JPH08330130A - フラッパ型acソレノイド及び電磁弁 - Google Patents

フラッパ型acソレノイド及び電磁弁

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JPH08330130A
JPH08330130A JP13539995A JP13539995A JPH08330130A JP H08330130 A JPH08330130 A JP H08330130A JP 13539995 A JP13539995 A JP 13539995A JP 13539995 A JP13539995 A JP 13539995A JP H08330130 A JPH08330130 A JP H08330130A
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flapper
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博之 水野
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智彦 日比野
Hiroshi Yoshikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単にかつ安価に製造することがで
き、しかも耐久性及び吸引力に優れた小型のフラッパ型
ACソレノイドを提供すること。 【構成】 フラッパ型ACソレノイド2を構成するコア
25は、軸部28とその一端に形成された吸着部29と
からなる。巻線23は、軸部28の外周に巻回されてい
る。フラッパ19は、吸着部29の有する吸着面29a
に対向する位置に配置されている。環状の隈取りコイル
30は、吸着面29aに形成された取付凹部としての環
状取付溝31内に装着されている。吸着面29aの面積
は、軸部28の断面積よりも大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流を通電することに
よってフラッパをコアの吸着面に吸着させるように構成
したフラッパ型ACソレノイド、及びそれを使用した電
磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、交流によって駆動されるAC
ソレノイドとして、プランジャ型及びフラッパ型の2タ
イプが知られている。
【0003】図4には、従来におけるフラッパ型ACソ
レノイド41が例示されている。このACソレノイド4
1を構成する磁気フレーム42の上底面には、糸巻状の
ボビン43が固定されている。このボビン43の外周面
には、巻線44が巻回されている。ボビン43の貫通孔
43a内には、固定鉄心としての円柱状のコア45がそ
の下端面45aを突出させた状態で挿入されている。磁
気フレーム42の下端部には、下端面45aに相対する
位置に配置されたフラッパ46の一端が取り付けられて
いる。従って、このように構成されたACソレノイド4
1に通電がなされると、磁気フレーム42、コア45及
びフラッパ46を周回する磁束からなる磁気回路が形成
される。その結果、フラッパ46が下端面45aに吸着
される。また、交流を使用するこのACソレノイド41
の場合、唸り音発生防止用の略D字状の隈取りコイル4
7が、下端面45aに形成された直線状の取付溝48内
に装着されている。
【0004】一方、図5には、従来におけるプランジャ
型ACソレノイド51が例示されている。このソレノイ
ド51を構成する磁気フレーム52内には、巻線53が
巻回されたボビン54が収容されている。ボビン54の
貫通孔54aの上半分の領域には、円柱状のコア55が
挿入されている。貫通孔54aの下半分の領域には、円
柱状のプランジャ56が摺動可能に収容されている。従
って、このように構成されたACソレノイド51に通電
がなされると、磁気フレーム52、コア55及びプラン
ジャ56を周回する磁束からなる磁気回路が形成され
る。その結果、プランジャ56がコア55の下端面55
aに吸着される。また、このACソレノイド51におい
ても、唸り音発生防止用の環状の隈取りコイル57が、
下端面55aに形成された環状の取付溝58内に装着さ
れている。なお、このような取付溝58は、通常、細溝
加工によって形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のACソレノイド41,51には、以下のような問題が
ある。
【0006】図5のACソレノイド51において唸り音
発生防止を図るためには、巻数の多い大型の隈取りコイ
ル57を使用すればよいと考えられる。しかし、コア5
5の直径は巻線53の内径に制約を受けるため、大きな
