JP2000257741A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

Info

Publication number
JP2000257741A
JP2000257741A JP11062357A JP6235799A JP2000257741A JP 2000257741 A JP2000257741 A JP 2000257741A JP 11062357 A JP11062357 A JP 11062357A JP 6235799 A JP6235799 A JP 6235799A JP 2000257741 A JP2000257741 A JP 2000257741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
core
side stopper
stopper
magnetic gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11062357A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Watanabe
恭敏 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Tosok Corp filed Critical Nidec Tosok Corp
Priority to JP11062357A priority Critical patent/JP2000257741A/ja
Publication of JP2000257741A publication Critical patent/JP2000257741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたって弁体の動作性能を維持するこ
とできる電磁弁を提供する。 【解決手段】 プランジャ15を吸引するコア7内にコ
ア側ストッパ21を設け、その先端位置をプランジャ1
5に対向する吸引面7bより後退させる。プランジャ1
5に、吸引面7bと対向する端面15aからコア7内に
突出するプランジャ側ストッパ22を設ける。プランジ
ャ15がコア7に吸引されたとき、コア7内部でプラン
ジャ側ストッパ22をコア側ストッパ21に当接させ、
コア7とプランジャ15との間に所定寸法L1の磁気ギ
ャップを確保させる。プランジャ側ストッパ22に高い
耐衝撃性の確保が可能であり使用期間中の破損が防止で
きる。また、プランジャ側ストッパ22とコア側ストッ
パ21に窒化処理を施し、摩耗による磁気ギャップの変
化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本考案は、例えば自動車の自
動変速装置の油圧回路に用いられる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁弁としては、例えば
図3に示したものがある。この電磁弁は、略円筒形状の
金属製の本体1の一方の開口部に、フィルタ2を収容す
るとともに流入ポートAを形成するノズル3がカシメ固
定されている。本体1の内部には、ボビン4とコイル5
とからなるソレノイド6が収容されている。本体1の他
方の開口部にはボビン4内に突出するコア7が一体形成
されたコアプレート8がカシメ固定されている。ソレノ
イド6のボビン4内には、ノズル3側に位置する底部に
油の流入孔9が開口するシート部10が形成されたヨー
ク11が内嵌されており、ヨーク11の周壁には、流入
ポートA、流入孔9を通った油を本体1の周壁に設けら
れたドレンポートXへ通流させるための通流口12が設
けられている。ヨーク11の内部には、底部側に非磁性
材料からなるガイド部材13が圧入されており、このガ
イド部材13に弁体14の一端側が摺動自在に支持され
る一方、ガイド部材13から露出する弁体14の他端側
はプランジャ15に圧入されている。
【0003】前記コア7の中心部には、コア7に螺嵌す
るアジャスタ16によって閉鎖された孔7aが穿設され
ている。孔7a内には、アジャスタ16とプランジャ1
5との間に、ソレノイド6が非励磁状態(図示した状
態)にあるとき、弁体14をシート部10に押圧し前記
流入孔9を閉鎖状態とするリターンスプリング17が縮
設されている。またプランジャ15のコア7側の端部に
は、厚さ0.1〜0.15ミリのステンレス材からなる
ドーナツ板状のシム18が一体に設けられている。シム
18は、ソレノイド6の励磁に伴いプランジャ15がコ
ア7に吸引されたときコア7の吸引面に当接し、コア7
の吸引面とプランジャ15の端面との間に磁気ギャップ
を形成するものであって、シム18の存在により、ソレ
ノイド6が非励磁状態となった直後の在留磁気がプラン
ジャ15に及ぶことが防止される。これにより、ソレノ
イド6に例えばデューティ信号を供給し、プランジャ1
5の往復運動により弁体14を開閉駆動させる際には、
弁体14に高い応答性が確保できるようになっている。
なお、プランジャ15のストロークは、ガイド部材13
とコア7との間に介装された非磁性材料からなる円筒状
のカラー19によって調整されている。これは電磁弁を
組み立てる際、予め番手設定された互いに高さの異なる
複数種の中から最も適したものを選ぶことにより行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た電磁弁においては、コア7とプランジャ15との間に
磁気ギャップを形成するシム18が薄板状であることか
ら、使用期間の経過に伴い摩耗や変形等により破損が生
じ、その結果、弁体14の応答性が低下するとともに、
プランジャ15すなわち弁体14のストローク量が変化
してしまう場合があった。無論、かかる不具合の発生
は、シム18に十分な厚みが確保できれば解消できる
が、シム18の厚みは磁気ギャップと等しいため確保可
能な厚みが制限されている。かかることから、長期にわ
たって弁体14の応答性やストローク量といった動作性
能を維持することが難しかった。
【0005】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、長期にわたって弁体の動作性能を
維持することできる電磁弁の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、ソレノイドの励磁に伴い
コアに生じる吸引力とスプリングの反発力とにより往復
するプランジャを介して弁体を開閉駆動する電磁弁にお
いて、前記コアに、前記プランジャの端面と対向する吸
