JP2000018417A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2000018417A
JP2000018417A JP10182830A JP18283098A JP2000018417A JP 2000018417 A JP2000018417 A JP 2000018417A JP 10182830 A JP10182830 A JP 10182830A JP 18283098 A JP18283098 A JP 18283098A JP 2000018417 A JP2000018417 A JP 2000018417A
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JP10182830A
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English (en)
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Masahiro Ida
雅宏 位田
Tomohiko Funabashi
知彦 舩橋
Yoshiyuki Kato
嘉幸 加藤
Kazuyuki Kobayashi
和幸 小林
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール機能を確保しつつベース部材とハウジ
ングとの組付けの容易化を図った電磁弁装置を提供する
こと。 【解決手段】 組付け穴2aを備えたスリーブ2と、コ
イル3と、固定コア5と、可動コア6と、凹部7aを備
えたハウジング7と、一側開口8aが凹部7aの底面部
7bに連通する第1連通路8と、一側開口9aが凹部7
aの内周面7cに連通される第2連通路9と、ベース部
材11と、第3連通路12と、環状の突起部11dとを
備えた電磁弁装置1において、第1連通路8の一側開口
8aに、大径部8aaと小径部8abとを配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁装置は、一般的に、その軸
方向に延在されると共に少なくともその一側に開口部を
有する組付け穴を備えたスリーブと、前記スリーブの外
周に巻き回されるコイルと、前記スリーブの組付け穴内
に固定される固定コアと、前記スリーブの組付け穴内に
前記スリーブの前記軸方向に摺動可能に配設され、初期
状態において前記固定コアとの間に所定量のクリアラン
スを有し、前記コイルへの通電により前記固定コアに向
けて移動される可動コアと、前記スリーブの前記軸方向
に延在されると共に前記スリーブの前記開口部を閉塞す
る様に前記スリーブが配設される凹部を備えたハウジン
グと、前記ハウジングに形成され、その一側開口が前記
凹部の底面部に連通する第1連通路と、前記ハウジング
に形成され、その一側開口が前記凹部の内周面に連通さ
れる第2連通路と前記凹部内で、前記凹部の前記底面部
と前記スリーブの前記開口部との間に配設されるベース
部材と、前記ベース部材に形成され、その一側開口が前
記ベース部材の前記凹部の前記底面部に対向する面上に
配設されて前記第1連通路の前記一側開口に連通される
とともにその他側開口が前記第2連通路の前記一側開口
に連通可能とされ、前記可動コアの移動によりその前記
他側開口が開状態或いは閉状態とされることにより前記
第2連通路と連通或いは遮断される第3連通路と、前記
ベース部材の前記凹部の前記底面部に対向する前記面上
に前記第1連通路の前記一側開口及び前記第3連通路の
前記一側開口を囲むように形成され、前記凹部の前記底
面部に食込まされる環状の突起部と、を備え、前記第1
連通路は、その前記一側開口からその内部に向けて一定
の径を有するものであった。
【0003】この電磁弁装置は、ベース部材の突起部が
ハウジングの凹部の底面部に食込まされることによりベ
ース部材と凹部底面部との間にシール機能が持たされ、
ベース部材の外周部と凹部の内周面との間を介した第1
連通路と第2連通路との連通が遮断されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電磁弁装置は、ベース部材の突起部を凹部の
底面部に食込ませると、底面部において突起部が食込ま
される部分の周りの部分がベース部材側に盛り上がり、
ベース部材と凹部底面部との間のシール機能が低下する
虞を有していた。
【0005】又、シール機能の低下を防ぐ為に、ベース
部材の突起部の底面部への食込みに必要とされるベース
部材への荷重を増大する必要があり、ひいては、ベース
部材のハウジングへの組付け用設備の大型化及びそれに
伴うコストの増大を招く虞を有していた。
