JP2000046227A - 電磁弁装置 - Google Patents
電磁弁装置Info
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- JP2000046227A JP2000046227A JP10217087A JP21708798A JP2000046227A JP 2000046227 A JP2000046227 A JP 2000046227A JP 10217087 A JP10217087 A JP 10217087A JP 21708798 A JP21708798 A JP 21708798A JP 2000046227 A JP2000046227 A JP 2000046227A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 急激な液圧変動による油撃音の低減を図った
電磁弁装置を提供すること。 【解決手段】 スリーブ2と、コイル3と、固定コア5
と、可動コア6とを備えた電磁弁装置1において、可動
コア6の外周部とスリーブ2の内周部とのみで、スリー
ブ2内に導入される作動流体を抵抗として可動コア6の
移動を抑制可能とした。
電磁弁装置を提供すること。 【解決手段】 スリーブ2と、コイル3と、固定コア5
と、可動コア6とを備えた電磁弁装置1において、可動
コア6の外周部とスリーブ2の内周部とのみで、スリー
ブ2内に導入される作動流体を抵抗として可動コア6の
移動を抑制可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁装置に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁装置は、一般的に、その軸
方向に延在されると共に少なくともその一側に開口部を
有する組付け穴を備えたスリーブと、前記スリーブの外
周に巻き回されるコイルと、前記スリーブの組付け穴内
に固定される固定コアと、前記スリーブの組付け穴内に
前記スリーブの前記軸方向に移動可能に配設され、前記
コイルへの通電により前記固定コアに向けて移動されて
その弁体部が弁座に当接される可動コアと、を備えるも
のであった。
方向に延在されると共に少なくともその一側に開口部を
有する組付け穴を備えたスリーブと、前記スリーブの外
周に巻き回されるコイルと、前記スリーブの組付け穴内
に固定される固定コアと、前記スリーブの組付け穴内に
前記スリーブの前記軸方向に移動可能に配設され、前記
コイルへの通電により前記固定コアに向けて移動されて
その弁体部が弁座に当接される可動コアと、を備えるも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電磁弁装置は、スリーブ内に作動流体が導入
されて、コイルへの通電に伴い可動コアが固定コア側に
吸引移動され可動コアの弁体部と弁座が当接する際に、
可動コアの移動速度によっては急激な作動流体の液圧変
動により油撃音が生じることがある。
うな従来の電磁弁装置は、スリーブ内に作動流体が導入
されて、コイルへの通電に伴い可動コアが固定コア側に
吸引移動され可動コアの弁体部と弁座が当接する際に、
可動コアの移動速度によっては急激な作動流体の液圧変
動により油撃音が生じることがある。
【0004】本発明は、急激な液圧変動による油撃音の
低減を図った電磁弁装置を提供することを、その技術的
課題とするものである。
低減を図った電磁弁装置を提供することを、その技術的
課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、その軸方向に延在されると共に少なくともその一側
に開口を有する組付け穴を備えたスリーブと、前記スリ
ーブの外周に巻き回されるコイルと、前記スリーブの組
付け穴内に固定される固定コアと、前記スリーブの組付
け穴内に前記スリーブの前記軸方向に移動可能に配設さ
れ、前記コイルへの通電により前記固定コアに向けて移
動される可動コアとを備え、前記可動コアの外周部と前
記スリーブの内周部との間の間隙により前記スリーブ内
に導入される作動流体を抵抗として前記可動コアの移動
を抑制可能とする電磁弁装置を構成した。
