JP2003194254A - 電磁弁及び三方電磁弁 - Google Patents

電磁弁及び三方電磁弁

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JP2003194254A
JP2003194254A JP2002276837A JP2002276837A JP2003194254A JP 2003194254 A JP2003194254 A JP 2003194254A JP 2002276837 A JP2002276837 A JP 2002276837A JP 2002276837 A JP2002276837 A JP 2002276837A JP 2003194254 A JP2003194254 A JP 2003194254A
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plunger
passage
solenoid valve
iron core
negative pressure
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JP2002276837A
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Takayuki Ito
貴幸 伊藤
Masaji Takahashi
正次 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
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    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0603Multiple-way valves
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造を簡略化し、部品点数の減少を図ると共
に、通気抵抗が増加することがなく、高周波で動作して
もプランジャと弁体との追従性がよく、特性の安定した
電磁弁を提供する。 【解決手段】 負圧源に連通された負圧通路と、供給通
路への負圧通路と正圧通路との接続の切替を行う三方弁
において、プランジャ9は有底円筒形状であると共に、
該プランジャの底部に弁体8を固定する。また、プラン
ジャの内側で弁体に当接することによりプランジャの摺
動を規制する非磁性部材から周方向へ突出する突出部を
設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体通路を開閉す
る電磁弁に関するものであり、例えば、負圧、正圧が導
入されている流体通路を切替えて出力する三方電磁弁、
特に、電子制御エンジンマウント用電磁弁などに用いら
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりエンジンを支持して車体への振
動伝達防止を図るエンジンマウントが用いられており、
更に、エンジンマウント内に流体(空気)室を設け、こ
の流体室へ正圧・負圧を供給することにより、積極的に
振動抑制を行う電子制御エンジンマウント(ACM)が
知られている(特開平10−238587号、特開平1
1−153181号などに記載されている)。この電子
制御エンジンマウントに用いられる三方電磁弁として
は、例えば特開平10−281329号公報に示される
ような三方電磁弁が知られている。以下、図18によ
り、従来の三方電磁弁について説明する。
【0003】図18は従来の三方電磁弁の全体構成を示
す断面図、図19は板ばねの詳細形状を示す平面図であ
る。
【0004】図18において、電磁弁210には、ボビ
ン211に巻装されたコイル212で発生される磁力に
よって磁化される固定鉄心213、固定鉄心213に位
置決めされたピース215、コイル212に通電された
ときに固定鉄心213側へ吸引される可動鉄心216、
可動鉄心216と一体的に変位して負圧導入通路214
または大気圧導入通路228を開閉する弁体217、可
動鉄心216と弁体217とを変位自在に支持する支持
部材としての板ばね218から構成されている。
【0005】可動鉄心216は一方の端部に径方向の内
側へ折曲がって固定鉄心213の端面との間にエアギャ
ップが形成され、他方の端部に径方向の外側へ拡大する
フランジ部が設けられ、このフランジ部が板ばね218
に溶接され固着されている。
【0006】板ばね218は、図19に示すように、可
動鉄心216及び弁体217を支持する略円形状の支持
面218a、この支持面218aで可動鉄心216及び
弁体217の支持間に穿たれた複数の負圧通過孔218
b、この支持面218aの外周に設けられた複数(例え
ば、3箇所)の支持腕218c及び各支持腕218cの
端部を連結する環状部218dからなり、この環状部2
18dに固定されたゴム製のリングがボビン211の端
面とカバー226の端面との間に挟持されている。この
板ばね218は可動鉄心216の変位に伴って左右両側
