JP2524659Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2524659Y2
JP2524659Y2 JP1990031569U JP3156990U JP2524659Y2 JP 2524659 Y2 JP2524659 Y2 JP 2524659Y2 JP 1990031569 U JP1990031569 U JP 1990031569U JP 3156990 U JP3156990 U JP 3156990U JP 2524659 Y2 JP2524659 Y2 JP 2524659Y2
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元裕 高見
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば空気流量制御用ソレノイドバルブ
等に用いられるソレノイドに関し、特に異音対策の技術
に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のソレノイドとしては、たとえば第3図
に示すような構成となっている。すなわち、コイル100
を備えた筒状のソレノイド本体101の一方の開口部に磁
性体のセンタポスト102が挿入固定されている。一方、
ソレノイド本体101の他方の開口部に磁性体のプランジ
ャ103が往復動自在に挿入されていて、ソレノイド本体1
01を励磁することによってプランジャ103をセンタポス
ト102端面に磁気吸引するようになっている。
そして、プランジャ103がセンタポスト102に衝突する
際の衝撃を緩和するために、従来からプランジャ103の
端面に緩衝ゴム104が設けられていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、緩衝ゴム
104を設けているものの、作動音対策としては十分では
なかった。特に、ソレノイドに断続的に電流を流して制
御するデューティ制御を行なうものでは、プランジャ10
3が10Hz以上の周波数で駆動されており、プランジャ103
とセンタポスト102との衝突音が耳障りな振動音とな
る。
本考案は、上記した従来技術の課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、プランジャ
がセンタポストに衝突する際の作動音を効果的に低減し
得るソレノイドを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、コイ
ルを備えた筒状のソレノイド本体の内径部の一方の側に
固定される磁性体のセンタポストと、前記ソレノイド本
体の内径部の他方の側に往復動自在に挿入される磁性体
のプランジャと、このプランジャの一方の端面が弁体と
して当接する弁座と、制御する流体の流路とを備え、ソ
レノイド本体を励磁することにより、プランジャを弁座
から離接させて前記流路を開閉する電磁弁において、プ
ランジャの往復動方向に貫通する貫通孔を設けた前記プ
ランジャと、この貫通孔の内壁面略中央部に密着固定さ
れ、該貫通孔の空間を軸方向に2分する可撓性膜部材
と、前記センタポスト端面から前記貫通孔内に挿入さ
れ、プランジャがセンタポスト端面方向に移動する際に
先端部が前記可撓性膜部材に当接するロッドとを備えた
ことを特徴とする。
但し、前記可撓性膜部材は、一方の端部にセンタポス
ト端面と当接する緩衝部と他方の端部に前記弁座の座面
と当接するシール部を有する円筒状の可撓性部材の内壁
面略中央部に一体的に設けられ、この円筒状の可撓性部
材を前記プランジャの貫通孔に配設することも好適であ
る。
(作用) 而して、可撓性膜部材とロッドはプランジャがコイル
励磁によりセンタポストに吸引される途中で接触し、可
撓性膜部材が撓むことにより衝突力を緩和する。また、
流体の脈動等により流路内に発生する圧力変化に対し可
撓性膜部材が撓んで流体により加わるプランジャの往復
動方向の力を吸収する。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第
1図および第2図は本考案の一実施例に係るソレノイド
が用いられたソレノイドバルブを示している。図におい
て、1は筒状のソレノイド本体を示しており、その内部
にコイル2が収納されている。そして、ソレノイド本体
1の一方の開口部には磁性体のセンタポスト3が挿入固
定され、他方の開口部には磁性体のプランジャ4が往復
動自在に挿入されている。この実施例ではソレノイド本
体1がバルブの弁箱5に一体的に組付けられており、プ
ランジャ4が挿入されるソレノイド本体1の開口部は弁
箱5内に開口しており、プランジャ4が弁体として機能
する。
一方、弁箱5内には上記プランジャ4と対向するよう
に弁座6が設けられていて、プランジャ4の反センタポ
スト側の端面が接離自在となっており、プランジャ4と
センタポスト3間に介装されるスプリング7によってプ
ランジャ4は常時弁座6に対して押圧され、閉弁状態と
なっている。そして、ソレノイド本体101のコイル2を
励磁することによりプランジャ4がセンタポスト3側に
磁気吸引され、弁座6から離間して開弁するようになっ
ている。弁箱5には上記弁座6に開口する第1流路8
と、弁箱5の側面に開口する第2流路9とが設けられて
いる。
そして、プランジャ4には軸方向に貫通する貫通孔10
が設けられていて、この貫通孔10の中途部位に貫通孔10
内の空間を図中上下に2分する可撓性膜部材としてのゴ
ム膜11が設けられている。このゴム膜11の外径端はプラ
ンジャ4の貫通孔10内周に密に固着される円筒ゴム部12
に一体的に連結されており、円筒ゴム部12の一端はプラ
ンジャ4の弁座側端面の貫通孔10の開口縁を縁取るよう
に環状のシールゴム部13となっている。また、円筒ゴム
部12の他端はプランジャ4のセンタポスト側端面の貫通
孔10の開口縁を縁取るように環状の緩衝ゴム部14となっ