【0006】本発明は、シール機能を確保しつつベース
部材とハウジングとの組付けの容易化を図った電磁弁装
置を提供することを、その技術的課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、その軸方向に延在されると共に少なくともその一側
に開口部を有する組付け穴を備えたスリーブと、前記ス
リーブの外周に巻き回されるコイルと、前記スリーブの
組付け穴内に固定される固定コアと、前記スリーブの組
付け穴内に前記スリーブの前記軸方向に摺動可能に配設
され、初期状態において前記固定コアとの間に所定量の
クリアランスを有し、前記コイルへの通電により前記固
定コアに向けて移動される可動コアと、前記スリーブの
前記軸方向に延在されると共に前記スリーブの前記開口
部を閉塞する様に前記スリーブが配設される凹部を備え
たハウジングと、前記ハウジングに形成され、その一側
開口が前記凹部の底面部に連通する第1連通路と、前記
ハウジングに形成され、その一側開口が前記凹部の内周
面に連通される第2連通路と、前記凹部内で、前記凹部
の前記底面部と前記スリーブの前記開口部との間に配設
されるベース部材と、前記ベース部材に形成され、その
一側開口が前記ベース部材の前記凹部の前記底面部に対
向する面上に配設されて前記第1連通路の前記一側開口
に連通されるとともにその他側開口が前記第2連通路の
前記一側開口に連通可能とされ、前記可動コアの移動に
よりその前記他側開口が開状態或いは閉状態とされるこ
とにより前記第2連通路と連通或いは遮断される第3連
通路と、前記ベース部材の前記凹部の前記底面部に対向
する前記面上に前記第1連通路の前記一側開口及び前記
第3連通路の前記一側開口を囲むように形成され、前記
凹部の前記底面部に食込まされる環状の突起部とを備え
た電磁弁装置において、前記第1連通路は、その前記一
側開口からその内部に向けて連続する大径部及び前記大
径部よりも小さな径を有する小径部を備えていることを
特徴とする電磁弁装置を構成した。
【0008】好ましくは、前記突起部の内周部は、前記
第1連通路の前記一側開口から前記第2通路の前記一側
開口に向かってその径が縮径するテーパ状を呈している
ことを特徴とする電磁弁装置が望ましい。
【0009】より好ましくは、前記ベース部材は、前記
スリーブに一体的に固定されていることを特徴とする電
磁弁装置が望ましい。
【0010】請求項1の電磁弁装置は、ベース部材のハ
ウジングへの組付けにおいて、突起部が凹部の底面部に
食込まされるに連れて、特に底面部の突起部の内周部に
対応する部分が第1連通路の大径部に向かって張出すこ
とになる。
【0011】請求項2の電磁弁装置は、請求項1の作用
に加えて、突起部による特に底面部の突起部の内周部に
対応する部分の第1連通路の大径部への張出しが増大さ
れる。
【0012】請求項3の電磁弁装置は、請求項1又は請
求項2の作用に加えて、ベース部材がスリーブに一体的
に配設されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
具体的に説明する。
【0014】図1は車両のブレーキ液圧装置に配設され
る本発明の一実施の形態の電磁弁装置1の断面図であ
る。電磁弁装置1は、有底筒状を呈すると共に磁性材か
ら成るスリーブ2と、スリーブ2の外周に巻き回される
コイル3と、コイル3の外周を取り囲む磁性材性のヨー
ク4と、磁性材性の固定コア5と、磁性材性の可動コア
6と、スリーブ2が組付けられる金属製のハウジング7
と、ベース部材8とを備えている。
【0015】スリーブ2は、その軸方向(図1中上下方
向)に延在されるとともにその一側(図1中下側)が開
口する組付け穴2aを備えている。略円筒状を呈する固
定コア5はスリーブ2の組付け穴2aにその一端面が底
部2bに当接するようにして固定配置されている。
【0016】可動コア6はスリーブ2の組付け穴2aに
スリーブ2の軸方向に摺動可能で、且つ、その一端面と
固定コア5の他端面とが対向するようにして配設されて
いる。可動コア6は、その一端面上に固定コア5側で開
口する凹部6aと、その他端部に球状弁体6bを有して
いる。
【0017】スリーブ2の底面部2bと可動コア6の凹
部6aの底面部との間にスプリング13が配設されてい
る。スプリング13は、可動コア6を固定コア5から離
間する方向に付勢している。図1に示すコイル3が非通
電とされている初期状態においては、固定コア5と可動
コア6との間には所定量のクリアランスが設けられてい
る。
【0018】ハウジング7はスリーブ2が組付けられる
と共にスリーブ2の軸方向に延在される凹部7aを有し
ている。スリーブ2は、凹部7aにその開口部2cが閉
塞されるようにして組付けられている。
【0019】ハウジング7の凹部7aの底面部7bに
