JPH0125828Y2 - - Google Patents

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JPH0125828Y2
JPH0125828Y2 JP1981170665U JP17066581U JPH0125828Y2 JP H0125828 Y2 JPH0125828 Y2 JP H0125828Y2 JP 1981170665 U JP1981170665 U JP 1981170665U JP 17066581 U JP17066581 U JP 17066581U JP H0125828 Y2 JPH0125828 Y2 JP H0125828Y2
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core
movable
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valve
auxiliary
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JP1981170665U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電磁弁に関するものである。
[従来の技術] 第1図に示す従来技術の電磁弁のソレノイド部
1は、励磁用コイル2に通電して可動鉄心3を固
定鉄心4に吸着させ、その可動鉄心3により押棒
5を介して弁部(図示せず)における弁体を駆動
し、弁部の流体流路を切換えるように構成したも
のである。而して、上記ソレノイド部1におい
て、大きなストロークをもつ可動鉄心3に対して
大きな吸引力を作用させるには、ソレノイド部1
自体を大形にする必要があつた。
一方、ソレノイド部の大形化を小さくしつつ可
動鉄心の吸引力を増大させるものとして、第2図
に示すような構成のものも知られている。このソ
レノイド部11は、可動鉄心13の端部にフラン
ジ状の補助鉄心部13aを一体に連設し、コイル
12への通電時に磁気枠16に吸着される補助鉄
心部13aの吸引力で、可動鉄心13の吸引力を
助勢するように構成したもので、可動鉄心13に
よる押棒15の駆動力を増大できるが、実質的に
はソレノイドを大形化したのと同じことになり、
可動鉄心13が固定鉄心14に近接したストロー
ク位置において非常に大きな吸引力が作用するた
め、補助鉄心13aと磁気枠16、可動鉄心13
と固定鉄心14、及びそれによつて駆動される弁
体と弁座がそれぞれ通電時に激突して損耗が著し
いだけでなく、通電状態において吸着されている
可動鉄心13が、、通電を断つても直ちに磁気枠
16及び固定鉄心14から離反して元の位置に復
帰せず、弁部の切換えが円滑に行われないという
欠点があつた。
また、2個のソレノイドを直列に設置し、これ
らのソレノイドの固定鉄心に各別に吸着されて弁
体を駆動する2個の可動鉄心を離間可能に設ける
と共に、弁体から遠い側の可動鉄心のストローク
を、弁体側の可動鉄心のストロークより大きくし
た電磁弁が知られている(一例として、米国特許
第2901210号明細書参照)。
この電磁弁は、可動鉄心による押棒の駆動力が
大きく、かつ2個の可動鉄心のストロークが異な
ることより、押棒のストローク終端近くにおいて
は一方のソレノイドの吸引力のみが作用するため
に鉄心や弁体等の損耗が小さく、しかも鉄心の元
の位置への復帰も早いという利点があるが、2個
のソレノイドを直列に設置しているためにソレノ
イド部が大形で高価になるばかりでなく、2個の
可動鉄心を同心に設置することが難かしいという
問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の目的は、弁体の駆動力が大きくかつ衝
突による損耗が小さいソレノイド部を有する電磁
弁において、そのソレノイド部を小形で安価なも
のとすることにより、全体として小形で安価な電
磁弁を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案の電磁弁は、
流体流路を切換える弁部と、上記弁部における弁
体を駆動するソレノイド部とを備え、上記ソレノ
イド部は、励磁用コイルの外側を磁路を構成する
磁気枠で囲繞し、そのコイルの中心の筒孔内に、
固定鉄心を嵌着固定すると共に、コイルへの通電
時に固定鉄心に吸着されて上記弁体を駆動する可
動鉄心を軸方向に摺動可能に挿嵌し、該可動鉄心
の外端にコイルへの通電時に磁気枠の端面に吸着
される補助鉄心を可動鉄心に対して離間可能に冠
設し、該補助鉄心のストロークを可動鉄心のスト
ロークより小さくしたことを特徴とするものであ
る。
[作用] ソレノイド部における磁気枠が補助鉄心を吸引
することにより、別個に固定鉄心、可動鉄心及び
励磁コイル等を設ける必要がないので、ソレノイ
ド部したがつて電磁弁全体を小形で安価なものに