へ撓むことができる。
【0007】弁体217は例えば、ゴム製の弾性体から
なり、板ばね218に対して可動鉄心216のフランジ
部より内周側でピース215と対向する位置に固定され
ている。この弁体217はピース215のフランジ部と
板ばね218との間に配設されたコイルばね220によ
ってカバー226に形成された大気圧導入通路228の
弁座227側へ付勢され、コイル212の非通電時には
コイルばね220の付勢力を受けて弁座227に当接さ
れ、コイル212が通電されて可動鉄心216が固定鉄
心213側へ吸引されたときには、コイルばね220の
付勢力に抗して板ばね218が撓むことにより、弁体2
17の当接面がピース215内の負圧通路の弁座に当接
する位置まで変位する。なお、板ばね218はコイル2
12の非通電時に弁体217が弁座227へ当接してい
るときには可動鉄心216及び弁体217を支持する支
持面218aが支持腕218cより弁座227側へ若干
撓んだ状態となり、コイル212が通電されて可動鉄心
216が固定鉄心213側へ吸引されると、支持面21
8aが支持腕218cよりピース215側へ撓んだ状態
となる。
【0008】また、ピース215の負圧通路と接続され
た固定鉄心213の負圧導入通路214及びカバー22
6の大気圧導入通路228が弁体217によって開閉さ
れる。そして、大気圧導入通路28の下流側には弁座2
27が円筒状に突出して設けられ、この弁座227に弁
体217が着座されることで大気圧導入通路228が閉
塞され負圧導入通路214と常時開状態の流体通路22
9とが連通され、ピース215の負圧通路の弁座に弁体
217が着座されることで負圧導入通路214が閉塞さ
れ大気圧導入通路228と流体通路229とが連通され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の電磁弁においては、可動鉄心216の片側を板ばね
で構成するために、構造が複雑化し、部品点数の増加が
生じていた。
【0010】また、電子制御エンジンマウントのよう
に、高周波で動作する電磁弁に用いた場合には、電磁吸
引されるプランジャと電磁吸引の逆方向にスプリングに
より付勢される弁体との間の接続部分が比較的強度のな
い板金となっているため、プランジャと弁体との動きに
ずれが生じることがあった。
【0011】また、高周波で動作する電磁弁に用いた場
合には、板ばね部分が共鳴することにより、不用意な特
性変化を起す可能性があった。
【0012】また、プランジャがケース内で傾きを生じ
た(高周波で動作する電磁弁や動作保証回数が多い電磁
弁において特に生じる可能性が大きくなる)場合には、
プランジャがコイルスプリングと接触したり、固定鉄心
と接触したりすることにより、不用意な特性変化を起す
可能性があった。
【0013】本発明は、構造を簡略化し、部品点数の減
少を図ると共に通気抵抗が増加することない電磁弁を提
供するものである。
【0014】また、高周波で動作したとしても、プラン
ジャと弁体との追従性がよい電磁弁を提供するものであ
る。
【0015】さらに、プランジャがコイルスプリングや
固定鉄心と接触することのない、特性の安定した電磁弁
を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る三方電磁
弁は、被供給装置と連通された供給通路と、正圧源に連
通された正圧通路と、負圧源に連通された負圧通路と、
供給通路への負圧通路と正圧通路との接続の切替を行う
弁体と、弁体が固定されるプランジャと、該プランジャ
を摺動可能に保持するケースと、通電されることにより
磁界を発生されるコイルと、プランジャとの間に磁路を
形成することによりプランジャを吸引する固定鉄心と、
該固定鉄心から離間する方向にプランジャを付勢するコ
イルスプリングとを設け、プランジャは有底円筒形状で
あると共に、該プランジャの底部に弁体が固定されてい
るものである。
【0017】また、プランジャにプランジャ内側から外
側への貫通する貫通部を設けたものである。
【0018】また、貫通部はプランジャの摺動軸に対し
て軸対称に設けられるものである。
【0019】また、貫通部はプランジャの供給通路側に
設けられるものである。
【0020】また、供給通路は、エンジンを支持し車体
への振動の伝達を抑制するエンジンマウント内の流体室
と連通されるものである。
【0021】また、供給通路の最小断面積が負圧通路及
び正圧通路の最小断面積より大きいものである。
【0022】また、ケースのプランジャを摺動可能に保
持する面に溝を設けたものである。
【0023】また、固定鉄心からプランジャ側へ環状の
磁性体突出部を設けたものである。
【0024】また、プランジャ内側にテーパ部を設けた
ものである。
【0025】また、この発明に係る電磁弁は、被供給装
置と連通された供給通路と、正圧源又は負圧源に連通さ
れた導入通路と、供給通路と導入通路との間の開閉を行
う弁体と、弁体が固定される有底円筒形状のプランジャ
と、該プランジャを摺動可能に保持するケースと、通電
