JPH06213360A - 電磁弁 - Google Patents
電磁弁Info
- Publication number
- JPH06213360A JPH06213360A JP853293A JP853293A JPH06213360A JP H06213360 A JPH06213360 A JP H06213360A JP 853293 A JP853293 A JP 853293A JP 853293 A JP853293 A JP 853293A JP H06213360 A JPH06213360 A JP H06213360A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- plunger
- shaft
- core
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁体と弁座部材間の打撃音を低減し、弁体が
流体圧力により付勢される力を低減する。 【構成】 両端に開口を有する中空のコイルボビンと、
該コイルボビンに巻回された電磁コイルと、前記コイル
ボビンの一端の開口に摺動可能に遊嵌されたプランジャ
と、前記コイルボビンの他端に嵌合されたコアと、該コ
アを摺動可能に貫通し且つ一端を前記プランジャの一端
に結合されたシャフトと、前記シャフトの他端に固定さ
れ且つ前記プランジャにより環状の弁座に当接される弁
体と、該弁体を前記弁座から離脱させるよう付勢する付
勢部材と、前記弁体が前記弁座に当接した状態における
前記弁体の流体圧力受圧面積と同じ大きさであるが向き
が反対である流体圧力受圧面積を前記プランジャに付与
する作動気室とを備えた電磁弁であって、シャフト17
とコア12の摺動部に摩擦部材22を配設して弁体の急
激な閉弁動作を抑制する。
流体圧力により付勢される力を低減する。 【構成】 両端に開口を有する中空のコイルボビンと、
該コイルボビンに巻回された電磁コイルと、前記コイル
ボビンの一端の開口に摺動可能に遊嵌されたプランジャ
と、前記コイルボビンの他端に嵌合されたコアと、該コ
アを摺動可能に貫通し且つ一端を前記プランジャの一端
に結合されたシャフトと、前記シャフトの他端に固定さ
れ且つ前記プランジャにより環状の弁座に当接される弁
体と、該弁体を前記弁座から離脱させるよう付勢する付
勢部材と、前記弁体が前記弁座に当接した状態における
前記弁体の流体圧力受圧面積と同じ大きさであるが向き
が反対である流体圧力受圧面積を前記プランジャに付与
する作動気室とを備えた電磁弁であって、シャフト17
とコア12の摺動部に摩擦部材22を配設して弁体の急
激な閉弁動作を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、流体制御用の
電磁弁に関するものである。
電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平1−65472号公報に記
載されているように、弁体が高剛性の弁座部材に当接し
た状態でのシール性を向上させ、また弁体が弁座部材に
当接する際の打撃音を低減させるために、弁体の弁座部
材への当接部分を弾性材料で形成することが知られてい
る。そして、弁体が弁座部材に当接した状態において弁
体が流体圧力により開閉動作方向に付勢されることを防
止するため、弁体が弁座部材に当接した状態における弁
体の流体圧力受圧面積と同じ大きさであるが向きが反対
である流体圧力受圧面積をプランジャに付与する作動気
室を設けることも知られている。
載されているように、弁体が高剛性の弁座部材に当接し
た状態でのシール性を向上させ、また弁体が弁座部材に
当接する際の打撃音を低減させるために、弁体の弁座部
材への当接部分を弾性材料で形成することが知られてい
る。そして、弁体が弁座部材に当接した状態において弁
体が流体圧力により開閉動作方向に付勢されることを防
止するため、弁体が弁座部材に当接した状態における弁
体の流体圧力受圧面積と同じ大きさであるが向きが反対
である流体圧力受圧面積をプランジャに付与する作動気
室を設けることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電磁弁の用途は様々で
あり、電磁弁の作動が低騒音の環境で行われる場合は、
弁体の弁座部材への当接部分を弾性材料で形成しただけ
では、弁体が弁座部材に当接する際の打撃音の低減が不
十分となる。
あり、電磁弁の作動が低騒音の環境で行われる場合は、
弁体の弁座部材への当接部分を弾性材料で形成しただけ
では、弁体が弁座部材に当接する際の打撃音の低減が不
十分となる。
【0004】弁体が弁座部材に当接する際の打撃音をよ
り低減させるために、弁座部材の弁体が当接する部分を
弾性材料で形成することが考えられる。しかし、弁座の
内周側空間と外周側空間との差圧により弾性材料部分が
変形し、弁体の流体圧力受圧面積の径が増減して流体圧
力受圧面積が増減し、弁体の流体圧力受圧面積とプラン
ジャの流体圧力受圧面積との間に大きな差が生じて、弁
