JPH083775Y2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH083775Y2
JPH083775Y2 JP1988119760U JP11976088U JPH083775Y2 JP H083775 Y2 JPH083775 Y2 JP H083775Y2 JP 1988119760 U JP1988119760 U JP 1988119760U JP 11976088 U JP11976088 U JP 11976088U JP H083775 Y2 JPH083775 Y2 JP H083775Y2
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JP
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control valve
flow
outflow port
port
flow rate
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JP1988119760U
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JPH0241774U (ja
Inventor
龍生 冨田
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば油、空圧装置等の作動流体の流量制
御に用いられる流量制御弁に関する。
(従来の技術) 従来、この種の流量制御弁としては、たとえば第10図
および第11図に示すようなものがある。すなわち、この
制御弁はポンプPの吐出流量を制御するために用いられ
るもので、省スペース化を図るべく制御弁をポンプPに
直接取付けてユニット化している。制御弁本体101には
制御流体の流入ポート102と、流出ポート103と、流路を
絞る絞り部104と、を備えている。絞り部104は、絞り部
104内に出没されるロッド105によって絞り量が可変とな
っており、ポンプPの吐出流量を任意の流量に調整可能
としている。
しかして、ポンプPから吐出された流体は、流入ポー
ト102から絞り部104に流入し、流量が調整された後に流
出ポート103からポンプPの室107内に流出し、最終的に
吐出口108から吐出される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術の場合には、ポンプPに
は通常過大な流体圧を逃がすためのリリーフ弁が設けら
れており、このリリーフ弁のリリーフポート106はポン
プの吐出圧を導入すべく流量制御弁の流出ポート103と
同一の室107に面して開口形成される。このリリーフポ
ート106と流出ポート103の位置が重なると、流出ポート
103から流出する流体の圧力によって制御系のリリーフ
弁に作用する流体圧が変動し、そのためにポンプPの吐
出流量も変動してしまうという問題があった。
これは、流出ポート103から流出する流体は噴流とな
って吐出され、流れに方向性を有するために、ポンプP
のリリーフポート106に流体が入り込み、その結果リリ
ーフ弁の開閉が不安定になることが原因と考えられる。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、流出ポートか
ら流出する流体の方向性を無くし、解放室に設けられた
制御系の動作を安定化させ吐出流量の変動を無くし得る
流量制御弁を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、流入
ポートから流入した流体を絞り部にて所定流量に絞って
流出ポートから解放室へ流出させ、前記解放室には制御
系の流路が設けられている流量制御弁において、前記流
出ポートの流路の解放側開口端部を拡げたことを特徴と
している。
上記流出ポートの流路の解放側開口部形状は、末広が
り状のテーパ形状、あるいは、小径から大径に段階的に
拡がる段付形状とすることが好ましい。
(作用) 上記構成の流量制御弁にあっては、流出ポートから流
出する流体は、開口端部のテーパー形状、あるいは段付
形状にしたがって多方向に拡がりながら流出することに
なり、流出流体は方向性を持たない。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に従って説明する。本
考案の第1実施例に係る流量制御弁を示す第1及び第3
図において、1は流量制御弁全体を示しており、概略制
御弁本体2と、弁を作動させるソレノイド3とから構成
されている。
ソレノイド3は円筒状のケース4内に収納されてお
り、その一方側の端面に上記制御弁本体2が組み付けら
れている。ソレノイド3内周には可動鉄心5が中心軸方
向に移動自在に装着されている。
制御弁本体2は、ソレノイド3側からソレノイド3の
反対側に向かって順に、大径、中径、小径と、順次小径
となる3段階の段付形状に構成されている。
小径部23には、制御流体が流入する流入ポート6と、
絞り部7と、絞り部7にて所定流量に制御された流体を
外部に流出する流出ポート8が設けられている。すなわ
ち、小径部23は内部中空で、その中空内部に流路を絞る
絞り部7が設けられている。
そして、流入ポート6は小径部23の先端面に開口して
おり、その流路は小径部23の中心軸方向に直線状に延び
ており、絞り部7に連通している。一方、流出ポート8
は小径部23の側面に開口しており、その流路は小径部23
の中心軸方向に対して直角方向に延びて、絞り部7に連
通している。流出ポート8はこの実施例では2か所に設
けられているが、流出ポート8の数は限定されるもので
は無く、1か所でも3か所以上設けるようにしてもよ
い。
絞り部7の絞り量は、絞り部7内に出没されるロッド
9によって調整可能となっている。ロッド9は制御弁本
体2の中心軸方向に沿って貫通形成された案内孔10に往
復動自在に挿通されていて、他端がソレノイド3の可動
鉄心5に固定されている。しかして、可動鉄心5は、ス
プリング11によってロッド9が絞り部7から退出する方
向に常時付勢されていて、ソレノイド3の磁気吸引力に
よってスプリング11の付勢力に抗してロッド9を絞り部
7内に進入させる方向に移動させるようになっている。
したがって、可動鉄心5はソレノイド3の磁気吸引力と
スプリング11のばね力とのバランス位置にて停止するも
ので、ソレノイド3への通電量を制御することにより絞
り部7におけるロッド9の位置が調整可能となってい
る。
上記流出ポート8の流路の解放側開口端部12は拡げら
れており、この実施例では、解放室13に向かって徐々に
拡径するように傾斜するテーパー形状となっている。テ
ーパー形状としては、図示例のような直線状のテーパー
面に限定されるものでは無く、曲面状の構成としてもよ
い。このテーパー面のテーパー角度や長さは制御流体の
種類,粘性,制御流量,圧力,解放室の形状寸法等の種
々の条件を考慮して選択されるものである。
この流量制御弁は菅路を介さずに直接ポンプ50に取付
けるもので、制御弁本体2の中径部22外周がポンプ50に
設けた取付ねじ孔51に流体密に螺合され、小径部23がポ