されることにより磁界を発生されるコイルと、プランジ
ャとの間に磁路を形成することによりプランジャを吸引
する固定鉄心と、該固定鉄心から離間する方向にプラン
ジャを付勢するコイルスプリングと、プランジャの内側
で弁体に当接することによりプランジャの摺動を規制す
る非磁性部材とを備え、非磁性部材から周方向へ突出す
る突出部を設けたものである。
【0026】また、突出部はコイルスプリングの一端を
保持するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における電磁弁の断面図であり、図2は
プランジャの断面図である。
【0028】これらの図において、1は正圧又は負圧を
切替えて出力する三方電磁弁(三方ソレノイドバルブ)
であり、2は車両のバッテリーなどの電源からの電流を
図示しない制御装置にてON/OFF制御された電流が
供給されるコネクタ部であり、3はこのコネクタ部2か
ら供給される電流により磁界を発生させるコイルであ
る。4はコイル3に発生した磁界の磁路を構成する円筒
形の磁性体の固定鉄心であり、その内部には大気圧(正
圧)導入通路5(正圧通路又は導入通路)が軸方向に貫
通することにより形成されている。この大気圧導入通路
5の一方の開口部は大気開放(正圧源)されて大気圧導
入ポート5aとなり、他方の開口部には、円筒形のピー
ス6が挿入される挿入口5bとなっている。ピース6
(非磁性部材)は、円筒状の非磁性体であり、その内部
に大気圧導入通路7が軸方向に貫通され形成されてお
り、その一方の開口部7aは固定鉄心4内の大気圧導入
通路5に連通し、他方の開口部7bは電磁弁1内部に開
口しており、この開口部7b側のピース6の端部が弁座
6aとなり、この弁座6aに弁体8が着座、離座するこ
とにより、開口部7bが開閉される。
【0029】弁体8は、円盤状のゴム(又は樹脂)製で
あり、また、プランジャ(可動鉄心)9にゴム焼付けに
より成形・固定されている。プランジャ9は有底円筒形
状の磁性体であり、コイルスプリング10により図1中
左方向、すなわち、弁座11a方向に付勢されており、
コイル3への通電・非通電により、固定鉄心との間に磁
路を形成することにより固定鉄心に電磁吸引されて、左
右に摺動する。弁座11aはモールド部材11に形成さ
れたものであり、弁体8に当接する。このモールド部材
11(ケース)は樹脂製の一体モールド成形品であり、
弁座11a、負圧導入通路11b(負圧通路又は導入通
路)、圧力出力通路11c(供給通路)等が構成され、
また、金属製のプレート12も一体にモールド固定され
る。なお、ここでは、上述の各種部品をモールド部材1
1にて、一体にモールド成型したが、別々に構成し組み
合わせることとしてもよい。
【0030】ここで、負圧導入通路11bは図示しない
負圧源に接続されるものである。圧力出力通路11c
は、プランジャ9の摺動に伴う弁体8の変位によって正
圧(大気圧)又は負圧状態となり、図示しないアクティ
ブエンジンマウント等の圧力切換えにより制御される機
器(被供給装置)に接続されることにより、この正圧
(大気圧)又は負圧が該機器に導出されるものである。
プレート12は、コイル3に発生した磁気の経路となる
磁気回路の一部を構成し、また、モールド部材11をコ
イル3などが組付けられたコイル部13に固定するため
のかしめ部分も有する。
【0031】図2は、プランジャ9及び弁体8の断面図
である。この図において、20は貫通通路(貫通部)で
あり、プランジャ9の内側から外側へ貫通するように設
けられている。この貫通通路20は有底円筒形状のプラ
ンジャ9の側壁と底部とにまたがってその一部を切り欠
いた形状となっている。また、貫通通路20は、図1に
も示されているように、プランジャ9の中心より圧力出
力通路11c側に設けられていて、プランジャ9の内側
から外側に正圧を導出した際に、速やか導出でき且つ圧
力損失を少なくすることができる。ここで、プランジャ
9は、その外周面がモールド部材11の内周壁11e内
(ケース)を摺動することにより、図1中左右の摺動が
可能となっているため、プランジャ9の保持・摺動構造
は、従来の板ばね構造より、簡略化されたものとなって
いる。
【0032】図3は、図1において大気圧が導入され、
圧力出力通路より出力される経路を示した説明図であ
る。この図に示されるように、大気圧は、矢印Aのよう
に、大気圧導入通路5及び7を通過し、矢印Bのよう
に、弁座6aと弁体8との間を通り、また、貫通通路2
0を通って、プランジャ9の内側から外側に通過する。
そして、矢印Cのように、そのまま圧力出力通路11c
に向かい、矢印Dのように、圧力出力通路11cから外
部に出力されることとなる。
【0033】図4は、この電磁弁における、空気の流れ
を示す説明図である。図4中のa、bはそれぞれ空気の
流れを示す矢印であり、aは、大気圧導入ポート5aか
ら大気圧を導入することにより生じる、大気圧導入ポー
ト5aから圧力出力通路11cへと流れる空気の流れを
示すものであり、bは、負圧導入通路11bから負圧を