に、その軸方向に延在されると共に少なくともその一側
に開口を有する組付け穴を備えたスリーブと、前記スリ
ーブの外周に巻き回されるコイルと、前記スリーブの組
付け穴内に固定される固定コアと、前記スリーブの組付
け穴内に前記スリーブの前記軸方向に移動可能に配設さ
れ、前記コイルへの通電により前記固定コアに向けて移
動される可動コアとを備え、前記可動コアの外周部と前
記スリーブの内周部との間の間隙により前記スリーブ内
に導入される作動流体を抵抗として前記可動コアの移動
を抑制可能とする電磁弁装置を構成した。
【0006】好ましくは、前記可動コアは、前記可動コ
アの外周部で前記固定コアとの対向面から前記軸方向に
延在されると共に前記可動コアの対向面とは反対側の面
に達する以前にその延在が終了される第1溝部と、前記
可動コアの外周部で前記対向面とは反対側の面から前記
軸方向に延在されると共に前記可動コアの対向面に達す
る以前にその延在が終了される第2溝部とを有する電磁
弁装置を構成した。
アの外周部で前記固定コアとの対向面から前記軸方向に
延在されると共に前記可動コアの対向面とは反対側の面
に達する以前にその延在が終了される第1溝部と、前記
可動コアの外周部で前記対向面とは反対側の面から前記
軸方向に延在されると共に前記可動コアの対向面に達す
る以前にその延在が終了される第2溝部とを有する電磁
弁装置を構成した。
【0007】好ましくは、前記可動コアは、前記可動コ
アの外周部で前記固定コアとの対向面から前記軸方向に
延在されると共に前記可動コアの対向面とは反対側の面
に達する以前にその延在が終了される溝部を有する電磁
弁装置を構成した。
アの外周部で前記固定コアとの対向面から前記軸方向に
延在されると共に前記可動コアの対向面とは反対側の面
に達する以前にその延在が終了される溝部を有する電磁
弁装置を構成した。
【0008】請求項1の電磁弁装置は、可動コアの外周
部とスリーブの内周部とで、スリーブ内に導入される作
動流体を抵抗として可動コアの移動が抑制可能とされ
る。
部とスリーブの内周部とで、スリーブ内に導入される作
動流体を抵抗として可動コアの移動が抑制可能とされ
る。
【0009】請求項2の電磁弁装置は、請求項1の作用
に加えて、特に第1溝部と第2溝部とを繋ぐ可動コアの
外周部とスリーブの内周部とのクリアランスにより、ス
リーブ内に導入される作動流体を抵抗として可動コアの
移動が抑制可能とされる。
に加えて、特に第1溝部と第2溝部とを繋ぐ可動コアの
外周部とスリーブの内周部とのクリアランスにより、ス
リーブ内に導入される作動流体を抵抗として可動コアの
移動が抑制可能とされる。
【0010】請求項3の電磁弁装置は、請求項1の作用
に加えて、溝部と可動コアの他端面とを繋ぐ可動コアの
外周部とスリーブの内周部との間により、スリーブ内に
導入される作動流体を抵抗として可動コアの移動が抑制
可能とされる。
に加えて、溝部と可動コアの他端面とを繋ぐ可動コアの
外周部とスリーブの内周部との間により、スリーブ内に
導入される作動流体を抵抗として可動コアの移動が抑制
可能とされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0012】図1は車両のブレーキ液圧装置に配設され
る本発明の一実施の形態の電磁弁装置1の断面図であ
る。電磁弁装置1は、有底筒状を呈すると共に磁性材か
ら成るスリーブ2と、スリーブ2の外周に巻き回される
コイル3と、コイル3の外周を取り囲む磁性材性のヨー
ク4と、磁性材性の固定コア5と、磁性材性の可動コア
6と、スリーブ2が組付けられる金属製のハウジング7
と、ベース部材8とを備えている。
る本発明の一実施の形態の電磁弁装置1の断面図であ
る。電磁弁装置1は、有底筒状を呈すると共に磁性材か
ら成るスリーブ2と、スリーブ2の外周に巻き回される
コイル3と、コイル3の外周を取り囲む磁性材性のヨー
ク4と、磁性材性の固定コア5と、磁性材性の可動コア
6と、スリーブ2が組付けられる金属製のハウジング7
と、ベース部材8とを備えている。
【0013】スリーブ2は、その軸方向(図1中上下方
向)に延在されるとともにその一側(図1中下側)が開