は、第1連通路8の一側開口8aが連通されている。第
1連通路8の図示しない他側開口は不図示の液圧経路に
連通されている。凹部7aの内周面部7cには、第2連
通路9の一側開口9aが連通されている。第2連通路9
の図示しない他側開口は不図示の液圧経路に連通されて
いる。
【0020】スリーブ2の開口部2c側で第2連通路9
の一側開口9aに対向する外周部には、スリーブ2の軸
方向垂直方向(図1中左右方向)に延在される連通孔2
dが形成されている。連通孔2dは、スリーブ2の外周
空間、即ち第2連通路9の一側開口9aとその内部空間
とを連通している。
【0021】スリーブ2の開口部2c側で組付け穴2a
内には、連通孔2dに対向するように略円筒状のフィル
ター10が配設されている。更にスリーブ2の開口部2
cには、ベース部材11が圧入固定されている。フィル
ター10は、スリーブ2の組付け穴2aの段差部とベー
ス部材11の段差部とによって挟持固定されている。
【0022】ベース部材11には、スリーブ2の軸方向
に延在される第3連通路12が形成されている。第3連
通路12は、その一側開口12aがベース部材11の凹
部7aの底部7bに対向する面11aに連通されてお
り、その他側開口12bはベース部材11の可動コア6
に対向する部分11bに連通されている。
【0023】ベース部材11の可動コア6に対向する部
分11bで、第3連通路12の他側開口12bの周縁部
には、可動コア6の球状弁体6bが当接及び離脱する弁
座11cが形成されている。第3連通路12は、第1連
通路8と組付け穴2a内、ひいては第2連通路9とを連
通可能としている。
【0024】弁座11cに弁体6bが当接することによ
り、第3連通路12と組付け穴2a内、ひいては第2連
通路9との連通が遮断され、弁座11cから弁体6bが
離脱することにより、第3連通路12と組付け穴2a
内、ひいては第2連通路9とが連通される。
【0025】図2は、ベース部材11と凹部7aの底面
部7bとの当接以前におけるベース部材11部分の拡大
図である。図1、図2に示すように、ベース部材11の
凹部7aの底面部7bに対向する部分11aには、底面
部7bに向けて突出する環状の突起部11dが形成され
ている。
【0026】突起部11dの内周部11daは、第1連
通路8の一側開口8a側から第3連通路12の一側開口
12a側に向かってその径が縮径するテーパ状を呈して
いる。
【0027】ベース部材11と底面部7bとの当接後に
おいて、突起部11dは、第1連通路8の一側開口8a
と第2連通路12の一側開口12aとを囲んでいる。突
起部11dは凹部7aの底面部7bに食込んでおり、こ
の突起部11dの底面部7bへの食込みによりベース部
材11の底面部7bに対向する部分11aと底面部7b
との間、及び、ベース部材11の外周部と凹部7aの内
周面部7cを介した第1連通路8と第2連通路9との連
通が液密的に遮断されている。
【0028】第1連通路8の一側開口8aは、その開口
8a側から内部に向けて連続する大径部8aaと、大径
部8aaよりも小さい径を有する小径部8abとを有し
ている。
【0029】電磁弁装置1の組付けにおいて、先ずスリ
ーブ2の組付け穴2a内に固定コア5が固定され、次い
で組付け穴2a内で固定コア5の中心穴内にスプリング
13が配設される。
【0030】更に、組付け穴2a内に可動コア6がスプ
リング13の付勢力により固定コア5と所定量離間した
状態で配設され、フィルター10が組付け穴2a内に可
動コア5よりも開口部2cよりに配設される。
【0031】組付け穴2aの開口部2cにベース部材1
1が圧入固定されることにより、フィルター10は、ベ
ース部材11とスリーブ2とで挟持固定され、可動コア
6の弁体6bが弁座11cに当接される。ベース部材1
1がスリーブ2に配設されることにより、フィルター1
0と可動コア6とのスリーブ2からの抜け止めがされる
ことになる。
【0032】次いで、固定コア5、可動コア6、フィル
ター10、ベース部材11、及びスプリング13とを一
体的に備えたスリーブ2が、ハウジング7の凹部7aに
組付けられる。スリーブ2のハウジング7への組付けに
おいてスリーブ2に荷重が加えられることにより、ベー
ス部材11の突起部11dが凹部7aの底面部7bに食
込むことになる。
【0033】突起部11dが底面部7bへ食込むにつれ
て、突起部11dが食込む底面部7bの部分では変形を
起こすことになる。特に突起部11dの内周側に対応す
る部分では、その変形が容易に行えることから第1連通
路8の大径部8aaに張出す様に変形することになる。
従って、ベース部材11側へと変形する量を減少でき、
ベース部材11と凹部7aの底部7bとの間において生