隈取りコイル57を設けるスペースの確保が困難であ
る。また、隈取りコイル57の投影面積分だけ磁路断面
積が減少することになるため、プランジャ56を吸着す
る能力の低下が避けられない。以上の如く、唸り音発生
防止を図りつつ、吸着面積を確保するためには、隈取コ
イル57の大きさと当該隈取コイル57が装着される下
端面55a(吸着面)との面積比が問題となり、単に隈
取コイル57を大きくすることはできない。さらに、図
5のACソレノイド51においてコア55の小型化を図
るためには、取付溝58も同様に小さく形成する必要が
ある。しかし、この場合には被加工面である下端面55
aが狭くなるため、おのずと細溝加工の実施も困難にな
る。また、このような細溝加工を実施しようとすると、
コスト高を招いてしまう。
【0007】図4のACソレノイド41の場合、基本的
に直線状の溝加工で済むことから、環状の細溝加工を必
要とする図5のACソレノイド51に比べて、製造が容
易という利点がある。しかし、この構成であると、略D
字状の隈取りコイル47を装着したときに、隈取りコイ
ル47がコア45の半径方向に張り出してしまう。ゆえ
に、ACソレノイド41の小型化の障害となる。
【0008】また、両ACソレノイド41,51のコア
45,55の下端面45a,55aは、使用時において
フラッパ46やプランジャ56の衝撃に晒される。しか
し、両ACソレノイド41,51には隈取りコイル4
7,57が装着されていることから、その投影面積分だ
け下端面45a,55aの面積が少なくなっている。そ
のため、隈取りコイル47,57を持たないものに比べ
て、コア45,55の下端面45a,55aに早期に磨
耗・変形が起こりやすい。従って、コア45,55の耐
久性の向上が望まれている。
【0009】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、比較的簡単にかつ安価に製
造することができ、しかも耐久性及び吸引力に優れたフ
ラッパ型ACソレノイドを提供することにある。
【0010】また、本発明のさらなる目的は、低コス
ト、長寿命及び高性能な電磁弁を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、軸部とその軸部の一
端に形成された吸着部とからなるコアと、前記軸部の外
周に巻回された巻線と、前記吸着部の有する吸着面に対
向する位置に配置されたフラッパと、前記吸着面に形成
された取付凹部内に装着された隈取りコイルとを備えた
フラッパ型ACソレノイドであって、前記吸着面の面積
が前記軸部の断面積よりも大きいフラッパ型ACソレノ
イドをその要旨とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記取付凹部は、前記コアの中心軸線と直交する直
線状取付溝であるとした。請求項3に記載の発明は、請
求項1において、前記取付凹部は、前記コアの中心軸線
を中心として形成された環状取付溝であるとした。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1におい
て、前記取付凹部は、略D字状に切り欠かれた取付段部
であるとした。請求項5に記載の発明は、請求項1乃至
4のいずれか1項に記載のフラッパ型ACソレノイド
と、そのACソレノイドによって駆動される弁体を流体
流路内に備えた弁部とからなる電磁弁をその要旨として
いる。
【0014】
【作用】請求項1〜5に記載の発明によると、吸着面の
面積が軸部の断面積より大きく設定されているため、取
付凹部内に隈取りコイルを装着したときでも、磁路断面
積の減少を招くことはない。また、吸着面が大きくなる
ことによって、フラッパが当接する際の面圧も低下す
る。さらに、吸着部が被加工面となるため、軸部の直径
や巻線の内径に制約を受けることなく、取付凹部の設置
スペースを確保することができる。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明を電磁弁に具体化した一実施
例を図1(a)〜図1(c)に基づき詳細に説明する。
【0016】図1(a)に示されるように、本実施例の
電磁弁1は、フラッパ型ACソレノイド2及び弁部3と
いう2つの部分によって構成されている。弁部3を構成
するボディ4の内部には、第1及び第2の収容空間5,
6並びに第1〜第4の連通路7,8,9,10からなる
流体流路が形成されている。第1の収容空間5と第1の
ポート11とは、第1の連通路7によって連通されてい
る。第1の収容空間5と第2のポート12とは、第2の
連通路8によって連通されている。第1の収容空間5と
第3のポート13とは、第4の連通路10、第2の収容
