JPS6141123B2 - - Google Patents

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JPS6141123B2
JPS6141123B2 JP53137559A JP13755978A JPS6141123B2 JP S6141123 B2 JPS6141123 B2 JP S6141123B2 JP 53137559 A JP53137559 A JP 53137559A JP 13755978 A JP13755978 A JP 13755978A JP S6141123 B2 JPS6141123 B2 JP S6141123B2
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JP
Japan
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recess
movable
core
iron core
fixing member
Prior art date
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Expired
Application number
JP53137559A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5563809A (en
Inventor
Tsuneji Takahashi
Naoki Funato
Keiichi Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanmei Electric Co Ltd filed Critical Sanmei Electric Co Ltd
Priority to JP13755978A priority Critical patent/JPS5563809A/ja
Publication of JPS5563809A publication Critical patent/JPS5563809A/ja
Publication of JPS6141123B2 publication Critical patent/JPS6141123B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は固定部材とこれに対して進退する可
動鉄心と該可動鉄心を作動させるために電磁コイ
ルを備える電磁石に関するものである。
そして、この発明の目的とするところは、前記
可動鉄心が進退する場合に固定部材に対して可動
鉄心が衝突することを予め防止することができ、
これによつて可動、固定両部材の破損、消耗を少
なくしてそれを長寿命で使用することができ、ま
た可動鉄心が固定部材に衝突するこにより発生す
る大きな衝激音を予め発生し難くしておくことに
よつて、音による公害をを予め防止し得るように
した電磁石を提供することを目的とする。
また他の目的は、固定部材に対して可動鉄心が
進退移動する場合、特にその吸引動作において大
きな吸引力が維持できるようにし、その上上記の
目的をも達成し得るようにした極めて画期的な電
磁石を提供することを目的とする。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1は周知の如く磁性材で形成される固定部
材、2は直流の電磁コイル、3aは固定部材1に
カシメ手段などにより固定されている円板ヨー
ク、3bは反対側に位置する可動鉄心部ヨーク3
cは自体の両端をカシメ手段により両ヨーク3
a,3bに連結固定させている円筒ヨークを示
す。5は内部を図において左右方向への進退を自
在にされている可動鉄心、7は該鉄心5に貫装し
て固定ピン7′により一体的に連結された可動鉄
心案内軸で、非磁性材料で形成されると共にメタ
ル3a,8bによつて進退動を自在に支承されて
おり、上記可動鉄心5の外周に巻回位置させた電
磁コイル2への通電により可動鉄心5を回定部材
1側へ吸引移動させるべく構成している。しかし
て前記可動鉄心5の端部5aは直角端面となつて
おり、前記固定部材1の可動鉄心5側への対向面
端部には、該可動鉄心5が所定の間隙gを保持し
て挿入する環状内壁9aを持つ凹所9を形成して
いる。又この凹所9の奥部における底面9bも直
角面として、可動鉄心5の直角面5aをこの凹所
9に進入させた際この固定部材1と可動鉄心5の
各円筒面を相対向さて、前記電磁コイル2への一
定電流通電時に可動鉄心5が固定部材1側へ吸引
移動されるその吸引力をこの可動鉄心5が前記凹
所9内に進入した際略々一定となる様に構成する
のである。
尚、前記ヨーク3bにおける鉄心5の外周に位
置する筒部材3bにおいて、その前記固定部材1
に向かう端面とこの固定部材1との間には所要の
間隙が設けられている。又、11はコイル2に連
なる電源供給用のリード線、12は可動鉄心5の
一端側に配設された非磁性体からなるストツパ、
13は可動鉄心5の他端側に配設された非磁性体
からなるスペーサで、該発心5の端面5aが必要
以上に固定部材1の底面に近付かないようにした