口する組付け穴2aを備えている。略円筒状を呈する固
定コア5はスリーブ2の組付け穴2aで略中央部に固定
配置されている。
向)に延在されるとともにその一側(図1中下側)が開
口する組付け穴2aを備えている。略円筒状を呈する固
定コア5はスリーブ2の組付け穴2aで略中央部に固定
配置されている。
【0014】可動コア6はスリーブ2の組付け穴2aに
スリーブ2の底面部2aaと固定コア5との間に配設さ
れ、スリーブ2の軸方向に摺動可能とされている。可動
コア6は、固定コア5に対向する一端面6a(対向面)
上に軸方向に延在されると共に固定コア5の中心孔を貫
通して、後述する弁座8aに当接及び離脱可能な弁体部
6bを有している。
スリーブ2の底面部2aaと固定コア5との間に配設さ
れ、スリーブ2の軸方向に摺動可能とされている。可動
コア6は、固定コア5に対向する一端面6a(対向面)
上に軸方向に延在されると共に固定コア5の中心孔を貫
通して、後述する弁座8aに当接及び離脱可能な弁体部
6bを有している。
【0015】図2は図1の可動コア6の上面図であり、
図3及び図4は図1の可動コア6の斜視図である。図1
〜図4に示すように、可動コア6の外周部には、一端面
6aからスリーブ2の軸方向に延在されると共に他端面
6bに到達以前にその延在が終了される第1溝6cと、
他端面6bからスリーブ2の軸方向に延在されると共に
一端面6aに到達以前にその延在が終了される第2溝6
dとを有している。
図3及び図4は図1の可動コア6の斜視図である。図1
〜図4に示すように、可動コア6の外周部には、一端面
6aからスリーブ2の軸方向に延在されると共に他端面
6bに到達以前にその延在が終了される第1溝6cと、
他端面6bからスリーブ2の軸方向に延在されると共に
一端面6aに到達以前にその延在が終了される第2溝6
dとを有している。
【0016】第1溝6cは可動コア6に二つ配設されて
おり、可動コア6の外周部に可動コア6の軸を中心とし
て対称となるように配置されている。第2溝6dもまた
可動コア6に二つ配設されており、可動コア6の外周部
に可動コア6の軸を中心として対称となるように配置さ
れている。
おり、可動コア6の外周部に可動コア6の軸を中心とし
て対称となるように配置されている。第2溝6dもまた
可動コア6に二つ配設されており、可動コア6の外周部
に可動コア6の軸を中心として対称となるように配置さ
れている。
【0017】第2溝6dは、第1溝6cに対して可動コ
ア6の軸を中心として90度回転した位置に配置されて
いる。第1溝6cの終焉部と第2溝6dの終焉部とは、
可動コア6の外周部の周方向で同位置に配置されてい
る。
ア6の軸を中心として90度回転した位置に配置されて
いる。第1溝6cの終焉部と第2溝6dの終焉部とは、
可動コア6の外周部の周方向で同位置に配置されてい
る。
【0018】スリーブ2の開口部2abには弁座部材8
が圧入固定されており、弁座部材8と可動コア6の弁体
部6bの段差部との間にスプリング9が配設されてい
る。スプリング9は、コイル3の非通電時に弁体部6b
が着座する弁座8aから離間する方向(図1中上方)に
弁体部6bひいては可動コア6を付勢している。
が圧入固定されており、弁座部材8と可動コア6の弁体
部6bの段差部との間にスプリング9が配設されてい
る。スプリング9は、コイル3の非通電時に弁体部6b
が着座する弁座8aから離間する方向(図1中上方)に
弁体部6bひいては可動コア6を付勢している。
【0019】スリーブ2のハウジング7に収容される部
分の外周部には、図示しない流体通路と組付け穴2a内
を連通する第1ポート2bが形成されており、弁座部材
8は、図示しない流体通路と弁座8aとを連通する第2
ポート8bを有している。即ち、スリーブ2内には作動
流体が導入されることになる。
分の外周部には、図示しない流体通路と組付け穴2a内
を連通する第1ポート2bが形成されており、弁座部材
8は、図示しない流体通路と弁座8aとを連通する第2
ポート8bを有している。即ち、スリーブ2内には作動
流体が導入されることになる。
【0020】可動コア6の弁体部6bが弁座8aに着座
することによって第1ポート2cと第2ポート8bとの
連通が遮断され、弁体部6bが弁座8aから離間するこ