引面より前記プランジャの吸引方向へ後退した当接部を
設ける一方、前記プランジャに、前記端面より突出する
とともに前記当接部に当接して前記吸引面と前記端面と
の間に磁気ギャップを形成する別部材からなるストッパ
を一体的に設けたものとした。
【0007】かかる構成において、コアの吸引面とプラ
ンジャの端面の磁気ギャップは、プランジャの端面から
のストッパの突出量によって決まる。ここで、ストッパ
は、プランジャの端面と対向する吸引面よりプランジャ
の吸引方向へ後退したコアの当接部と当接離間するもの
であることから、プランジャの動作方向に沿うストッパ
の寸法は、前記磁気ギャップの寸法とは無関係に大きく
設定することができる。したがって、その寸法を大きく
設定することによってストッパには高い耐衝撃性が確保
できる。
【0008】また、請求項2の発明にあっては、前記当
接部と前記ストッパとの双方の当接部分に窒化処理を施
したものとした。かかる構成においては、当接部とスト
ッパとの当接部分における耐摩耗性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、図3に示したものと同
様に自動車の自動変速装置の油圧回路に用いられる電磁
弁を示す図であり、図2は、通電状態における図1の要
部を示す拡大図である。
【0010】すなわち、図1及び図2に示すように、本
実施の形態の電磁弁においては、本体1にカシメ固定さ
れたコアプレート8と、ボビン4内に突出するコア7と
が別部材によって構成されている。コア7の中心部に穿
設された孔7aには、内側から圧入されカシメ固定され
たコア側ストッパ21によって閉鎖されている。孔7a
内におけるコア側ストッパ21の端部は、プランジャ1
5の端面15aと対向するコア7の吸引面7bよりもプ
ランジャ15の吸引方向へ後退しており、コア側ストッ
パ21によって本発明の当接部が構成されている。
【0011】一方、ガイド部材13の外周には油を通入
させる溝13aが形成されており、ガイド部材13には
弁体14の一端側が摺動自在に支持されている。プラン
ジャ15は、弁体14の他端部が圧入された第1の取付
穴15bと、コア7と対向した端面15aに開口する第
2の取付穴15cとを有した断面略H形状に形成されて
おり、第2の取付穴15cには、孔7a内部に突出する
プランジャ側ストッパ22が圧入されている。プランジ
ャ側ストッパ22は非磁性材料によって形成されてお
り、図2に示すように、ソレノイド6が励磁されプラン
ジャ15がコア7に吸引された状態においては、コア7
の孔7a内部においてコア側ストッパ21に当接するこ
とによって、コア7の吸引面7bとプランジャ15の端
面15aとの間に、所定寸法L1(本実施の形態では
0.1〜0.15ミリ)の磁気ギャップを確保する。す
なわちプランジャ側ストッパ22は本発明のストッパで
あるとともに、コア7の孔7aに収容されたリターンス
プリング17を支持する支持部材としても機能してい
る。そして、弁体14、ヨーク11、コア側ストッパ2
1、プランジャ側ストッパ22には窒化処理が施されて
いる。なお、これ以外の構成については、図3に示した
ものと同様であるため、同一の符号を付して説明を省略
する。
【0012】以上の構成からなる本実施の形態において
は、プランジャ側ストッパ22はプランジャ15と別部
材であるため、製造時には、プランジャ15の端面15
aからの突出量が互いに異なる番手設定された複数種の
コア側ストッパ21を予め用意しておき、例えばコア7
の吸引面7bとコア側ストッパ21の端部との段差寸
法、及びプランジャ15における第2の取付穴15cの
深さ寸法を基準として所定のプランジャ側ストッパ22
を適宜選択することにより前述した磁気ギャップの寸法
L1(図2参照)を容易に設定することができる。
【0013】ここで、プランジャ側ストッパ22は、コ
ア7の孔7a内において吸引面7bよりプランジャ15
の吸引方向へ後退した位置でコア側ストッパ21に当接
するものであるため、プランジャ側ストッパ22には、
磁気ギャップの寸法Lとは無関係にプランジャの動作方
向に沿う寸法L2の設定が可能である。したがって、本
実施の形態のように、プランジャ側ストッパ22の前記
寸法L2を大きくすることにより、プランジャ側ストッ
パ22に高い耐衝撃性を確保することができる。よっ
て、使用期間の経過に伴いプランジャ側ストッパ22が
破損するといった事態を未然に回避し、コア7とプラン
ジャ15との間の磁気ギャップ、及び弁体14のストロ
ーク量を一定に維持する、すなわち動作性能を維持する
ことが可能である。
【0014】しかも、本実施の形態においては、コア側
ストッパ21とプランジャ側ストッパ22とを窒化処理
が施された部材としたことから、双方の当接部分には高
い耐摩耗性が確保されている。よって、使用期間の経過
に伴う摩耗度合が小さく、摩耗による磁気ギャップの変
化が微小とすることにより、より一層長期にわたって弁
体14の動作性能が維持できる。
【0015】なお、本実施の形態においては、コア7に
取り付けられたコア側ストッパ21が本発明の当接部と
して機能するものを示したが、これに限らず、例えばコ
ア7にコア側ストッパ21に相当する部分を一定形成す
るようにしてもよい。但し、その部分に、前述したよう
に高い耐摩耗性を確保する場合には、コア7全体を窒化
処理せざるを得ずコスト高となる。したがって、そのよ
うな場合に比べると本実施の形態においては、別部材で
あるコア側ストッパ21を用いることにより低コスト化
が図れるという利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にお
いては、コアとプランジャとの間に確保する磁気ギャッ
プの寸法が、プランジャに設けられたストッパの突出量
により決まり、かつストッパには高い高い耐衝撃性を確
保することができるようにした。よって、使用期間が経
過してもストッパが破損するようなことがなく、コアと
プランジャとの間の磁気ギャップ、及び弁体のストロー
ク量を一定に維持することができ、長期にわたって弁体
の動作性能を維持することが可能となる。
【0017】また、請求項2の発明においては、当接部
とストッパとの当接部分における耐摩耗性が向上するよ
うにしたことから、当接部分の摩耗による磁気ギャップ
の変化を微小とすることにより、より一層長期にわたに
弁体の動作性能の維持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】ソレノイドが通電された状態を示す図1の要部
拡大図である。
【図3】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
