JPH11344152A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Publication number
JPH11344152A
JPH11344152A JP17068598A JP17068598A JPH11344152A JP H11344152 A JPH11344152 A JP H11344152A JP 17068598 A JP17068598 A JP 17068598A JP 17068598 A JP17068598 A JP 17068598A JP H11344152 A JPH11344152 A JP H11344152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
rod
armature
seat forming
electromagnetic coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP17068598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Komatsu
正 小松
Tamaki Takeyama
環 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon ABS Ltd
Original Assignee
Nippon ABS Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon ABS Ltd filed Critical Nippon ABS Ltd
Priority to JP17068598A priority Critical patent/JPH11344152A/ja
Publication of JPH11344152A publication Critical patent/JPH11344152A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 衝撃音を小さくして弁座形成体及び弁体の寿
命を長くすること。 【解決手段】 電磁コイル2とアーマチュア34′と、
該アーマチュアに固定されたロッド5と、該ロッドを摺
動自在に嵌合させる固定子60と、前記ロッドの一端部
の弁体aと、該弁体に対向する弁座形成体bと、弁ばね
7とを備え、電磁コイルを励磁すると、アーマチュアが
往動し、前記弁体が前記弁座形成体から離座することに
より入口孔Pと出口孔Qとを連通し、非励磁とすると、
前記弁体を前記弁座形成体に着座させることにより前記
入口孔と前記出口孔とを遮断させるようにした電磁弁に
おいて、前記アーマチュアの一端部にフランジ部34′
aを形成し、該フランジ部の両側に、前記弁体と前記弁
座形成体との間のバルブリフトより小さい隙間Iを形成
し得るように弾性材で成る衝撃緩和部材20を配して成
る電磁弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁、例えばオー
トマチック・トランスミッションの油圧制御に用いられ
る電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図3において、磁性材で成る固定子6に
ボビン3が取り付けられ、これに電磁コイル2が巻装さ
れている。コイル2の内周の中心軸線に沿ってハウジン
グもしくはコイルケーシング4が固定子6のフランジ部
6aに取り付けられ、電磁力により移動するアーマチュ
ア34とそのア−マチュア34に固定されるロッド5が
軸方向に案内されて固定子6の貫通孔に摺動自在に嵌合
している。固定子6の下方の周面にはゴム製のOリング
9、10が嵌着されており、図示せずともケーシングブ
ロックに液密に取り付ける働きをする。ロッド5の下端
部には凹所5aが形成され、これはストッパ部材8の上
面部とバルブリフトLをおいてロッド5の端面と軸方向
で対向している。また、ロッド5とストッパ部材8との
間にはコイルばね7が張設されており、ロッド5を図に
おいて上方に付勢して、図示する上方位置をとらせてい
る。すなわちロッド5の下端部に形成される段部aと固
定子6の貫通孔内に形成される段部bとの当接によりバ
ルブリフトLが決定される。段部aは弁体として働き、
段部bは弁座形成体として働く。
【0003】ストッパ部材8の外周縁部に形成される切
欠き8bは、出口孔Qに連通しており後述するように段
部aが段部bから離座すると入口孔Pと出口孔Qとが連
通する。
【0004】従来の電磁弁は以上のように構成されるの
であるが、電磁コイル2にコントロールユニットから励
磁信号が供給されるとアーマチュア34が下方へと磁気
吸引力を受けるとともにロッド5も下方へ移動し、その
先端部がストッパ部材8に当接することにより段部aと
段部bとの間にバルブリフトLが得られ、これを通って
油が入口孔Pから出口孔Qへと流れる。ロッド5の下端
がストッパ部材8と衝撃する時に発する衝撃音が高く、
これは非常に使用者に耳障りとなる。更にコイル2の励
磁を絶つとロッド5は弁ばね7の付勢力により上方に移
動するが、この時にもその下端部に形成した段部aが固
定子5の貫通孔内に形成した段部bと衝突することによ
り、やはり高い衝撃音を発する。従って使用者にはこの
バルブの開閉により、発する音が非常に耳障りとなる。
また振動がシステムに伝播することによって、他部品の
振動を誘発することもある。更にこのような開閉が幾度
となく行われる場合にはストッパ部材8及び段部a、b
が摩耗し電磁弁本来の作用を行わなくなる。なお、固定