空間6及び第3の連通路8によって連通されている。
【0017】第1の収容空間5の上壁には第1の弁座1
4が設けられ、第1の収容空間5の下壁には第2の弁座
15が設けられている。一対の対向する弁座14,15
間には、弁体としての弁シート16が移動可能に設けら
れている。この弁シート16の上面には、弁棒17が嵌
合されている。また、この弁シート16は、第1の収容
空間5内に配置されたバネ18によって常に第1の弁座
14側(図1(a) の上側)へ付勢されている。なお、前
記第2の収容空間6内には、可動鉄心としてのフラッパ
19と、そのフラッパ19の自由端上面を常に図1の下
側に付勢するバネ20とが収容されるようになってい
る。なお、このフラッパ19の中央部下面は、弁棒17
の上端面に当接している。
【0018】図1(a)に示されるように、前記フラッ
パ19の一方の端部は、本実施例のACソレノイド2を
構成する磁気フレーム21の下端に回動可能に固定され
ている。また、この磁気フレーム21の上底面には、糸
巻状のボビン22が固定されている。このボビン22の
外周面には、巻線23が巻回されている。このボビン2
2には、巻線23に通電を行うための受電端子24が突
設されている。磁気フレーム21の上面及びボビン22
には、それぞれ貫通孔21a,22aが形成されてい
る。両貫通孔21a,22a内には、固定鉄心としての
コア25が挿通されている。前記磁気フレーム21、ボ
ビン22、巻線23及びコア25は、ケース26内に収
容された状態で樹脂27によってモールドされている。
モールド用樹脂27の下面からは、磁気フレーム21及
びコア25の一部が露出している。また、ケース26の
側面からは、前記受電端子24の先端が突出している。
そして、このケース26は、前記ボディ4の上面に装着
されている。
【0019】次に、本実施例のACソレノイド2におけ
るコア25の形状について詳細に説明する。図1
(a),図1(c)に示されるように、実施例1のコア
25は、ボビン22内に挿入される断面円形状の軸部2
8と、その軸部28の下端に形成された同じく断面円形
状の吸着部29とによって構成されている。これらの軸
部28と吸着部29とは、鉄等の磁性材料によって一体
的に形成される。吸着部29の下端面29aとフラッパ
19の上端面とは、第2の収容空間6内において互いに
対向している。つまり、この吸着部29の下端面29a
は、通電時においてフラッパ19が当接する吸着面にな
っている。吸着面であるこの下端面29aの面積は、軸
部28の断面積(即ち、ボビン22内における磁路断面
積)よりも大きく設定されている。本実施例では、下端
面29aの面積は、軸部28の断面積の約9倍ほど確保
されている。また、このコア25の場合、前記吸着部2
9の直径は、巻線23の外径とほぼ等しくなるように設
定されている。吸着部29の直径をこのように設定した
理由は、吸着部29の大径化に伴うACソレノイド2の
大型化を回避するためである。
【0020】また、吸着部29の下端面29aには、隈
取りコイル30を嵌着するための取付凹部として、コア
25の中心軸線C1 を中心とする環状取付溝31が形成
されている。この環状取付溝31内には、環状の隈取り
コイル30が嵌着されている。なお、本実施例において
使用される隈取りコイル30の内径は、軸部28の直径
よりもいくぶん大きい。従って、環状取付溝31の内側
領域32の面積も、軸部28の断面積よりも大きい。即
ち、環状取付溝31及び隈取りコイル30は、軸部28
が投影される領域よりも外側の領域に存在している。
【0021】次に、上記のように構成された電磁弁1の
作用効果を説明する。電磁弁1のACソレノイド2に受
電端子24を介して通電がなされると、磁気フレーム2
1、コア25及びフラッパ19を周回する磁束からなる
磁気回路が形成される。この結果、コア25側にフラッ
パ19が吸引され、コア25の下端面29aにフラッパ
19の上端面が当接する。すると、上側に移動した弁シ
ート16が第1の弁座14に当接することによって、流
体流路の連通状態が切り換わる。また、ACソレノイド
2への通電を止めると、磁気回路が消失することによっ
て、フラッパ19が元の位置に復帰する。その結果、弁
棒17がフラッパ19によって下側に押圧されることに
より弁シート16が第2の弁座15に当接し、流体流路
の連通状態が元の状態に切り換わる。
【0022】さて、本実施例のACソレノイド2では、
吸着面である下端面29aの面積及び環状取付溝31の
内側領域32の面積が、ともに軸部28の断面積より大
きく設定されている。このため、環状取付溝31内に隈
取りコイル30を嵌着したときでも、磁路断面積の減少