とによって第1ポート2bと第2ポート8bとが連通さ
れる。
することによって第1ポート2cと第2ポート8bとの
連通が遮断され、弁体部6bが弁座8aから離間するこ
とによって第1ポート2bと第2ポート8bとが連通さ
れる。
【0021】次いで電磁弁1の作動を説明する。ソレノ
イド3に通電が行われていない図1に示す初期状態で
は、可動コア5がスプリング7により上方(図1中上
方)に付勢されていることから、弁体部6bが弁座8a
から離間されている。従って、第1ポート2bと第2ポ
ート8bとが連通されている。作動流体としてブレーキ
液が導入されている。
イド3に通電が行われていない図1に示す初期状態で
は、可動コア5がスプリング7により上方(図1中上
方)に付勢されていることから、弁体部6bが弁座8a
から離間されている。従って、第1ポート2bと第2ポ
ート8bとが連通されている。作動流体としてブレーキ
液が導入されている。
【0022】コイル3が通電されると、スリーブ2と、
ヨーク4と、固定コア5と、可動コア6とが磁路を形成
して可動コア6と固定コア5との間に吸引力が生じ、可
動コア6がスプリング9の付勢力に抗して下方(図1中
下方)に吸引移動され、弁体部6bが弁座8aに当接す
ることにより、第1ポート2bと第2ポート8bとの連
通が遮断される。
ヨーク4と、固定コア5と、可動コア6とが磁路を形成
して可動コア6と固定コア5との間に吸引力が生じ、可
動コア6がスプリング9の付勢力に抗して下方(図1中
下方)に吸引移動され、弁体部6bが弁座8aに当接す
ることにより、第1ポート2bと第2ポート8bとの連
通が遮断される。
【0023】この可動コア6のスリーブ2内における固
定コア5側への摺動に際して、可動コア6の一端面6a
側の作動流体は可動コア6の他端面6bへと流動するこ
とになる。この作動流体の可動コア6の一端面6a側か
ら他端面6bへの流動における流路として、第1溝6
c、第1溝6cの終焉部と第2溝6dの終焉部とを繋ぐ
可動コア6の外周部とスリーブ2の内周部との間、及び
第2溝6dとを介する流路がある。
定コア5側への摺動に際して、可動コア6の一端面6a
側の作動流体は可動コア6の他端面6bへと流動するこ
とになる。この作動流体の可動コア6の一端面6a側か
ら他端面6bへの流動における流路として、第1溝6
c、第1溝6cの終焉部と第2溝6dの終焉部とを繋ぐ
可動コア6の外周部とスリーブ2の内周部との間、及び
第2溝6dとを介する流路がある。
【0024】このとき、特に、第1溝6cの終焉部と第
2溝6dの終焉部とを繋ぐ可動コア6の外周部とスリー
ブ2の内周部との間においてオリフィス作用が生じ、作
動流体の流動が抑制される。即ち、可動コア6の移動に
際して作動流体が抵抗となり、可動コア6の移動が抑制
されることになる。
2溝6dの終焉部とを繋ぐ可動コア6の外周部とスリー
ブ2の内周部との間においてオリフィス作用が生じ、作
動流体の流動が抑制される。即ち、可動コア6の移動に
際して作動流体が抵抗となり、可動コア6の移動が抑制
されることになる。
【0025】可動コア6の移動が抑制されることから可
動コア6の移動速度が遅くなり、可動コア6の弁体部6
bと、弁座8aとの当接による作動流体の急激な液圧変
動が低減され、油撃音が低減可能とされる。
動コア6の移動速度が遅くなり、可動コア6の弁体部6
bと、弁座8aとの当接による作動流体の急激な液圧変
動が低減され、油撃音が低減可能とされる。
【0026】以上説明したように、本実施の形態の電磁
弁装置1によれば、可動コア6の固定コア5への移動速
度を低減することができることから、可動コア6の弁体
部6bと、弁座8aとの当接による作動流体の急激な液
圧変動が低減され、油撃音が低減可能とされる。
弁装置1によれば、可動コア6の固定コア5への移動速
度を低減することができることから、可動コア6の弁体
部6bと、弁座8aとの当接による作動流体の急激な液
圧変動が低減され、油撃音が低減可能とされる。
【0027】更に、可動コア6とスリーブ2とのみによ
り、可動コア6の移動速度を低減することができること
から、電磁弁装置1を簡素な構成とでき、部品点数の増