ものである。。14は鉄心5のストロークが大き
くなるに伴なつて遂次、力が小さくなるような附
勢手段として例示するばねを示す。
次に前記した本願特徴をなす所定ストローク範
囲内において吸引力がほぼ一定となるための固定
部材1の可動鉄心5に対する形状について詳述す
る。固定部材1はその先端円柱状の可動鉄心5を
受け入れ得るような凹所9を有し、該凹部9の外
周囲は先細り状のテーパー部15で形成され、固
定部材1の各寸法は次の様な関係が得られるのが
好ましい。
すなわち、 w/W=0〜0.2 l/L=0.6〜1.0 ここでw:固定部材のテーパー部先端の半径方
向の鉄心厚さ W:固定部材のテーパー部基部の半径方向
の鉄心厚さ l:固定部材のテーパー部の軸方向の鉄心
長さ L:固定部材の凹所の軸方向の深さ である。
尚電磁石の吸引力特性の実験例は第4図および
第5図に示される。(ここで第5図は第4図とは
可動鉄心のストロークが異る例についての実験例
である)。これらの図から明らかな如くl/Lが
0.6〜1.0のものはほぼ水平な吸引力特性が得ら
れ、l/Lがそれ以外のものは水平な吸引力特性
が得られない。また第4図および第5図の実験例
ではd/D=0.8及びw/W=0.1の例であるが、
w/Wが0.02〜0.2の範囲内であれば、上記と同
様な水平吸引力が得られる。尚、dは凹所9にお
ける内周直径、Dは固定部材1の外周直径であ
る。
更に電磁石の吸引力特性の実験例は第7図およ
び第8図に示される。これならの図から明らかな
如く、第7図においたw/Wが0〜0.2のものは
ほぼ水平な吸引力特性が得られ、w/Wがそれ以
上のものは水平な吸引力特性が得られない。また
第8図において、d/Dが0.75〜0.85のものはほ
ぼ水平な吸引力特性が得られ、d/Dがそれ以外
のものは水平な吸引力特性が得られないここが理
解される。
尚第4図および第5図に示される一点鎖線21
は通常知られているテーパープランジヤ(本例と
同程度の大きさのもの)を備えたソレノイドの特
性の一例を示し、これに対し本例のものは大きな
吸引力を得ている。また第4図、第5図および第
7図、第8図に示すストロークHは前記固定部材
1における凹所9の深さLとほぼ等しくなつてお
り、またH′は前述した非磁性体13の厚さであ
り、非磁性体13がないときには可動鉄心5がこ
のH′の分さらに固定部材1に接近して吸引力特
性が急激に増大してばね14の力と吸引力とバラ
ンス性が悪くなるとともに残留吸引力が大となる
ので、電磁コイルを消磁したときに復帰させるた
めの前記ばね14のばね力を増大する必要があ
り、非磁性体13はこれを防止するために設ける
ものである。
第6図は第5図のl/L=0.8、w/W=0.1、
d/D=0.8のときのコイルの電流を種々変化
させた例である。この場合にはばね負荷が前述の
如く22で示される条件のとき、このばね負荷2
2と各吸引力特性が各交点23で均合い位置を示
し、その均合い位置は所定ストローク範囲内(実
用区間)においてコイル電流の増加に伴なつて可
動鉄心5が固定部材1に近づいた位置に変化する
ことが理解される。
次に作動について説明する。第1図に示した状
態は電磁コイル2に通電しない非通電時の状状態
である。斯くしてこの状態から電磁コイル2へあ
る電流値で通電すると、該電磁コイル2は励磁さ
れて可動鉄心5を固定部材1側へ吸引移動させ
る。前記可動鉄心5を移動させる吸引力は可動鉄
心5を固定部材1の凹所9内において前述の如く
略々一定となるので通電する電流値に対応して、
ある位置でばね14とバランスし、このバランス
位置でその移動を停止させられることになる。
(第6図参紹)即ち可動鉄心5の直角端面5aが
固定部材1の凹所9における環状内壁9aに進入
するまでは僅かなストロークの変化でも磁力の数
の変化は著るしく、発生する力は大きいのである
が、可動鉄心5が固定部材1の凹所9に進入すれ
ば、凹所9内における固定部材1と可動鉄心5の
間に生ずる磁力線φ(第3図参紹)は可動鉄心の
進入に従つてほぼ一定割合で増加してゆくので、
従つてその吸引力は一定となるのである。即ち電
流値をパラメーターとした吸引力とストロークと
の関係が第6図に示した如くなり可動部材5が所
定以上ストロークすれば、それ以上固定部材1側
に近づいても、吸引力はそれ以上大きくならず水
平吸引力となり、電流値のみの変化により可変
となるのである。即ち可変の電流値以外はすべ
て設計により所定値に設定されるもので一定であ
るから電流値を変化させない限りその吸引力は
一定となるのである。斯くてこの電流値を越え
ることによりの水平吸引力は任意に得られるの
で、所定の電流値を選択することにより所定の
ストローク位置で前記ばね14と力のバランスさ
せ、このバランス位置で可動鉄心5を停止させら
れる。
即ち、前記ばね14は圧縮される程その弾発力
は大きくなるので可動鉄心5は所定の位置にまで
移動すると前記した吸引力と弾発力とがつり合う
ことになるので可動鉄心5はバランスした位置で
停止することになる。このことは、固定部材1に
対する可動鉄心5の衝突を予め防止するのに投立
ち、しかも従来発生していた騒音(衝激音)の防
