防止することができる。
【0039】
特に、スリーブ16はポート部4の流入路8内周に嵌合固定される嵌合筒部162を設け、軸受部161外周とソレノイド3内周間に隙間Gを設けているので、軸受部161は流入路8に対して位置決めされ、スリーブ16に案内されるプランジャ6の筒状バルブ部64の中心軸も流入路8に対して正確に芯出しされる。
【0040】
なお、上記図3に示す回路では、ソレノイドバルブ1を油圧制御用として用いる場合について説明したが、流量を制御することもできる。また、第1,第2流出路9,10をドレインポートとして使用しているが、第1あるいは第2流出路から制御圧を供給するような構成とすることもできる。
【0041】
次に、ソレノイド3を励磁していない際に、プランジャ6がスプリング7のばね力によってポート部4側に付勢されている場合のプランジャ6の位置規制について図4を用いて説明する。図4はプランジャ6近傍の拡大図で、位置規制の仕方を中心線を境界として左右に分けて2通り示している。
【0042】
プランジャ6の位置規制の仕方としては例えば図に示したような2通りが考えられる。
【0043】
すなわち、図中中心線の左側(A側)に示したように軸受部161の下端の段差部となる嵌合筒部162の上端面162aを、プランジャ6を位置規制する規制面とする場合と、図中中心線の右側(B側)に示したように軸受部161の上端面161aを、プランジャ6を位置規制する規制面とする場合と、が考えられる。
【0044】
なお、図に示したように、A側のような構成とする場合には軸受部161の上端面161aとプランジャ6との間にはクリアランスを設け、B側のような構成とする場合には嵌合筒部162の上端面162aとプランジャ6との間にはクリアランスを設ける必要がある。クリアランスを設けずに、両方で位置規制しようとすると、寸法等の精度を高めなければならず、また、実際には個々の部品の精度誤差や摩耗等によって、いずれか一方でのみ位置規制するようになってしまい不安定となり流量特性に悪影響を及ぼす恐れがあるためである。
【0045】
まず、A側のような構成とする場合には、プランジャ6が位置規制された位置(ソレノイド3が非励磁状態)からソレノイド3が励磁して開口穴65が開口するまでの位置(所定の励磁力により開口するまでの時間)はオーバラップ部66のストロークのみで決まる点では優れている。しかし、嵌合筒部162の上端面162aは開口穴65が開口している場合には油などの流体の流路に面するため、鉄粉やゴミ(いわゆるコンタミ)が上端面162a上に付着・吸着してしまい開口穴65が完全に閉じない状態が発生してしまうことが考えられ、流量が不安定になってしまうという欠点がある。
【0046】
これに対して、B側のような構成とする場合には、プランジャ6が位置規制された位置(ソレノイド3が非励磁状態)からソレノイド3が励磁して開口穴65が開口するまでの位置(所定の励磁力により開口するまでの時間)は、プランジャ6とスリーブ16相互の寸法によって決定される点で、上述のA側のような構成とする場合に比べて不利である。しかしながら、B側のような構成の場合には軸受部161の上端面161aは流体の流路には面しない位置にあるため、鉄粉やゴミなどが付着・吸着してしまうようなことはほとんどなく、また、上端面162aとプランジャ6との間に十分なクリアランスを設けることで上端面162aにゴミなどが付着・吸着してしまっても開口穴65は適正に閉じることができ、流量が安定する。
【0047】
以上の点から、B側のような構成とする方が望ましく、流量を安定させて制御特性に影響を及ぼさずに、品質性を高めることができる。なお、上述の実施の形態では、プランジャ6とスリーブ16それぞれの形状の関係によって、軸受部161の上端面161aを規制面としたが、要は、流体の流路に面しない面であれば、この面に限らず、プランジャとスリーブの形状に応じて適正な面を規制面とすることができるのは言うまでもない。
【0048】
(第2の実施の形態)
図5には、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、軸受部材を設けてプランジャを支持していたが、本実施の形態では、筒状バルブ部の長さを長くして、円筒状のバルブスリーブにより筒状バルブ部を支持することでプランジャを支持する構成としている。その他の構成等については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0049】
以下、上記第1の実施の形態と異なる構成等について図5を参照して詳しく説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドバルブの概略構成断面図である。
【0050】
図に示したように、本実施の形態では、プランジャ6Aのうち筒状バルブ部64Aの長さを長くしており、この筒状バルブ部64Aの位置で、円筒状のバルブスリーブ16Aによって支持(軸受け)される構成となっている。