加の抑制及びコストの増大を抑制でき、組付けの作業能
率の向上を可能としている。
り、可動コア6の移動速度を低減することができること
から、電磁弁装置1を簡素な構成とでき、部品点数の増
加の抑制及びコストの増大を抑制でき、組付けの作業能
率の向上を可能としている。
【0028】従って、急激な液圧変動による油撃音の低
減を図った電磁弁装置1を提供することを可能としてい
る。
減を図った電磁弁装置1を提供することを可能としてい
る。
【0029】本実施の形態においては、電磁弁装置1は
常開弁として構成されているが、特にこの構成に限定さ
れるものではなく、例えば、常閉弁として構成される本
発明の電磁弁装置においても同様の作用効果が得られ
る。
常開弁として構成されているが、特にこの構成に限定さ
れるものではなく、例えば、常閉弁として構成される本
発明の電磁弁装置においても同様の作用効果が得られ
る。
【0030】又、本実施の形態においては、第1溝6c
及び第2溝6dがそれぞれ二つずつ配設されているが、
特にこの構成に限定するものではなく、例えば、第1溝
6cと第2溝6dとがそれぞれ一つずつ配設される本発
明の電磁弁装置においても同様の作用効果が得られる。
及び第2溝6dがそれぞれ二つずつ配設されているが、
特にこの構成に限定するものではなく、例えば、第1溝
6cと第2溝6dとがそれぞれ一つずつ配設される本発
明の電磁弁装置においても同様の作用効果が得られる。
【0031】(実施の形態2)図5は本発明明の一実施
の形態の電磁弁装置1の断面図であり、図6は図5の可
動コア6の上面図であり、図7及び図8は図5の可動コ
ア6の斜視図である。実施の形態1と同様の部材には同
符号が付してある。可動コア6の構成以外は実施の形態
1と略同様であるので詳細な説明は省略する。
の形態の電磁弁装置1の断面図であり、図6は図5の可
動コア6の上面図であり、図7及び図8は図5の可動コ
ア6の斜視図である。実施の形態1と同様の部材には同
符号が付してある。可動コア6の構成以外は実施の形態
1と略同様であるので詳細な説明は省略する。
【0032】図5〜図8に示すように、可動コア6の外
周部には、一端面6aからスリーブ2の軸方向に延在さ
れると共に他端面6bに到達以前にその延在が終了され
る溝6eが形成されている。溝6eは可動コア6に二つ
配設されており、可動コア6の外周部に可動コア6の軸
を中心として対称となるように配置されている。
周部には、一端面6aからスリーブ2の軸方向に延在さ
れると共に他端面6bに到達以前にその延在が終了され
る溝6eが形成されている。溝6eは可動コア6に二つ
配設されており、可動コア6の外周部に可動コア6の軸
を中心として対称となるように配置されている。
【0033】可動コア6のスリーブ2内における固定コ
ア5側への摺動に際して、可動コア6の一端面6a側の
作動流体は可動コア6の他端面6bへと流動することに
なる。この作動流体の可動コア6の一端面6a側から他
端面6bへの流動における流路には、溝6e、溝6eの
終焉部と可動コア6の他端面6bとを繋ぐ可動コア6の
外周部とスリーブ2の内周部との間とを介する流路があ
る。
ア5側への摺動に際して、可動コア6の一端面6a側の
作動流体は可動コア6の他端面6bへと流動することに
なる。この作動流体の可動コア6の一端面6a側から他
端面6bへの流動における流路には、溝6e、溝6eの
終焉部と可動コア6の他端面6bとを繋ぐ可動コア6の
外周部とスリーブ2の内周部との間とを介する流路があ
る。
【0034】このとき、特に、溝6eの終焉部と可動コ
ア6の他端面6bとを繋ぐ可動コア6の外周部とスリー
ブ2の内周部との間においてオリフィス作用が生じ、作
動流体の流動が抑制される。即ち、可動コア6の移動に
際して作動流体が抵抗となり、可動コア6の移動が抑制
されることになる。
ア6の他端面6bとを繋ぐ可動コア6の外周部とスリー
ブ2の内周部との間においてオリフィス作用が生じ、作
動流体の流動が抑制される。即ち、可動コア6の移動に
際して作動流体が抵抗となり、可動コア6の移動が抑制
されることになる。
【0035】可動コア6の移動が抑制されることから可
動コア6の移動速度が遅くなり、可動コア6の弁体部6
