JP2000049011A - ソレノイド装置 - Google Patents

ソレノイド装置

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JP2000049011A
JP2000049011A JP10214459A JP21445998A JP2000049011A JP 2000049011 A JP2000049011 A JP 2000049011A JP 10214459 A JP10214459 A JP 10214459A JP 21445998 A JP21445998 A JP 21445998A JP 2000049011 A JP2000049011 A JP 2000049011A
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fixed
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Ryoji Yamazaki
了治 山崎
Motoyasu Nakamura
元泰 中村
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定コアと、該固定コアに対する近接、離反が
可能である可動コアと、該可動コアを固定コア側に吸引
する電磁力を発揮するコイルとを備えるソレノイド装置
において、可動コアの固定コアへの磁気的固着を回避し
つつ可動コアの固定コア側への近接移動時の打音を抑制
し、しかも可動コアの固定コアから離反する側の応答性
を高め得るようにする。 【解決手段】可動コア31の固定コア30側への近接移
動時に可動コア31および固定コア30間に挟まれると
ともに可動コア31および固定コア30間に挟まれた状
態では可動コア31を固定コア30から離反せしめる弾
発力を発揮する非磁性材料製のスペーサ501 が、固定
コア30および可動コア31間に介装される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定コアと、該固
定コアに対する近接、離反が可能である可動コアと、該
可動コアを固定コア側に吸引する電磁力を発揮するコイ
ルとを備えるソレノイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるソレノイド装置は、たとえ
ば特開平7−27246号公報等により既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ソレノイド装置では、可動コアの固定コア側への近接移
動時に固定コアに可動コアが直接接触することに伴なう
磁気的固着が生じると、可動コアの固定コアからの離反
動作が遅れ、応答性が低下する。そこで、上記従来のも
のでは、可動コアおよび固定コア間に非磁性材料製のス
ペーサを介在せしめ、可動コアが固定コアに直接接触す
ることを防止するようにしている。しかるに、上記従来
のもののスペーサは、平板のリング状に形成されてお
り、可動コアの固定コア側への近接移動時に可動コアが
スペーサを介して固定コアに当接する際の打音が比較的
大きくなっていた。特に、ソレノイド装置をポンプのア
クチュエータとして用いる場合には、スペーサを介して
固定コアに当接させることにより可動コアの移動限を規
制しているので、上記打音が大きくなっている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、可動コアの固定コアへの磁気的固着を回避し
つつ可動コアの固定コア側への近接移動時の打音を抑制
し、しかも可動コアの固定コアから離反する側の応答性
を高め得るようにしたソレノイド装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定コアと、該固定コアに対する近接、
離反が可能である可動コアと、該可動コアを固定コア側
に吸引する電磁力を発揮するコイルとを備えるソレノイ
ド装置において、前記可動コアの固定コア側への近接移
動時に可動コアおよび固定コア間に挟まれるとともに可
動コアおよび固定コア間に挟まれた状態では可動コアを
固定コアから離反せしめる弾発力を発揮する非磁性材料