体が弁座に当接した状態において弁体が流体圧力により
開閉動作方向に付勢されることの防止が不十分となる問
題がある。
り低減させるために、弁座部材の弁体が当接する部分を
弾性材料で形成することが考えられる。しかし、弁座の
内周側空間と外周側空間との差圧により弾性材料部分が
変形し、弁体の流体圧力受圧面積の径が増減して流体圧
力受圧面積が増減し、弁体の流体圧力受圧面積とプラン
ジャの流体圧力受圧面積との間に大きな差が生じて、弁
体が弁座に当接した状態において弁体が流体圧力により
開閉動作方向に付勢されることの防止が不十分となる問
題がある。
【0005】この出願の発明は、上記問題を伴うことな
く打撃音を低減することをその技術的課題とする。
く打撃音を低減することをその技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明は、両端に開口を有する中空
のコイルボビンと、該コイルボビンに巻回された電磁コ
イルと、前記コイルボビンの一端の開口に摺動可能に遊
嵌されたプランジャと、前記コイルボビンの他端に嵌合
されたコアと、該コアを摺動可能に貫通し且つ一端を前
記プランジャの一端に結合されたシャフトと、前記シャ
フトの他端に固定され且つ前記プランジャにより環状の
弁座に当接される弁体と、該弁体を前記弁座から離脱さ
せるよう付勢する付勢部材と、前記弁体が前記弁座に当
接した状態における前記弁体の流体圧力受圧面積と同じ
大きさであるが向きが反対である流体圧力受圧面積を前
記プランジャに付与する作動気室とを備えた電磁弁であ
って、前記シャフトと前記コアの摺動部に摩擦部材を設
けて、前記電磁コイルへの通電時の前記弁体の急激な作
動を抑制する摩擦抵抗を発生させるようにした
決するため請求項1の発明は、両端に開口を有する中空
のコイルボビンと、該コイルボビンに巻回された電磁コ
イルと、前記コイルボビンの一端の開口に摺動可能に遊
嵌されたプランジャと、前記コイルボビンの他端に嵌合
されたコアと、該コアを摺動可能に貫通し且つ一端を前
記プランジャの一端に結合されたシャフトと、前記シャ
フトの他端に固定され且つ前記プランジャにより環状の
弁座に当接される弁体と、該弁体を前記弁座から離脱さ
せるよう付勢する付勢部材と、前記弁体が前記弁座に当
接した状態における前記弁体の流体圧力受圧面積と同じ
大きさであるが向きが反対である流体圧力受圧面積を前
記プランジャに付与する作動気室とを備えた電磁弁であ
って、前記シャフトと前記コアの摺動部に摩擦部材を設
けて、前記電磁コイルへの通電時の前記弁体の急激な作
動を抑制する摩擦抵抗を発生させるようにした
【0007】
【作用】請求項1の発明では、電磁コイルへの通電によ
りプランジャが電磁作用で摺動して弁体を弁座に当接さ
せる際、前記シャフトと前記コアの摺動部に設けた摩擦
部材がシャフトの摺動抵抗を発生し、弁体の動作に抵抗
するため、弁体動作が緩くなり、打撃音が低減する。そ
して、弁座は高剛性のものにできるので、前記弁体の流
体圧力受圧面積は安定して得られ、弁体が弁座に当接し
た状態において弁体が流体圧力により開閉動作方向に付
勢されることの防止は十分となる。
りプランジャが電磁作用で摺動して弁体を弁座に当接さ
せる際、前記シャフトと前記コアの摺動部に設けた摩擦
部材がシャフトの摺動抵抗を発生し、弁体の動作に抵抗
するため、弁体動作が緩くなり、打撃音が低減する。そ
して、弁座は高剛性のものにできるので、前記弁体の流
体圧力受圧面積は安定して得られ、弁体が弁座に当接し
た状態において弁体が流体圧力により開閉動作方向に付
勢されることの防止は十分となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付した図面に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0009】本実施例では電磁弁として、エアサスペン
ションの密閉室間の連通を制御する電磁弁を一例として
説明を進めるが、この用途に限られるものではなく通常
用いられる流体制御用の電磁弁(ソレノイドバルブ)に
も適用できることはいうまでもない。
ションの密閉室間の連通を制御する電磁弁を一例として
説明を進めるが、この用途に限られるものではなく通常
用いられる流体制御用の電磁弁(ソレノイドバルブ)に
も適用できることはいうまでもない。
【0010】図1は本発明の一実施例であるエアサスペ
ンションのバネ定数制御用電磁弁の断面図であり、電磁
弁10は第1密閉室1および第2密閉室2を画成するハ
ウジング3内に収容され且つ固定されるケース26内に
配設されている。
ンションのバネ定数制御用電磁弁の断面図であり、電磁
弁10は第1密閉室1および第2密閉室2を画成するハ
ウジング3内に収容され且つ固定されるケース26内に
配設されている。
【0011】電磁弁10はケース26に対して弾性材料
からなるブッシュ5によってフローティング支持されて
おり、ブッシュ5は電磁弁10の長手方向に弾性力が弱
く設定されている。電磁弁10のブッシュ5によるフロ