導入することにより、圧力出力通路11cから負圧導入
通路11bへと流れる空気の流れを示す矢印である。こ
の図4の場合は、コイル3への通電時に弁体8が大気圧
導入ポート5aを閉塞し、コイル3への非通電時に弁体
8が負圧導入通路11bを閉塞するようになっている。
【0034】ここで、図1にあるように、大気圧導入ポ
ート5a、圧力出力通路11c、負圧導入通路11bの
各通路の最狭部の径(最小断面積)は、それぞれ、大気
圧導入ポート5aがD3、圧力出力通路11cがD2、
負圧導入通路11bがD1となる。ちなみに、圧力出力
通路11cの図1中11c−aで示す部分は、円筒状の
空間となっており、最狭部D2部分よりは広い断面積を
持つ空間となっている。このとき、D1、D3は、D2
より大きくしたとしても、結局ソレノイドバルブ内の流
量特性は、D2により決定してしまうため、逆に言え
ば、D2をD1、D3より大きくする方がソレノイドバ
ルブの流量特性を向上させるためには適切である。
【0035】さらに、D1とD3はプランジャ9に設け
られた弁体8のシール特性に影響するため、あまり大き
くするのは適切ではない。すなわち、弁体8にかかる圧
力は、大気圧導入ポート5aからかかる大気圧の圧力
と、負圧導入通路11bからかかる負圧の圧力とである
が、各ポートの閉塞時に、この各圧力に耐えられる程度
の弁体8を弁座に押しつける力(すなわち、非通電時の
コイルスプリング10の弾性力と通電時のプランジャ9
に働く電磁吸引力)と弁体8と弁座との間の隙間から漏
れない程度の弁体8自体のシール特性とが必要とされる
ため、各圧力が大きくなって上述の押しつける力とシー
ル特性に影響を及ぼさないように、D1とD3とを決定
することが適切である。しかしながら、アクティブエン
ジンマウントの素早く、的確な制御のためには、ソレノ
イドバルブの流量を大きくし、圧力を効率よく伝達する
ことが要求されるために、D1、D2、D3共に大きい
方が有利であるが、その一方、弁体にかかる圧力が大き
くなるとその圧力に対抗するために弁体を付勢する力
(電磁力及びスプリングの付勢力)を大きくする必要が
あり応答性の低下を招いてしまうため、D1、D3は応
答性が許容される範囲で小さい方が有利となる。そこ
で、D2を大きくして圧力を効率よく伝達し、且つD
1、D3を小さくして応答性を向上させるようにすると
よい。
【0036】さらに、コイルスプリング10の弾性力が
大きくなれば、それだけ通電時にプランジャ9に働かせ
る力を大きくする必要があり、すなわち、コイル3を大
きくする必要が生じ、また、コイル3を十分に大きくす
ることができなければ、プランジャ9を素早く開閉する
ことができなかったり、その挙動が不安定となったりす
ることとなる。
【0037】図5は、図1及び図4に示される電磁弁と
は、電磁弁に接続される大気圧と負圧源とを逆にしたも
のであり、図1中の大気圧導入ポート5aに負圧源を接
続し、負圧導入通路11bを大気圧に開放することとな
る。図5においては、50は大気圧導入ポート、51は
負圧導入ポートとする。図5中のc、dはそれぞれ空気
の流れを示す矢印であり、cは、大気圧導入ポート50
から大気圧を導入することにより生じる、大気圧導入ポ
ート50から圧力出力通路11cへと流れる空気の流れ
を示すものであり、bは、負圧導入ポート51から負圧
を導入することにより、圧力出力通路11cから負圧導
入ポート51へと流れる空気の流れを示す矢印である。
【0038】次に、図6〜図9により、プランジャ9の
貫通通路20の変形例について説明する。なお、図6
は、プランジャの一変形例を示す図であり、図6(a)
はプランジャ60の上面図であり、図6(b)はプラン
ジャ60の側面図である。図7は、プランジャの一変形
例を示す図であり、図7(a)はプランジャ70の上面
図であり、図7(b)はプランジャ70の側面図であ
る。図8は、プランジャの一変形例を示す図であり、図
8(a)はプランジャ80の上面図であり、図8(b)
はプランジャ80の軸方向断面図である。図9は、プラ
ンジャの一変形例を示す図であり、図9(a)はプラン
ジャ91の側面図であり、図9(b)はプランジャ93
の側面図である。
【0039】まず、図6において、60は、プランジャ
9と貫通通路20の構成のみが異なるプランジャであ
る。なお、図6(a)はプランジャ60の上面図であ
り、図6(b)はプランジャ60の側面図である。この
プランジャ60には、貫通通路61が設けられている。
この貫通通路61は、図6(a)に示されるように放射
状に8つ設けられており、このことにより、プランジャ
60の重量バランスがプランジャ60の摺動軸を軸中心
として対称となり、プランジャ60の摺動性が向上す
る。また、貫通通路61からは圧力(空気)が流入・流
出することとなるが、貫通通路61が摺動軸に対して対
称であるので、摺動性を向上させることができる。ま
た、貫通通路61は、図6(b)に示されるように斜め
に切り込まれたような形状となっており、このことによ
り、貫通通路61の上面での幅を大きくすることなく、
貫通通路61の面積を大きくすることができるものであ