じるシール力を向上することができる。
【0034】更に、底面部7bにおいて、ベース部材1
1側への変形を抑制することが可能となることからベー
ス部材11へ加える荷重を低減可能とでき、ひいては、
ベース部材11への荷重を付与する組付け装置の小型化
及びそれに伴うコストの低減を可能としている。
【0035】更に、突起部11dの内周部11daがテ
ーパ状とされていることから、特に底面部7bの突起部
11dの内周側に対応する部分7baの大径部8aa側
への張り出しを増加させることを可能とすると共に、ベ
ース部材11側への変形を更に抑制することができる。
【0036】突起部11dの底面部7bへの食込みに際
して大径部8aaに底面部7bの一部が変形して張出し
てくることになるが、小径部8abまで張出すことはな
い。従って、第1連通路8と第3連通路12との連通は
小径部8abにおいて十分確保されていることから、大
径部8aaに底面部7bの一部が張出しても第1連通路
8と第3連通路12との連通において不都合は生じ得な
い。
【0037】スリーブ2のハウジング7への組付け後、
第2連通路9の一側開口9aよりも凹部7aの開口より
でスリーブ2の外周部と凹部7aの内周面7cとの間に
略環状のリテーナ14が配設される。リテーナ14によ
り、スリーブ2の外周部と凹部7aの内周面7cとの間
を介した第2連通路9とハウジング7の凹部7aの外部
との連通が液密的に遮断されることになる。
【0038】次いで、スリーブ2の凹部7a外に突出す
る外周部にコイル3及びヨーク4が配設される。
【0039】電磁弁装置1において、コイル3に通電さ
れると、固定コア5と可動コア6との間に吸引力が生
じ、スプリング13の付勢力に抗して可動コア6が固定
コア5側に移動される。可動コア6が固定コア5に向か
って移動されることにより弁体6bが弁座11cから離
間して、第1連通路8が、第3連通路12、弁体6bと
弁座11cとの間のクリアランス、凹部7a内、フィル
ター10、及び連通孔2dを介して第2連通路9に連通
される。
【0040】コイル3への通電が終了されると固定コア
5と可動コア6との間の吸引力が消失し、スプリング1
3の付勢力により可動コア6が固定コア5から離間する
方向に付勢される。可動コア6がスプリング13により
ベース部材11側に移動されることから弁体6bと弁座
11cとが当接して、第1連通路8の第3連通路12を
介した第2連通路9との連通が遮断される。
【0041】以上説明したように、本実施の形態の電磁
弁装置1によれば、ベース部材11のハウジング7への
組付けにおいて、底面部7bのベース部材11側への変
形を抑制できることから、ベース部材11と凹部7aの
底部7bとの間において生じるシール力を向上すること
ができる。
【0042】更に、底面部7bにおいて、ベース部材1
1側への変形を抑制することが可能となることから、ベ
ース部材11へ加える荷重を低減可能とでき、ひいて
は、組付け装置の小型化及びコストの低減を可能として
いる。
【0043】更に、突起部11dの内周部11daがテ
ーパ状とされていることから、特に底面部7bの突起部
11dの内周側に対応する部分7baの大径部8aa側
への張り出しを増大することができ、更にベース部材1
1側への変形を抑制することができる。
【0044】更に、ベース部材11をスリーブ2に圧入
固定することにより、スリーブ2をハウジング7の凹部
7aに組付けることにより、ベース部材11の突起部1
1dが底面部7bに食い込まされることになることか
ら、組付け作業能率の向上を図ることができる。
【0045】加えて、ベース部材11の突起部11dを
底面部7bに食込ます為の荷重、即ち、スリーブ2に印
加される荷重が低減されることにより、ベース部材11
を一体的に備えたスリーブ2をハウジング7の凹部7a
に組付ける際にスリーブ2が変形することもなく、固定
コア5と可動コア6との間に所望のクリアランスを確保
することができる。
【0046】従って、シール機能を確保しつつベース部
材11とハウジング7との組付けの容易化を図った電磁
弁装置1を提供することを可能としている。
【0047】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ハウジングの凹部の底面部のベース部材側への
変形を抑制できることから、ベース部材と凹部の底面部
との間において生じるシール力を向上することができ
る。
【0049】更に、ハウジングの凹部の底面部におい
て、ベース部材側への変形を抑制することが可能となる
ことから、ベース部材へ加える荷重を低減可能とでき、
ひいては、組付け装置の小型化及びコストの低減を可能
としている。
【0050】従って、シール機能を確保しつつベース部