ーティング支持により、電磁弁10が駆動されたとき駆
動方向(図1で上下方向)に振動が発生したとしても、
ブッシュ5の弾性変形によってケース26、ハウジング
3への振動伝達が防止される。
からなるブッシュ5によってフローティング支持されて
おり、ブッシュ5は電磁弁10の長手方向に弾性力が弱
く設定されている。電磁弁10のブッシュ5によるフロ
ーティング支持により、電磁弁10が駆動されたとき駆
動方向(図1で上下方向)に振動が発生したとしても、
ブッシュ5の弾性変形によってケース26、ハウジング
3への振動伝達が防止される。
【0012】電磁弁10は磁性材料で形成されたケース
4を有している。このケース4内には非磁性材料で形成
されたコイルボビン7が不動に配設され、このコイルボ
ビン7には電磁コイル6が巻回されている。コイルボビ
ン7の軸心の中空部7aの上端側部分内には磁性材料で
形成されたプランジャ11が摺動可能に遊嵌され、また
中空部7aの下端側部分内には磁性材料で形成されたコ
ア12が不動に配設されている。プランジャ11の下端
とコア12の上端との間には空隙が設定されており、こ
の空隙はプランジャ11が電磁作用で下方に吸引された
時の必要ストロークよりも大きく選定されている。
4を有している。このケース4内には非磁性材料で形成
されたコイルボビン7が不動に配設され、このコイルボ
ビン7には電磁コイル6が巻回されている。コイルボビ
ン7の軸心の中空部7aの上端側部分内には磁性材料で
形成されたプランジャ11が摺動可能に遊嵌され、また
中空部7aの下端側部分内には磁性材料で形成されたコ
ア12が不動に配設されている。プランジャ11の下端
とコア12の上端との間には空隙が設定されており、こ
の空隙はプランジャ11が電磁作用で下方に吸引された
時の必要ストロークよりも大きく選定されている。
【0013】コイルボビン7の上端側には磁性材料で形
成されたヨーク8が不動に配設されており、このヨーク
8の上端側にはカバー部材13が気密に結合され、プラ
ンジャ11の上端が位置する作動気室14が形成されて
いる。この作動気室14内にはダイヤフラム15が配設
されている。ダイヤフラム15の外周縁部はヨーク8と
カバー部材13とで気密に挟持され、ダイヤフラム15
の内周縁部はプランジャ11とプランジャ11に結合さ
れた保持部材16とで気密に挟持されており、作動気室
14が下側の第1作動気室14aと上側の第2作動気室
14bとに区画されている。非磁性材料で形成されたシ
ャフト17はコア12の軸心を摺動可能に貫通してお
り、その上端でプランジャ11の下端に結合されてい
る。シャフト17の内部には連通孔17aが形成されて
おり、プランジャ11の上端に結合された保持部材16
にも連通孔16aが形成されている。従って、第2作動
気室14bは、連通孔16aと、連通孔17aと、ケー
ス4の下端に結合されたベースプレート18に形成され
たポート18aとを介して第2密閉室2と常時連通する
ものであり、第2作動気室14bの圧力は第2密閉室2
の圧力に等しいものである。
成されたヨーク8が不動に配設されており、このヨーク
8の上端側にはカバー部材13が気密に結合され、プラ
ンジャ11の上端が位置する作動気室14が形成されて
いる。この作動気室14内にはダイヤフラム15が配設
されている。ダイヤフラム15の外周縁部はヨーク8と
カバー部材13とで気密に挟持され、ダイヤフラム15
の内周縁部はプランジャ11とプランジャ11に結合さ
れた保持部材16とで気密に挟持されており、作動気室
14が下側の第1作動気室14aと上側の第2作動気室
14bとに区画されている。非磁性材料で形成されたシ
ャフト17はコア12の軸心を摺動可能に貫通してお
り、その上端でプランジャ11の下端に結合されてい
る。シャフト17の内部には連通孔17aが形成されて
おり、プランジャ11の上端に結合された保持部材16
にも連通孔16aが形成されている。従って、第2作動
気室14bは、連通孔16aと、連通孔17aと、ケー
ス4の下端に結合されたベースプレート18に形成され
たポート18aとを介して第2密閉室2と常時連通する
ものであり、第2作動気室14bの圧力は第2密閉室2
の圧力に等しいものである。
【0014】シャフト17の下端部にはポペット20が
ナット23によって固定されている。ポペット20の外
周端部には円板状に成形された弾性材からなる弁体19
が加硫成形等により一体に成形されている。ポペット2
0は、弁体19のシャフト17への固定部材として機能
すると同時に、半径方向外方向に突出するフランジ部2
0aは弁体の芯材としての機能も有する。
ナット23によって固定されている。ポペット20の外
周端部には円板状に成形された弾性材からなる弁体19
が加硫成形等により一体に成形されている。ポペット2
0は、弁体19のシャフト17への固定部材として機能
すると同時に、半径方向外方向に突出するフランジ部2
0aは弁体の芯材としての機能も有する。
【0015】ベースプレート18には環状の弁座18b