る。
【0040】図7において、70は、プランジャ9と貫
通通路20の構成のみが異なるプランジャである。な
お、図7(a)はプランジャ70の上面図であり、図7
(b)はプランジャ70の側面図である。このプランジ
ャ70には、貫通通路71が設けられている。この貫通
通路71は、プランジャ70の側面の一部を軸線方向に
沿って貫通して切り取ることにより、形成される。この
ように、貫通通路71は側面の一部が軸方向に貫通して
切り取られるため、貫通通路71の面積は大きくするこ
とができるが、数が少ない方が強度的には有利となり、
強度低下により摺動性を悪化させる可能性があるため
に、ここでは、貫通通路71は一つとしている。
【0041】図8において、80は、プランジャ9と貫
通通路20の構成のみが異なるプランジャである。な
お、図8(a)はプランジャ80の上面図であり、図8
(b)はプランジャ80の軸方向断面図である。このプ
ランジャ80には、貫通通路81が設けられている。こ
の貫通通路81は、プランジャ80の上面に周方向に長
い略楕円形状で設けられているので、側面には加工の必
要性がなく、プランジャ80の摺動性に影響をあたえる
ことがない。また、貫通通路81は、圧力出力通路11
c方向に開放されているために、流路抵抗を減少でき、
大気圧の流量特性を向上させることができる。但し、こ
の貫通通路81のように、プランジャ80の上面に設け
た場合には、弁体82をその分小さくすることが必要と
され(逆に言えば、プランジャを大きくすることが必要
とされ)ることとなる。
【0042】図9において、91、93は、プランジャ
9とは貫通通路20の構成のみが異なるプランジャであ
る。なお、図9(a)はプランジャ91の側面図であ
り、図9(b)はプランジャ93の側面図である。図9
(a)において、プランジャ91には、側面に貫通通路
92が設けられている。この貫通通路92は、側面のみ
の加工で済むために、プランジャ91の上面を弁体95
のために使用する面積を多くすることができる。また、
図9(b)において、プランジャ93には、その側面に
周方向に長い略楕円形状の貫通通路94が設けられてい
る。このように周方向に長くすることにより、軸方向
(すなわち、圧力出力通路11c方向)への流出流量を
多くすることができる。
【0043】実施の形態2.実施の形態1においては、
貫通通路を設けることについて説明したが、この実施の
形態2においては、プランジャの摺動時にコイルスプリ
ング10などに接触し、特性の変化を招くことを防止す
るために、リブをピースに設けることについて説明す
る。この実施の形態において、図10はこの実施の形態
2にかかる電磁弁の主要部断面図であり、図11は、リ
ブ101部分での径方向断面図である。
【0044】まず、図10を用いて、実施の形態1にお
いて説明した電磁弁との相違点について説明する。な
お、実施の形態1と同様の構成を持つものについては、
同一符号を付して説明を省略する。100は、ピースで
あり、ピース6とは、リブ101(突出部)を有する点
で異なるものである。このリブ101は、スプリング1
0の一端を保持すると共に、プランジャ9が万一軸ぶれ
を起したとしても、スプリング10への接触を防止する
機能を有するものである。また、リブ101は、流れを
阻害しないように、ピース6から凸状の3っつの突起に
より形成されており、その突起間は、空気流が流れるこ
とができるようにされている。なお、流体通路を別の箇
所において確保することができれば、リブ101を円環
状とすることができ、リブの加工は容易なものとなる。
【0045】102は、固定鉄心であり、固定鉄心4と
は、突起103(環状の磁性体突出部)を有する点で異
なるものである。この突起103は、固定鉄心102の
プランジャ9側内側に、環状に突出して設けられてお
り、プランジャ9の内側に作用することにより、プラン
ジャ9が固定鉄心102に近づくにつれて増大する軸方
向の電磁力の割合を小さくし、ピース100と弁体8と
の衝突時の衝撃を小さくすることができ、弁体8の摩耗
などを減少させることができる。
【0046】なお、モールド部材11のプランジャ9が
内挿される円筒部分104の内周には溝105が設けら
れていて、この溝105を空気流が通過できるようにな
っており、貫通通路20を設けなくとも、十分な空気流
量を確保することが可能となる。また、この溝105に
は、プランジャ9と円筒部分104の内周との接触面積
を減少させ、異物の噛み込みによる摺動性悪化を抑制す
るという効果もある。
【0047】また、リブ1した説明図であるが、この図
において示されているように、プランジャ9の内周面が
リブ101に当接することにより、プランジャ9の傾き
が規制され、突起103及び固定鉄心102の側面に接
触することが防止されている。
【0048】さらに、図13に示すように、プランジャ
9の内周面にテーパ面131を設けるようにしてもよ
い。この図13は、プランジャの一部を示す断面図であ
る。この図に示されるように、このテーパ面131を設
