JPH0138892Y2 - - Google Patents

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JPH0138892Y2
JPH0138892Y2 JP16487783U JP16487783U JPH0138892Y2 JP H0138892 Y2 JPH0138892 Y2 JP H0138892Y2 JP 16487783 U JP16487783 U JP 16487783U JP 16487783 U JP16487783 U JP 16487783U JP H0138892 Y2 JPH0138892 Y2 JP H0138892Y2
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core
stopper
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movable
movable core
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JP16487783U
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JPS6073207U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、比例ソレノイドの改良に関するもの
である。
例えば、実開昭57−20109号公報に、可動鉄心
に作用する電磁吸引力が可動鉄心と固定鉄心の離
間距離に拘わらず励磁コイルへの通電量に比例し
たものとなる比例ストローク範囲をもつた比例ソ
レノイドが記載されている。上記比例ソレノイド
は、第1図に示すように、電磁吸引力により可動
鉄心1を吸着する下部固定鉄心2における吸着面
3のまわりに、可動鉄心1が挿嵌される環状壁4
を設け、該可動鉄心1と固定鉄心2との間及び可
動鉄心1と環状壁4との間に作用する電磁吸引力
の合成力によつて可動鉄心1に励磁コイル5への
通電量に比例した電磁吸引力が作用する比例スト
ローク範囲、即ち第2図の吸引力特性図における
有効ストロークL1をもたせたもので、可動鉄心
1の端面にはストロークL2に等しい厚さの非磁
性体金属からなるストツパ6を設け、それによつ
て可動鉄心がストロークL2の部分に入るのを阻
止し、ストロークL1の範囲のみで可動鉄心1に
通電量に比例した吸引力が作用するようにしてい
る。
而して、上記比例ソレノイドにおいては、可動
鉄心1が完全に静止した状態から動き出そうとす
ると、可動鉄心1と静止したままの上部固定鉄心
7との間に比較的大きな静止摩擦抵抗が作用し、
そのため可動鉄心1はコイル5への通電量の変化
がある程度以上にならないと動き出すことができ
ずに静止したままの状態を保ち、これによりコイ
ル5への通電量と可動鉄心1のストロークとの間
に適正な比例関係が得られない。これを避けるた
め、通常、上記比例ソレノイドにおいては、デイ
ザーによつて可動鉄心1の摩擦抵抗を低減させ、
即ち励磁コイル5にパルス状の駆動電流を流して
可動鉄心1を強制的に振動させ、可動鉄心1を小
さな動摩擦抵抗だけが作用する浮遊状態となし、
それにより可動鉄心1が応答良くスムーズに動く
ようにして、コイル5への通電量の変化が僅かで
あつてもその変化に対応するようにしている。
しかるに、上記比例ソレノイドにおいては次の
ような問題がある。
即ち、上記比例ソレノイドにおいて、可動鉄心
1がストロークL1の範囲内にある場合には、吸
引力Fと平衝させるためにプツシユロツド8を介
して伝えられる力f(復帰ばねの反力やバランス
用流体圧の作用力等)についてのばね定数K1が、
第3図に示すように、比較的小さな値を採り、そ
のため上記デイザー効果が有効に作用し、吸引力
Fの変化ΔFに対してストロークΔL1の範囲にお
いて微振動することになる。しかしながら、電磁
吸引力の増大あるいは上記力fの低下に伴つて可
動鉄心1がストツパ6に当接したストロークエン
ドにおいては、ストツパ6のばね定数K2がそれ
までのばね定数K1より著しく大きいため、両者
は剛接的に当接することになり、上記デイザー効
果がほとんど期待できない状態になる。
本考案の技術的課題は、可動鉄心が比例ストロ
ーク範囲における可動鉄心側のストロークエンド
に位置する場合においてもデイザー効果の低減を
防止することにある。
上記課題を解決するため、本考案の比例ソレノ
イドは、上記従来の比例ソレノイド、即ち、可動
鉄心に作用する電磁吸引力が可動鉄心と固定鉄心
の離間距離に拘わらず励磁コイルへの通電量に比
例したものとなる比例ストローク範囲を有し、デ
イザーによつて上記可動鉄心の摩擦抵抗を低減さ
せたソレノイドにおいて、可動鉄心が上記比例ス
トローク範囲を越えて固定鉄心に吸引されるのを
阻止するストツパを、デイザー効果の低下を抑制
する弾性体によつて形成することにより構成され
る。
上記本考案の比例ソレノイドにおいては、可動
鉄心が固定鉄心側のストロークエンドにおいても
固定鉄心に対して剛接的に当接することなく、弾
性体からなるストツパにより弾性的な変位が可能
な状態に当接しており、そのためストロークエン
ドにおいても可動鉄心はデイザー効果が有効に発
揮され、これにより固定鉄心は励磁コイルへの通
電量の僅かな変化によつても応答良く比例制御さ
れる。
このような本考案の比例ソレノイドによれば、
ストツパによつて可動鉄心と固定鉄心とが剛接的
に当接するのが回避され、それにより当接時の騒
音の発生を防止できるだけでなく、両者の損傷を
防止して長寿命化を図ることができ、且つそれに
より長期にわたつて吸引力特性を良好な状態に維
持することができるという本考案に特有の効果が
得られる。
以下に本考案の実施例を図面を参照しながら詳
細に説明する。
本考案をスプール弁のソレノイドに適用した第
4図において、11は比例ソレノイド、12はそ
れによつて駆動される弁部であり、比例ソレノイ
ド11におけ下部固定鉄心13の吸着面14に先
端をエツジ状とした環状壁15を形設し、励磁コ
イル16への通電に伴つて可動鉄心17と固定鉄
心13との間及び可動鉄心17と環状壁15との
間に発生する電磁吸引力の合成力により、その通
電量が一定である場合には、第2図に示すよう
に、ストロークL1の範囲(比例ストローク範囲)
内において可動鉄心17に作用する吸引力が一定
となり、且つ可動鉄心17にコイル16への通電