【0051】
この筒状バルブ部64Aの長さを十分長くすることでプランジャ6Aの傾きを防止している。
【0052】
このような構成とすることにより、上記第1の実施の形態とは異なり、バルブスリーブ16Aを円筒形状とすることができるので、バルブスリーブ16Aそのものの製作が容易となると共に、バルブスリーブ16Aをインサート成形により固定させることができるので製造が容易となる。
【0053】
なお、プランジャ6Aのうち大径部61Aとソレノイド3内周との間は接触しないように、隙間Gを設けているので、プランジャ6Aは流入路8に対して位置決めされ、スリーブ16Aに案内されるプランジャ6Aの筒状バルブ部64Aの中心軸も流入路8に対して正確に芯出しされる。
【0054】
以上のような構成によって、上述の第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、製造が容易化を図ることができる。
【0055】
(第3の実施の形態)
図6には、本発明の第3の実施の形態が示されている。上記の実施の形態では、プランジャに筒状バルブ部を一体的に設けた構成としたが、本実施の形態では、プランジャと筒状バルブ部材を別部品とする構成としている。その他の構成等については上記の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0056】
以下、上記第1の実施の形態と異なる構成等について図6を参照して詳しく説明する。図6は本発明の第3の実施の形態に係るソレノイドバルブの要部の概略構成断面図である。
【0057】
図に示したように、本実施の形態では、プランジャ6Bと筒状バルブ部材64Bを別部品としている。
【0058】
そして、プランジャ6Bはプランジャ6Bのうち大径部61Bがボビン31Bの内周により支持され、筒状バルブ部材64Bはバルブスリーブ16Bにより支持される。
【0059】
このバルブスリーブ16Bは一体成形により固定することができる。
【0060】
なお、筒状バルブ部材64Bは流入路8より流入する油の油圧によりプランジャ6B側へ押圧されており、プランジャ6Bと共に移動する構成となっている。
【0061】
以上のように構成することによって、上記の実施の形態のようにプランジャと筒状バルブ部を一体する場合には、機能上漏れを少なくするためにバルブ部のクリアランスを一定値(例えば60μm)以下とするためには、プランジャやバルブスリーブ等の寸法精度を厳しく管理する必要があるが、本実施の形態では、プランジャと筒状バルブ部材とを別体としているので、各部材の寸法管理を比較的ラフにすることができ製作性に優れている。
【0062】
また、バルブスリーブ16Bを一体成形により固定することができるので工数が少なくて済み加工性にも優れている。
【0063】
さらに、プランジャ6Bの外周が磁路との摺動部を兼ねているので、上記第1の実施の形態のように軸受部材がプランジャの外周領域の一部を覆っている場合に比べて磁路面積を確保できるので吸引力が向上し、小型化を図ることができる。
【0064】
(第4の実施の形態)
図7には、本発明の第4の実施の形態が示されている。上記の実施の形態では、いわゆるノーマルクローズタイプのソレノイドバルブに適用した構成を示したが本実施の形態では、いわゆるノーマルオープンタイプのソレノイドバルブに適用した構成を示している。その他の構成等については上記の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0065】
上記の実施の形態においては、ノーマルクローズタイプ(電流OFF時には閉口しており、電流をONにするとソレノイドの励磁によりプランジャが移動して開口するタイプ)の場合について説明したが、ノーマルオープンタイプ(電流OFF時には開口しており、電流をONにするとソレノイドの励磁によりプランジャが移動して閉口するタイプ)の場合についても適用することができ、以下に図7を参照して、その1形態を説明する。
【0066】
図7は本発明の第4の実施の形態に係るソレノイドバルブの概略構成断面図である。
【0067】
図に示したように、上記実施の形態とは異なり、センタポスト2Cがポート部4側に設けられている。
【0068】
そして、スリーブ16Cに支持されるプランジャ6Cはスプリング71Cによりポート部4側に付勢されて、バルブ部材641Cを押圧しており、バルブ部材641Cはスプリング72Cによりプランジャ6Cを押圧している。
【0069】
ここで、アジャストスクリュ22Cによってスプリング71Cの付勢力を調整できる構成となっている。
【0070】
バルブ部材641Cの端部には、開口穴65を有した筒状バルブ部642Cが突設されており、流入路8内周に摺動自在に配置されている。
【0071】
また、バルブ部材641Cはセンタポスト2Cにより軸受部161Cにより支持されている。
【0072】