製のスペーサが、固定コアおよび可動コア間に介装され
ることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、非磁性材料製の
スペーサにより可動コアが固定コアに直接接触すること
を回避して磁気的固着が生じることを防止し、しかも可
動コアの固定コア側への近接移動時にスペーサの弾性に
より打音の発生を抑制することが可能となる。またコイ
ルの消磁に伴って可動コアが固定コアから離反する際に
は、スペーサが発揮する弾発力により可動コアが固定コ
アから離反する側に付勢されることになり、可動コアの
作動応答性を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1および図2は本発明の第1実施例を示
すものであり、ポンプおよびソレノイド装置の縦断面
図、図2はスペーサの拡大斜視図である。
【0009】先ず図1において、たとえば車両用のブレ
ーキ液圧制御装置に用いられるポンプ5は、本発明に従
うソレノイド装置6により駆動される。
【0010】ポンプ5は、端壁7を一端に有する有底円
筒状のポンプハウジング8と、ポンプハウジング8に摺
動自在に嵌合される棒状のプランジャ9とを備える。
【0011】前記端壁7の中央部には吐出口10が設け
られ、プランジャ9の一端および前記端壁7間にはポン
プ室11が形成される。またプランジャ9の他端は、ポ
ンプハウジング8の他端から突出するものであり、この
プランジャ9の他端には、該プランジャ9の一直径線に
沿って延びるとともに両端をプランジャ9の外面に開口
せしめた吸入口12が設けられる。さらにプランジャ9
の一端中央部に設けられるテーパ状の弁座13に一端開
口部を臨ませる連通路14がプランジャ9に同軸に設け
られ、該連通路14の他端は吸入口12に連通する。
【0012】ポンプ室11内には、連通路14の一端開
口部を閉鎖可能な吸入弁15が収納されており、該吸入
弁15は、前記弁座13と、該弁座13に着座可能な球
状の弁体16と、ポンプハウジング8の端壁7および弁
体16間に設けられて該弁体16を弁座13に着座する
方向に付勢するばね力を発揮するばね17とを備える。
【0013】この吸入弁15は、プランジャ9がポンプ
室11の容積を増大する方向(図1の右方向)に移動す
るのに伴ってポンプ室11の圧力が減圧されるのに応じ
て開弁し、吸入口12から連通路14を介してポンプ室
11にブレーキ液を吸入するが、プランジャ9がポンプ
室11の容積を減小する方向に移動するのに伴ってポン
プ室11の圧力が増圧されるのに応じて閉弁し、連通路
14からポンプ室11へのブレーキ液の流入を阻止する
働きをする。
【0014】ところで、ポンプ5は該基体18に取付け
られるものであり、該基体18には、ポンプ5のポンプ
ハウジング8を嵌合、固定するための有底の第1嵌合孔
19が設けられており、ポンプハウジング8は、その一
端部と第1嵌合孔19の閉塞端との間に吐出液室20を
形成するようにして前記第1嵌合孔19に嵌合され、ポ
ンプハウジング8の外周には第1嵌合孔19の内周面に
弾発的に接触する環状のシール部材21が装着される。
【0015】上記吐出液室20内でポンプハウジング8
には吐出弁22が装着されており、該吐出弁22は、ポ
ンプ室11に通じる吐出口10を中央部に臨ませて端壁
7の吐出液室20側の面に設けられるテーパ状の弁座2
3と、該弁座23に着座可能な球状の弁体24と、ポン
プハウジング8の一端に装着されるリテーナ26および
弁体24間に設けられて弁体24を弁座23への着座方
向に付勢するばね力を発揮するばね25とを備え、リテ
ーナ26の中央部には該リテーナ26で吐出液室20内
を区画しないようにするための連通孔27が設けられて
いる。
【0016】このような吐出弁22は、プランジャ9が
ポンプ室11の容積を増大する方向に移動するのに伴っ
てポンプ室11の圧力が減圧されるのに応じて閉弁し、
吐出液室20から吐出口10を介してポンプ室11にブ
レーキ液が流入するのを阻止するが、プランジャ9がポ
ンプ室11の容積を減小する方向に移動するのに伴って
ポンプ室11の圧力が増圧されるのに応じて開弁し、ポ
ンプ室11から吐出口10を介して吐出液室20にブレ
ーキ液を吐出する働きをする。而して基体18には、吐