材11とハウジング7との組付けの容易化を図った電磁
弁装置1を提供することを可能としている。
【0051】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、特にハウジングの凹部の底面部の突起
部の内周側に対応する部分の第1連通孔の一側開口の大
径部側への張り出しを増大することができ、更にベース
部材側への変形を抑制することを可能としている。
【0052】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加えて、スリーブとベース部材と
別々にハウジングに組付ける必要が無いことから、作業
能率の向上を図ることを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の電磁弁装置1の断面図。
【図2】図1のベース部材11とハウジング7との組付
け以前におけるベース部材11部分の拡大断面図。
【符号の説明】
1 電磁弁装置 2 スリーブ 3 コイル 5 固定コア 6 可動コア 7 ハウジング 7a 凹部 7b 底面部 7c 内周面 8 第1連通路 8a 一側開口 8aa 大径部 8ab 小径部 9 第2連通路 9a 一側開口 11 ベース部材 11d 突起部 11da 内周部 12 第3連通路 12a 一側開口 12b 他側開口
フロントページの続き (72)発明者 小林 和幸 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3H052 AA01 BA25 BA26 BA35 CC05 CD07 CD09 EA16 3H106 DA07 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC04 DC17 DD03 EE34 EE35 EE41 EE48 GB01 GB05 GB15 GC20 JJ03 KK03 KK22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その軸方向に延在されると共に少なくと
    もその一側に開口部を有する組付け穴を備えたスリーブ
    と、 前記スリーブの外周に巻き回されるコイルと、 前記スリーブの組付け穴内に固定される固定コアと、 前記スリーブの組付け穴内に前記スリーブの前記軸方向
    に摺動可能に配設され、初期状態において前記固定コア
    との間に所定量のクリアランスを有し、前記コイルへの
    通電により前記固定コアに向けて移動される可動コア
    と、 前記スリーブの前記軸方向に延在されると共に前記スリ
    ーブの前記開口部を閉塞する様に前記スリーブが配設さ
    れる凹部を備えたハウジングと、 前記ハウジングに形成され、その一側開口が前記凹部の
    底面部に連通する第1連通路と、 前記ハウジングに形成され、その一側開口が前記凹部の
    内周面に連通される第2連通路と 前記凹部内で、前記凹部の前記底面部と前記スリーブの
    前記開口部との間に配設されるベース部材と、 前記ベース部材に形成され、その一側開口が前記ベース
    部材の前記凹部の前記底面部に対向する面上に配設され
    て前記第1連通路の前記一側開口に連通されるとともに
    その他側開口が前記第2連通路の前記一側開口に連通可
    能とされ、前記可動コアの移動によりその前記他側開口
    が開状態或いは閉状態とされることにより前記第2連通
    路と連通或いは遮断される第3連通路と、 前記ベース部材の前記凹部の前記底面部に対向する前記
    面上に前記第1連通路の前記一側開口及び前記第3連通
    路の前記一側開口を囲むように形成され、前記凹部の前
    記底面部に食込まされる環状の突起部と、 を備えた電磁弁装置において、 前記第1連通路は、その前記一側開口からその内部に向
    けて連続する大径部及び前記大径部よりも小さな径を有
    する小径部を備えていることを特徴とする電磁弁装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部の内周部は、前記第1連通路
    の前記一側開口から前記第2通路の前記一側開口に向か
    ってその径が縮径するテーパ状を呈していることを特徴
    とする請求項1の電磁弁装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材は、前記スリーブに一体
    的に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2の電磁弁装置。
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