量に比例した吸引力が作用するようにしている。
さらに、上記固定鉄心13における吸着面14に
弾性体によつて環状に形成したストツパ19を接
着固定し、上記ストツパ19の厚さを第2図に示
したストロークL2+βに設定すると共に、該ス
トツパ19のばね定数K3(第3図参照)を、励磁
コイル16への通電量を最大とした場合に両鉄心
13,17間に挟まれたストツパ19が上記スト
ロークβ分だけ圧縮されるように設定している。
なお、可動鉄心17がストツパに当接しない比
例ストローク範囲にある場合には、第3図に示す
ように、可動鉄心17に前記と同様のばね定数
K1が作用することになる。
また、上記弁部12は、ボデイ21におけるス
リーブ22内に軸方向に摺動可能に嵌挿したスプ
ール23を備え、該スプール23を軸方向に変位
させることにより、供給ポート24に通じる供給
路25、出力ポート26に通じる出力路27、及
び排出ポート28に通じる排出路29間の流体流
路を切換えるように構成している。即ち、スプー
ル23が第4図に示した左行ストローク端に位置
する場合には、供給路25が閉鎖されると共に出
力路27と排出路29が連通し、またスプール2
3が上記位置から一定距離だけ右行すると、供給
路25と出力路27が連通すると共に排出路29
が閉鎖され、而して上記供給路25と出力路27
の連通量はスプール23の右行ストローク量に対
応したものとなる。
上記スプール23の駆動はその両端に作用する
力の平衝によつて行われる。即ち、上記駆動を行
うため、スプール23の一端にはプツシユロツド
31を介して可動鉄心17を連結し、また該スプ
ールの他端にスプリング32を縮設すると共に、
該スプール23の端部に形設したフイードバツク
圧力室33をフイードバツク路34によつて出力
路27と連通させ、これにより、可動鉄心17に
作用する電磁吸引力と、スプリング32の付勢力
及びフイードバツク圧力室33内の流体による付
勢力との合力を平衝させている。
なお、図中、37は上部固定鉄心、38は磁路
を形成するフレーム、39はモールド樹脂カバー
を示している。
上記構成の弁においては、第4図の非通電状態
から励磁コイル16へ通電すると、その通電量に
応じたストロークだけ可動鉄心17がスプール2
3と一体的に右行する。ここで、通電量を最大と
すれば、可動鉄心17はその端面でストツパ19
を圧縮して右行ストロークエンドに至る。
而して、可動鉄心17が弾性体からなるストツ
パ19に当接した右行ストローク端にあつては、
そのストツパ19のばね定数K3が、第3図に示
すように、従来のストツパ6のばね定数K2に比
して著しく小さく、そのため可動鉄心17には右
行ストローク端においてもデイザー効果が有効に
作用し、通電量の変化が僅かであつても可動鉄心
が応答良く変位する。
上記ストツパとしては各種の構成のものを用い
ることができ、例えば第5図あるいは第6図に示
すように、上記ストロークβに相当する圧縮しろ
を備えた板ばねからなるストツパ51、あるいは
一巻き程度のコイルばねからなるストツパ52を
用いることができる。また、上記ストツパは可動
鉄心に固定することもできる。
さらに、第7図に示すように、ストツパとして
コイルばねを用い、そのストツパ53をスプール
23とボデイ21との間に設けることもでき、こ
の場合には、スプール23のばね座面30と圧縮
前のストツパ53との間の距離を上記ストローク
L1−βに設定すると共に、そのストツパ53の
ばね定数を復帰用のスプリング32のそれよりも
比較的大きなものとして、最大通電量における該
ストツパ53の圧縮しろを上記βに設定すればよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の部分断面図、第2図は吸引力
特性図、第3図はばね定数特性図、第4図は本考
案の実施例の断面図、第5図〜第7図は本考案の
それぞれ異なる実施例の部分断面図である。 13……固定鉄心、16……励磁コイル、17
……可動鉄心、19,51,52,53……スト
ツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動鉄心に作用する電磁吸引力が可動鉄心と固
    定鉄心の離間距離に拘わらず励磁コイルへの通電
    量に比例したものとなる比例ストローク範囲を有
    し、デイザーによつて上記可動鉄心の摩擦抵抗を
    低減させたソレノイドにおいて、可動鉄心が上記
    比例ストローク範囲を越えて固定鉄心に吸引され
    るのを阻止するストツパを、デイザー効果の低下
    を抑制する弾性体によつて形成したことを特徴と
    する比例ソレノイド。
JP16487783U 1983-10-25 1983-10-25 比例ソレノイド Granted JPS6073207U (ja)

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JP16487783U JPS6073207U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 比例ソレノイド

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JP16487783U JPS6073207U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 比例ソレノイド

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JPS6073207U JPS6073207U (ja) 1985-05-23
JPH0138892Y2 true JPH0138892Y2 (ja) 1989-11-21

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JP2006222199A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Isuzu Motors Ltd 比例ソレノイド及びそれを用いた流量制御弁
JP2007120630A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Aisin Aw Co Ltd ソレノイドバルブ

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