出液室20に一端が通じる吐出通路28が設けられる。
【0017】ソレノイド装置5は、固定コア30と、該
固定コア30に対する近接、離反を可能として前記ポン
プ5のプランジャ9に同軸に連結される可動コア31
と、励磁時に可動コア31を固定コア30側に吸引する
電磁力を発揮するコイル32とを備える。
【0018】固定コア30は、磁性金属により円筒状に
形成されるものであり、該固定コア30の一端に基端部
を同軸にかつ一体に連ならせた接続筒部33の先端部
が、ポンプ5におけるポンプハウジング8の他端に、圧
入等により結合される。また固定コア30および接続筒
部33の連設部から半径方向外方に張出すフランジ部3
4が、固定コア30および接続筒部33に一体に設けら
れる。
【0019】しかもポンプ5におけるプランジャ9の他
端部はポンプハウジング8の他端から突出して前記接続
筒部33内に摺動自在に嵌合されるものであり、接続筒
部33の内面には、プランジャ9の他端部外面に弾発的
に摺接する環状のシール部材35が装着される。
【0020】ところで、基体18には、ポンプハウジン
グ8を嵌合せしめた第1嵌合孔19よりも大径である第
2嵌合孔36が、両嵌合孔19,36間に環状の段部3
7を形成するようにして第1嵌合孔19と同軸に設けら
れており、第2嵌合孔36の外端は基体18の外面に開
口される。而して接続筒部33を第2嵌合孔36に嵌合
させてフランジ部34が基体18の外面に締結されるも
のであり、接続筒部33の先端部およびポンプハウジン
グ8の他端部と、第2嵌合孔36の内周面および段部3
7との間には環状室38が形成され、接続筒部33のフ
ランジ部34寄りの外面には、第2嵌合孔36の内面に
弾発的に接触する環状のシール部材39が装着される。
【0021】固定コア30および接続筒部33には、磁
性材料により円筒状に形成されるガイド部材40が嵌合
されており、該ガイド部材40の外周に設けられた環状
溝41に内端を嵌合せしめてガイド部材40の軸方向位
置を定めるピン42が、ガイド部材40の半径方向に沿
う軸線を有して固定コア30に嵌合される。而して固定
コア30および接続筒部33内での軸方向位置が定めら
れたガイド部材40の一端と、プランジャ9の他端部お
よび接続筒部33の先端部との間には、プランジャ9に
設けられている吸入口12に通じる吸入液室43が形成
され、ガイド部材40の他端位置は固定コア30から可
動コア31側に突出しないように配置される。また固定
コア30への嵌合状態でピン42の外端は固定コア30
の外面から突出することはない。
【0022】接続筒部33には、環状室38を吸入液室
43に通じさせる複数の連通路44…が設けられ、基体
18には、環状室38に一端を通じさせる吸入通路45
が設けられる。
【0023】固定コア30はガイド筒46に組付けら
れ。このガイド筒46は、一端側に前記固定コア30を
嵌合せしめる円筒部46aと、該円筒部46aの他端に
同軸に連なる有底円筒部46bとから成るものであり、
有底円筒部46bの肉厚は円筒部46aの肉厚よりも薄
く形成されるが、円筒部46aおよび有底円筒部46b
は内面を面一に連ならせるようにして一体に連設され
る。しかも固定コア30の外周には、ガイド筒46にお
ける円筒部46aの内面に弾発的に接触する環状のシー
ル部材47が装着される。
【0024】可動コア31は、固定コア30に対向して
ガイド筒46内に摺動自在に嵌合される。この可動コア
31の一端には、ポンプ5におけるプランジャ9の他端
に一端を同軸に当接させる非磁性材料製のロッド48の
他端が当接されており、該ロッド48はガイド部材40
に摺動自在に嵌合される。また吸入液室43内におい
て、プランジャ9および接続筒部33間には、プランジ
ャ9をロッド48に当接させる方向のばね力を発揮する
ばね49が設けられており、該ばね49のばね力はロッ
ド48を介して可動コア31に作用し、前記ばね49の
ばね力により可動コア31は固定コア30から離反する
方向に付勢されることになる。なお、吸入弁15におけ
るばね17のばね力もロッド48に当接させる方向でプ
ランジャ9に作用するのであるが、該ばね17のばね荷
重は前記ばね49のばね荷重に比べて小さく設定されて
いる。