することができ、しかも補助鉄心を可動鉄心に冠
設したので、これらの鉄心の同心的な配置が容易
である。
可動鉄心が固定鉄心と離間している吸引力の小
さいストローク範囲においては、可動鉄心が補助
鉄心の吸引力で助勢されて大きな吸引力でストロ
ークし、補助鉄心と可動鉄心のストローク差によ
つて補助鉄心が磁気枠に吸着停止した後は、可動
位心が自己の吸引力によつて単独にストロークす
る。
したがつて、ソレノイド部を小形で安価にでき
るものでありながら、可動鉄心が固定鉄心から離
間して吸引力の小さい範囲における弁体の駆動力
が大きく、しかも鉄心が弁体等の衝突による損耗
を小さくすることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、非通電状態を示す第3図において、
21は弁部、22はソレノイド部であり、ソレノ
イド部22により弁部21の流体流路を切換え可
能に構成したものである。
上記弁部21は、弁本体23の内部に形設した
弁室24に通じる入力口25、出力口26及び排
出口27を備え、入力口25と出力口26を連通
させる第1弁座28と、出力口26と排出口27
を連通させる第2弁座29を互いに軸方向に対向
状態に形設している。弁室24内に軸方向に摺動
可能に挿嵌した弁体31は、その摺動に伴つて第
1弁座28及び第2弁座29を交互に開閉して流
体流路を切換える弁体31aを備え、該弁体31
の一端に復帰ばね32を作用させると共に、他端
をそれに固定または衝当した押棒33により復帰
ばね32の付勢力に抗して駆動可能としている。
上記押棒33を介して弁体31を駆動するソレ
ノイド部22は、ボビン35に巻回した励磁用コ
イル36の外側を、磁路を形成する磁気枠37で
囲繞し、ボビン35の中心に形成される筒孔38
内に、押棒挿通用軸孔39aを備えた固定鉄心3
9を嵌着固定すると共に、励磁状態の固定鉄心3
9に吸着されて押棒33を駆動する可動鉄心40
を軸方向に摺動可能に挿嵌している。上記可動鉄
心40は押棒33をオーバートラベル可能に挿嵌
したもので、押棒33の先端の大径抜止部33a
を可動鉄心40の軸孔40a内において軸方向に
摺動可能に挿嵌し、その抜止部33aを軸孔40
a内周段部40bにより抜止状態となし、さらに
該抜止部33aと軸孔40aの他端に嵌着固定し
た栓体41との間にオーバートラベルばね42を
縮設して、外力が加わらない状態においては可動
鉄心40と押棒33とが伸長した状態となるよう
に構成している。さらに、上記可動鉄心40の外
端に、磁気枠37に対する吸着により可動鉄心4
0の吸引力を助勢するための環状の補助鉄心44
を摺動自在に冠設している。即ち、可動鉄心40
の一端に形設した細径案内杆部40cを補助鉄心
44の軸孔44aに遊挿すると共に、その補助鉄
心44を可動鉄心40の外周段部40dに係合さ
せ、コイル36への通電により補助鉄心44と磁
気枠37の端面との間に吸引力が作用するように
構成している。而して、補助鉄心44のストロー
クa、可動鉄心40のストロークb及び弁体31
aのストロークcには、 a≒c<b の関係をもたせている。
上記構成の電磁弁において、第3図の非通電状
態にあつては、弁体31が復帰ばね32の付勢力
により第1切換位置に復帰し、第1及び第2の弁
座28,29をそれぞれ閉塞、開放すると共に、
補助鉄心44を冠設した可動鉄心40がオーバー
トラベルばね42の付勢力により固定鉄心39か
ら離間した位置にある。
この状態においてコイル36に通電すれば、可
動鉄心40と固定鉄心39、及び補助鉄心44と
磁気枠37との間にそれぞれ吸引力FA,FB(第5
図参照)が作用するため、可動鉄心40はそれら
を合成した吸引力FA+FBにより復帰ばね32の
付勢力に抗して弁体31aと共にストロークす
る。そして、可動鉄心40及び弁体31aがaだ
けストロークすると、補助鉄心44が磁気枠37
に吸着して停止し、その後は可動鉄心40が補助
鉄心44とは無関係に単独でストロークして、弁
体31aが第2弁座29に当接した第2切換位置
に切換わり、第1及び第2の弁座28,29をそ
れぞれ開放、閉塞する。而して、補助鉄心44が
磁気枠37に吸着停止した後に可動鉄心40を駆
動する吸引力は、可動鉄心40と固定鉄心39と
の間の吸引力FAから補助鉄心44と可動鉄心4
0との間の吸引力FCを減じたものとして得られ
るが、FA≫FCであるため可動鉄心40の駆動に
は影響がない。また、可動鉄心40は上記吸引力
によつてオーバートラベルばね42を圧縮しつつ
ストロークして固定鉄心39に吸着され、これに
よつて第4図の状態となる。第5図は、上記スト
ロークと吸引力との関係を図示したものである。
コイル36への通電を停止すれば、オーバート
ラベルばね42及び復帰ばね32の付勢力により
可動鉄心40が固定鉄心39から離間して復帰ス
トロークを開始し、ストロークの途中で可動鉄心