がポート18aを取り巻くように固定されている。ペー
スプレート18と弁体19との間には弁体19を弁座1
8bから離脱させるように付勢するスプリング21が設
けられている。弁体19と対向するコア12の下端面に
は弾性材料で形成された環状のストッパ24が固定され
ている。図示されていないが、このストッパ24にはそ
の内周側空間と外周側空間とを連通する複数の切欠溝が
形成されている。コイルボビン12の内周とコア12と
の間には所定の隙間が設定されており、この隙間とスト
ッパ24の内周側空間とを連通する孔12bがコア12
に設けられている。従って、第1作動気室14aは、プ
ランジャ11の外周とコイルボビン7との間の隙間と、
コイルボビン7の内周とコア12との間の隙間と、コア
12の孔12bと、ストッパ24の切欠溝と、ケース4
に形成されたポート4aとを介して常時連通し、第1作
動気室14aの圧力は第1密閉室1の圧力と等しいもの
である。
がポート18aを取り巻くように固定されている。ペー
スプレート18と弁体19との間には弁体19を弁座1
8bから離脱させるように付勢するスプリング21が設
けられている。弁体19と対向するコア12の下端面に
は弾性材料で形成された環状のストッパ24が固定され
ている。図示されていないが、このストッパ24にはそ
の内周側空間と外周側空間とを連通する複数の切欠溝が
形成されている。コイルボビン12の内周とコア12と
の間には所定の隙間が設定されており、この隙間とスト
ッパ24の内周側空間とを連通する孔12bがコア12
に設けられている。従って、第1作動気室14aは、プ
ランジャ11の外周とコイルボビン7との間の隙間と、
コイルボビン7の内周とコア12との間の隙間と、コア
12の孔12bと、ストッパ24の切欠溝と、ケース4
に形成されたポート4aとを介して常時連通し、第1作
動気室14aの圧力は第1密閉室1の圧力と等しいもの
である。
【0016】作動気室14a、14bは、弁体19が弁
座部材22に当接した状態において、弁体の流体圧力受
圧面積と同じ大きさであるが向きが反対である流体圧力
受圧面積をプランジャ11に付与するものである。
座部材22に当接した状態において、弁体の流体圧力受
圧面積と同じ大きさであるが向きが反対である流体圧力
受圧面積をプランジャ11に付与するものである。
【0017】コア12とシャフト17の嵌合部におい
て、コア12の内周には環状溝12aが形成されてお
り、この環状溝12aには環状の摩擦部材22が配設さ
れている。摩擦部材22はシャフト17の外周と係合し
ており、シャフト17に適宜の摺動抵抗を付与する。
て、コア12の内周には環状溝12aが形成されてお
り、この環状溝12aには環状の摩擦部材22が配設さ
れている。摩擦部材22はシャフト17の外周と係合し
ており、シャフト17に適宜の摺動抵抗を付与する。
【0018】次に電磁弁10の作動について説明する。
【0019】電磁コイル6が通電状態になると、プラン
ジャ11がコア12との間の吸引作用によってスプリン
グ21の付勢力に抗してベースプレート18の方向に移
動する。この動作に伴って、シャフト17、弁体19も
ベースプレート18の方向に移動し、弁体19が弁座部
材22に当接し、閉弁状態となる。ここで、シャフト1
7には摩擦部材22によって適宜の摺動抵抗が不要され
ており、弁体19の急激な動作が抑制されるので、弁体
19が弁座18bに当接する際の打撃音は小さいもので
ある。
ジャ11がコア12との間の吸引作用によってスプリン
グ21の付勢力に抗してベースプレート18の方向に移
動する。この動作に伴って、シャフト17、弁体19も
ベースプレート18の方向に移動し、弁体19が弁座部
材22に当接し、閉弁状態となる。ここで、シャフト1
7には摩擦部材22によって適宜の摺動抵抗が不要され
ており、弁体19の急激な動作が抑制されるので、弁体
19が弁座18bに当接する際の打撃音は小さいもので
ある。
【0020】逆に、電磁コイル6への通電が消勢される
と、シリンダ32、弁体19、シャフト17およびプラ
ンジャ11がスプリング21の付勢力によってコア12
の方向に移動され、弁体19が弁座部材22から離間さ
れて開弁状態となる。
と、シリンダ32、弁体19、シャフト17およびプラ
ンジャ11がスプリング21の付勢力によってコア12
の方向に移動され、弁体19が弁座部材22から離間さ
れて開弁状態となる。
【0021】プランジャ11とコア12との間の空隙は
プランジャ11が電磁作用により吸引された時の必要ス
トロークよりも大きいので、プランジャ11がコア12
に当接することはない。
プランジャ11が電磁作用により吸引された時の必要ス
トロークよりも大きいので、プランジャ11がコア12
に当接することはない。
【0022】尚、摩擦部材22はシャフト17と一緒に
動いてコア12と摺動するようにしてもよい。
動いてコア12と摺動するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】この出願の発明によれば、電磁コイルへ