【0025】可動コア31および固定コア30間には、
可動コア31が固定コア30に直接接触することによる
磁気固着により、可動コア31の固定コア30からの離
反作動が不円滑となることを防止するために、非磁性材
料から成るスペーサ501 が、固定コア30から離反し
た可動コア31との間に充分な間隔をあけるようにして
介装される。
【0026】上記スペーサ501 は、たとえば図2で示
すように、非磁性金属により周方向に沿って波形である
リング状に形成されるウェーブワッシャであり、可動コ
ア31の固定コア30側への近接移動時に可動コア31
および固定コア30間に挟まれるとともに可動コア31
および固定コア30間に挟まれた状態では可動コア31
を固定コア30から離反せしめる弾発力を発揮すること
ができる。
【0027】再び図1において、ガイド筒46の円筒部
46aは、合成樹脂製のボビン51で同軸に囲繞されて
おり、該ボビン51にコイル32が巻装される。
【0028】さらにボビン51およびコイル32と、ボ
ビン51からのガイド筒46の突出部とは、磁性金属か
ら成るヨーク52で覆われ、該ヨーク52はフランジ部
34に結合される。
【0029】このヨーク52は、たとえば段付きの有底
円筒状に形成されるものであり、一端を基体18の外面
に対向させてフランジ部34を嵌合せしめる第1円筒部
52aと、フランジ部34の外周縁部に接触させるよう
にして第1円筒部52aの他端から半径方向内方に張出
す第1環状段部52bと、ボビン51およびコイル32
を同軸に囲繞して第1環状段部52bの内周部に一端を
同軸に連なせる第2円筒部52cと、第2円筒部52c
の他端から半径方向内方に張出してボビン51をフラン
ジ部34との間に挟持する第2環状段部52dと、第2
環状段部52dの内周部に一端を同軸に連ならせてガイ
ド筒46のボビン51からの突出部を同軸に囲繞する第
3円筒部52eと、第3円筒部52eの他端を閉塞する
端板部52fとを備え、第1円筒部52aとフランジ部
34とが圧入等により相互に結合される。
【0030】このようなポンプ5およびソレノイド装置
6では、コイル32の消磁状態にあっては、可動コア3
1がばね49のばね力により固定コア30から離反した
位置(図1の位置)にあり、ポンプ5のプランジャ9は
ポンプ室11の容積を増大する位置に移動している。ま
たコイル32が励磁されると、可動コア31がばね49
のばね力に抗して固定コア30に近接する方向に移動
し、ポンプ5のプランジャ9はポンプ室11の容積を減
小する側に押圧駆動される。すなわちコイル32の消磁
・励磁を切換えることにより、可動コア31が軸方向に
往復作動し、それに応じてプランジャ9が軸方向に往復
駆動され、ポンプ5がポンプ作動することになる。
【0031】ところで、可動コア31および固定コア3
0間の空間、ならびにガイド筒46の閉塞端および可動
コア31間の空間がそれぞれ密閉状態であると、可動コ
ア31の往復移動に応じた前記各空間の加、減圧が生じ
て可動コア31の円滑な往復作動が阻害されることにな
る。そこで可動コア31の外面には、前記両空間間を結
ぶ連通溝53が軸方向全長にわたって設けられる。また
吸入液室43に臨むロッド48の一端面には、該ロッド
48の一直径線に沿う溝54が設けられ、可動コア31
に接触するロッド48の他端面には、該ロッド48の一
直径線に沿う溝55が設けられ、ロッド48には両溝5
4,55間を結ぶ連通孔56が同軸に設けられる。すな
わち吸入液室43は、溝54、連通孔56および溝55
を介して、可動コア31および固定コア30間の空間に
連通し、可動コア31および固定コア30間の空間は連
通溝53を介してガイド筒46の閉塞端および可動コア
31間の空間に連通している。
【0032】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、ポンプ5は、ポンプ室11…に一端を臨ませたプ
ランジャ9…がポンプハウジング8…に摺動自在に嵌合
されて成り、往復作動するソレノイド装置6が前記プラ
ンジャ9…に同軸に連結されるものであり、ポンプ5お
よびソレノイド装置6の連結構造を単純化することがで
き、ポンプ5およびソレノイド装置6の作動効率を向上
することができる。