けることにより、突起103を磁路とした磁界がプラン
ジャ9の内側に作用することにより、プランジャ9が固
定鉄心102に近づくにつれて増大する電磁力の割合を
さらに小さくすることができ、ピース6と弁体8との衝
突時の衝撃をより小さくすることができ、弁体8の摩耗
などをさらに減少させることができる。
【0049】また、プランジャ9の内周面にテーパ面1
31(テーパ部)を設けることにより、プランジャ9の
内周面が突起103及び固定鉄心102の側面に接触す
ることをより防止できると共に、リブ101に接触する
ことも防止できる。さらに、プランジャ9の内周面角部
132(図13中点線で示す部分)がなくなることによ
り、電磁弁の組立時などに、この内周面角部132がス
プリング10やリブ101に引っかかってしまうような
ことを防止できる。さらに、プランジャ9の内周面にテ
ーパ面131を設けることにより、そのテーパ面部分が
流体(空気)通路となり、空気流量を大きくすることが
でき、また、リブ101とプランジャ9の内周面との間
に隙間を設けることができるので、リブ101を円環状
としたとしても、流体(空気)通路をより容易に確保す
ることができ、リブ101の加工が容易となる。なお、
後述するようにリブを円環状とした場合には、円環状の
リブとプランジャとの間に隙間を設ければ流体通路を確
保することはできる。また、実施の形態2において、実
施の形態1で説明したような貫通孔を設けるようにして
もよい。
【0050】実施の形態3.図14は、実施の形態3に
おけるコイル部分の図示を省略した電磁弁を示す断面図
である。この実施の形態3は、上記各実施の形態とは、
固定鉄心4の構成が異なるものであるので、同様の構成
については、同一符号を付して説明を省略する。140
は固定鉄心であり、この固定鉄心140は、主固定鉄心
141とスプリング側固定鉄心142とにより構成され
ている。
【0051】また、スプリング側固定鉄心142には、
プランジャ9側へ突出した突起144が設けられてお
り、この突起144は突起103と同様の機能を有し、
プランジャ9の内側との間で磁路を形成することによ
り、プランジャ9が固定鉄心140に近づくにつれて増
大する軸方向電磁力の割合を小さくし、ピース146と
弁体8との衝突時の衝撃を小さくすることができ、弁体
8の摩耗などを減少させることができる。また、図中丸
箇所145において示されるように、ピース146に段
差が設けられており、この段差にスプリング側固定鉄心
142が当接することにより、固定鉄心140とピース
146との位置決めが容易になるものである。しかしな
がら、上記実施の形態1又は2のような固定鉄心4又は
102に比較して、別部材を組み合わせて構成するため
に、部品数の増加が生じることとなる。
【0052】さらに、143は、圧力出力通路11cと
連通しているレゾネータ通路であり、図示しない外部の
レゾネータ(共鳴器)に接続されている。このレゾネー
タは、圧力出力通路11cから電子制御エンジンマウン
ト伝えられる圧力の脈動成分の内、不要な周波数成分を
共鳴作用により除去するためのものである。
【0053】実施の形態4.図15は、実施の形態4に
おけるコイル部分の図示を省略した電磁弁を示す断面図
である。この実施の形態4は、上記各実施の形態とは、
固定鉄心4、140の構成が異なるものであるので、同
様の構成については、同一符号を付して説明を省略す
る。150は固定鉄心であり、この固定鉄心150は、
主固定鉄心151とスプリング側固定鉄心152とによ
り構成されている。
【0054】また、スプリング側固定鉄心152は、プ
ランジャ9側へ突出した突起153が設けられるように
主固定鉄心151の内側に圧入されている。この突起1
53は突起103、144と同様の機能を有し、プラン
ジャ9の内側との間で磁路を形成することにより、プラ
ンジャ9が固定鉄心140に近づくにつれて増大する軸
方向の電磁力の割合を小さくし、ピース146と弁体8
との衝突時の衝撃を小さくすることができ、弁体8の摩
耗などを減少させることができる。
【0055】また、実施の形態3と同様にピース146
に段差が設けられており、この段差にスプリング側固定
鉄心152の一端が当接することにより、固定鉄心15
0とピース146との位置決めが容易になるものであ
り、また、ピース146の抜け止めともなる。しかしな
がら、上記実施の形態1又は2に示されるような固定鉄
心4又は102に比較して、別部材を組み合わせて構成
するために、部品数の増加が生じることとなる。
【0056】なお、上述した実施の形態では、三方弁に
ついて主として述べたが、図16に示すように、二方弁
に用いてもよい。この図16における円環状リブ161
は、スプリング162の一端を支持すると共に、プラン
ジャ163がスプリング162に接触しないようにして
いる。なお、この図16の上半分(図中A側)はプラン
ジャ162が図16中の右側に移動した状態(開弁状
態)を示しており、下半分(図中B側)はプランジャ1
62が図16中の左側に移動した状態(閉弁状態)を示
している。さらに、この図16に示される電磁弁は二方