を招くことがない。従って、隈取りコイル30を持たな
いものと同程度またはそれ以上のフラッパ吸引力を得る
ことができる。
【0023】また、吸着部29に環状取付溝31が設け
られるこのACソレノイド2の場合、軸部28の直径
(あるいは巻線23の内径)に制約を受けることなく、
環状取付溝31を形成することができる。従って、環状
取付溝31の設置スペースの確保がそれほど困難ではな
くなり、大きな隈取りコイル30の使用も可能となる。
よって、唸り音の発生を確実に防止することができる。
さらに、環状取付溝31の設置スペースの確保が容易に
なる結果、環状取付溝31を形成する際の溝加工の困難
性も小さくなる。それゆえ、従来装置(図4参照)に比
べて小型のACソレノイド2及び小型の電磁弁1を容易
にかつ安価にACソレノイド2を製造することができ
る。従って、電磁弁1の低コスト化を図ることができ
る。
【0024】また、このACソレノイド2の構成である
と、吸着面であるコア25の下端面29aの面積が大き
いことから、面圧の低下を図ることができ、当該部分に
磨耗・変形が起こりにくくなる。よって、従来に比較し
てコア25の耐久性を向上させることができる。 〔実施例2〕図2(a)〜図2(c)には、実施例2の
電磁弁33が示されている。ここでは、実施例1の電磁
弁1と相違する部分の構成を中心に説明する。なお、共
通する部分の構成については同一の部材番号を付す代わ
りに、その詳細な説明を省略する。
【0025】この電磁弁33を構成するACソレノイド
34のコア25は、実施例1と同じく軸部28と吸着部
29とからなる。吸着面である吸着部29の下端面29
aには、取付凹部としての1本の直線状取付溝35が形
成されている。前記直線状取付溝35は、コア25の中
心軸線C1 と直交している。そして、このような直線状
取付溝35内には、板材をD字状に折曲形成された隈取
りコイル36の直線部分が嵌着されている。なお、下端
面29aの面積は軸部28の断面積よりも大きくなるよ
うに設定され、吸着部29の直径は巻線23の外径より
ひとまわり小さくなるように設定されている。
【0026】以上のように構成された実施例2の電磁弁
33についても、実施例1と同様の作用効果を奏するこ
とは明らかである。特に、この構成であると、単なる直
線状の溝加工によって、取付凹部35である直線状取付
溝を形成することができる。よって、実施例1に比較し
て、さらなる製造容易化及び製造コストの低減を達成す
ることができる。 〔実施例3〕図3(a)〜図3(c)には、実施例3の
電磁弁37が示されている。ここでも、実施例1,2の
電磁弁1,33と相違する部分の構成を中心に説明す
る。なお、共通する部分の構成については同一の部材番
号を付す代わりに、その詳細な説明を省略する。
【0027】この電磁弁37を構成するACソレノイド
38のコア25は、実施例1,2と同じく軸部28と吸
着部29とからなる。吸着面である吸着部29の下端面
29aには、D字状の隈取りコイル36に相当する形状
を持つ、D字状の取付段部39が切り欠き形成されてい
る。そして、このような取付段部39には、隈取りコイ
ル36が嵌着されている。なお、下端面29aの面積は
軸部28の断面積よりも大きくなるように設定され、吸
着部29の直径は巻線23の外径とほぼ等しくなるよう
に設定されている。
【0028】以上のように構成された実施例3の電磁弁
37についても、実施例1,2と同様の作用効果を奏す
ることは明らかである。特に、この構成であると、取付
段部39の加工にやや手間がかかる反面、隈取りコイル
36を突出させることなくコア25に装着することがで
きるという利点がある。従って、実施例2に比べてより
小型化を達成することができる。
【0029】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)吸着部29の断面形状は必ずしも円形状である必
要はなく、例えば多角形状や楕円形状等のその他の形状
であってもよい。
【0030】(2)実施例2において直線状取付溝35
を2本形成し、それらに対して各々D字状の隈取りコイ
ル36を嵌着してもよい。この構成であると、唸り防止
効果をよりいっそう向上させることができる。
【0031】(3)コア25に嵌着される隈取りコイル
30,36として、環状やD字状以外のものを使用する
ことも勿論可能である。 ここで、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほか
に、前述した実施例及び別例によって把握される技術的
思想をその効果とともに以下に列挙する。
【0032】(1) 軸部と、その軸部の一端に形成さ
れた吸着部と、前記吸着部の吸着面に形成された隈取り