ている。
一方、センタポスト3の端面には、上記プランジャ4
の貫通孔10内に挿入されるロッド15が設けられている。
このロッド15はセンタポスト3端面に当接する側の端部
にフランジ部16が設けられた断面T字状の部材で、フラ
ンジ部16がセンタポスト3の端面に設けられた凹部17に
嵌め込まれている。一方、ロッド15の先端はプランジャ
4が弁座6に当接している状態でゴム膜11との間に隙間
を介して対向している。
また、上記スプリング7は、一端がこのロッド15のフ
ランジ部16に係合し、他端がゴム膜11の外周縁に係合し
ている。そしてロッド15はこのスプリング7のばね力に
よってセンタポスト3の端面に押圧固定されている。
上記構成のソレノイドバルブにあっては、コイル2に
通電していない状態では第1図に示すようにスプリング
7のばね力によってプランジャ4が弁座6に対して押圧
され、閉弁状態になっている。この時、シール面はシー
ルゴム部13によってシールされている。
そして、コイル2に通電して励磁すると、プランジャ
4がセンタポスト3に磁気吸引され、スプリング7のば
ね力に抗してセンタポスト3側に移動し、弁座6から離
れて開弁する。そして、ゴム膜11とロッド15は、プラン
ジャ4がセンタポスト3に吸引される途中で接触し、第
2図に示すようにゴム膜11が撓む。このゴム膜11の撓み
によってプランジャ4の運動エネルギが吸収され、セン
タポスト3に衝突する際の衝突力が緩和される。その後
プランジャ4がセンタポスト3端面に当ることにより適
正なストローク量を得ることができる。
このソレノイドバルブは、種々の使い方ができるが、
特にソレノイドに断続的に電流を流して周期的にオン・
オフさせるデューティ制御により流量を制御する場合の
作動音低減に効果的である。もっとも単なるオン・オフ
制御の際の作動音低減にも効果があることはもちろんで
ある。また、第1流路8または第2流路9から流入する
流体は、ポンプ等で搬送される場合に発生する脈動等に
より流路内に発生する圧力変化に対しゴム膜11が撓んで
流体により加わるプランジャ4の往復動方向の力を吸収
するので、プランジャ4が流体の脈動に影響さることな
く作動される。
特に、プランジャ4が弁座6の方向に移動して流路を
閉じる場合においては、流体の脈動によりプランジャ4
による弁座6の閉鎖タイミングが遅れる傾向にあり、デ
ューテイ制御の精度が悪化することがあるが、ゴム膜4
によりその影響が低減される。
また、この実施例ではソレノイドをソレノイドバルブ
に用いる場合を例にとって説明したが、ソレノイドバル
ブに限るものではなく、種々の装置のアクチュエータと
して利用することができる。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、プラ
ンジャに設けた貫通孔に可撓性膜部材を設け、プランジ
ャ吸引時にセンタポストに設けたロッドを可撓性膜部材
に接触させて撓ませるようにしたので、この膜部材の撓
みによって衝撃力を緩和することができ、より一層の作
動音の低減を図ることができると共に、流路内に発生す
る圧力変化に対し可撓性膜部材が撓んで流体により加わ
るプランジャの往復動方向の力を吸収するので、プラン
ジャが流体の脈動に影響さることなく作動されより正確
なデューテイ制御を行うことが可能となる。
円筒状の可撓性部材の内壁面略中央部に一体的に可撓
性膜部材を設けることで、円筒状の可撓性部材が緩衝部
とシール部及び膜部材を備えた多機能部材となり、部品
構成が簡略化される。また、可撓性膜部材のプランジャ
に対する固定が容易になり、しかも固定位置を容易に定
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るソレノイドの要部縦断
面図、第2図は第1図のソレノイドの作動状態を示す要
部縦断面図、第3図は従来のソレノイドの要部縦断面図
である。 符号の説明 1……ソレノイド本体、2……コイル 3……センタポスト、4……プランジャ 5……弁箱、6……弁座 7……スプリング 8,9……第1,第2流路 10……貫通孔 11……ゴム膜(可撓性膜部材) 12……円筒ゴム部、13……シールゴム部 14……緩衝ゴム部、15……ロッド 16……フランジ部、17……凹部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを備えた筒状のソレノイド本体の内
    径部の一方の側に固定される磁性体のセンタポストと、
    前記ソレノイド本体の内径部の他方の側に往復動自在に
    挿入される磁性体のプランジャと、このプランジャの一
    方の端面が弁体として当接する弁座と、制御する流体の
    流路とを備え、ソレノイド本体を励磁することにより、
    プランジャを弁座から離接させて前記流路を開閉する電
    磁弁において、 プランジャの往復動方向に貫通する貫通孔を設けた前記
    プランジャと、 この貫通孔の内壁面略中央部に密着固定され、該貫通孔
    の空間を軸方向に2分する可撓性膜部材と、 前記センタポスト端面から前記貫通孔内に挿入され、プ
    ランジャがセンタポスト端面方向に移動する際に先端部
    が前記可撓性膜部材に当接するロッドとを備えたことを
    特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】前記可撓性膜部材は、一方の端部にセンタ
    ポスト端面と当接する環状の緩衝部と他方の端部に前記
    弁座の座面と当接する環状のシール部を有する円筒状の
    可撓性部材の内壁面略中央部に一体的に設けられ、この
    円筒状の可撓性部材を前記プランジャの貫通孔に配設す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
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