このような構成により、電流がOFFの時にはスプリング72Cによりバルブ部材641Cがプランジャ6C側へ付勢されて開口穴65が開口している。
【0073】
したがって、コントロール圧PC は最低圧力となっている。
【0074】
そして、電流をONにしてソレノイド3を励磁すると、プランジャ6Cはセンタポスト2Cにより吸引されて、電流値を大きくするにつれてスプリング72Cの付勢力に抗して移動し、開口穴65は徐々に閉口する。
【0075】
したがって、コントロール圧PC は徐々に大きくなる。
【0076】
なお、図中14Cは所定部へ固定するためのブラケットである。
【0077】
以上のように、ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブについても、上述のノーマルクローズタイプのソレノイドバルブと同様に、図9(e)に示すように、従来の平面的な開閉機構に対して単位ストロークに対する開口面積の増分は小さく、制御圧の変化(バルブ感度)も小さい。したがって、制御液体中の空気等の圧縮性を有する気体が圧縮されてプランジャ6が余計にストロークしたとしても開き量の増分は小さく、図9(f)に示すように、制御圧の変化を小さく抑えることができ、制御特性が向上する。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にあっては、プランジャのストロークに応じて筒状バルブ部側壁の開口部が開いていくが、単位ストロークに対する開口面積の増分は小さく、制御圧や流量の変化も小さい。したがって、制御液体中の空気が圧縮されてプランジャが余計にストロークしても開口面積の増分は小さく、制御圧や流量特性の変化を小さく抑えることができ、制御特性に優れている。
【0079】
また、プランジャを軸受部材によって支持したのでがたつきを抑えたので、チャタリングを防止することができる。
【0080】
さらに、軸受部材はポート部の流入路内周に嵌合固定される嵌合筒部を設け、軸受部材外周とソレノイド内周間に隙間を設ければ、軸受部材がポート部の流入路に対して位置決めされる。この軸受部材に案内されるプランジャの筒状バルブ部の中心軸も流入路に対して正確に芯出しすることができる。
【0081】
また、軸受部材に設けられた規制面によって、流体の流路を妨げない面でプランジャを位置規制させることで、流量を安定させることが可能となり、より一層制御特性が向上する。
【0082】
また、筒状バルブ部を円筒状のバルブスリーブによって支持すれば、プランジャを径方向のがたつきを抑えることができ、径方向のチャタリングを防止することができると共に、バルブスリーブのインサート成形も可能となり、製作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るソレノイドバルブの縦断面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係るソレノイドバルブに適用される開口穴の例が示された図である。
【図3】図3は本発明のソレノイドバルブが使用される油圧回路の一例を示す図である。
【図4】図4は図1の要部拡大図で、位置規制の仕方を中心線を境界として左右に分けて2通り示した図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドバルブの概略構成断面図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施の形態に係るソレノイドバルブの要部の概略構成断面図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施の形態に係るソレノイドバルブの概略構成断面図である。
【図8】図8は従来のソレノイドバルブの縦断面図である。
【図9】図9(a)は従来のソレノイドバルブの制御特性を示すグラフ、同図(b)は従来のソレノイドバルブのバルブ感度を示すグラフ、同図(c)および(e)は本発明のバルブ感度を示すグラフ、同図(d)および(f)は本発明の制御特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ソレノイドバルブ
2 センタポスト
21 貫通孔
22 調整ねじ部
3 ソレノイド
31 ボビン
32 コイル部
4 ポート部
4a 薄肉樹脂部
41 差し込み筒部
42 シール部材
43 抜け止めリング
5 プランジャ室
6 プランジャ
61 大径部
62 スライド部
63 小径部
64 筒状バルブ部
65 開口穴
66 オーバーラップ部
7 スプリング
8 流入路
9,10 第1,第2流出路
11a 円筒部
11b フランジ部
11 ロアプレート
12 アッパプレート
13 樹脂モールド部
14a 端子
14 ソケット部
15 ケース
16 スリーブ(軸受部材)
161 軸受部
161a (軸受部161の)上端面
162 嵌合筒部
162a (嵌合筒部162の)上端面