【0033】しかもソレノイド装置6は、固定コア30
と、該固定コア30に対する近接、離反を可能として前
記プランジャ9に同軸に連結される可動コア31と、励
磁時に可動コア31を固定コア30側に吸引する電磁力
を発揮するコイル32とを備えるものであり、ポンプ5
を駆動するアクチュエータとして低コスト化を図ること
ができる。
【0034】また非磁性材料製のスペーサ501 が固定
コア30および可動コア31間に介装されているので、
可動コア31が固定コア30に直接接触することを回避
して磁気的固着が生じることを防止することができる。
しかもスペーサ501 は、可動コア31および固定コア
30間に挟まれた状態では可動コア31を固定コア30
から離反せしめる弾発力を発揮するものであり、可動コ
ア31の固定コア側への近接移動時にスペーサ501
弾性により打音の発生を抑制することが可能となる。特
に、ソレノイド装置6でポンプ5を駆動するようにした
ときには、スペーサ501 を介して固定コア30に可動
コア31を当接させることにより該可動コア31の移動
限を規制するので、スペーサ501 が弾性を有しないも
のであるときには打音が大きくなるのであるが、上述の
ようにスペーサ501 が弾性を有するものであることに
より打音の発生を効果的に抑制することができる。
【0035】さらにコイル32の消磁に伴って可動コア
31が固定コア30から離反する際には、スペーサ50
1 が発揮する弾発力により可動コア31が固定コア30
から離反する側に付勢されるので、可動コア31の作動
応答性を高めることができる。
【0036】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、固定コア30および可動コア31間に介装されるス
ペーサ502 が、周方向両端を軸方向にずらせて非磁性
金属により略円形に形成されるスプリングワッシャであ
ってもよく、さらに図4で示すように、固定コア30お
よび可動コア31間に介装されるスペーサ503 が、非
磁性金属から成る皿ばね形のものであってもよい。
【0037】上記各実施例では、スペーサ501 〜50
3 が非磁性金属から成るものであったが、スペーサは、
可動コア31および固定コア30間に挟まれた状態で可
動コア31を固定コア30から離反せしめる弾発力を発
揮するようにして、非磁性材料により形成されていれば
よく、ゴム製もしくは合成樹脂製のものであってもよ
い。
【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非磁性材
料製のスペーサにより可動コアおよび固定コアの磁気的
固着が生じることを防止しつつ、打音の発生を抑制する
ことが可能となり、しかかも可動コアの作動応答性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるポンプおよびソレノイド装
置の縦断面図である。
【図2】スペーサの拡大斜視図である。
【図3】第2実施例のスペーサの拡大斜視図である。
【図4】第3実施例のスペーサの拡大斜視図である。
【符号の説明】
6・・・ソレノイド装置 30・・・固定コア 31・・・可動コア 32・・・コイル 501 ,502 ,503 ・・・スペーサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コア(30)と、該固定コア(3
    0)に対する近接、離反が可能である可動コア(31)
    と、該可動コア(31)を固定コア(30)側に吸引す
    る電磁力を発揮するコイル(32)とを備えるソレノイ
    ド装置において、前記可動コア(31)の固定コア(3
    0)側への近接移動時に可動コア(31)および固定コ
    ア(30)間に挟まれるとともに可動コア(31)およ
    び固定コア(30)間に挟まれた状態では可動コア(3
    1)を固定コア(30)から離反せしめる弾発力を発揮
    する非磁性材料製のスペーサ(501 ,502 ,5
    3 )が、固定コア(30)および可動コア(31)間
    に介装されることを特徴とするソレノイド装置。
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