JPH07786Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH07786Y2
JPH07786Y2 JP1987026571U JP2657187U JPH07786Y2 JP H07786 Y2 JPH07786 Y2 JP H07786Y2 JP 1987026571 U JP1987026571 U JP 1987026571U JP 2657187 U JP2657187 U JP 2657187U JP H07786 Y2 JPH07786 Y2 JP H07786Y2
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JP
Japan
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valve body
plunger
valve
diameter
pin
Prior art date
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JP1987026571U
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JPS63133675U (ja
Inventor
憲治 橋本
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は電磁弁に関するものであり、例えば、自動車用
空気通路切換弁等に利用される。
(従来の技術) 本考案に係る従来技術としては、実開昭55-132475号公
報に記載されたものがある。
この従来技術は、バルブシートの一方にスプリングの付
勢力によつて着座し、且つ他方に電磁力にによつて着座
するバルブを有する電磁弁に於いて、前記バルブが板バ
ネ体に保持されたバルブ基体に固定され、前記板バネ体
から延出する複数個の脚がその内側に配される自己張力
を有するリングによつて前記バルブを収容する室の壁に
圧接させられるようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) 従来この種の電磁弁は、コイルに通電されるとプランジ
ヤは励起されて動作を始め、コアに当接した時点で動作
を終わる。このプランジヤ動作時にプランジヤの運動エ
ネルギーの一部が音に変わる。このとき発生する音は音
圧が大きく、且つ高音になるため、耳障りであるという
問題があつた。また非通電時、プランジヤがスプリング
の付勢力によつて戻り、シール面に衝突するときも同様
である。このようにプランジヤ動作時の衝突音を低下さ
せるため、プランジヤの両面にゴム等、弾性部材を貼り
付け、ダンパ効果による音の緩和を行うことが多い(上
記引例にも同様に採用されている)。
しかしながら、プランジヤに厚みの大きい弾性部材を貼
り付けることは、コアとのギヤツプが大きくなり、それ
によつて電磁力が小さくなることになる。したがつて弾
性部材の厚みを増すことには限度があり、このため上記
した従来の電磁弁においては音を十分に低下させること
が困難であつた。
本考案は上記問題に鑑み、電磁力を低下させることな
く、プランジヤがコア及びシート面と衝突するときの音
を低下させることを、その技術的課題とするものであ
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
ハウジング内に配置されボビンに巻回された電磁コイル
と、ボビン内に固定されたコアと、コアと同軸的に配置
され軸方向に摺動可能なプランジャと、プランジャを弁
座に向かって付勢するスプリングとを備え、プランジャ
の移動によりバルブの切換えがなされる電磁弁におい
て、プランジャは、円筒状を呈し、コアの中心部に固着
されたピンに挿入されてガイドされ、プランジャの弁座
側端部に弁体接合部が設けられ、弁体接合部は内周周縁
にわたって突出する突出部と、突出部よりも弁座側に位
置するように突出部の内径よりも大きい内径をもつ大径
溝とを有し、電磁コイルへの通電時にピンと当接可能に
弁体接合部に弾性材料からなる弁体が接合され、弁体は
突出部の内周面に接触する内径部と、大径溝に接触する
大径部とを有し、弁体接合部の突出部の内径を、ピンの
弁体に当接する面径よりも大きく且つ弁座の弁体に着座
するシール面の面径よりも大きくしたことである。
(作用) 上記によつて、プランジヤは作動時、ピンにガイドされ
て摺動し、ピンの当接面及び弁座シール面に衝突する
が、プランジヤに接合された弾性材料からなる弁体によ
つて衝撃力が緩和され、同時に衝突時に発生する音を低
下させることができる。また弁体を接合したプランジヤ
の弁体接合部の内径は、弁体と当接するピンの面径及び
弁座シール面の面径よりも大きいため、弾性材料からな
る弁体のみでピン及び弁座シール面に当接するので弾性
材料の厚みを大きくしてもコアとのギヤツプが大きくな
らず、したがつて電磁力を低下させることなく、従来の
問題点が解消される。
又、弾性材料からなる弁体を直接プランジャの弁体接合
部に接合したので、弁体を剛体を介してプランジャに固
定する構造のものと比較して、剛体が存在しない分だけ
弁体の軸方向厚さを薄くすることが可能になる。
更に、プランジャの弁体接合部に突出部及び大径溝を設
け、その突出部,大径溝に弁体の内径部,大径部を夫々
接合したので、弁体を厚くすることなく弁体とプランジ
ャとの接合強度を向上させることができ、耐久性が向上
する。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づき説明する。
ハウジング1は非磁性材料からなりインレツトポート2,
アウトレツトポート3を有し、樹脂モールドされたハウ
ジング4とヨーク5を介して一体的にかしめ固定されて
いる。ハウジング4内にはボビン6に巻回された電磁コ