163 連通穴
G 隙間
30 取付穴
301 制御室
302,303 第1,第2オリフィス

Claims (4)

  1. センタポストと、該センタポストを取り囲むように設けられるソレノイドと、前記センタポストと軸方向に所定間隔で隔てて設けられるポート部と、前記ソレノイドの内周面とセンタポスト及びポート部の対向面とによって形成されるプランジャ室内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャと、該プランジャとセンタポストとの間に挿入されてプランジャをポート部に対して押圧するスプリングと、前記ポート部に設けられる流入路と、を備え、
    前記ソレノイドを励磁してプランジャをスプリングのばね力に抗してセンタポスト側に吸引し、ソレノイドへの通電量を変化させて吸引力を変化させることによって前記流入路の前記プランジャ室側の出口の開き量を制御するソレノイドバルブにおいて、
    前記ソレノイド内周にプランジャを軸方向に摺動自在に案内する軸受部と、ポート部の流入路内周に嵌合固定される嵌合筒部とを有する軸受部材を設けると共に、前記プランジャの先端部に前記嵌合筒部の内周に摺動自在に挿入される筒状バルブ部を突設し、該筒状バルブ部の側壁にプランジャの軸方向移動によって徐々に開口されて、前記開き量が制御される開口穴を設けたことを特徴とするソレノイドバルブ。
  2. 前記軸受部の外周とソレノイド内周間には隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
  3. 前記軸受部材に、プランジャがスプリングのばね力によってポート部側へ付勢された場合に該プランジャを位置規制し、かつ流体の流路には面しない規制面を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のソレノイドバルブ。
  4. センタポストと、該センタポストを取り囲むように設けられるソレノイドと、前記センタポストと軸方向に所定間隔で隔てて設けられるポート部と、前記ソレノイドの内周面とセンタポスト及びポート部の対向面とによって形成されるプランジャ室内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャと、該プランジャとセンタポストとの間に挿入されてプランジャをポート部に対して押圧するスプリングと、前記ポート部に設けられる流入路と、を備え、
    前記ソレノイドを励磁してプランジャをスプリングのばね力に抗してセンタポスト側に吸引し、ソレノイドへの通電量を変化させて吸引力を変化させることによって前記流入路の前記プランジャ室側の出口の開き量を制御するソレノイドバルブにおいて、
    前記プランジャの先端部にポート部の流入路内周に摺動自在に挿入される筒状バルブ部を突設し、該筒状バルブ部の側壁にプランジャの軸方向移動によって徐々に開口されて、前記開き量が制御される開口穴を設けると共に、該筒状バルブ部を支持する円筒状のバルブスリーブを設けたことを特徴とするソレノイドバルブ。
JP18759897A 1996-06-28 1997-06-27 ソレノイドバルブ Expired - Lifetime JP3767102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18759897A JP3767102B2 (ja) 1996-06-28 1997-06-27 ソレノイドバルブ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18863796 1996-06-28
JP8-342801 1996-12-06
JP8-188637 1996-12-06
JP34280196 1996-12-06
JP18759897A JP3767102B2 (ja) 1996-06-28 1997-06-27 ソレノイドバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10220624A JPH10220624A (ja) 1998-08-21
JP3767102B2 true JP3767102B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=27325920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18759897A Expired - Lifetime JP3767102B2 (ja) 1996-06-28 1997-06-27 ソレノイドバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3767102B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522569A (ja) * 2010-03-19 2013-06-13 ボールドウィン ジメック アーベー ファウンテン液のためのバルブ