止にもなる。又可動鉄心5の直角端面5aが固定
部材1の垂直な面に接近すれば軸方向にも磁力線
φ′(第3図参紹)が通ることになり、前述の如
く吸引力が急激に立上るようになるが、可動鉄心
がこれ以上固定部材へ接近しないようにしてお
り、吸引力の急激な立上り部分を使用しないよう
にストロークを制限している。
尚、第9図に示されるように電磁石のコイル2
と電源スイツチSWとの間に抵抗Rとコンデンサ
CのCR回路を入れると、電流の立上りが第1
0図のようにゆるくなる。即ち前記吸引力がゆつ
くりと増加することとなり、可動鉄心はばねとの
均合う位置に停止し、大電流時などの行き過ぎに
よる激しい衝突はない。
尚、前記可動鉄心5と連結した軸7の先端には
例えば図示外の弁体を付設するとよい。この場
合、該弁体が油などの通過量を制御する弁箱の中
に納められている周知の弁体である場合には、そ
の弁の開口度の値を途中において任意に選定する
など油通過量の調節に投立つ。
以上詳述さる如く本発明による具体的構成によ
れば電磁コイルへの一定電流通電時に可動鉄心を
固定部材側へ吸引移動させるその吸引力をこの可
動鉄心が固定部材の凹所に進入することにより
略々一定となる優れた特長がある。これにより一
定電流値を通電した時にこの電流値に対応して吸
引力と該吸引力に対抗する力とが所定の位置でつ
り合い可動鉄心を所定の位置にまで吸引移動させ
た後に該位置で正確に停止させる事が出来るので
あり、その上所期の目的を達成することができる
画期的効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
電磁石の断面図、第2図は要部の各寸法を説明す
る拡大図の略示図、第3図は要部断面図の略示
図、第4図及び第5図は固定部材の寸法比l/L
を変化させたときの吸引力―ストローク特性図、
第6図は電磁コイルの電流を変化させたときの吸
引力―ストローク特性図、第7図および第8図は
固定部材の寸法比w/Wおよびd/Dを変化させ
たときの吸引力―ストローク特性図、第9図は回
路図、第10図は電流対時間特性図。 5…可動鉄心、2…電磁コイル、1…固定部
材、9…凹所、15…テーパー部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定部材先端における円注状可動鉄心との対
    向面には凹所を設け、電磁コイルに通電して可動
    鉄心を固定部材の凹所に吸引させる電磁石におい
    て、前記固定部材の外周に位置する部材は、自体
    の外周面にテーパー部が形成されて先細り状とな
    るように構成し、しかもこのテーパー部の先端の
    半径方向の厚さwとテーパー部の基部の半径方向
    の厚さWとの比w/Wを0〜0.2とするととも
    に、テーパー部軸方向の長さlと凹所の軸方向の
    深さLとの比l/Lを〜0.6〜1.0とし、さらに固
    定部材の凹所の内周直径dと固定部材の外周直径
    Dとの比d/Dを0.75〜0.85とし、この凹所内に
    おける所定ストローク範囲内において可動鉄心に
    作用する吸引力を電磁コイルに通電する一定電流
    に対してほぼ一定となる如く構成し一方、上記可
    動鉄心には、ストロークが大きくなるに伴なつ
    て、逐次、力が小さくなるような附勢手段を付
    し、電磁コイルへの電流を増減することにより固
    定部材に対する可動鉄心の位置を定め得るように
    したことを特徴とする電磁石。
JP13755978A 1978-11-08 1978-11-08 Electromagnet Granted JPS5563809A (en)

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JP13755978A JPS5563809A (en) 1978-11-08 1978-11-08 Electromagnet

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Families Citing this family (4)

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JPS611697Y2 (ja) * 1980-07-30 1986-01-21
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JP2007055521A (ja) 2005-08-26 2007-03-08 Advics:Kk ブレーキ制御用電磁弁

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JPS5256449Y2 (ja) * 1971-12-29 1977-12-20

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JPS4926828A (ja) * 1972-07-07 1974-03-09

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