bと、弁座8aとの当接による作動流体の急激な液圧変
動が低減され、油撃音が低減可能とされる。
動コア6の移動速度が遅くなり、可動コア6の弁体部6
bと、弁座8aとの当接による作動流体の急激な液圧変
動が低減され、油撃音が低減可能とされる。
【0036】その他の作用効果は実施の形態1と同様で
あるので説明は省略する。
あるので説明は省略する。
【0037】本実施の形態においては、溝6eが可動コ
ア6に二つ配設されているが、特にこの構成に限定する
ものではなく、例えば、溝6eが一つ配設される本発明
の電磁弁装置においても同様の作用効果が得られる。
ア6に二つ配設されているが、特にこの構成に限定する
ものではなく、例えば、溝6eが一つ配設される本発明
の電磁弁装置においても同様の作用効果が得られる。
【0038】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、可動コアの移動速度を低減可能できることか
ら、固定コアと可動コアとの打撃音を低減することがで
きる。
よれば、可動コアの移動速度を低減可能できることか
ら、固定コアと可動コアとの打撃音を低減することがで
きる。
【0040】従って、例えば、作動流体として液体を用
いた場合、急激な液圧変動による油撃音の低減を図った
電磁弁装置を提供することを可能としている。
いた場合、急激な液圧変動による油撃音の低減を図った
電磁弁装置を提供することを可能としている。
【0041】請求項2及び請求項3の発明によれば、請
求項1の発明の効果に加えて、可動コアの移動速度の低
減をより可能としている。
求項1の発明の効果に加えて、可動コアの移動速度の低
減をより可能としている。
【図1】実施の形態1の電磁弁装置1の断面図。
【図2】図1の可動コア6の上面図。
【図3】図1の可動コア6の斜視図。
【図4】図1の可動コア6の斜視図。
【図5】実施の形態2の電磁弁装置1の断面図。
【図6】図2の可動コア6の上面図。
【図7】図2の可動コア6の斜視図。
【図8】図2の可動コア6の斜視図。
1 電磁弁装置 2 スリーブ 3 コイル 5 固定コア 6 可動コア 6a 一端面 6b 他端面 6c 第1溝 6d 第2溝 6e 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA07 DA12 DA23 DB02 DB12 DB22 DB32 DC02 DC17 DD03 EE01 EE20 GA20 GA25 KK03
Claims (3)
- 【請求項1】 その軸方向に延在されると共に少なくと
もその一側に開口を有する組付け穴を備えたスリーブ
と、 前記スリーブの外周に巻き回されるコイルと、 前記スリーブの組付け穴内に固定される固定コアと、 前記スリーブの組付け穴内に前記スリーブの前記軸方向
に移動可能に配設され、前記コイルへの通電により前記
固定コアに向けて移動される可動コアと、 を備え、 前記可動コアの外周部と前記スリーブの内周部との間の
間隙により前記スリーブ内に導入される作動流体を抵抗
として前記可動コアの移動を抑制可能とする電磁弁装
置。 - 【請求項2】 前記可動コアは、前記可動コアの外周部
で前記固定コアとの対向面から前記軸方向に延在される
と共に前記可動コアの対向面とは反対側の面に達する以
前にその延在が終了される第1溝部と、前記可動コアの
外周部で前記対向面とは反対側の面から前記軸方向に延
在されると共に前記可動コアの対向面に達する以前にそ
の延在が終了される第2溝部とを有する請求項1の電磁
弁装置。 - 【請求項3】 前記可動コアは、前記可動コアの外周部
で前記固定コアとの対向面から前記軸方向に延在される
と共に前記可動コアの対向面とは反対側の面に達する以
前にその延在が終了される溝部を有する請求項1の電磁
弁装置。
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JP10217087A JP2000046227A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 電磁弁装置 |
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