弁であるので、ピース164には上述した各実施の形態
のように貫通孔は設けられていない。
【0057】ここで、図17に示すように、円環状リブ
161はピース164から円環状に延出されている。な
お、この円環状リブ161は、その周囲にプランジャ1
63との間に隙間を有しており、三方弁に用いることも
可能である。
【0058】なお、上述の実施の形態3、4、5におい
て、実施の形態1のように、プランジャに貫通孔を設け
ることとしてもよく、また、実施の形態2のように、ピ
ースにリブを設けたり、プランジャの内側にテーパを設
けるようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】この発明に係る三方電磁弁は、プランジ
ャは有底円筒形状であると共に、該プランジャの底部に
弁体が固定されているものであるので、プランジャと弁
体との動きにずれが生じることがなく、特性の安定した
三方電磁弁を得ることができる。
【0060】また、プランジャにプランジャ内側から外
側への貫通する貫通部を設けたものであるので、プラン
ジャ反対側に供給通路がある場合でも、貫通部を通じ
て、供給通路に圧力を効率よく供給することができる。
【0061】また、貫通部はプランジャの摺動軸に対し
て軸対称に設けられるものであるので、プランジャの摺
動軸を中心とした軸対称性が向上し、プランジャの摺動
が安定したものとなる。
【0062】また、貫通部はプランジャの供給通路側に
設けられるものであるので、プランジャ反対側に配置さ
れた供給通路からでも、貫通部を通じて、供給通路に圧
力を効率よく供給することができる。
【0063】また、供給通路は、エンジンを支持し車体
への振動の伝達を抑制するエンジンマウント内の流体室
と連通されるものであるので、高周波制御が必要となる
エンジンマウント内の流体室に正圧・負圧を的確に制御
して供給することができる。
【0064】また、供給通路の最小断面積が負圧通路及
び正圧通路の最小断面積より大きいものであるので、負
圧通路及び正圧通路に印加される圧力を効率よく供給通
路で用いることができ、負圧通路及び正圧通路から弁体
にかかる圧力を小さくして、電磁弁の応答性を向上させ
ることができる。
【0065】また、ケースのプランジャを摺動可能に保
持する面に溝を設けたものであるので、プランジャ反対
側に供給通路がある場合でも、溝を通じて、供給通路に
圧力を効率よく供給することができる。
【0066】また、固定鉄心からプランジャ側へ環状の
磁性体突出部を設けたものであるので、磁性体突出部と
プランジャとの間で磁路が形成され、電磁弁の特性をリ
ニアすることができ、特に高周波動作時において、弁体
と弁座との衝突衝撃を小さくすることができ、弁体又は
弁座の摩耗を抑制することができる。
【0067】また、プランジャ内側にテーパ部を設けた
ものであるので、電磁弁の特性をリニアすることがで
き、特に高周波動作時において、弁体と弁座との衝突衝
撃を小さくすることができ、弁体又は弁座の摩耗を抑制
することができる。
【0068】また、この発明に係る電磁弁は、プランジ
ャの内側で弁体に当接することによりプランジャの摺動
を規制する非磁性部材から周方向へ突出する突出部を設
けたものであるので、プランジャが摩耗などの原因によ
り傾きを生じたとしても、プランジャがコイルスプリン
グや固定鉄心と接触することを防止することができる。
【0069】また、突出部はコイルスプリングの一端を
保持するものであるので、プランジャがコイルスプリン
グと接触することをより防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電磁弁の断
面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるプランジャ
の断面図である。
【図3】 大気圧が導入され、圧力出力通路より出力さ
れる経路を示した説明図である。
【図4】 空気の流れを示す説明図である。
【図5】 図4に示される電磁弁とは、電磁弁に接続さ
れる大気圧と負圧源とを逆にした電磁弁の空気の流れを
示す説明図である。
【図6】 プランジャの一変形例を示す図であり、図6
(a)はプランジャ60の上面図であり、図6(b)は
プランジャ60の側面図である。
【図7】 プランジャの一変形例を示す図であり、図7
(a)はプランジャ70の上面図であり、図7(b)は
プランジャ70の側面図である。
【図8】 プランジャの一変形例を示す図であり、図8
(a)はプランジャ80の上面図であり、図8(b)は
プランジャ80の軸方向断面図である。
【図9】 プランジャの一変形例を示す図であり、図9
(a)はプランジャ91の側面図であり、図9(b)は
プランジャ93の側面図である。
【図10】 この発明の実施の形態2にかかる電磁弁の
主要部断面図である。
【図11】 リブ101部分での径方向断面図である。
【図12】 プランジャ9の傾きを誇張して示した説明
図である。
【図13】 プランジャの一部を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態3におけるコイル部