40の外周段部40dが補助鉄心44の下面に押
当してこれを磁気枠37から離間させ、これによ
り可動鉄心40と補助鉄心44とが一体となつて
復帰ストロークし、弁体31aを第3図の第1切
換位置に復帰させる。
第6図乃至第10図は、可動鉄心及び補助鉄心
のそれぞれ異なる実施例を示すもので、第6図で
は可動鉄心51における外周段部51aをテーパ
状にすると共に、補助鉄心52にそれと係合する
テーパ面52aを形設している。なお、53はば
ね座を形成する栓体、54はそれを固定するスナ
ツプリングを示す。また、第7図は可動鉄心56
及び補助鉄心57の軸孔56a,57aに両者の
接離を案内するガイド58をその一方に固定して
挿入したもので、ガイド58は磁性あるいは非磁
性材により棒状あるいは管状等の任意の形状に構
成することができる。第8図乃至第10図は補助
鉄心として無孔の板状部材を用いたもので、第8
図は補助鉄心60を円錐台状とした可動鉄心61
の端面に載置し、第9図は補助鉄心63を載置す
る可動鉄心64の端面に凹溝64aを形設し、こ
れによつて両者の接触面積を調整している。ま
た、第10図は補助鉄心66の下面に可動鉄心6
7の凹穴67aに挿嵌するガイド部66aを一体
に突成したものである。
[考案の効果] 本考案の電磁弁は、コイルへの通電により磁気
枠に吸着される補助鉄心を固定鉄心に吸着される
可動鉄心に離間可能に冠設し、かつ該補助鉄心の
ストロークを可動鉄心のストロークより小さくし
たので、可動鉄心の吸引力が小さいストローク当
初において補助鉄心の吸引力が可動鉄心の駆動を
助勢し、可動鉄心の吸引力が増大するストローク
後半においては補助鉄心が磁気枠に吸着停止し
て、可動鉄心が自己の吸引力のみにより固定鉄心
に吸着するので弁体の駆動力が大きく、しかも別
個の固定鉄心、励磁コイル等を必要としないの
で、ソレノイド部及び電磁弁全体を小形で安価の
ものにすることでき、かつ各鉄心及びこれらによ
つて駆動する弁体の衝撃的停止を回避してそれら
の損耗を極力防止することができる。
また、補助鉄心を可動鉄心に対して離間可能に
冠設したことにより、両鉄心を容易に同心に設置
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ異なる従来例の部
分断面図、第3図は本考案の実施例の断面図、第
4図はその異なる切換位置の断面図、第5図はそ
のストロークと吸引力との関係を示す線図、第6
図乃至第10図はそれぞれ異なる実施例の部分断
面図である。 21……弁部、22……ソレノイド部、31a
……弁体、36……コイル、37……磁気枠、3
8……筒孔、39……固定鉄心、40……可動鉄
心、44……補助鉄心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体通路を切換える弁部と、上記弁部における
    弁体を駆動するソレノイド部とを備え、上記ソレ
    ノイド部は、励磁用コイルの外側を磁路を構成す
    る磁気枠で囲繞し、そのコイルの中心の筒孔内
    に、固定鉄心を嵌着固定すると共に、コイルへの
    通電時に固定鉄心に吸着されて上記弁体を駆動す
    る可動鉄心を軸方向に摺動可能に挿嵌し、該可動
    鉄心の外端にコイルへの通電時に磁気枠の端面に
    吸着される補助鉄心を可動鉄心に対して離間可能
    に冠設し、該補助鉄心のストロークを可動鉄心の
    ストロークより小さくしたことを特徴とする電磁
    弁。
JP17066581U 1981-11-16 1981-11-16 電磁弁 Granted JPS5874676U (ja)

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JP17066581U JPS5874676U (ja) 1981-11-16 1981-11-16 電磁弁

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JP17066581U JPS5874676U (ja) 1981-11-16 1981-11-16 電磁弁

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JPS5874676U JPS5874676U (ja) 1983-05-20
JPH0125828Y2 true JPH0125828Y2 (ja) 1989-08-02

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WO2001027510A1 (fr) * 1999-10-13 2001-04-19 Ichimaru Giken Co., Ltd. Soupape a piston

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