JP5771067B2 (ja) * 2011-05-24 2015-08-26 カヤバ工業株式会社 ソレノイドバルブおよびフロントフォーク

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618173A (en) * 1979-07-20 1981-02-20 Paloma Ind Ltd Solenoid valve
JPS6041683U (ja) * 1983-08-31 1985-03-23 東京測範株式会社 比例電磁弁
JPS629773U (ja) * 1985-07-03 1987-01-21
JPH0327263Y2 (ja) * 1985-09-06 1991-06-12
JPS63184284U (ja) * 1987-05-20 1988-11-28
JPH083775Y2 (ja) * 1988-09-14 1996-01-31 エヌオーケー株式会社 流量制御弁
JPH02296082A (ja) * 1989-05-09 1990-12-06 Aisan Ind Co Ltd 流体制御電磁弁
JP2525388Y2 (ja) * 1989-05-19 1997-02-12 カヤバ工業 株式会社 可変紋り電磁弁
JPH0349470U (ja) * 1989-09-22 1991-05-14
JPH0439378U (ja) * 1990-07-26 1992-04-03
JP2518344Y2 (ja) * 1990-09-17 1996-11-27 エヌオーケー株式会社 制御弁
JP2897386B2 (ja) * 1990-09-27 1999-05-31 アイシン精機株式会社 電磁式切換弁
US5217047A (en) * 1991-05-30 1993-06-08 Coltec Industries Inc. Solenoid operated pressure regulating valve
JPH0587266A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Honda Motor Co Ltd 電磁弁
JP3198595B2 (ja) * 1992-03-31 2001-08-13 豊田工機株式会社 電磁油圧弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10220624A (ja) 1998-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3666246B2 (ja) ソレノイドバルブ
US8678341B2 (en) Normally closed solenoid valve
US6220569B1 (en) Electrically controlled proportional valve
CA2347610C (en) Solenoid operated pressure control valve
JPH10184976A (ja) 圧力流体の圧力調整方法及び比例可変力ソレノイド圧力調整弁
JP5453918B2 (ja) 流量制御弁
US6863255B2 (en) Solenoid having fluid accumulating and plunger chambers
JP2007051780A (ja) リリーフバルブ
JP3767102B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP4492649B2 (ja) ブリード式バルブ装置
US7331565B2 (en) On/off solenoid
CA2219030C (en) Electrically operated pressure control valve
JPH06195137A (ja) 電磁操作式の圧力調整弁
JP2002286152A (ja) ブリード型比例電磁弁
JP2523796Y2 (ja) 電磁流量制御弁
JPH0246384A (ja) 電磁弁
JPH02138583A (ja) 電磁弁
JP4698066B2 (ja) 可変容量型圧縮機用制御弁
JP2005310838A (ja) 電磁式駆動ユニット
JP2000274551A (ja) 流体圧力制御用の電磁弁
EP0908654B1 (en) Flow metering solenoid valve
WO2020226101A1 (ja) ソレノイドバルブ
JPH10318407A (ja) 電磁弁
JP2001021059A (ja) 比例制御弁
JPH1172176A (ja) 流量制御弁

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term