子6の上面とアーマチュア34の下面との距離L’はバ
ルブリフトLよりは大である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、音振を削減もしくは衝撃音が小さく、弁
体及び弁座形成体の摩耗を少なくすることのできる、す
なわちシール部材の耐摩耗性を向上させる電磁弁を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、電磁コイ
ルと、該電磁コイルの中心軸上に移動可能に配設された
アーマチュアと、該アーマチュアに前記中心軸に沿って
延在すべく固定されたロッドと、該ロッドを摺動自在に
嵌合させる固定子と、前記ロッドの一端部として形成さ
れるか、該一端部に別体として固定される弁体と、該弁
体に対向して配設された弁座形成体と、前記弁体を前記
弁座形成体に当接する方向に付勢する弁ばねと、前記電
磁コイルを内蔵するハウジングとを備え、前記電磁コイ
ルを励磁すると、前記アーマチュアが前記固定子側に前
記ロッドと共に往動し、前記弁体が前記弁座形成体から
離座することにより入口孔と出口孔とを連通し、前記電
磁コイルを非励磁とすると、前記弁ばねのばね力により
前記ロッドは復動し、前記弁体を前記弁座形成体に着座
させることにより前記入口孔と前記出口孔とを遮断させ
るようにした電磁弁において、前記アーマチュアの一端
部にフランジ部を形成し、該フランジ部の両側に、前記
弁体と前記弁座形成体との間のバルブリフトより小さい
隙間を形成し得るように弾性材で成る衝撃緩和部材を配
して成る電磁弁、によって解決される。
【0007】または、電磁コイルと、該電磁コイルの中
心軸上に移動可能に配設されたアーマチュアと、該アー
マチュアに前記中心軸に沿って延在すべく固定されたロ
ッドと、該ロッドを摺動自在に嵌合させる固定子と、前
記ロッドの一端部として形成されるか、該一端部に別体
として固定される弁体と、該弁体に対向して配設される
弁座形成体と、前記弁体を前記弁座形成体に当接する方
向に付勢する弁ばねと、前記電磁コイルを内蔵するハウ
ジングとを備え、前記電磁コイルを励磁すると、前記ア
ーマチュアが前記固定子側に前記ロッドと共に往動し、
前記弁体が前記弁座形成体から離座することにより入口
孔と出口孔とを連通し、前記電磁コイルを非励磁とする
と、前記弁ばねのばね力により前記ロッドは復動し、前
記弁体を前記弁座形成体に着座させることにより前記入
口孔と前記出口孔とを遮断させるようにした電磁弁にお
いて、前記アーマチュアの一端部と前記固定子との間
に、及び他端部と、前記コイルハウジングに固定した取
付板との間に前記弁体と前記弁座形成体との間のバルブ
リフトより小さい隙間を形成し得るように弾性材で成る
衝撃緩和部材を配して成る電磁弁、によって解決され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、図1は第1の実施の形態であり、従来例
に対応する部分については同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0009】すなわち、本発明の実施の形態によれば、
固定子60とアーマチュア34’との間に図示する形状
のほゞH形状の弾性材、例えばゴムで成る衝撃緩和部材
20が固定子60の上端面、ボビン3の内周面及びハウ
ジング4の端部4aに取り付けられる。この衝撃緩和部
材20の開口はアーマチュア34’及びロッド5に対し
てわずかな隙間をおいており、アーマチュア34’とロ
ッド5の軸方向の移動を何ら妨げないものとする。ま
た、アーマチュア34’の下端部にはフランジ部34’
aが形成されており、これと衝撃緩和部材20の水平突
出部20bとの間には隙間l(エル)が形成されてお
り、電磁コイル2を励磁することにより、アーマチュア
34’は下方に吸引されるのであるが、この時には衝撃
緩和部材20の上端部20cとの間に同じ間隙l(エ
ル)を形成する。
【0010】本発明の実施の形態は以上のように構成さ
れるが、次にその作用について説明する。
【0011】電磁コイル2を励磁すると固定子60が磁
化されて、アーマチュア34’が吸引され、間隙lを移
動した後、衝撃緩和部材20に当接し、これを若干圧縮
する。これにより、ロッド5の端部はストッパ部材8の
上面8aに当接するが、この時には既に衝撃緩和部材2
0の圧縮により、大きな衝撃力を受けることはない。従
って衝撃音は従来に比べて大巾に減衰される。これによ
り入口孔Pと出口孔Qは連通する。また、電磁コイル2
に流す電流を遮断するとアーマチュア34’は上方に移
動する。これにより、段部aが段部bに従来は急激に衝
突していたのが、この時には衝撃緩和部材20の上端部
20cがフランジ部34’aにより、圧縮されることに
より、緩和されて当接する。従って、衝撃音は従来より
大巾に減少することができる。
【0012】以上のようにして電磁コイル2の励磁及び
非励磁により、ロッド5は往復動するが衝撃音は従来よ
り大巾に緩和され、更に速度を落としてロッド5の下端
部と弁体がストッパ部材8及び段部aとbとが当接する
ことにより、摩耗も大巾に減少させることができる。
【0013】図2は本発明の第2の実施の形態を示す
が、従来例に対応する部分については同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。すなわち、本実施の形
態によれば、ゴムで成る衝撃緩和部材は2つに分離さ
れ、一方71はキャップ70に一体成型されている。ま
た、他方72は固定子60の上面に固定されており、第
1の実施の形態と同様にアーマチュア34’の下面と隙
間lをおいている。またアーマチュア34’が下方に移