6 ソレノイド 7 コア 7b 吸引面 10 シート部 11 ヨーク 14 弁体 15 プランジャ 15a 端面 17 リターンスプリング 21 コア側ストッパ(当接部) 22 プランジャ側ストッパ(ストッパ) L1 磁気ギャップの寸法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドの励磁に伴いコアに生じる吸
    引力とスプリングの反発力とにより往復するプランジャ
    を介して弁体を開閉駆動する電磁弁において、 前記コアに、前記プランジャの端面と対向する吸引面よ
    り前記プランジャの吸引方向へ後退した当接部を設ける
    一方、前記プランジャに、前記端面より突出するととも
    に前記当接部に当接して前記吸引面と前記端面との間に
    磁気ギャップを形成する別部材からなるストッパを一体
    的に設けたことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記当接部と前記ストッパとの双方の当
    接部分に窒化処理を施したことを特徴とする請求項1記
    載の電磁弁。
JP11062357A 1999-03-09 1999-03-09 電磁弁 Pending JP2000257741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11062357A JP2000257741A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11062357A JP2000257741A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000257741A true JP2000257741A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13197796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11062357A Pending JP2000257741A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000257741A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031853A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Denso Corp 燃料噴射弁
WO2012086936A2 (en) * 2010-12-21 2012-06-28 Unick Corporation Gas control unit for boiler
JP2013130265A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Denso Corp 電磁弁装置およびその組み立て方法
JP2013144998A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Denso Corp 電磁弁

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031853A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Denso Corp 燃料噴射弁
WO2012086936A2 (en) * 2010-12-21 2012-06-28 Unick Corporation Gas control unit for boiler
KR101160467B1 (ko) 2010-12-21 2012-06-28 주식회사 유니크 보일러용 가스제어장치
WO2012086936A3 (en) * 2010-12-21 2012-09-07 Unick Corporation Gas control unit for boiler
CN103270372A (zh) * 2010-12-21 2013-08-28 优尼克株式会社 锅炉用气体控制装置
US8814131B2 (en) 2010-12-21 2014-08-26 Unick Corporation Gas control unit for boiler
JP2013130265A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Denso Corp 電磁弁装置およびその組み立て方法
JP2013144998A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Denso Corp 電磁弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6848669B2 (en) Electromagnetic fluid controller
KR100521552B1 (ko) 전자 밸브
JP4022857B2 (ja) 電磁弁装置
JP2002195438A (ja) 電磁弁
EP1008790A1 (en) Duty driving solenoid valve
JP2015094415A (ja) 電磁弁
JP3781948B2 (ja) 電磁弁
JP4275307B2 (ja) 比例電磁弁
KR100723859B1 (ko) 전자석 밸브
JP2003301962A (ja) 高圧対応型電磁弁
JP2007109470A (ja) 電磁継電器
JP2000257741A (ja) 電磁弁
JP4022855B2 (ja) 電磁弁装置
JPH01242884A (ja) 電磁弁
JPH10213254A (ja) 電磁弁
JP7161095B2 (ja) 永久磁石内蔵型ソレノイド
JP2002357279A (ja) 電磁弁およびその可動コア組付固定方法
JP3175204B2 (ja) エンジン吸排気用電磁駆動バルブ
JP4535962B2 (ja) ラッチ式電磁弁
JPH04145268A (ja) 球状弁体のプランジャへの圧入・固定方法
JP2000045932A (ja) ソレノイドポンプ装置
JPH1078155A (ja) 高耐久型電磁弁
JPH01234672A (ja) 電磁弁
JPH09310650A (ja) 燃料噴射弁
JP2000049011A (ja) ソレノイド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080701