分の図示を省略した電磁弁を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態4におけるコイル部
分の図示を省略した電磁弁を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態2にかかる電磁弁の
断面図である。
【図17】 リブ161部分での径方向断面図である。
【図18】 従来の三方電磁弁の全体構成を示す断面図
である。
【図19】 従来の板ばねの詳細形状を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1:三方電磁弁、3:コイル、4:固定鉄心、5、7:
大気圧導入通路、6:ピース、8:弁体、9:プランジ
ャ、10:コイルスプリング、11:モールド部材、1
1a:弁座、11b、負圧導入通路、、11c:圧力出
力通路、20:貫通通路、101:リブ、103:突
起、105:溝、131:テーパ面、142:スプリン
グ側固定鉄心、161:円環状リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 CA05 3H106 DA03 DA23 DB02 DB12 DB22 DB32 DC02 DC18 DD03 EE04 EE30 GA15 GB06 KK17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被供給装置への正圧・負圧の供給制御を
    行う三方電磁弁であって、被供給装置と連通された供給
    通路と、正圧源に連通された正圧通路と、負圧源に連通
    された負圧通路と、前記供給通路への負圧通路と正圧通
    路との接続の切替を行う弁体と、上記弁体が固定される
    プランジャと、該プランジャを摺動可能に保持するケー
    スと、通電されることにより磁界を発生されるコイル
    と、前記プランジャとの間に磁路を形成することにより
    前記プランジャを吸引する固定鉄心と、該固定鉄心から
    離間する方向に前記プランジャを付勢するコイルスプリ
    ングとを備え、前記プランジャは有底円筒形状であると
    共に、該プランジャの底部に弁体が固定されていること
    を特徴とする三方電磁弁。
  2. 【請求項2】 プランジャにプランジャ内側から外側へ
    の貫通する貫通部を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の三方電磁弁。
  3. 【請求項3】 貫通部はプランジャの摺動軸に対して軸
    対称に設けられることを特徴とする請求項2記載の三方
    電磁弁。
  4. 【請求項4】 貫通部はプランジャの供給通路側に設け
    られることを特徴とする請求項2記載の三方電磁弁。
  5. 【請求項5】 供給通路は、エンジンを支持し車体への
    振動の伝達を抑制するエンジンマウント内の流体室と連
    通されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれか一項記載の三方電磁弁。
  6. 【請求項6】 供給通路の最小断面積が負圧通路及び正
    圧通路の最小断面積より大きいことを特徴とする請求項
    5記載の三方電磁弁。
  7. 【請求項7】 ケースのプランジャを摺動可能に保持す
    る面に溝を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項6のいずれか一項記載の三方電磁弁。
  8. 【請求項8】 固定鉄心からプランジャ側へ環状の磁性
    体突出部を設けたことを特徴とする請求項5記載の三方
    電磁弁。
  9. 【請求項9】 プランジャ内側にテーパ部を設けたこと
    を特徴とする請求項5ないし請求項8記載の三方電磁
    弁。
  10. 【請求項10】 被供給装置と連通された供給通路と、
    正圧源又は負圧源に連通された導入通路と、前記供給通
    路と前記導入通路との間の開閉を行う弁体と、上記弁体
    が固定される有底円筒形状のプランジャと、該プランジ
    ャを摺動可能に保持するケースと、通電されることによ
    り磁界を発生されるコイルと、前記プランジャとの間に
    磁路を形成することにより前記プランジャを吸引する固
    定鉄心と、該固定鉄心から離間する方向に前記プランジ
    ャを付勢するコイルスプリングと、前記プランジャの内
    側で前記弁体に当接することにより前記プランジャの摺
    動を規制する非磁性部材とを備え、前記非磁性部材から
    周方向へ突出する突出部を設けたことを特徴とする電磁
    弁。
  11. 【請求項11】 突出部はコイルスプリングの一端を保
    持することを特徴とする請求項10記載の電磁弁。
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