の通電によりプランジャが電磁作用で摺動して弁体を弁
座に当接させる際、前記シャフトと前記コアの摺動部に
設けた摩擦部材がシャフトの摺動抵抗を発生し、弁体の
動作に抵抗するため、弁体動作が緩くなり、打撃音が低
減するそして、弁座は高剛性のものにできるので、前記
弁体の流体圧力受圧面積は安定して得られ、弁体が弁座
に当接した状態において弁体が流体圧力により開閉動作
方向に付勢されることの防止は十分となる。更に、ダン
パを少ない構成部品で構成することができる。
の通電によりプランジャが電磁作用で摺動して弁体を弁
座に当接させる際、前記シャフトと前記コアの摺動部に
設けた摩擦部材がシャフトの摺動抵抗を発生し、弁体の
動作に抵抗するため、弁体動作が緩くなり、打撃音が低
減するそして、弁座は高剛性のものにできるので、前記
弁体の流体圧力受圧面積は安定して得られ、弁体が弁座
に当接した状態において弁体が流体圧力により開閉動作
方向に付勢されることの防止は十分となる。更に、ダン
パを少ない構成部品で構成することができる。
【図1】本発明の実施例に係わる電磁弁の断面図であ
る。
る。
1・・・第1密閉室 2・・・第2密閉室 3・・・ハウジング 4・・・ケース 4a・・・ポート 6・・・電磁コイル 7・・コイルボビン 8・・・ヨーク 10・・・電磁弁 11・・・プランジャ 12・・・コア 13・・・カバー部材 14・・・作動気室 14a・・・第1作動気室 14b・・・第2作動気室 17・・・シャフト 17a・・・連通孔 18・・・ベースプレート 18a・・・ポート 18b・・・弁座 19・・・弁体 20・・・ポペット 21・・・スプリング(付勢部材) 22・・・摩擦部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 川 一 男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 両端に開口を有する中空のコイルボビン
と、該コイルボビンに巻回された電磁コイルと、前記コ
イルボビンの一端の開口に摺動可能に遊嵌されたプラン
ジャと、前記コイルボビンの他端に嵌合されたコアと、
該コアを摺動可能に貫通し且つ一端を前記プランジャの
一端に結合されたシャフトと、前記シャフトの他端に固
定され且つ前記プランジャにより環状の弁座に当接され
る弁体と、該弁体を前記弁座から離脱させるよう付勢す
る付勢部材と、前記弁体が前記弁座に当接した状態にお
ける前記弁体の流体圧力受圧面積と同じ大きさであるが
向きが反対である流体圧力受圧面積を前記プランジャに
付与する作動気室とを備えた電磁弁であって、前記シャ
フトと前記コアの摺動部に摩擦部材を設けて、前記電磁
コイルへの通電時の前記弁体の急激な作動を抑制する摩
擦抵抗を発生させるようにしたことを特徴とする電磁
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP853293A JPH06213360A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP853293A JPH06213360A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 電磁弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06213360A true JPH06213360A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11695765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP853293A Pending JPH06213360A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06213360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001263522A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Smc Corp | 電磁弁 |
JP2016156520A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 株式会社ハーマン | ガスコンロ |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP853293A patent/JPH06213360A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001263522A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Smc Corp | 電磁弁 |
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