コイル装着用の取付凹部とを備え、かつ前記吸着面の面
積が前記軸部の断面積よりも大きい、フラッパ型ACソ
レノイド用のコア。この構成であると、小型化、製造容
易化、低コスト化、耐久性向上及び吸引力向上を達成す
ることができる。
【0033】(2) 技術的思想(1) において、前記取
付凹部を、前記コアの中心軸線と直交する直線状取付溝
とすること。この構成であると、製造容易化、低コスト
化、耐久性向上及び吸引力向上を達成することができ
る。
【0034】(3) 技術的思想(1) において、前記取
付凹部を、前記コアの中心軸線を中心とする環状取付溝
とすること。この構成であると、製造容易化、低コスト
化、耐久性向上及び吸引力向上を達成することができ
る。
【0035】(4) 請求項1乃至5において、前記吸
着部は円筒状であり、その直径は前記巻線の外径以下で
あること。この構成であると、小型化を達成できる。 なお、本明細書中において使用した技術用語を次のよう
に定義する。
【0036】「隈取りコイル: 交流を用いたACソレ
ノイドにおける唸り音の発生を防止するために装着され
るコイルをいう。」
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4に記
載の発明によれば、比較的簡単にかつ安価に製造するこ
とができ、しかも耐久性及び吸引力に優れた小型のフラ
ッパ型ACソレノイドを提供することができる。請求項
2に記載の発明によれば、よりいっそうの製造容易化及
び製造コストの低減を達成することができる。請求項4
に記載の発明によれば、よりいっそうの小型化を達成す
ることができる。また、請求項5に記載の発明によれ
ば、低コスト、長寿命及び高性能な電磁弁を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1の電磁弁の正断面図、(b)
はフラッパ型ACソレノイド部分の底面図、(c)はコ
アの部分斜視図。
【図2】(a)は実施例2の電磁弁の正断面図、(b)
はフラッパ型ACソレノイド部分の底面図、(c)はコ
アの部分斜視図。
【図3】(a)は実施例3の電磁弁の正断面図、(b)
はフラッパ型ACソレノイド部分の底面図、(c)はコ
アの部分斜視図。
【図4】(a)は従来のフラッパ型ACソレノイドの正
断面図、(b)はその底面図、(c)はコアの部分斜視
図。
【図5】(a)は従来のプランジャ型ACソレノイドの
正断面図、(b)はその底面図、(c)はコアの部分斜
視図。
【符号の説明】
1,33,37…電磁弁、2,34,38…フラッパ型
ACソレノイド、3…弁部、16…弁体としての弁シー
ト、19…フラッパ、23…巻線、25…コア、28…
軸部、29…吸着部、29a…吸着面としての下端面、
30,36…隈取りコイル、31…取付凹部としての円
形状取付溝、35…取付凹部としての直線状取付溝、3
9…取付凹部としての取付段部、C1 …コアの中心軸
線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部(28)とその軸部(28)の一端に
    形成された吸着部(29)とからなるコア(25)と、 前記軸部(28)の外周に巻回された巻線(23)と、 前記吸着部(29)の有する吸着面(29a)に対向す
    る位置に配置されたフラッパ(19)と、 前記吸着面(29a)に形成された取付凹部(31,3
    5,39)内に装着された隈取りコイル(30,36)
    とを備えたフラッパ型ACソレノイド(2,34,3
    8)であって、 前記吸着面(29a)の面積が前記軸部(28)の断面
    積よりも大きいフラッパ型ACソレノイド。
  2. 【請求項2】前記取付凹部(35)は、前記コア(2
    5)の中心軸線(C1 )と直交する直線状取付溝である
    請求項1に記載のフラッパ型ACソレノイド。
  3. 【請求項3】前記取付凹部(31)は、前記コア(2
    5)の中心軸線(C1 )を中心として形成された環状取
    付溝である請求項1に記載のフラッパ型ACソレノイ
    ド。
  4. 【請求項4】前記取付凹部(39)は、略D字状に切り
    欠かれた取付段部である請求項1に記載のフラッパ型A
    Cソレノイド。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフ
    ラッパ型ACソレノイド(2,34,38)と、そのA
    Cソレノイド(2,34,38)によって駆動される弁
    体(16)を流体流路内に備えた弁部(3)とからなる
    電磁弁。
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