イル7,及びボビン6内にコア8が固定され、電磁コイル
7はリード線9,10に電気的に接続されている。
前記コア8の中心部には、非磁性材料からなるピン11が
圧入して固着されている。プランジヤ12はピン11に挿入
され、このピン11をガイド軸として摺動可能にし、比較
的大きな振動を受けても安定した作動が得られるように
している。またプランジヤ12は、スプリング13によつて
付勢され、非通電時弁座14に着座されている。
また前記プランジヤ12は、円筒状に形成された弁体接合
部12aを有し、この接合部12aにゴム等弾性材料からなる
弁体15が焼付成形にてプランジヤ12と一体的に接合され
ている。弁体接合部12aは、内周周縁に突出する内径A
を形成し、内径Aは前記ピン11が弁体15に当接する当接
面11aの面径Bよりも大きく、且つ弁座14のシール面の
面径Cよりも大きくしており、この弁体接合部12aを形
成したことにより弁体15を接合したプランジヤ12は、ピ
ン11の当接面11a及び弁座14に当接時、上記内径Aによ
り弾性材料からなる弁体15のみで当接するため、当接時
に発生する衝撃力が緩和され、また弁体15接合によりコ
ア8とのギヤツプが大きくならないようにしている。
上記によつて構成された電磁弁は、通電時、コア8が磁
化され、プランジヤ12はスプリング13の付勢力に打ち勝
つてコア8側に吸引されて移動する。この移動により弁
座14をシールしていた弾性材料からなる弁体14が弁座14
か離れる。このためアウトレツトポート3と、インレツ
トポート2が連通する。そして吸引されたプランジヤ12
の弁体15がピン11の当接面11aに当接する迄移動する。
このとき、プランジヤ12の衝撃力は弾性材料からなる弁
体15によつて緩和される。
また、通電が遮断されるとコア8の励磁がなくなるた
め、プランジヤ12がスプリング13の付勢力によつて押さ
れ、弁体15が弁座14に当接する迄移動し、弁座14はシー
ルされる。このとき、プランジヤ12の衝撃力は弁体15に
よつて緩和される。
このようにプランジヤ12の移動によつてピン11の当接面
11a,及び弁座14との当接時、弾性材料からなる弁体15の
衝撃吸収作用により、衝突音を低下させることができ
る。
〔考案の効果〕
以上の如く、コアの中心部にピンを固着してこのピンに
プランジヤを挿入し、プランジヤの摺動をガイドさせる
ことにより、外部からの比較的大きな振動を受けてもプ
ランジヤの作動を安定させるとともに、更にプランジヤ
に弁体接合部を設け、この接合部の内径をピンの面径お
よび弁座シール面の面径よりも大きくし、この接合部に
弾性材料からなる弁体を接合したことにより、プランジ
ヤ作動時、ピン及び弁座との当接によつて発生する衝撃
力を弁体のみで受けることになるため、衝撃力が吸収さ
れ、且つ衝突によつて発生する衝突音を大巾に低下させ
ることが可能である。
また、弾性材料からなる弁体を両面で弁座及びピンに当
接させることができることから、従来技術で行われてい
たプランジヤの両面にわたつて貼り付けられたゴム等の
厚みによつて、電磁力が低下するのを防止することも可
能である。
また、弾性材料からなる弁体を直接ブランジャの弁体接
合部に接合したので、弁体を剛体を介してプランジャに
固定する構造のものと比較して、剛体が存在しない分だ
け弁体の軸方向厚さを薄くすることが可能になる。
更に、ブランジャの弁体接合部に突出部及び大径溝を設
け、その突出部,大径溝に弁体の内径部,大径部を夫々
接合したので、弁体を厚くすることなく弁体とプランジ
ヤとの接合強度を向上させることができ、耐久性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案実施例による電磁弁の断面図である。 1,4……ハウジング,6……ボビン,7……電磁コイル,8…
…コア,11……ピン,11a……ピンの当接面,12……プラン
ジヤ,12a……弁体接合部,13……スプリング,14……弁
座,15……弁体,A……プランジヤの弁体接合部内径,B…
…ピン当接面の面径,C……弁座シール面の面径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に配置されボビンに巻回され
    た電磁コイルと、前記ボビン内に固定されたコアと、前
    記コアと同軸的に配置され軸方向に摺動可能なプランジ
    ャと、前記プランジャを弁座に向かって付勢するスプリ
    ングとを備え、前記プランジャの移動によりバルブの切
    換えがなされる電磁弁において、 前記プランジャは、円筒状を呈し、前記コアの中心部に
    固着されたピンに挿入されてガイドされ、 前記プランジャの弁座側端部に弁体接合部が設けられ、
    前記弁体接合部は内周周縁にわたって突出する突出部
    と、前記突出部よりも弁座側に位置するように前記突出
    部の内径よりも大きい内径をもつ大径溝とを有し、 前記電磁コイルへの通電時に前記ピンと当接可能に前記
    弁体接合部に弾性材料からなる弁体が接合され、前記弁
    体は前記突出部の内周面に接触する内径部と、前記大径
    溝に接触する大径部とを有し、 前記弁体接合部の突出部の内径は、前記ピンの弁体に当
    接する面径よりも大きく且つ前記弁座の弁体に着座する
    シール面の面径よりも大きくされてなることを特徴とす
    る電磁弁。
JP1987026571U 1987-02-25 1987-02-25 電磁弁 Expired - Lifetime JPH07786Y2 (ja)

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JPS63133675U JPS63133675U (ja) 1988-09-01
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