動して衝撃緩和部材72と当接し、これを若干圧縮した
時にはこのアーマチュア34’の上面と衝撃緩和部材7
1との間に同様に間隙lをおくように構成されている。
【0014】本実施の形態によっても第1の実施の形態
と同様に電磁コイル2への励磁、非励磁により、アーマ
チュア34’は往動かつ復動するが、この時に弁体すな
わち段部aと段部bとの間の衝撃及びロッド5の下端部
とストッパ部材8との間の衝撃を同様に緩和することが
出来、またこれらの寿命を長くすることができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本
発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0016】例えば、図1の実施の形態によれば、衝撃
緩和部材20はハウジング4の内端部4a及び固定子6
0の上端面に固定されたが、これに代えてアーマチュア
34’の下面に固定させるようにしてもよい。同様に第
2の実施の形態を表す図2において衝撃緩和部材72を
アーマチュア34’の下面に固定させるようにしてもよ
い。更にこの衝撃緩和部材20、71、72はゴムで成
るとしたが、これに代えて充分な弾性、柔軟性を有する
ものであれば、他の材質、例えばある種の合成樹脂やス
ポンジであってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明の電磁弁によれ
ば、頻繁な開閉にも拘らず、弁体及び弁座形成体の寿命
を長くすることができ、衝撃音を従来より小さくするこ
とができる。すなわち、油圧制御機器に用いられる場
合、音振を減少させ、シール部材の耐摩耗性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電磁弁の断面
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による電磁弁の断面
図である。
【図3】従来例の電磁弁の断面図である。
【符号の説明】
8 ストッパ部材 20 衝撃緩和部材 34’ アーマチュア 60 固定子 71 衝撃緩和部材 72 衝撃緩和部材 a 段部(シ−ル部) b 段部(シ−ル部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルと、該電磁コイルの中心軸上
    に移動可能に配設されたアーマチュアと、該アーマチュ
    アに前記中心軸に沿って延在すべく固定されたロッド
    と、該ロッドを摺動自在に嵌合させる固定子と、前記ロ
    ッドの一端部として形成されるか、該一端部に別体とし
    て固定される弁体と、該弁体に対向して配設された弁座
    形成体と、前記弁体を前記弁座形成体に当接する方向に
    付勢する弁ばねと、前記電磁コイルを内蔵するハウジン
    グとを備え、前記電磁コイルを励磁すると、前記アーマ
    チュアが前記固定子側に前記ロッドと共に往動し、前記
    弁体が前記弁座形成体から離座することにより入口孔と
    出口孔とを連通し、前記電磁コイルを非励磁とすると、
    前記弁ばねのばね力により前記ロッドは復動し、前記弁
    体を前記弁座形成体に着座させることにより前記入口孔
    と前記出口孔とを遮断させるようにした電磁弁におい
    て、前記アーマチュアの一端部にフランジ部を形成し、
    該フランジ部の両側に、前記弁体と前記弁座形成体との
    間のバルブリフトより小さい隙間を形成し得るように弾
    性材で成る衝撃緩和部材を配して成る電磁弁。
  2. 【請求項2】 電磁コイルと、該電磁コイルの中心軸上
    に移動可能に配設されたアーマチュアと、該アーマチュ
    アに前記中心軸に沿って延在すべく固定されたロッド
    と、該ロッドを摺動自在に嵌合させる固定子と、前記ロ
    ッドの一端部として形成されるか、該一端部に別体とし
    て固定される弁体と、該弁体に対向して配設される弁座
    形成体と、前記弁体を前記弁座形成体に当接する方向に
    付勢する弁ばねと、前記電磁コイルを内蔵するハウジン
    グとを備え、前記電磁コイルを励磁すると、前記アーマ
    チュアが前記固定子側に前記ロッドと共に往動し、前記
    弁体が前記弁座形成体から離座することにより入口孔と
    出口孔とを連通し、前記電磁コイルを非励磁とすると、
    前記弁ばねのばね力により前記ロッドは復動し、前記弁
    体を前記弁座形成体に着座させることにより前記入口孔
    と前記出口孔とを遮断させるようにした電磁弁におい
    て、前記アーマチュアの一端部と前記固定子との間に、
    及び他端部と、前記コイルハウジングに固定した取付板
    との間に前記弁体と前記弁座形成体との間のバルブリフ
    トより小さい隙間を形成し得るように弾性材で成る衝撃
    緩和部材を配して成る電磁弁。
JP17068598A 1998-06-03 1998-06-03 電磁弁 Pending JPH11344152A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001263522A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Smc Corp 電磁弁
KR102607989B1 (ko) * 2023-06-29 2023-11-30 (주)플로우웨이 저소음 솔레노이드밸브

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