ンプ50の解放室52の底面に形成された第1吐出口53に流
体密に嵌着される。
しかして、制御弁本体2の小径部23の先端面に開口す
る流入ポート6は、ポンプ50の第1吐出口53に連通し、
制御弁本体2の側面に開口する流出ポート8はポンプ50
の解放室52に開口している。一方、ポンプ50の解放室52
内周壁には、流量を制御した後の流体を吐出する第2吐
出口54と、図示しない制御系の流路として、例えばリリ
ーフ弁のリリーフポート55が開口形成されている。
上記構成の流量制御弁にあっては、ポンプ50の第1吐
出口53から流出した流体は、第2図(a),(b)に示
すように、制御弁本体2の流出ポート8から絞り部7に
至り、絞り部7にて流路が絞られ、流出ポート8からポ
ンプ50の解放室52内に流れこむ。
この流出ポート8から解放室52内に流れ込む流体の流
れは、狭い絞り部7側の流路から、解放室側開口端部12
のテーパー面に沿って多方向に拡がった流れとなる。
したがって、制御弁1をポンプ50に組み付けた際に、
仮に流出ポート8の位置がリリーフ弁のリリーフポート
55の位置と合致したとしても、流出ポート8から流出す
る流体のリリーフポート55に向かう流れの勢いは弱く、
リリーフ弁の開閉に与える影響は小さく、ポンプ50の吐
出流量の安定化を図ることができる。
第4図乃至第9図には本考案の第2実施例が示されて
いる。この例では、流出ポート8の解放室52側の開口端
部14の形状を、第1実施例のようにテーパー状で無く、
小径から大径に段階的に拡がる段付形状に構成したもの
で、各図はその三態様を示している。
このうち、第4図および第5図に示すものは、流出ポ
ート8の開口端部14を円形に座ぐりしてその径を大きく
したものである。
また、第6図および第7図に示すものは、開口端部17
を含むように制御弁本体2外周に環状溝15を形成した例
である。このようにしても流出ポート8から流出する流
体は環状溝15に沿って主として多方向に分かれ、流れの
方向性は無くなる。
第8図および第9図に示すものは、流出ポート8の開
口端部18のみを流出ポート8の中心軸に対して直交方向
に延びる直線状の溝16によって切り欠いたものである。
この溝16の巾は流出ポートの径よりも大きく、流出ポー
ト8から流出した流体の流れは、上下左右多方向に拡が
りながら流出することになり、流出流体は方向性を持た
ない。
尚、この実施例では流量制御弁をポンプに取付ける場
合について説明したが、ポンプに取付ける場合に限ら
ず、吐出流体の流れが方向性を持つことにより制御が乱
されるような各種制御系に適用可能である。
さらに流量制御弁としてはソレノイドバルブに限られ
ず、要するに流入ポートと流出ポート、および絞り部を
備えた各種流量制御弁について同様に適用できるもので
ある。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、流出
ポートから流出する流体は、流出ポートの流路が開口端
部のテーパー形状、あるいは段付形状にしたがって多方
向に拡がりながら流出することになり、流出流体は方向
性を持たない。したがって、解放室を介して接続される
制御系に与える影響は小さく、安定した吐出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例に係る流量制御
弁を示しており、第1図は要部縦断面図、第2図(a)
は第1図の構成を単純化して示した縦断面図、第2図
(b)は第2図(a)の横断面図、第3図は全体構成の
縦断面図、第4図乃至第9図は本考案の第2実施例に係
る流量制御弁を示しており、第4図はその一態様を示す
要部縦断面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6
図は第2実施例の他の態様を示す要部正面図、第7図は
第6図のVII-VII線断面図、第8図は第2実施例のさら
に他の態様を示す要部縦断面図、第9図は第8図のIX-I
X線断面図、第10図は従来の流量制御弁の要部縦断面
図、第11図は第10図のXI-XI線断面図である。 符合の説明 1……流量制御弁、2……制御弁本体 3……ソレノイド、5……可動鉄心 6……流入ポート、7……絞り部 8……流出ポート、9……ロッド 11……スプリング 12,17,18……開口端部 15……環状溝、16……溝 50……ポンプ、51……取付ねじ孔 52……解放室、53……第1吐出口 54……第2吐出口、55……リリーフポート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入ポートから流入した流体を絞り部にて
    所定流量に絞って流出ポートから解放室へ流出させ、前
    記解放室には制御系の流路が設けられている流量制御弁
    において、 前記流出ポートの流路の解放側開口端部を拡げたことを
    特徴とする流量制御弁。
  2. 【請求項2】流出ポートの流路の解放側開口端部形状を
    末広がり状のテーパ形状とした請求項1に記載の流量制
    御弁。
  3. 【請求項3】流出ポートの流路の解放側開口端部形状を
    小径から大径に段階的に拡がる段付形状とした請求項1
    に記載の流量制御弁。
JP1988119760U 1988-09-14 1988-09-14 流量制御弁 Expired - Lifetime JPH083775Y2 (ja)

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JP1988119760U JPH083775Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 流量制御弁

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JP1988119760U JPH083775Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 流量制御弁

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JPH0241774U JPH0241774U (ja) 1990-03-22
JPH083775Y2 true JPH083775Y2 (ja) 1996-01-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3767102B2 (ja) * 1996-06-28 2006-04-19 Nok株式会社 ソレノイドバルブ
DE102009046202A1 (de) * 2009-10-30 2011-05-19 Robert Bosch Gmbh Ventileinsatz für eine Ventilpatrone, korrespondierende Ventilpatrone für ein Magnetventil und Verfahren zur Herstellung eines Ventileinsatzes

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